君たちの大学は男女平等?

2023年02月07日 09時21分13秒 | つれづれなるままに
2/4にあったNHK「マイケル・サンデルの白熱教室」の表題です。
この番組は面白い。 何にが良いの悪いのと結論を出すわけじゃなく、「皆で考えよう」というスタンスが好きです。昨年の秋以来ですかね、また新しいシリーズが始まった。録画予約を処理してる中で「おっまた始まるんじゃん」と気付き、早速予約、録画を昨日観た次第。
今回は「ジェンダー」がテーマ。 米国、中国、日本のTOP大学の学生十数名を前に、サンデルさんが議論を進める。
最後に問いかけた論点から書きます。「女子学生に聞きたい。皆さんは高学歴である事を公にしたくないと思う経験をしたことがありますか?」。(数年前上野 千鶴子先生が東大入学式で行った祝辞が引用されたのには驚き)  この問いに日本の女子学生は全員「Yes」と回答。米国中国の学生は1人も手を挙げなかった。
これが現実、日本ってヤバくないですか。そういう自分、振り返ってみると多少なりとも僕の中にもそんな感覚があるんですね。こんな古い文化を払拭できないでいると、国そのものがガラパゴス化していって、他国から相手にされなくなるんじゃないでしょうか。
そして一つ前の論点 「大学受験でクウォーター制(女子枠を別途儲ける。東工大が今年から採用)を採用することは平等なのか否か」。 
僕は なかなか変わらん日本だから強引に外から状況を変える圧力が必要、その意味で有期(例えば10年間)を前提にクウォーター制もいいのではと考えますが、どうですか。 女性が社会の重要地位にどんどん出てこれるようにせんとまずいですよ。

今ある政府要人の発言が問題になってますが、「言語道断」ですよ。 そういう文化を(ほんの欠片でも)持ってる人は排斥されて当然でしょう。 そういう人が国の将来を決めて行く首相答弁文章を作ってると考える方が気持ち悪いことじゃないですか。

   「マイケル・サンデルの白熱教室」の次週予告はこちら   
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4 コメント

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固定概念! (でん)
2023-02-08 09:02:50
昭和世代の僕はこれが決まりだと思い込んでいた。が、最近の色々な問題提議について、頭では理解しようとしているが、行動レベルまでいかない。とすると、有期限であれ、いろんな制度を変える行動が出てきているのは当然のことと思う。
賛否両論の中、一歩踏み込んだ施策はやるべき時だと思う。
固定観念は×、動的平衡です (岳)
2023-02-08 09:38:51
でんさん おはようございます。「変化しなかったらおかしい」と考えちゃうクセが必要なんでしょう。「止まってるようなら気持ち悪く感じる」くらいでないと。
僕だって「社会は男が作ってきた」、「女に任せて大丈夫?」みたいなの有りますよ。でも世の中半分は女性ですからね。もっと厳密に言うと、中間的な人もいて。そんな「多様」が相手を認め、みんなで協力してやっていく社会を模索せんといかんのでしょう。みんながしたいようにできる社会ね。理想かもしれないが、模索してみないことには始まらない。。
今議論の「少子化、子育て」問題は「生まれた子どもはその家庭の財産じゃなく、社会の財産」と考える文化形成が必要な時に来てるんだと見てます。
良い番組でしたね (同権論者)
2023-02-09 10:59:01
スタジオ狭しと動き回って,学生達に考えさせる教授の熱意には感じ入りました。
中国では全く男女平等の意見には,習近平体制のもとでテレビ放映を意識している部分も有りと思われる所もありました。
さて、東工大のクオータ制導入ですが、入学試験は一人の人間としての競争であると思っていますので、性別による優先枠はいかがかなと思います。女子学生全てが優先枠で入学できた人と始終扱われることもあろうかと思われます。
理系の女子学生を増やす必要性は理解できます。
これには、まず、人の意識の改革と社会の改革が必要です。入試の前の子ども時代に遡って,そこら辺からのとりくみが必要です。
我が母校では私の入学時から男女隔離政策が有りました。1年と2年の時に女子ばかりのクラスでした。女子ばかりのクラスでは「物理」の時間がなく、その代わり「家庭科」を履修させらえました。
個人的には卒業後に時間がたってから参考書などを読んで見ましたが、なんともったいない時間だったなと惜しい気持でした。
進学校として多くの学生を一流大学に合格させるべく模索したのでしょうが、多くの女子高生の機会均等の芽を積んだことは確かです。
今回のテレビを見てそんなことを思い出しました。

政治家としての議員数の女性枠は大いに必要です。
にわとりか卵か でしょう (岳)
2023-02-09 12:08:09
同権論者さん 僕と貴女で大きな差はないと理解した上で。 母校の話は50年以上も前の話、むしろ「戦後すぐ」と見ればまだ良かった方かもよ。
そこで「クウォーター制」ですよ。「社会文化の変革が先」とおっしゃるようですが、結局「にわとりが先か、卵が先か」の論になるのでは。「人側(社会)が先に変わって」もわかりますが、今の日本に限れば「そんなこと言ってちゃ、いつまでも・・・・」じゃないでしょうか。あんな政府要人がいる国ですよ。
だから僕は「有期で」と条件付けて「クウォーター制」で行きましょう と考えるんです。あらゆる組織、制度で採用したらいいんです。実績ができれば当たり前になるんとちがいますか。これが近道ですよ。

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