a vacant mind

虚無と音楽

与えてくれた

2015-11-29 | Diary
あの人は去っていった
それでも有難かった
わたしを生かしてくれた
わたしにも人並みの感情があるんだと気づかせてくれた
人間らしさはいつも欠けてはいるのですが
死のうとしていた頃でしたし
かたちはどうであれ救いだったかもしれません
わたしをつなぎとめてくれた
なんでもない会話がこんなにも気持ちを楽にさせてくれる
孤独であることが日常でしたから当たり前が非日常だった
あの人はいま幸せだろうか?
わたしのときは静かに暮れようとしています
絶望の晴れ間から顔を覗かせたようです
絶望もまたわたしの日常として受け止めています
わたしはわたしを幸せにできなかったようです
与えることができないのですから当然でしたね
細やかにいまを生きてはいます
多くを望まなくなりました
寿命も考えさせられています
なんとしても生きなければとは思いませんが
なんとか生きられるまでは生きてみます
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