星のひとかけ

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チャーリー・セクストンさんのボウイ追悼ラジオ

2016-01-13 | MUSICにまつわるあれこれ


米テキサス・オースティンのラジオ局KUTXで、昨日の朝(現地は前日の夜) チャーリーがゲストで出演して、 デヴィッド・ボウイ追悼の3時間ラジオ番組がありました。

そのアーカイブがサイトで聴けるようになっていました。
http://kutx.org/features/kutxremembersdavidbowie

↑上記サイトの下の方へスクロールすると4つのパートに分かれた放送のアーカイヴがあります。 全部で3時間もありますが、興味のある方はぜひ。

DJのかたと、チャーリーがセレクトしたボウイの楽曲の数々、、 ヒーローズも、 ジギー・スターダストも、 レッツ・ダンスさえも(SRVが弾いているにも拘らず)、、 それらのヒットソングは流れないのに ものすごく濃密な、 素晴らしい追悼番組だったと思います。 曲目は上記サイトの プレイリストで Jan 11, 2016 のPM8と入力すると出てきます。 5時から8時まで、全28曲。

聴きながら、 自分がボウイの音楽、ボウイのサウンド、、 わかっているようでちっともわかっていなかったんだな、、と思い直しました。 ふたりのセレクトで どんどん曲を聴いていくと、 こんな斬新だったっけ? こんな新鮮だったっけ? …なんだか 再び ボウイごめんなさい、って思ってしまいました。。

チャーリーはボウイとの初めての出会いのことや、 グラススパイダーツアーのことや、 ボウイの人柄の印象や、、(そんなに詳しくは話さないけど… チャーリー気遣いの人だから)

 *** 

ちょっとうるっと来てしまったのが、 新譜『★』について、DJさんが ものすごく「challenging」な作品だ、って、、。 最後の作品になるとわかっていたら、 ベストセレクションとかにするのは簡単、、 だけどこんな「challenging」な作品を遺した、と。
で、チャーリーも、 息子(自分がデビューした年齢くらいね)と一緒にこれを聴いて、 自分の息子も音楽をやろうとしているから、★聴きながらたくさん話し込んだ、って。。
 
常に新しい才能を発掘して、手を差し伸べてきたボウイ (チャーリーもそうやってボウイにステージに立たせて貰ったわけだし)、、 そのボウイには、チャーリーがディランバンドに欠かせないギタリストになって、 その息子とこの最期の作を聴いてくれる。 音楽を伝えてくれる、っていうのが きっととても嬉しいことじゃないかな、と。 『★』は重い作品ではあるけど、遺す、伝える、という一縷の願いも込められた作品でもある気がして。。

 ***

面白かったのが、、 いつの間にかボウイのギタリスト、 ミック・ロンソンの話になって、 DJさんと共に「unbelievable」と感嘆しきりで、、 (チャーリーはロンソンと交流があったの??) チャーリーがロノの言葉なまりを一杯真似してて可笑しかった。。 
で、グラススパイダーツアーの時、 ロンソンがやった (ワイライ!…ピラリラララリラ…♪)ってのをやりたかったって(…実際やってる・笑)
それで、 ルー・リードの「トランスフォーマー」の話になった時に、 DJさんが(ボウイがプロデュースした…)って言葉を遮って (実際はミック・ロンソンのプロデュースだよ)、、と。 そこからまたロンソン話。。

あと、、(こんなに書いちゃって良いのかな・・・)
DJさんに 「またすぐにディランのツアーに戻るのかい?」(←それは禁句でしょ・笑)と聞かれて 、、、チャーリー、、言葉に詰まりながらも・・・

 ***

celebrate という言葉は、 お祝いするって意味だけではないのね。。 「讃える」という意味もあるのね、、 番組ではずっと 「celebrating」って言ってました。。 

ジギー、グラム、 ベルリン三部作、、 っていう紋切り型の追悼ではない、 純粋に深い音楽的な追悼番組だったと思います。 ボウイの音楽、、 まだ知らないことばかり・・・ と勉強になりました。

・・・三時間 必死で英語のリスニングして (TOEICの試験か、ってくらい) イヤホンで集中して聴くの、 聴覚神経が疲れるからお医者さんにダメって言われてるんだけど… (笑)

でも、 聴くことが出来て良かったです。


(もし、とんでもない聞き違いをしてたら、右ブックマークのtwitterにDMくださいな。 訂正します)
 
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