星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

さようならトム・ヴァーレイン… でもいつだってあなたは此処にいる… (追記あり)

2023-01-30 | MUSICにまつわるあれこれ
… たった今 知りました。 トムの訃報…



一報を知ってからニュース記事を見て、、 パティ・スミスの娘さんジェシーによるコメントを読みました。。 
 … 短い闘病でよかった …




そようなら トム。  永遠に愛してる…





TELEVISION と Tom Veraine に関する日記は過去にたくさんたくさん書きました、、 雑多過ぎて非公開にしたものも沢山あるので、 またいずれ整理して載せたいと思います。

追悼のために、、 今はこちらのふたつを⤵
 祝40年 フェイドアウトするMARQUEE MOON…聴こう♪>> 

 Tom Verlaine with Jimmy Rip at 下北沢Garden / Nov.30, 2010 



今、、 眼を閉じると、、 2010年の下北沢Gardenでのトムの姿が浮かんできます。 手を伸ばせばもう少しでトムのギターに触れられそうな間近の席で 少し上目遣いで空(くう)を見つめて歌う貴方を見つめていました。。 トムの初来日から、 多くのライヴを見ることができましたが、、 あの日のライヴが見られた幸せは忘れない…




(1977年8月のノートより  切り抜きの言葉はパティ・スミスのものです。
 …パティの真似をしていたんですね… 恥ずかしいので最後の部分は秘密…)





あなたの歌声


あなたのギターの響き




どんなに多くのフォロワーが生まれても 誰にも真似できなかった。



 ** 1/31 追記 **

昨日、 トムへの追悼メッセージとして パティ・スミスやマイケル・スタイプのインスタの投稿を見たりして、、(こちらにまとめられています https://amass.jp/164156/)

そのあとで、、(あ、レニーならきっとトムにふさわしい言葉を綴ってくれるはず…)と思って、 パティ・スミス・バンドの長年のギタリスト レニー・ケイの言葉を探しました。 訃報後のレニーの記事は見つからなかったけれど、 NYタイムスの追悼記事に、過去にレニーが語ったものが引用されていました。 TELEVISION というバンドについて、 トムのギターの音色について、、
 Tom Verlaine, Influential Guitarist and Songwriter, Dies at 73(https://www.nytimes.com/2023/01/28/arts/music/tom-verlaine-dead.html

それから、 いつの記事かよく分からないけれど、 レニーが選んだ5枚のアルバム、 という記事のなかで、(パティスミスバンドではなく)TELEVISION の「MARQUEE MOON」を選んでくれています。。 クイックシルヴァーやジミヘンと一緒に、、(嬉!)
 Lenny Kaye’s Top Five Albums of All Time(https://classicalbumsundays.com/lenny-kayes-top-five-albums-of-all-time/)

今は良い翻訳ソフトがありますから長文でも大概ちゃんと訳してくれます。。 でも「werewolfism 」って何だろう… と思ったら、、「誰でも知っている伝説」という意味だそうです。 マーキームーンは今や誰もが知る伝説のアルバム、、という事。

、、 昨日、 トムの訃報を知った時にはわりと冷静を保っていた自分だけど、、 ↑のサイトのレニーの素敵な写真を眼にしたら、 なぜか涙がこみ上げてしまった… なぜだろう… 、、レニーって自分にとって、、大好きな 誰よりも信頼できるお兄さんみたいな存在だから、 レニの顔見た途端 泣きついてしまったのね…。。 レニーも、パティも76歳、、 昨年末のライヴでも元気な姿見れましたが、、 これからも元気でいてね。。

それから、、

2月の「NEW YORKER」誌に掲載されるという Patti Smith による追悼文がありました。 こちらもパティにしか書けない素敵な文章でした。。 トーマス・ミラーとしての生まれ育ちから、 NYでのパティとの出会い、、そして最期の時まで。。
、、トム逝去の報が パティの娘さんジェシーのものだったので、 パティはトムの最期のときに立ち会えなかったのかな…と思っていましたが、 最後の時間を見守っていられたみたいです、、 良かったねトム。
 He Was Tom Verlaine By Patti Smith January 30, 2023 (https://www.newyorker.com/magazine/2023/02/13/he-was-tom-verlaine)

私の関心事として、、上記のパティの文章のなかで、 パティとトムが共に好んだ作曲者、文学者の名前があったので覚え書き、、 
 アラン・ホヴァネス(Alan Hovhaness) wiki >>
 エイモス・チュツオーラ(Amos Tutuola) wiki >>
 アルバート・コセリー(Albert Cossery) wiki >>
 サーデグ・ヘダーヤト(Sadegh Hedayat)  wiki >>
 モハメド・ムラベト(Mohammed Mrabet) wiki >>


もうひとつ、、

NYの当時の音楽シーン、 TELEVISIONのこと、 トム・ヴァーレインとパティ・スミスのことを知るためにこの方の文章は欠かせない、 ミュージックライフ元編集長の水上はるこさんの記事。 昨年のもののようです、 1974年のNYのこと。。 現地で暮らしていた水上さんにしか書けないリアルなパティやトムの暮らしが見えます。

私が子供時代に得たトムやパティについての知識はぜんぶ 水上さんの記事からのもの、、 1974年からTELEVISIONデビューの1977年当時の私はと言えば、、 小学生から中学にかけて、、 5回の入院と2度の手術、 入院してるかギター弾いてるか、が全ての子供だったね…(笑
 『最低で最高のロックンロール・ライフ』連載 水上はるこ・元ML編集長書き下ろし
 第9回 1974年マンハッタン最前線──パティ・スミス、テレヴィジョン、そしてトーキング・ヘッズ


 ***

レニーやパティが言うように、 トム・ヴァーレインは「光」や「水の滴り」さえもギターの音色にメタモルフォーズすることが出来る「音の詩人」トム・ヴェルレーヌでした。。 「MARQUEE MOON」以外にも素晴らしいソロ作品や、 コラボレート作品が数多くあるので、 そちらのほうもたくさん聴かれるようになるといいな、と思っています。

いずれまた…


TELEVISION Tom Verlaine に関する過去記事>>

クララ・シューマンからオールコットへ… 

2023-01-27 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
今日も寒いですね。。

朝、拭いたはずの窓ガラスがみるみる曇っていって、、 このあとは都心でも雪になるかも…

珈琲は朝食後に一度だけ、、 という習慣をやぶって 午後の一杯をいただいています。。 ほんのちょっぴり Myers's Rum を垂らして…。 身体とともに心までちぢこまってしまいそうなこんな寒い日には ちょっとだけ甘やかしてもいいかも… 

 ***

チェット・ベイカーの「Chet Baker Sings: It Could Happen to You 」を聴いています。 1958年作品、 チェット29歳ごろの声。。 このレコードは持っていないので 以前にパソコンにダウンロードしてあったもの、、

なぜこの人の歌声はこんなにほっとするんだろう… 前に彼のレコードを買った時に、 「優しい息子が歌ってくれているみたい…」なんて書いた気がするけれど、 甘く素直な歌声は 65年経っても若々しいまま…

 ***

19世紀ロマン派の作曲家シューマンの妻でピアニスト&作曲家だったクララ、、 そしてシューマンが病に斃れ 他界したあと、 クララ・シューマンの子供たちと家庭を支え続け、 クララが亡くなるまでの40年余りにわたって交流と手紙のやりとりを続けたブラームス、、
この二人の書簡集『クララ・シューマン ヨハネス・ブラームス 友情の書簡』をあちこちと拾い読み… (本の詳細は みすず書房>>

、、 同時代、、 ということで想い出して、 以前にも書いた『ルイーザ・メイ・オールコットの日記 もうひとつの若草物語』のなかの1866~67年のあたり、、 ルイザのヨーロッパ滞在の日記をめくったりして…

この同じ頃、、 夫を亡くしたクララ・シューマンは生活の為、 生まれたばかりの7人目の乳児をのこして演奏旅行にも出掛けたりしている。。 

一方、 ルイザは、、 ニース、 パリを経て、 イギリスに渡る。。 フランスではオペラ鑑賞をしたり、、 イギリスでは晩餐会や音楽会、、

 リストーリを二度鑑賞、一度はメーディアを、二度目はエリザベスを。あんなに素晴らしい演技を見たのは初めて。とくにエリザベス女王の演技が素晴らしかった――若くて熱情的でなまめかしい女性から気難しい老女への変貌ぶり …略

、、 ここで書かれているリストーリとは Adelaide Ristori 当時人気を博したオペラ女優のことらしい (wiki >>) エリザベスを演じたときらしい写真も載っています、、

、、そういえば オルコットのピカレスク小説といえるような『愛の果ての物語』の中で、 主人公を助けるオペラ女優が出てこなかったかしら…? うろ覚え… 、、でもあの小説はまさに ルイザの欧州旅行の結晶といえるような。。 悪党の夫の手から逃れて 都市から都市へ、、 まるでガイドブックのようにヨーロッパ巡りをするお話でした、、

演奏旅行の旅先からのクララの書簡、、 ルイザの日記、、 そして『愛の果ての物語』、、 ならべて読んでみるのもきっと面白いことでしょう、、 19世紀半ばのヨーロッパが生き生きと見えてくるかも…

それにしても 170年も前の女性たちの凛としていること。。 ルイザもこの欧州の旅の間にも 家計を助けるために小説を寄稿して原稿㈹を稼いでいることが日記にも。。 そして帰国したのちに『若草物語』を書くことになるのですね…







あちらこちらへ思いは飛んで、、 連想ゲームのように本を開いて、、 こんなとりとめのない読書も、、 またいつか どこかへ繋がっていくのかもしれません…



 ***

外はますます冷え込んできた模様…


ほんとうに雪になるかも…  ほんの少しなら降ってもいいな…




音楽と本と 美味しいもの…



週末  暖かくお過ごしくださいね…

壊しちゃいけない…

2023-01-18 | …まつわる日もいろいろ
昨日から今日にかけて 今年行くクラシックコンサートのチケット取りにいそしんでました、、 4月、 5月、 7月を確保。。 あ、そのまえに3月もすでにありました、、

しっかり体調管理して 今年も素晴らしい演奏を体感するために元気でいたいな…

 ***

ニューイヤーズ・イヴ・コンサートをウルバンスキ氏はスイスのチューリッヒで振っていらしたようで、 youtube の楽団サイトで公開されていました。 スイスのチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団。

Gulda: Konzert für Violoncello und Blasorchester · Maximilian Hornung & Tonhalle-Orchester Zürich

Tschaikowsky: «Romeo und Julia», Fantasie-Ouvertüre · Krzysztof Urbański & Tonhalle-Orchester Zürich

上のほうの曲はまったく知らない曲、、 Friedrich Gulda というオーストリアのクラシック&ジャズ作曲家、だそうです 
フリードリヒ・グルダ wiki >>

ソリストのチェロ奏者さんと共に、 エレクトリックギターとジャズドラムが加わっています。 まさにジャズ、、という感じで始まり、 変わって牧歌的な美しいメロディもあり、、 と思いきや チェロさんの超速弾き・超絶技巧の楽章あり、、 のアヴァンギャルドな楽曲でした。。 マエストロはどこからこういう新しい楽曲を選んでくるのでしょう… (しかもいつも通り暗譜…!)

カデンツァの楽章を見ていて、 チェロという楽器の自由さを痛感。。 弓で奏でるだけでなく、 指ではじくピチカート、 さらに指の背でスパニッシュギターのようにジャババラン!とストロークする、、 なるほどそれだからギターとの共演になっているのかも。。 

下のロメオとジュリエットは めりはりの効いたキレッキレの演奏でいつもながら見事に楽団さんを操っていました。 両方とも昨日視たばかりだから また観てみようと思います。。 マエストロの立ち姿の端正さも相変わらず。。

(追記) あらためてイヤホンで聴いていて、、 この会場、 音が素晴らしいですね。 録音が良いのか、 会場の音響がすばらしいのか、、 チューリッヒのトーンハレというホールだそうです。 余りにも心地良い響きなので他の動画のパーヴォ指揮なども鑑賞中…

 ***

新年からずっと 音楽の話ばかりでしたが、 読書もちゃんとしています。。 なかなか良い本に出会えています。。

先日読んだ本で お気に入りの文章を…


 「・・・彼女は馬鹿じゃないし、夢みたいにきれいだ。気がついてると思うけど」
 「もちろん、気づかずにはいられんよ。で、そのほかには?」
   (略)
 「ちょっと嘘が混じってる。悲しいことがあった人をよく見るのは無理だ。その悲しい出来事ってのは、ぼくに言わせれば、かなり大変なことだったみたいだ。そのせいでよく見えなくなっている。ちょうど滝の中にいるみたいに。崩れた夢が滝のようにまわりを覆っているんだ。夢が崩れ落ちるのってどんなものか、ぼくも知っているよ」



 「崩れた夢が滝のようにまわりを覆って」、、 という表現がとても面白いと思いました、、 崩れているんだけど 崩れ去っていない、ってことなのかな… 崩れ去ったら下へ落ちてしまって滝のようにはならないでしょ? まだまわりを覆っている… 夢が。。

《ぼく》の《彼女》に対する観察はさらにつづいて、、 このあと…

 「夢が崩れ落ちた。 …(略)… あの子は誠実だという気がする。優しくて、真剣で、もろくて、壊しちゃいけないものをたくさん持っている。あのうなじとか。それなのに興奮しやすくて傷つきやすい・・・ (略)


 うなじとか… 笑 … そこ? とクスクス笑ってしまいました。。 う~ん、、 見えているのか見えなくなっているのかよくわからない《ぼく》の心理状態が ユニークな文章で表現されていてとっても面白い。。

こういう、、 なんだかよくわからない部分もありつつ、 《壊しちゃいけないもの》をたくさん持っている文章にとても惹かれます。。 この《ぼく》と《彼女》の行く末にも、ね。。

、、 すでにこの本は読み終えたのですが(ミステリー小説なのですが) やっぱりとても面白い小説でした。。 今、第二作を読んでいるので、 またそれが終わったら感想書くかも…


1月もすでに後半、、 これから大寒をむかえますが そのあとには春…



風邪ひかないでいきましょうね…


 


saravah!...

2023-01-16 | MUSICにまつわるあれこれ
雨模様の窓を見上げつつ… 「サディスティックス」を聴いています。。



WE ARE JUST TAKING OFF(1978年)

サディスティックスのことは前に一度書きました(>>) 灰田勝彦さんのヨーデルが聴ける「Sadistics」のアルバムの方のこと。 
あのアルバムも大好きでしたけど 「WE ARE JUST TAKING OFF」もいーーっぱい聴いた。。 故郷の古いお友だちで、 後藤次利さんそっくりのプレイをするベースマンの兄さんのバンド名は (たぶん)このアルバムから取られました。  高中さん、 後藤さん、 ユキヒロさん、 今井裕さん、 桑名晴子さんの歌声、、 どれをとっても最高の 素晴しいテクニシャンばかり、、 それでいて ものすごく余裕があって安心して聴いていられるアルバム。

このアルバムのなかの 高橋幸宏さんが作った曲&ヴォーカルが大好きで(adios や game)、 それで ユキヒロさんのソロアルバム「サラヴァ!」もよく聴きました。 ヨーロピアンの香りがたっぷりの歌声。。

聴いていて、、 時間が戻っていって、、 子供の私には Jeff Beck 「Blow by Blow」~「Wired」の流れと サディスティックスの「WE ARE JUST TAKING OFF」は繋がっていたんだな、、と。 それで テクノのほうにはあんまり行かずに、、 この先は銀次さん、大瀧さん、達郎さんの NIAGARA に続いていったのね。。 (一方でNYパンクやJAPANやルー・リードという流れもあるのだけど…)

本当に、、 たくさんの素晴らしいミュージシャンがいらっしゃいました。 みんな みんな 繋がっているんだな、、と思う。。 そのかたたちの楽曲や歌が自分の血となり知となり、、 生きる糧になって大きくなりました。。 

感謝と 祝福を! saravah!


 ***

ところで、、

昨年からの整理&断捨離のなかで、 こんなのが出てきました、、



お子ちゃまの時に尾崎紀世彦さんがどんなに好きだったかについては 前にちょっと書きましたね、、 最初に買ってもらったのは勿論「また逢う日まで」だったのだけど なぜか行方不明… このフォトの2枚もジャケ写真の紙はどこへいったんだろう… あまりにも好きすぎて、 ジャケ写真が目に入るだけでズキュぅぅーーーん♡ となってしまうので外してしまったんだろか… 笑

「自由であれば」は「愛する人はひとり」のB面なのですね… こういう風に袋に入っていたところを見ると、 B面の方が好きだったのでしょう、、 「愛する人はひとり」は西城秀樹さんの曲みたいだものね。。 「自由であれば」、、 レコードをかけてみようかと思いましたがクリーニングが必要そうなので youtube で聴きました(笑)、、 動画のお写真みただけでもズキュンとなります 今も。。 ラテン系のいい曲ですね♪

ほんと、、 みんな繋がってる…



今日は いろんな音楽を聴いていようかな…


まずは ユキヒロさんの 「サラヴァ!」から… 






take up the guitar, Jeff...

2023-01-12 | MUSICにまつわるあれこれ
14年前のレス・ポールさん死去のときの わたしの日記…

あのときの気持ちは忘れてません。。




ありがとう Jeff Beck さん。 貴方がいなければ14歳のわたしは生きながらえてなかったでしょう… 


永遠に あなたしか弾けないギターを 




弾きつづけていてください…








  ** 1/13 記 **

昨日からたくさんのミュージシャンやいろんな人の追悼コメントを読んでいました。

よく見かけた言葉が 《outstanding》 傑出した、という意味かな、、 そう ジェフ・ベックさんはとんでもなく飛び抜けたギタリストでした。 唯一無二の演奏がもう聴かれないのは残念だけれど、 (自分勝手な救いは…)ジェフは孤高のギタリストだったから、 あとに残すバンドメイトがつらい思いをしなくて済む… ってこと。。 

それに、、 地球上で ギターを使って表現できることはもうみんなジェフがやってみせたのではないかと思えるくらいで、、 (こんな空想を許してもらえば) 天上で時空を超えたら、 きっと19世紀のオペラ歌手と共演したり、 ベートーヴェンと一緒にギターコンチェルトを創ったり、 どんなことだって出来そう。。

第何期? ジェフ・ベック・グループ、 お空でつくってください。


ホージアが《ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク》の…

2023-01-10 | MUSICにまつわるあれこれ
年末年始明けてまたすぐ三連休で、 ずっとネット環境から遠ざかっていて、 やっと今朝パソコンの前に戻ってきました。。 (目が悪いので極力スマホは使いたくないの…)

それで 今朝、 ケネディ・センター名誉賞の記念コンサートで ホージアがU2の「Walk On」を歌っている映像を見ていたら、、 関連動画に(何だろう…?)という映像があり、、 

なーんと! ホージアがゲーム「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」のテーマ曲を歌っているらしく、、 このゲームの楽曲が The Game Awards 2022 の Best Score and Music賞を受賞したそうです。。 早速いろいろ見たり聴いたりしていました。

オフィシャルのサウンドトラックはこちらです>>SONY SOUNDTRACKS youtube
Hozier and Bear McCreary - Blood Upon the Snow (from God of War Ragnarök) - Lyric Video

ゲームアワードでホージアが歌っている映像も観ました。。 ホージアの声や彼のいままでの歌の世界観からしたら このゲームのテーマ曲というのはすごく似合います。 ホージア自身がまるで北欧神話の登場人物みたいなんだもの、、

レコーディングの映像もありました。 わぁ、ロスのサンセットサウンドスタジオだ…
God of War Ragnarök - Blood upon the Snow BTS | PS5 & PS4 Games

作曲家のベアー・マクリアリーさんについては全く存じ上げていなかったので、 今回のゲーム音楽についてのインタビューも観てみました(←ゲームのネタバレありとのことで、ゲーム終了後に見ることをおすすめしますとの注意書きあり、です。 見てしまいましたが…)
『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』 - 楽曲の神々

、、私自身は眼の病気があるので もう十数年ゲームはプレイしてないですけれど、 神話や伝説を下敷きにしたゲームの世界観や映像世界は大好きだったし、 それこそFFの一時代はゲームのサウンドトラックばかりを聴いていたときもありました。 個人的にもゲームのお仕事に携わる知人が多くいたので ゲームの黎明期からプレステ誕生の頃までのゲーム音楽づくりやムービー制作の苦労話とか、、 その歴史の変遷を懐かしく感じるひとりなのです。。 

上記のマクリアリーさんのチームによる制作の様子など ちらりと見るだけでも、 ゲームの音楽はもうプレイヤーだけが楽しむマニアのためのものというより、 優れた現代音楽の一分野を占めるものすごく洗練された壮大な芸術になりましたね… 

今、 God of War Ragnarök の Original Soundtrack まとめて聴いています。 美しいですね…♪

ラグナロク、、 北欧神話の最終戦争・・・  そこに至る前には長い冬の時代があるのでしたね。。 空から太陽が消え、、 夜空の星々も消え、、  あまり考えたくはないけれど、、 このまま永遠につづきそうな新種のウイルスのまん延や 未曾有の規模の鳥インフルの発生とか、、 世界の異常気象とか大洪水とか山火事とか、、 ほんとうに、 この地球上のいまを見れば 神話に描かれた終末戦争のような出来事がいっぱい…

今年は、、


今年こそ、、

いまの世界がよりよい 平穏なものに近づきますように… 願わずにはいられません…


 ***

今日はほんとうはべつのことを書くつもりでいたのだけど、、 ホージアの歌を聴きつつ想うことと そんなに離れていないから、、


ひとびとが古代から物語をつくり、 歌をつくり、、 そうして伝えてきた伝説や神話、、 



すべては繋がっているんだなぁ… と思います。




今年は北欧神話の勉強もしたいなぁ… ☆

2023 謹賀新年 感動のお正月♪

2023-01-04 | …まつわる日もいろいろ
明けましておめでとうございます。

どちらで初日の出をご覧でしたか…?  神代の昔から ずっと変わらず そして永遠に新しいお日さまのかがやきに 心から感謝の元旦です。



地平線が宇宙色に染まったあと…



眩い太陽が昇ってきました

 ***

新たな年のお祝いの時…  集いの時…  歓びの時…

今年は感動がいっぱいでした。。 音楽も、、
暮れのノットさん指揮の東京交響楽団の第九。 ワルツのように回転し、 ジャズのようにスウィングする第九。 こんな最後まであっという間の第九は初めてでした。 これ、、 ベートーヴェン…?(笑) って思わず笑いがこみあげてしまうノット監督の第九、、 いつもチャレンジングで新しい感動をくださいます。
、、そして 東響さん恒例のアンコール《蛍の光》♪ とっても美しいアレンジでラストは合唱団さんの持つちいさな螢の光がステージに美しく… 

N響の指揮は井上道義さん。 ノットさんとは対照的な… というのはテンポのこと。 道義さんの心の裡を噛みしめるような、、 納得がいくまで奏でつづける… というような信念のこもった第九でした。 どちらの第九も今までに聴いたことのない感動をあたえてくれました。

それはウイーンフィルのニューイヤーコンサートでも。。 今年のプログラムはほぼ全曲がニューイヤー初演奏という こちらもチャレンジングな演奏会に。 いつもニューイヤーを観る頃は暮れからのお台所疲れとほろ酔いとで気持ち良く寝てしまいそうになったりしますが、 今年はまったく最後まで眠気ナシ。。 すごく新鮮な驚きの連続でした。 バレエもお衣装も素敵だったなぁ… しっとり優雅な宮廷風ドレスや、ちょっとスペイン風?なアヴァンギャルドな色合いや、変化に富んでて… あぁ生まれ変わったらダンサーになりたい…

 ***

今年はお料理もがんばりました。 がんばる、というより 思いきり楽しもうと。。 《ハレとケ》ですね。 日常のお料理が 日々の労働や体調管理のためのケのお食事だとしたら、 新年を愉しむお料理は《ハレ》のもの…  

べつに高級なものではないけれど 楽しく 愉しんで… 楽しんで味わって貰えるよう… 


久しぶりにお重に詰めてみました。 お酒は久保田さん。 注目はぐい呑み用のコースター、30日の晩に急に思いついて編みました。 お酒を口にして折敷に置く感じが柔らかになります。


今年の絶品は海老。 鬼殻焼きとは少し違う?オリーブオイルで焼きました。殻ごと尻尾まで頂けます、吾ながら史上最高! でも蒲鉾うさぎさんは難しいです ネズミさんになっちゃう…笑


お煮物は鍋いっぱいこさえても二日で無くなります。。 年とともにお台所は大変、、だけどすべてを美味しくいただけること、 何よりの歓び…

 ***

今年は…  故郷で生まれ育った時間と、 こちらに出てきてからの時間がちょうど同じになり、、そして東京での時間がこれから長くなっていきます。 やっと本物の都会生活ができるようになるのかな…?

今年の目標は…  すべてを愉しんで生きること。 あと何回迎えられるかわからない新年のハレの時も、、 毎日の繰り返しのケの時も、、 あらゆる時が 何度出会えるかわからないすべて貴重な出来事。 できるだけ 出来る限り 自分自身が愉しんで…

そしてノンシャランが似合う理想の老女をめざそう… 笑



日々のすべての歓びよ… 今年も美味しい珈琲をお淹れしてお待ちしています…







2023年 あなたにたくさんの幸せがありますように…

今年もよろしくお願いします。