星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

可愛ゆすぎる。。『Darth Vader and Son (Star Wars Chronicle)』

2012-06-26 | 文学にまつわるあれこれ(林檎の小道)
新聞でみつけた時から欲しくてたまらなかった絵本。 『ダース・ヴェイダーとルーク(4才) 』

もしダース・ベイダーがルークと一緒に暮らしていたら… という子育て絵本。 日本語翻訳版の広告を見たのが先だったけど、 Amazonの洋書のほうを見たら、 英語の台詞のほうが 理解するのに時間がかかるぶんだけ、 意味がわかったときの「くすっ!」という面白さが大きかったので、 洋書のほうを買いました。

アメリカのフツーのお父さんがみんな言ってるだろうな、、という日常の「しつけ」の言葉が、 ダース・ベイダーの口から発せられると とっても可笑しい、、そして なんかせつない(笑) 笑い転げながら 泣けてきそうになる。。 

Amazon.comのサイトでは 「なか見!」が出来るので、 ぜひ見てみてくださいな
Darth Vader and Son (Star Wars (Chronicle))

私がすごい好きなのは、、 ↑でも見れる ルークをバーに連れて行ったときの「ぶくぶくしちゃダメ!」ってのとか、、 (これは見れないけど)ダース・ベイダーの「お絵描き」とか。。 ルークの質問に困るダース・ベイダーが可笑しくて、、

あと、、 「PRIVACY」って語が出てくるページ。 日本語版のを見てないから 何て翻訳されているかわからないけど、、 ダース・ベイダーが「一人にしておいてくれないか?」とかって 言ってると思うんだけど、、、 ねぇ? 非常に個人的な問題よねぇ? 、、あれは。。(笑)(←って何のことかわからずすみません)

映画の内容とか、 ルーク以外のキャラクターもたくさん関係していて、 ほんとに面白くて、 可愛らしくて、 たまりません。


これは本の裏表紙。

 ***

この本の 広告映像があるみたいです。 これもかわいい。(youtube)
Darth Vader and Son -- Book Trailer

↑これを見てて、 そのあと関連映像で こんな可愛らしいのを見つけました。 ちょうど絵本のルークが きっとこんな感じの坊やたちなんでしょうね、、↓
My son fights Darth Vader and saves the galaxy

でも、↑途中からあらわれる 実写(?)のダース・ベイダーは、 やっぱりまじ怖い。。。 ぜったい怖い。。 もし、 自分があのくらいの年で あの舞台に上げられていたら、 固まっちゃう。。


、、でも いいな いいな~。 こんな風に ダース・ベイダーと闘った記憶はぜったい消えないと思うな。。 私もその昔、 ↑の坊やたちの年の頃、 お祭りでバルタン星人のハサミで頭を撫でてもらった時のこと、、 しっかり覚えているもの。


その昔、 ルーク・スカイウォーカーに憧れた少年らも、、 もしかしたらそろそろ孫を持つ年になるかもしれませんが、、 そんな元少年にもお薦めです。

人はみんな 塵、 だもの。。。

2012-06-24 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
ボイジャー1号が35年目にして とうとう太陽系を離れていったらしい。。 どこかの宇宙人に ボイジャーのレコードが拾われる日も近いね・・・(笑

40億年後には、 銀河系と アンドロメダ星雲が近づいて行って ぶつかるという話だから、、 宇宙人も近づいて来てるっていうことだもの・・・ ね?(笑

ずっと楽しみに見ていた NHKの『宇宙の渚』シリーズの最後は、 〈流れ星〉についてでした。 地球にふりそそいで来る流れ星は 毎日2兆個、、もあるそうだから、 星に願いを、、と言うけれど、 (とりあえず空のどこかを見て 願い事をすればOKってことだよね?)と話しながらTV見てました。。

地球の大気にぶつかって燃える流れ星だけど、、 そこまで大きくない微小な〈星のかけら〉は、、 宇宙からの塵となって 地上までふわふわ降りて来てるんだってね。。。 それがわたしたち生命体の源で、、 いまも私たちはふわふわしてる〈宇宙の一部〉を呼吸していたりするって。。。


たのしいね。。。


、、それなのに、、

人間は 悩んだり、、 怒ったり、、 苦しんだり、、 今日いちにちをやり過ごすのがつらくてたまらないほど追いつめられたり、、、 どうしてするんだろ。。。 人間はそういうものだから仕方ないのかもしれないし、 それをどうにかしてあげたくても、 ぜんぜん簡単なことではないから自分もまた無力だと思うんだけど。。

 ***


ひさしぶりに 見事な小説を読みました。
素敵な小説、 というのとも違うし、 大好きな小説、 というわけでもない、、、 でも、 見事、、 巧い、、 ピュリッツァー賞を取るのも納得、、 のいい小説でした。


『オリーヴ・キタリッジの生活』 エリザベス・ストラウト著 2010年 早川書房

Amazonの内容紹介↑にある通り、 小さな町に暮らす いろんな人々の日常のスケッチ、、 といった短編集。 その ひとつひとつの短編が 数十年の時間の経過にそって ぽつ、ぽつ、、と配置されていって、 それらが微妙に絡み合って、、 最終的には 表題のオリーヴ・キタリッジという名の女性の人生と、 町の人たちのひとりひとりの人生と、 アメリカの小さな町クロズビーの一時代が、 しっかりした手ごたえで味わえた気持ちになる、、、 非常にみごとに構成された小説。

構成された、、 なんて書いてはいるけれど、 読んでいる印象はぜんぜん書き込んだ感じはしなくて、 町のおばちゃん同士の会話みたいなものなんだけど、、

、、どんなに 片田舎であろうと、 どんなに普通ぽい暮らしをしている家であろうと、、 ほんとに人間の一生にはいろんなことが起こる、、、 よね。。。 だから、 上に書いたように、、 みんな 悩んだり、 怒ったり、、 困ったことになったり、、

田舎の母親と電話していて、、 久しぶりだったりすると、 「元気にしてた?」、、の一言から、 とめどもない話が滔々と始まって、、 息子が、、 孫が、、 近所のだれそれさんが病気になっただの、、 実家の○○おばさんとこの孫が就職したとか、、 さらに顔ももう覚えていない誰それの仲人をした誰それさんが亡くなったとか、、、

小一時間の電話を切った後には、 スターウォーズの何部作かを見終えたみたいな小宇宙が脳の中を渦巻いていて、、どーーっと疲れるのだけど、 (まぁともかく みんな無事みたいで…)と。。。 その感覚に似ています、、 『オリーヴ・キタリッジの生活』の印象も、、。

全編にいろんな形で 登場する(通りかかる場合も含め)オリーヴ・キタリッジという「おばちゃん」、、 まぁ、、 困ったおばちゃんだったりもするのですが、、 このおばちゃんも、 町の人も、、 人間は人生の中で 誰しも幾つかの〈あやまち〉をおかすものだし、、 幾つかの〈脱線〉もするものだし、、


そうやって、、 人は年をとって、、 

やがては 宇宙の塵に、、 戻っていくんだよ。。。 と、、 肯定しながら生きていたい。。 


人はちっぽけで、、

でも、、 ちっぽけな言葉をあつめて、 時間や 人生や 時代をそっくり 語れる小説が書けるなんて、、、 それも すごい。。

 

ポール・オースターの青…『オラクル・ナイト』

2012-06-13 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
ポール・オースターの新しい翻訳書 『ブルックリン・フォリーズ』(2005作品)が先月末出たらしい。。。 読みたいな、、と思って

検索したら、 この本の前に 『オラクル・ナイト』(2003作品)が出てる、、 タイトルにも見覚えがある、、 だけど内容がどうしても思い出せない、、 読んだっけ? 読んでない?? オースターなら読もうと思うはずなのに・・・

解せないままに新作を先に読むのはイヤだったので、 『オラクル・ナイト』を図書館で探してみた。。 最初のページを開いて、、 なんとなく謎が解けた。

  「私は長いあいだ病気だった。」

という一文から始まる。。 その 死の淵まで行った主人公の、 退院後のすっかり体力を失ったところからやっと外へ歩き出す冒頭の部分を読んで、、 その様子が余りにも自分と似ていたことで きっと途中で挫折したんだ。。 前にも書いたように、 オースターの本は 「あるべき時に必ずやってくる」、、自分に。。 だから、 それがまだ当時は〈その時〉ではない、 と思えたんだろう。

それでも30ページほどは読んだ覚えがあった。 青いノートのことも覚えていた。。 ジョンの義理の弟の3D写真のところからが今回の始まりだった、、

 ***

われわれは〈偶然〉に支配されている、、 このテーマは昔からのオースターのもの。 そして〈予兆〉は 〈すでに起こったこと〉に変貌する、、 これも以前から変わらない。。 

だけど、、 かつてのオースターが描いたような、 小さな〈奇跡〉は、 ここでは起こらない。 前作の 『幻影の書』のときにも書いたと思うけど、 9・11以後の世界には、 おとぎ話は存在しないかのよう。。。 今作は『幻影の書』よりも、 もっと過酷、、

つぎつぎと描かれる〈偶然〉は、 登場人物にただただ〈現実〉を突き付けるだけ。 小さな偶然の奇跡がもたらされるどころか、 これでもか、と息詰まる状況を次々運んでくるからくり人形のように作用する。 、、前半の〈物語中物語〉を楽しんでいたりすると・・・ (それはないよぉ オースターさん)、、て感じになる。。

オースターさんはもう〈魔法の青い石〉を信じなくなってしまったんだろか。 でも、 確かに〈青〉はこの小説にも登場する。 〈青いノート〉。。 主人公の復活の兆し、、

子供のときの〈青組〉、、 正しさ、 向上心、 好奇心、 信頼、、 守るべきものの象徴。。

…で、 それらの〈青〉は? 結局どうなった??

 ***

でも、 読みながら気づいていたんだ。。 やっぱりこの物語は、 「あるべき時にやってくる」って。。 作品の中の〈物語中物語〉が、 主人公に現実への〈態勢づくり〉として機能するように、、。 
 

 「世界の終わりを見た」、、

 「人類の終わりをめぐる話」、、

 「世界は狂ってしまったの?」、、
 

、、小説の中でなんどか出てくるこれらの言葉は、 世の中で起こることに絶望しないように、 身構えられるように、 そのために書かれているのかもしれないけれど、 でも、、、 2012年の現実世界は もっと もっと 狂っている。

〈物語中物語〉の主人公が新聞記事を読んで、 「ゴミ箱に棄てられた赤ん坊」の記事に衝撃を受ける部分がある。 、、でも、 私が愕然としたのは、 それを読んでいる私は、、(こんな記事くらいで…?)といぶかっている。 そんな自分のほうに愕然とした。。 子供を棄てるのも、 子供を虐待死させるのも、 理由も無く人を刺すのも、 人を轢き殺すのも、、 もうどれだけ見聞きしたことか、、。  「人類の終わりをめぐる話」は、、 日々の新聞にいくらでもある。 こんなひどい話は聞いたことがない、、とはもう誰も思わない。。

、、でも オースターさんはかつて こう書きました。
 

  「つまりゴールドは、子供を殺した犯人が罰せられずに済んでしまうような世界を認めたくないのだ」 『幽霊たち』


だけど、、 〈青い奇跡〉はもう起こらない、、『オラクルナイト』の中では。。 どうしたらいいんだろう…  この世界とどう向き合えばいいんだろう…  オースターさんの答えは、、 最後に歩いている主人公の姿、、 なんだろうな。。

 ***

さっき書いた 〈棄てられた赤ん坊〉のことを読んだ晩、、 こんな夢を見た。 、、きっと、 気にしていたんだ、、 記憶の中で。。

夢の中で、、 (捨てられたかわからないけれど 親を失った)赤ん坊は、、 「大原女」たちのもとで育てられていた。 「大原女(おはらめ)」、、というのは京の街へ薪を売りにやってくる行商の女性たち(wiki>>

どうして夢の中でとつぜん「大原女」が出てきたのか、 私の出身地でもないし、、 さっぱりわからないけれど、、 ともかく その女性たちの手によって赤ちゃんは無事に育てられていた、、 ゆくゆくは 「大原女」になるべく育てられていく、、。 私があやすと 赤ちゃんはにっこりと笑っていた。。 そこで目が覚めた。


これが、、 かろうじて私が世界にまだ絶望していないという答えなのかも。


夢の中の、、 ちいさな〈奇跡〉


新作 『ブルックリン・フォリーズ』は、、〈再生の物語〉だとか書いてある。。 期待しよう。。

ポール・オースターにまつわる過去ログ>>

サラ・ムーンから、ミッドナイト・イン・パリへ。。

2012-06-10 | 映画にまつわるあれこれ
ゆうべの『世界ふしぎ発見!』は、 ドイツのメルヘン街道でした。 グリム童話の「赤ずきん」や、「白雪姫」の舞台となっている(ような)村々が出てきて、とても面白かったです。

今朝、 朝刊を読んでいたら、、 読書欄に モデル・女優の市川実和子さんの 思い出の本として 「赤ずきん」があげられていた。 原作シャルル・ペローで、 写真がサラ・ムーン、、となっていて、、 この本のこと、知らなかったです。

『赤ずきん』ワンス・アポンナ・タイム・シリーズ Once apon a time series
シャルル・ペロー原作 サラ・ムーン写真 定松正訳 西村書店

サラ・ムーンの写真による「赤ずきん」、、 この本、 見てみたくなりました。。

 ***

写真家サラ・ムーン、、、 といえば

前に 彼女が監督した映画『サラ・ムーンのミシシッピー・ワン MISSISSIPPI ONE』を見ました。 その時の 映画のスチールを集めた写真集も持ってる。 、、それで なつかしくなって、 その写真集を出してみた。



これが本の表紙。 帯をはずして写したけど、 帯には〈92年3月ロードショー Bunkamura ル・シネマ〉と書いてあった。。 もう 20年前の映画なんだ。。

当時いちど観ただけなので 細部の記憶は曖昧なのだけれど、、 写真を見て 短い台詞を読んでいるとなんとなく思い出せる。。 この少女が 遊園地のメリーゴーランドかどこかで 青年に会って、、(まちがってたら御免なさい) その青年は少女を誘拐する。 でも、 少女は余り疑わずに青年についていって ふたりの短い旅が始まる。。 見知らぬ青年…に対する 少女の無邪気な好奇心と、 すこし大人びた思慕と、、

全編、 たしかセピア色の画面で サラ・ムーンの映像詩、という感じだった。


この映画、、 いっしょに見に行った彼は、、 仕事疲れだったのか 始まるとすぐに寝始めて、 最後まで寝てました、、(笑) べつにそれで嫌いになったりもしなかったけど…

サラ・ムーンのミシシッピー・ワン(1991) allcinema


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サラ・ムーンさん、、 その後 目にする機会がなかったので 今は? と検索してみたら、 写真家としてずっと活躍していらっしゃるようで、、 近年では、 ディオール・オムのお仕事もされていたようです。
Dior Homme - Work in Progress (youtube)

やはりずっと モノクロの映像&フォトを撮りつづけているのでしょうか。。。
最近ではとんとブティックなど行かないけれど、 サラ・ムーンの写真なら、 ディオールオムのカタログとか欲しくなってしまいますね。

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ところで、 もうひとつ発見。
『ミシシッピー・ワン』の 可愛らしい少女 Alexandra Capuano は、 この映画1本しかクレジットが見つからなかったのですが、、 少女を誘拐する青年役の デヴィッド・ロウ(David Lowe)さんは、、といえば、、

なんと ウディ・アレン監督の新作 『ミッドナイト・イン・パリ』に出ているのですって。。 役名は、、T.S. Eliot! 、、そうかぁ、、、 もう中年というか壮年の男性になっているのですね。。。 あの頃の記憶では、 どこかジェフ・バックリーに似た印象の 繊細な青年のイメージだったのだけど。。。

http://www.imdb.com/name/nm0522916/

映画『ミッドナイト・イン・パリ』は、 予告編を見た時の サルバドール・ダリ(=エイドリアン・ブロディさん)に感激して、、 ぜひ見てみたい映画の候補になっていますけど、、 T・S・エリオットさん(当時パリに居たのか?)にも注目ですね。


う~む、、 現代は ネット検索ができて ユーチューブがあって、、 なんでもすぐにわかる良い時代になりました。。 、、でも 『ミシシッピー・ワン』みたいな シンプルすぎる映画は、、 なかなか制作されない時代なのかもしれないですね。。。


「女は泣くから 男より長生きするって」

、、おませな少女の台詞。。


ベン・ウィショー君と、お洒落なロンドン映画。。

2012-06-09 | 映画にまつわるあれこれ
前回の最後にちらっと名前を出した 英国の俳優さん ベン・ウィショー (Ben Whishaw)くん。

彼を知ったのは ダニエル・クレイグさんが ジェームス・ボンドに抜擢される直前のクライム・ムービー『レイヤー・ケーキ』での チンピラ役です。 

ダニエルは ロンドンの麻薬ディーラーなんだけど、 ダニエルが取引をするギャング団(みたいな)ののボス、、の甥っ子、、という役がベン・ウィショー。 ちょっと間抜けで、 ちょっと小心で、 ギャングのボスにはたいていこういうダメな甥っ子ってのがいるよね・・・(笑)、、という役どころです。。(この写真↓)
http://www.imdb.com/media/rm1689747712/tt0375912

名前を出して申し訳ないんだけど、、 日本で撮るならぜったい柳沢慎吾ちゃんだよね、、と話しながら見てました(笑)、、 (慎吾ちゃんの名誉のために付け加えますが、 わたくし、、 結婚するなら慎吾ちゃんみたいな人が理想です。 ジム・キャリーも大好きですですから)

・・・話もどして、
そのダメなんだけど、 どこか一途でなんかやらかしそうな(実際やらかすのですが)演技が光っていたので、 IMDbを見てみたら、 映画のたびにずいぶんお顔が変わる。。。 それになかなかの美少年。 2010年の『テンペスト』では エアリアルを演っているし、、(エアリアルは美しくないと出来ません…よね) 2009年の『Bright Star』では 19世紀のロマン派詩人 ジョン・キーツを演じているし、、

そして、 前回も書いたけど 複数の名優がボブ・ディランを演じる『アイム・ノット・ゼア』に、、 2005年の『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』では、なんと キース・リチャーズを演じているそうな、、、 凄い~。

http://www.imdb.com/name/nm0924210/
、、というわけで ベン・ウィショーくん。 注目の俳優さんです。

ところで映画のほうの感想を少しすると、、 『レイヤー・ケーキ』、、 場面の時系列があっちこっちに飛んで、 人物関係が過去から 現在まで たくさん出てくるので、 人の顔と名前をおぼえるのが苦手なわたしは コメンタリー含め3回見て やっとちゃんと理解できる映画でした。 映像的にも凝っていて 面白いですけどね、、

マッチョになる前の、 知的で 冷静で どんな格好をしても美しいダニエル・クレイグの姿にぼーっとなっていると すぐに話がわからなくなります(笑)、、 でも クライム・サスペンスだから 暴力シーンもあるし、 銃も出てくるので、 (あぁ、、この映画でのダニエルを見て007役が決まったにちがいない! と思わせられます)

レイヤー・ケーキ(2004) allcinema

あ、、そうそう、、 ベン・ウィショー君、 007の新作『スカイフォール』にも出ます。 再びダニエル・クレイグと共演ですね。。 役名が《Q》って、、? Qって ボンドにいつも最新鋭の武器とか開発して渡す人のことだっけ・・・??(よくわかってない)

なんか楽しみ。。


 ***

ところで、、 『レイヤー・ケーキ』はマシュー・ヴォーンさんの初監督作品だそうですが、、 マシュー・ヴォーンがプロデューサーとしてずっとコンビを組んでたガイ・リッチー監督。。 今はシャーロック・ボームズでメジャーになってしまいましたが、、 やっぱりガイ・リッチーさんは 現代のロンドンを描いて欲しいです。

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)も むか~し見て最高でしたが、 『ロックンローラ』(2008)も面白かった!

なぜにジェラルド・バトラーなのだ・・・?! と、ひとり全くロンドンぽくない どう見てもアイリッシュ系のおっさんが主役なのだけど、 ジェラルド一人が妙にダサいところがミソなのですね。。 それ以外の役者がどれもこれも素晴らしく格好良い!のです。

ストーリーテラーの役まわりとなっている《おじさん》アーチー役のマーク・ストロングも端正だし、、 《ハンサム・ボブ》役のトム・ハーディは そりゃあハンサム。 この映画は『レイヤー・ケーキ』をコメディ版にしたような映画で ロンドンのチンピラがいっぱい出てくるのですが、、 その子たちがみんな素敵。。 米国の不良と違う最大の点は、、 ポロシャツ着てるものね(笑)

わたしのおススメは、 チンピラを仕切っているクッキーという男を演じているマット・キングさん。 お顔はイギー・ポップで、 身なりはポール・ウェラー。 この写真のいちばん右がクッキー↓
http://www.imdb.com/media/rm120107008/tt1032755

、、ね? お顔イギーでしょ? それでこの三つ揃いスーツかと思いきや、 下はアイボリー色の細いシガレットパンツで、 白いコンビかなんかの革靴なのです。 おっ洒落~~! ますますジェラルドがどんくさく見えます。。

ロックンローラ(2008)

ただ一人でてくる美女Thandie Newtonさんも 美しかった!
http://www.imdb.com/media/rm52998144/tt1032755

この方のお衣装も素敵で、、 その影響と、 以前に書いたティルダ・スウィントン(>>) の影響で、 今年は大人なワンピースの出番が多くなっている今日このごろなのです。。 


ロンドン映画は 音楽もかっこいいところが良いね。

CBGBの映画。

2012-06-05 | 映画にまつわるあれこれ
NYパンクの発祥地となった ライブハウスCBGBの創設者、 ヒリー・クリスタルを描く映画 『CBGB』、、 だいぶキャストが固まってきたようですね。

CBGB (2012) (IMDb)

関心は、 NYパンクのミュージシャンたちを誰が演じるのか、、ということ。

ジョーイ・ラモーンは、『アバター』に出ていた Joel David Moore ですって。。 ジョーイのようにあんなに脚細かったかなぁ、、、 (ブラッドフォード・コックスならいいのに… 笑) 

パティ・スミスには、 Mickey Sumner と。。。 私 この人の映画みたことないな~。


さっきツイター見たら、 イギー・ポップに フー・ファイターズのドラマー Taylor Hawkins の名が、、、(http://amass.jp/6235) 
彼だぁ~い好き! 可愛いんだもん。 スリムだから イギー適任だと思います。。 (かつてどこかの映画で イギーもどきを演じたユアン・マクレガーさんについては 許せな~い! と思いましたが… 、、いえ、ユアン自身は好きですけど)


 ***

残る 最大の関心事は、、 Television の トム・ヴァーレインですね。。 (テレヴィジョンが出ないってことは無いでしょう?? CBGBなんだから、、)


誰がいい・・・? 身長190(?)センチ以上で、 白鳥のように首の長いひと、、、


、、 もうちょっと背が高くてもうちょびっと若かったら August Diehl なんかは良いと思いますが、、 (今度『世紀児の告白』でピート・ドハーティと共演してますね)
http://www.imdb.com/name/nm0225944/

リチャード・ヘルには Ben Whishaw がいいと思います。 英国人ですが、、『アイム・ノット・ゼア』で ディラン役もやりました。。 『レイヤー・ケーキ』でのチンビラ役も光ってました。
http://www.imdb.com/name/nm0924210/