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【Peace on Earth】感動の実話:第一次世界大戦中に起こった「クリスマス休戦」の奇跡

2014-12-24 02:24:42 | シェアー

Peace on Earth(地に平和を

http://matome.naver.jp/odai/2141830336632708601より転載

 

感動の実話!100年前に起こった「クリスマス休戦」の奇跡

今から100年前の1914年のクリスマス。第一次世界大戦、戦時中のクリスマス。あることがきっかけで対立する敵同士である兵士たちが手を握り、サッカーをし、物を交換するなど、クリスマスを祝福する出来事が起きた。「クリスマス休戦」と呼ばれるこの出来事を当時の画像と共にまとめてみました。

 

更新日: 2014年12月19日

rainshineさん

 

1914年、第一次世界大戦でのとある戦場

1914年・第一次世界大戦。冬の12月。ドイツ軍とフランス軍・英軍が、100メートルぐらいで隔てあう塹壕(ざんごう)戦は、砲撃の応酬で悲惨なものでした。

 

戦場に響き渡った「きよしこの夜」

第一次世界大戦が始まって最初のクリスマス。ドイツ塹壕に慰問に訪れたテノール歌手のヴァルダー・キルヒホフよる「きよしこの夜」が戦場に響き渡ります。

当時、世界で最もチケットをとる事が困難といわれるバイロイト音楽祭に、1911~14年にかけて4年連続出演するほどの高名なドイツのテノール歌手です。

この歌が奇跡を起こす

その歌声に聞き覚えがあることに気付いたフランス将校は、ドイツ軍の塹壕に向かって大きな拍手をおくった。すろと、その拍手を聞いた、キルヒホフは、殺しあって憎むべき敵でありながら、自分の歌声に拍手を送ってくれた人がいることに感動する

彼は、相手の気持ちに応えるために、思わずドイツ軍の塹壕から飛び出して、笑顔でゆっくりと敵に向かって歩き出した。

その瞬間、戦場は、戦場でなくなってしまった。 この様子を見ていた両軍の兵士たちが、塹壕から出て来て敵兵と交流してしまったからである。休戦というのは交戦国の上層部が取り決めるのが普通だが、現場の兵士から生じるのは稀なことであった。

 

その響きは木霊のように荒んだ戦地を包み込み、徐々に兵士達の声が一つになった。ぬかるんだ塹壕に、「クリスマスおめでとう!」という声が響き渡った

そして「クリスマス休戦」となる

各国の軍隊は、危険を冒して塹壕から出て非公式の休戦に合意したのだった。このクリスマス休戦が10日にも及んだ所もあった。

前線の至る所で、兵士達はクリスマスを祝おうと努力した。1914年のクリスマスの奇跡は、イギリスとドイツが対峙する前線のおよそ1/3の地域で起こったのだった。

敵同士が分け隔てなくクリスマスを祝福した

 

やがて互いに手を握り、死者を埋葬し、チョコレートや菓子、お酒、タバコなどの配給品を交換したりした。

ドイツ兵は戦場でクリスマスキャロルを斉唱し、イギリス兵も英語で応じ、そして互いにトミー(イギリス兵)フリッツと呼び合い互いの塹壕に招き、イギリス兵はウィスキーを、ドイツ兵はソーセージでもてなしたそう。

サッカーの試合までも行われた

12月25日、兵士たちは銃を置き、サッカーに興じる。場所はベルギーのイープレスの中間地帯。

しばらくすると戦地には、サッカーを始める兵士で溢れかえる。イギリス兵とドイツ兵で行なわれたサッカーの試合は、ドイツの第133ザクセン連隊の公式記録にも残っている。

ただ不幸なことにボールが鉄条網に刺さりパンクして終了。

3対2でザクセンが勝利した

その日は他の試合も行われた。「見渡せば、あちこちで塹壕から出てきた兵士たちが互いに語り合い、サッカーを楽しんでいた」と第133ザクセン連隊のヒューゴ・クレムは語っている。 

しかしそれも長くは続かなかった...。

新年を迎える前に停戦は終わり、戦闘が再開された。その後、戦時中に3回のクリスマスを迎えたが、二度とこうした奇跡は起こらなかった。

出典特集:世界をひとつにするサッカー 2006年6月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

 

クリスマス後も停戦を続けたいと願う兵士がいたが、やがて、両軍の将校は上層部の命令で戦闘を続行。

 

皮肉にも戦争は激化する

この休戦の後、第一次世界大戦が激しくなる。

 

現場で勝手に交流されたら戦意が落ちるということで、両軍の休戦に合意した兵士たちは、上から厳重なる注意を受けたのだという。両軍の上層部は、翌年のクリスマスには砲撃を増強するよう命じたのだった。

真実の物語はいつまでも語り継がれる

1914年のクリスマス休戦についての公式記録は存在しない。戦場の最前線で自然発生的に生まれた非公式の休戦だったためである。兵士たちが様々なかたちで体験を家族たちに伝えたため、語り継がれるようになった。

形を変え様々なメディアでもその奇跡は語りつがれる

映画

第一次大戦下のクリスマスの日に実際に起こった出来事を基にした感動の戦争ドラマ。フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が対峙する最前線で、一つの歌声がきっかけで期せずして一夜限りの休戦が実現、敵対する兵士どうしが束の間の温かな交流をもつさまを描く。

クリスチャン・カリオン監督は、軍の正式記録には残されていないが、ヨーロッパ各地に今も語り継がれる戦場の奇跡を忠実に映画化した。


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