小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

本ミス2019結果

2019年12月14日 | ミステリ界隈
本ミス2019

01.相沢沙呼 medium 霊媒探偵 城塚翡翠  ★★★★★ 10
02.今村昌弘 魔眼の匣の殺人  ★★★★☆ 9
03.阿津川辰海 紅蓮館の殺人  ★★★☆ 7
04.伊吹亜門 刀と傘  ★★★☆ 7
05.白井智之 そして誰も死ななかった  ★★★★ 8
06.柄刀一 或るエジプト十字架の謎
07.方丈貴恵 時空旅行者の砂時計
08.澤村伊智 予言の島
09.青柳碧人 むかしむかしあるところに死体がありました
10.平石貴樹 潮首岬に郭公の鳴く


いいところまでは行くと思ったが「medium」が1位を獲得した。私的1位でもあり大満足。それどころかベスト5を全て読んでいて、本格ミステリ的にはなかなか良作揃いの年だったのではなかろうか。
白井智之は「お前の彼女は二階で茹で死に」ではなくこちらがランクイン。というかこのミス・文春には一作も入らなかった。あっちは超下品だったから「そして誰も死ななかった」のほうが投票しやすかったのは確かだろう。
昨年タイトルを総なめした今村昌弘は惜しいところで無冠に終わったが、一発屋ではないことを証明した。
それにしても「medium」といい「魔眼の匣の殺人」といい、宣伝手法には大いに疑問を感じた。頼むから作者に迷惑だけは掛けないで欲しいものである。
また阿津川辰海はこれでデビュー以来3年連続の、著作全てがランクイン。このミスでも初めて上位に食い込んだのは、こちらはお求めやすいレーベルのおかげで宣伝の勝利かも知れないと思ったり。
苦手な6位と獄門島を読んでない10位は敬遠するが、7~9位もいずれ読みたい。
コメント

7/31のNXT #518  決勝に影響の出る塩試合

2019年12月13日 | 今週のNXT
タイラー・ブリーズ ◯-× ジャクソン・ライカー
(ロールアップ)

裏投げで動きを止められたブリーズはライカーに攻められ、反撃も場外のフォーガットン・サンズ他メンバーに妨害される。
だが必殺のチョークボムを回転エビ固めに切り返し、ライカーにNXT初黒星を付けた。

その後、サンズに三人がかりで襲われていると、負傷欠場していた相棒のファンダンゴが復帰し、ブリーズを助け出した。


NXTブレイクアウトトーナメント準決勝
ブロンソン・リード ×-◯ キャメロン・グライムス
(ダブルフットスタンプ)

リードのパワーに手を焼き、グライムスは不意打ちや反則気味の攻撃に活路を見出そうとする。
リードはドロップキックやハイキックを突き刺されても倒れない頑丈さを見せたが、ロープに飛んだところをカウンターのダブルフットスタンプで正面から踏み潰され、グライムスにフォールを奪われた。
決着以外で客席はさっぱり盛り上がらなかったので決勝に影響が出そうな気がする。


・NXT女子王座戦へ

女子王者シェイナ・ベイズラーがバックステージでお供二人を襲撃したミア・イムを呼び出し、望み通りにタイトル戦を承諾した。フェイスとヒールの役どころが逆になっている。


ピート・ダン ◯-× ロデリック・ストロング
(指折り)

試合のおよそ7割以上をストロングが支配するが、ダンは合間に強烈過ぎる打撃を返し、ダメージ総量では互角の様相。
終盤は大技の応酬となり、温存している隠し技も次々と飛び出す展開に。最後はストロングがタイガーボムからボストンクラブに固めかけるも、ダンに指をつかまれ三角締めに捕らえられ、裏返してマウントも取られてしまい、指折りにたまらずタップした。

疲労困憊のダンの背後にベルベティーン・ドリームが現れ、王座ベルトで殴ろうとしたが、タイミングを逸して振り返られてしまい、とりあえず決めポーズを見せたが指をねじられ、ビターエンドで叩きつけられてしまった。
コメント

ミステリ感想-『ベーシックインカム』井上真偽

2019年12月12日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
日本語を学ぶため幼稚園に勤めるエレナは、乱暴な幼児の言葉からあることに気づく…言の葉の子ら
豪雪の中に取り残された一家。父だけが腕を失った奇妙な姿で死亡しており…存在しないゼロ
謎の失踪を遂げた妻。夫は彼女のはまっていたVR怪談の中に手がかりを求める…もう一度、君と
盲目の娘へ人工視覚の手術を受けさせようとする父。ところが不意に資金を失ってしまい、娘はある推理を立てる…目に見えない愛情
ベーシックインカムにより金目的の犯罪は消えると主張する教授。彼の金庫から通帳が盗まれ…ベーシックインカム

2017年日本推理作家協会賞(短編)候補(※言の葉の子ら)


~感想~
ある共通のテーマを用いた短編集。
「ある」とぼかしてみたものの表紙には堂々と「SFミステリ」と書かれている。ある一編のネタバレになっているのだがなあ…。

それはともかく、SFといっても近未来の誰しも聞いたことのある技術が用いられているだけで、敬遠する必要はない。
SF要素を加えることで、物語に捻りと斬新さを付与することに成功しており、一風変わった読書体験ができるだろう。
個人的な好みは、日本推理作家協会賞の候補にも挙がった「言の葉の子ら」と、全作品を強引に連作短編集として束ねてしまう表題作が良かった。
あと読んでいる最中になぜか何度も深水黎一郎の作品と勘違いした。いかにも深水が書きそうな話なんだよな。
「その可能性はすでに考えた」や「探偵が早すぎる」等のライトかつ本格ミステリな作風だけではない、作者の新境地が現れた、なかなかの好短編集である。


19.12.10
評価:★★★ 6
コメント

第十五回60分大喜利 質問等窓口

2019年12月11日 | お笑い
年忘れ第十五回60分大喜利についてご意見・ご質問等ありましたらこちらのコメント欄やチャット室、ツイッター等にお知らせください。
コメント

ミステリ感想-『今昔百鬼拾遺 鬼』京極夏彦

2019年12月10日 | ミステリ感想
~あらすじ~
「絡新婦の理」の事件後、転校した呉美由紀はまたも友人を殺された。
友人は「自分の血筋の女は斬り殺される」と言っており、事件に不審さを感じた美由紀は京極堂を訪ねるが、不在のため中禅寺敦子を紹介される。


~感想~
十数年ぶりに百鬼夜行シリーズを読んで驚いたのだが、脳内イメージが完全に志水アキの漫画版に塗り替えられていて、しかも全く違和感なかった。やはりあれ以上完璧なコミカライズを自分は他に知らない。
シリーズ未読の方は、レンガ本と呼ばれる分厚い本編に手を出しづらければ、ぜひあの完璧な漫画版を読んでいただきたい。

…あ、本作の内容は普通。すげえ普通。
この限られた登場人物数で意外性を演出するのはほとんど無理ゲーで、真相は予想の範疇を出ない。しかし見どころは拝み屋の憑き物落としも、探偵の妖怪退治も不在で期待できない中、ある意外な人物がブチギレて全て丸く収めてしまうところ。そのキレ芸だけでも一見の価値があるだろう。
薄いながらに百鬼夜行シリーズの雰囲気が十分に楽しめるし、なにより作者にまだこのシリーズを書く意欲があったことが何よりの朗報で、ファンは必読である。


19.12.4
評価:★★★ 6
コメント

今週のキン肉マン #302 マリキータマンの胸が示すもの!!

2019年12月09日 | 今週のキン肉マン
・ナパームストレッチに縦回転を加え威力よりも妨害排除に重きを置いたのか
・黒焦げになったマリポーサや骨だけになったゼブラやマッスルリベンジャーで鉄柱に脳天叩きつけられたビッグボディが生き返る世界で、真ソルジャーを死んだままにする威力だからねナパームストレッチ
・Aの文字には理由があったけどBにはもう説明すら付かないw
・本命視されていたネプチューンマンがパートナーだったらLのロールシャッハを加えてANL(ア○ル)になるところだった
・何も鉄柱に串刺しにしなくても…と日本中をドン引きさせたナパームコンビネゾン
・みんなマリキータのやりたい放題には報いを受けろと思ってたけど何もここまで…
・虫だから標本みたいに串刺しにしたのかな?
・さすが残虐の神に見込まれた男
・一番やばいのはこれを心臓病のフェニックスにやろうとしてたという指摘に笑った
・これを事前に回避するために空中リングを用意し、先にブロッケンを排除したフェニックスが知将として再評価されてるのも笑う
・マリキータも自身の過ちを悟り退場
・最後の言葉は仇を討てでも勝てでもなく、オメガのために正しい選択をだった
・これでマリキータ死んだと思ってる奴多いけどアタル兄さんをなんだと思ってるんだ
・シルバーマンじゃないんだぞ
・これなら無事かもと凹んでる所にアロガントスパークで落としたシルバーマンと比べると完全に殺しに行ってるけどな
・邪魔にならない所へどいてから力尽きるブロッケン有能すぎるけど面白すぎる
・アリステラの猛攻を甘んじて受けるソルジャー
・そして最強奥義をあっさり返す
コメント

7/24のNXT #517  普通に暴行罪

2019年12月07日 | 今週のNXT
NXTブレイクアウトトーナメント準決勝
ジョーダン・マイルズ ◯-× エンジェル・ガルザ
(ぶっこ抜きジャーマン)

エプロンに立ったマイルズの足元のシーツを引き抜く普通に危険な技でガルザはペースを握り、一方的に攻め続ける。
マイルズはコーナーに頭を叩きつけられそうになると目を覚まし、反撃に出るが長くは続かない。
しかしライオンサルトを回避するとスーパーキックを側頭部に浴びせ、ぶっこ抜きジャーマンで逆転勝利を挙げた。


ザイア・リー ×-◯ ビアンカ・ブレア
(TOD)

ビアンカが怪力で試合を支配し、ザイアにほとんど反撃させずあっさり勝利した。


・ミア・イムが襲撃 2

ミアがバックステージでジェサミン・デュークを襲撃する監視カメラ映像が流された。先週に続き普通に暴行罪である。


・北米王座戦へ

NXT北米王者のベルベティーン・ドリームが話しているとロデリック・ストロングが割り込む。対戦が決まりかけた時、NXT UK所属のピート・ダンが久々に現れ、文句を付けようとしたストロングを指折りで瞬殺し、王座戦へ名乗りを上げた。


ケイシー・カタンザーロ ×-◯ 紫雷イオ
(キャンディス・レラエの乱入により反則)

無地の黒ずくめの衣装で現れたイオはケイシーを圧倒するが、キャンディスが報復に現れあっという間に反則決着となった。
キャンディスはパイプ椅子を持ち出して殴ろうとしたが、イオは素早く逃げていった。


キース・リー ×-◯ ダミアン・プリースト
(ローリングカッター)

序盤は互いに余裕綽々の笑みを浮かべながら技を掛け合うが、プリーストが得意の打撃からオールドスクール(ロープ渡り)を披露し攻勢へ。
リーは怪力で反撃に出ると、プリーストのサマーソルトプランチャを空中で捕獲。脱出され階段へ蹴り込まれるが、すぐさま起き上がるタフネスぶりを見せる。
しかしプリーストは卑怯にもレフェリーを盾にすると回転上段蹴りを喰らわせ、必殺技でとどめを刺した。
コメント

7/17のNXT #516  UFC VS カポエラ

2019年12月04日 | 今週のNXT
マット・リドル ◯-× アルトゥーロ・ルアス
(パウンド連打→レフェリーストップ)

ルアスは元アドリアン・ジャウジ。カポエラはやめてMMAスタイルにしたようだが、足運びにたまにカポエラが混じっているようなw
そのファイトスタイルでは元UFCのリドルには分が悪いのではと思われたが案の定で、飛び膝で倒されるとパウンドを浴びせられ、レフェリーに試合を止められた。

試合後、キリアン・デインが現れリドルを襲撃。
入場口でセントーンを喰らわせると床が抜け落ちた。


・ミア・イムが襲撃

ミアが駐車場でマリナ・シャフィールを襲い、車のドアを頭に叩きつける映像が流された。
どっちがヒールなんだ。


NXTブレイクアウトトーナメント一回戦
ブロンソン・リード ◯-× デクスター・ルミス
(スプラッシュ)

ルミスはTNAでサミュエル・ショーの名で活動したキャリア12年。
リードもキャリア12年で、ノアにTMDKの一員として参戦していたオージー。将来的にシェイン・ソーンと組むだろうか。
ルミスはサマーソルトプランチャとセントーンボムを敢行したがいずれも不発で、リードのただのスプラッシュで押しつぶされた。


KUSHIDA ◯-× アポロ・クルーズ
(桜庭ロック)

クルーズが一軍からゲスト参戦。ウーハー・ネイション時代に対戦経験はあったのだろうか?
KUSHIDAのスピードにクルーズはパワーで対抗し、どちらも主導権を渡さず技を繰り出し合う。
最後はKUSHIDAが雪崩式腕ひしぎ十字固めを決めるが、強引に立ち上がり逃げられそうになると、桜庭ロックに切り替えてタップを奪った。


・アダム・コールがボコられる

コールは、ジョニー・ガルガノがNXT王者時代に若手のトワンを激励する映像を流し、トワンを呼び出すとからかわれて怒ってるならビンタさせてやるぞと誘う。
だがその横からガルガノが現れ、コールを一方的に叩きのめした。
コメント

2019私的このミスベスト20

2019年12月03日 | ミステリ私的ランキング
01.相沢沙呼 medium 霊媒探偵 城塚翡翠  ★★★★★ 10
02.澤村伊智 予言の島  ★★★★★ 10
03.月村了衛 欺す衆生  ★★★★★ 10
04.陳浩基 ディオゲネス変奏曲  ★★★★★ 10
05.若竹七海 殺人鬼がもう一人  ★★★★☆ 9
06.今村昌弘 魔眼の匣の殺人  ★★★★☆ 9
07.青崎有吾 早朝始発の殺風景  ★★★★☆ 9
08.白井智之 お前の彼女は二階で茹で死に  ★★★★ 8
09.三津田信三 白魔の塔  ★★★★ 8
10.葉真中顕 BLUE  ★★★★ 8
11.葉真中顕 W県警の悲劇  ★★★★ 8
12.宇佐美まこと いきぢごく  ★★★★ 8
13.白井智之 そして誰も死ななかった  ★★★★ 8
14.島田荘司 盲剣楼奇譚  ★★★★ 8
15.阿津川辰海 紅蓮館の殺人  ★★★☆ 7
16.早坂吝 殺人犯 対 殺人鬼  ★★★☆ 7
17.青柳碧人 むかしむかしあるところに、死体がありました。  ★★★☆ 7
18.早坂吝 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー  ★★★☆ 7
19.伊吹亜門 刀と傘  ★★★☆ 7
20.京極夏彦 今昔百鬼拾遺 天狗  ★★★☆ 7
コメント

今週のキン肉マン #301 "L"と"望み"!!

2019年12月02日 | 今週のキン肉マン
・久々のグ…グム~ッ
・シマウマやアタルは不思議な図形じゃなかったとでも?
・「やられていくだけの仲間に送る最後の言葉みたい」ごもっともすぎる
・遠い遠い先祖より親父を殺されたほうがきついよ
・カレクックとゼブラに致命傷を与えたマリキータのフェイバリットを鎧袖一触!
・初手で白刃取りされたベル赤で!
・しかもそんなに大きくないコマで!
・そしてもっと小さいコマで地獄のコンビネーションみたいな技を返すグロリアス
・アレをやるぞだけで伝わるのすごすぎる
・肉のカーテンで軽々止められたグロリアスの絶望の表情
・さあ物議を醸した凶悪ツープラトンのおでましだ!
コメント