ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 ヘボちゃん、連日の Big 交尾ショー!!! 』

2023-12-10 14:29:42 | 日記

             

例年より半月も遅れたヘボちゃんの交尾Big Show が続いている!!! 12/6(水)は寒波が入り終日非常に寒い日だった!!!今にも雪が降り出しそうな日でこれが終日続いた・・・ 当然前日の夜からで、日が暮れても氷点下以下!!!、今年一番の寒波だった。

翌日は朝から太陽が出る小春日和になった!!!  毎年の事だがヘボちゃん交尾、big ショーになるな!!!と直感した。 交尾は約半月遅れの展開だったがこの小春日和は交尾挽回の訪れとなった!!!前日の真冬日は働き蜂が、時々、ポロン、ポロンと出るくらいでガラス温室は静かなものだったが大轟音と化し出入り口は交尾蜂も離巣するというオマケが付き偉い騒ぎとなった!!! 3巣ともボロボロの出巣が展開されていた。 御存知だと思うが交尾蜂(♀&♂)達は出巣の際記憶飛行はしない!!!巣を離れると2度とこの巣には戻らない!!! 大きな輩が低音の羽搏きを響かせ室内に散って行く・・・

先に出た雄蜂達は轟音を響かせ室内を徘徊している。もう大分前の話になるが、友人と女王蜂の行動を追跡した事があった。二人で追跡したので間違いは無いと確信するが、離巣した女王蜂は暫く徘徊をしている。やや疲れた!!!という所で羽を止め、休む瞬間がある・・・この時間帯からであろうか? 女王蜂はフェロモンを出していると考えられる・・・事前に出巣し、新女王蜂が出すフェロモンを嗅ぎ付け交尾行動に出る・・・見ていると蟲さんとは言え結構強烈なアタックを加えている・・・そして上手く気が合うとオツルミへと展開する・・・

交尾時間は普通精々2~3分と短く、正常位から新女王蜂が体を捻り雄の背中を齧る齧り行動に入る・・・これが始まり暫くすると雄は交尾器:バルバを解き交尾が終了する。こうした女王蜂の齧り動作は雄に対し『交尾を止めろ!!!』と言う合図と考えられる。 バルバが中々外れない場合もあり女王蜂は大きな口を目一杯広げ雄の背中をガリガリ齧り捲る。こした合図があっても中々外れない場合も暫しあり、これが長時間続くと其処には女王蜂の死が待っている!!!超寒い時期の交尾には死と言う大変困った要員が見え隠れしている。故に、交尾末期、女王蜂が送る齧り信号は強烈で大顎を全開させガリガリ齧り捲る。ガラ温室内でも雄のバルバを放して貰えないと20~30分後女王蜂を引きずった女王蜂をよく見て来た!!! 特に寒い日の交尾は極々稀だが、よく見て来た!!!

初冬とはいえ寒波の後の小春日和はソレ!!!!と言わんばかり交尾のビックショーが展開される!!! 12/7(木)この日は絶好の小春日和!!!ガラ温室では今年最大の交尾合戦が展開された!!! 頭を天井に向ければ何処でも交尾番が見られた!!! ガラス温室は、掴む相手がガラス故鉤爪を立てられない為だろうか?自重と雄蜂の重さを堪え切れず落下する御仁が多い!!! 交尾撮影は足場が悪いため超簡単なスタジオを設け其処で撮影するがそれにしても交尾時間もほんの瞬間故困難を伴う!!!モタモタしていると番は直ぐ離れてしまう!!!12/7の小春日和は大大ビック交尾ショーが展開された!!! モデルさん達がスタジオの周りに降って来てくれた!!! 次から次へと降って来るのでモデルさんには事欠かされず無問題!!!!!  こうした作業をもう30年近く続けるが今年がベストヲ記録した!!!この日、一体、何番の交尾カプルが誕生したのだろう? 交尾には時間帯があり、凡そ9時半くらいから11時半と言った陽の当たる午前中と言える!!! 12時を過ぎるとピタッと交尾が見られなくなるからこうした交尾は彼らが最も得意とする光周性を超効率よく活用させていると言える・・・ 兎に角、御日様が無ければ交尾は先ず見られないから驚かされる。その上、交尾時間は午前中の11時半としているからハイテクな蟲さんだと思う!!!

今年は運よく、こうしたビックショーが8、9、10日と4日も続いた!!!!! もう12/10だというのに大ビックショーが・・・ そして、30数年続けて来た中で最大級の出来事となった!!!人生の終焉を迎えつつあるが、こうした現象は老い耄れ爺にとって願っても無い贈り物になった。 

 

今年の最大課題は、上手く『キイジス(キオビクロスズメバチ)』の終焉組と『シダクロスズメバチ』の克ち合わせを設け、一昨年、3番(つがい)も見た『キイジス』♀、頭出し『シダクロ』♂の番を考えたのだったが、昨今『キイジス』の生息が激減してこの課題は未達成に終わってしまった!!! 蟲さん:昆虫の世界では異種間交尾は無いとされているがこの眼で見てしまった以上どうしても証拠を残して置きたい!!!と仲間:Oさんとかなり頑張ったが、この所続いている夏の猛暑に祟られ念願が適っていない!!! 来年は種蜂の証が確保で来ているので夢の実現になるかも知れない? もうこうした作戦はOさんと夏から始まっていて両種の種蜂確保となっている。。。 果たして????

ここ数日、またまた新課題、閉ざされた環境下で雄蜂:♂も飼育する手法を編み出した!!! 雄には採餌能力が無いとされてるが、離巣した雄蜂でも砂糖水の散布で結構長生きさせることが出来ることを見出した。 雄蜂:♂の飼育である。。。来年は大々的に遣り、1日でも長く元気よく長生きさせより交尾に専念させる手法を確立させたい。面白いことに、今、飛べなくなった雄蜂に砂糖水を与えると略、腹部が満タン:長くなるまで砂糖水に固執することを発見した。そして、見ていると満腹になると急に元気が出出し、飛べるようになる!!! 雄蜂に給餌しより体を頑強にさせ、強い子孫を残す!!!こうした発想が実現させられる!!! 昆虫の多数回交尾云々!!!が一時期話題になったが、昆虫の多数回交尾は有り得て雄からの夜強い精子を雌に抱きさせられるのではないか?と考える。昆虫(蜂)の生殖は非常に神秘的で産卵時雄♂、雌♀の産み分けコントロールには脱帽させられる。如何なる意識的産み分けシステムが構築されてるのだろうか? 神秘の世界の何物でもない!!!!! 今年は、雄蜂に餌を遣る術をマスターした。 僅か6坪のガラス温室に超巨大巣3巣を入れこの子達を手玉に操りる事が出来る事が解った!!!本当の可愛い子達である!!! 理に適ったことは何でも実現してくれるから本当に可愛い!!! 今年、雄蜂にも可成り強度の採餌維持能力がある!!!!!事が解った。だが、餌を探す能力は極めて低い。集団で体を休む習性が強いのでそういう場所に砂糖水等を噴霧して遣ると死にもの狂いで採餌行動を執る。これまた神秘の世界、満腹:腹いっぱいになると飛べなくなった雄蜂でも数分もすると飛翔できるから凄いと感じ入る!!! これは結構重要な情報で強い雄を長生きさせるという事は強い子孫を残せられ得ることとも相通じる・・・ この手法は長時間飛び続けた女王蜂に付いても言え、離巣後何も食べず交尾⇒休眠と言う過酷な状態を長時間維持させる難題に一つでもある。折角交尾した女王蜂が休眠中にし至る現象は嫌と言うほど見て来た。離巣時、満腹状態で出巣している筈ではあるが、交尾活動中体中に貯めた脂肪分:グリコーゲンをある程度はどうしても使ってしまい冬を乗り切れない新女王蜂を多く見て来た。この消耗脂肪原因の補完にも繋がる!!! 砂糖水を舐める新女王蜂もかなり居る所を見ると頷けられる。

こうしてヘボちゃん達を具に見て来ると人間様にもマダマダ御援助出来得る点が多々ある事を知った初冬になった・・・

今日は何番(つがい)のカプルが誕生したのだろう?    ザックリ見るに数百番(つがい)は間違いないだろう・・・ なんとも頼もしい蟲さん達ではないか!!!     

 

コメント
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