来る日も来る日もガラ温室に入り浸り!!! 「キイジス(キオビクロスズメバチ)」の交尾観察に入り浸り状態が続く・・・
嬉しいことに今年の「キイジス」飼い蜂は今まで囲い込んだ中で最高の出来栄えとなり数多くの交尾蜂を産出した!!! 近々、コロニーの大きさをお披露目したいと思っているが、今日時点で未だ通いが有るのでバラス訳にもいかず状況を覗っているが終盤に入ったことは確かだ。通いも超細くなり餌取りは勿論の事皆無になり砂糖水採取も細くなった。時々児捨て働き蜂が出て来るので幼児補給を中心に最後の交尾蜂支援に入っていると事が伺える・・・
昨日も多くの女王蜂が見られたが交尾の促進はそれ程でもなく一寸首を傾げる❔(はてな)を感じた。人間様には感じ難かったが気温上昇が強かったのでは?と想像する・・・今回の観察で『山岳地帯の貴婦人(キイジス)』交尾形態が観察観察でき略マスターの域に達した!!!!! 思い返せば10年来の集大成になる。それ程数多くの交尾蜂が生まれ観察に事欠かなかった!!!『軍(シダクロスズメバチ)』の観察は既に完成域に達しているので Vespula 族観察は略満足の域に達し興味ある蜂狂さんにも胸を張って講釈が言える観察知識を得た。。。その要約を認めておこう・・・
1、雄蜂(グレ)、女王蜂が幾ら出ていても交尾環境条件が整わないと交尾(交尾ラッシュ)には至らない。
2、交尾適期条件は、時間帯と陽の光にある!!! それは小春日和の10時半~11時半・精々12時の時間帯(ガラ温室の場合)。自然界ではこうした適期条件は更に狭ま間っている事だろう・・・ 光周性の支配条件下に存在している事を知る。何故、こうした時間帯に集中するのか?実に不思議に思えるが陽の光の角度を条件にしているのだろうか?余り暑過ぎても交尾は促進されない!!!
等々の名場面が数多く撮影出来た。。。 各々のステージもお気に入りで何と言っても最近のカメラはピントがピシャリ来ているので画像が生き生きとしている・・・
こうした条件は同じ Vespula 族でも軍(シダクロ)、ピン(ピンちゃん)は略似通っているが、「キイジス」の方がより敏感のように思える!!! それは、早生種故に気温が比較的高い時期から交尾が始まる故気温条件が整い陽の光と高さとの交互作用相関を採用しているものと考えられる・・・ こういう条件下でも更に陽の光と適期の気温を選ぶのだから撮影にもかなりの気を使う。
こんな観察をしながら絶好の交尾場面を頂戴すべく毎日のように半日近く覗きさんを繰り返した・・・ 言う迄もなく気温が高いと交尾期間は短い。 精々1~2分程度位だろう? 交尾状態になり1分と経たない内に S の字状態になり真女王蜂は雄のバルバ開放を促す!!!!!この程度の時間で十分な精子が受け渡せているのだろう? 今回は新女王蜂の数が尋常ではなかったのでこれを特定化して追跡、複数回交尾がされているのか?否か?の観察は不可能だった・・・ 過って、その昔、おない蜂狂仲間の百ちゃんとコロニーの小さい巣で同じ女王蜂を二人で追跡!!!、難解交尾をするか追った事があったが、この時5回を数えた・・・ 多数回交尾を叫ぶ蜂狂さんも居るが自然界でこんな事が頻度多く実現出来ているか?知る由も無いが、ヘボちゃん女王蜂に教えて貰いたいものだ・・・ 老い耄れ爺が常識的に考え雄、グレの群団内に飛び込む女王蜂が果たして何パーセントいるか? 仮にグレの仲間に飛び込んでも果たして巧く交尾に結びついているか?すら掴め切れていないのが実情でこれもヘボちゃんに聞いてみたいものだ!と・・・ 兎に角、決まりきった狭い閉鎖空間ですら早々簡単に交尾状態には入らないのが実情で実に神秘の世界である・・・ 閉鎖空間故に交尾適期条件に至らないという事も逆説的に考えられる・・・
とは言え、今回も画質のイイ交尾画像を数多く撮影出来気分である。 それにしても「キイジス」は山岳地帯の貴婦人を名乗るだけあって奇麗な Vespula である・・・
明日、明後日、飼い蜂9巣の交尾準備に入りたい。 物凄いコロニーに出来上がっているのでこれ等をガラ温室に入れると一体何が起きるだろうか? 一寸空恐ろしい気がする・・・ 暫くは、防護服着用でないと??? 餌遣りも大変だ!!! こんな事が出来るのも今年が最後になるかも知れない?