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ウクライナ支援の最右翼、グラハム議員がまたまた変節 ウクライナ支援は「寄付ではなく融資のかたちが望ましい」(宮崎正弘国際情勢解題)

2024-03-22 | ロシア・ウクライナ情勢

ゼレンスキー支援の最右翼、ウクライナ徹底応援団長のリンゼー・グラハム上院議員(共和党。サウスカロライナ州選出)が、またキエフを訪問した。キエフべったり議員の訪問はロシア侵攻開始からたぶん3回目である。

グラハムはゼレンスキー大統領と会談し「トランプ前大統領の主張のように米国のウクライナ支援を供与ではなく融資にするべきだ」との考えを伝えた。

グラハムは「無利子で(返済)免除可能な融資というトランプ氏の案が最も可能性の高い道だ」とし、会談後にSNSに投稿して、米国の債務膨張という現実を理由に「友人を助けたいと思うのは分かるが、自国の経済状況も考慮しなければならない」と述べた。

グラハムはウクライナ支持派の最右翼だが、徐々に変節しており、2月に約600億ドルのウクライナ支援を含む追加予算案には反対していた。グラハムの政治姿勢は猫の目のようにきょろきょろと変わる。「プーチンを暗殺すべきだ」と発言したためロシアからは逮捕状がでている(23年5月29日)。

2016年にはいきなり大統領予備選に出馬して真っ先に降板、テッド・クルーズ支援に回ったが、その後はトランプに付いたり離れたり、定見がないかのように議会でうろうろするため、信用するにいま一歩。

しかし、グラハムの変節により、ホワイトハウスからウクライナ応援団長格だったヌーランド国務次官が去り、議会には執拗に「ウクライナ援助! 援助!」を叫ぶ議員は少数派に転落した。


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