2021.7.30日米台戦略対話で発言する安倍前首相(中央) =29日、国会内
日本と米国、台湾の有力議員らによる初の「日米台戦略対話」が29日、ウェブ会議形式で開催された。主催した超党派の議員連盟「日華議員懇談会」(古屋圭司会長)顧問である自民党の安倍晋三前首相は、中国による軍事的覇権拡大の動きに懸念を示し、新疆ウイグル自治区や香港での人権侵害について警戒感をあらわにした。
「香港で起こった . . . 本文を読む
滴滴やファーウェイ、ZTEばかりではない、滴滴(DIDI)は6月30日にNY市場に上場し、予定価格14ドルのところ、初値が18ドル。時価総額はいきなり7兆5700億円となった。四日後、中国はDIDIを手入れして審査に入ったため株価は暴落した。
7月9日の時価総額はピークから2兆3000億円ほど減らして、5兆2000億円ほどになった。米国ファンドにも損害がでたことは明らかだろう。上院議会銀行委員会 . . . 本文を読む
2021.7.29選手村につるされた「寅が降りてくる」と読める垂れ幕(ロイター)
東京五輪での日本代表の快進撃が止まらない。第5日の27日、ソフトボール決勝は、エース・上野由岐子の力投で、日本が北京大会以来13年ぶりの金メダルを獲得した。柔道男子は81キロ級の永瀬貴規が金メダルを奪取し、競技初日から4階級をすべて制した。世界各国・地域の選手の活躍も含めて、人々が感動・歓喜に沸くなか、日本のあら探 . . . 本文を読む
日本人の大半が漢字を誤解している。漢字を通して中国人を判断するのも、文化的に大きく誤解をしている。
漢字は表意文字である。そこには言語学的に、表現力においても自ずと限界があり、現在・過去・未来の動詞変化が欠如しており、まして助動詞も、前置詞も、形容動詞もない奇妙な言語が中国語なのだ。
ところが、文字を持たなかった日本に五世紀頃から流入し始めたため、日本は中国を文化大国として崇めるという倒錯した . . . 本文を読む
2021.7.28島部奪取演習を行う中国軍だが、オースティン米国防長官も一歩も引かない(ロイター)
「平和の祭典」である東京五輪開催中の27日、中国の国営テレビは「台湾侵攻」を想定したとみられる軍事演習の映像を放映した。台湾が五輪で存在感を高めていることに反発したのか。一方、東南アジアを歴訪中のロイド・オースティン米国防長官は「米国の利益が脅かされたときはひるまない」などと、中国の圧力に屈しない . . . 本文を読む
2021.7.27
菅首相はマクロン大統領(左)と会談。習国家主席の包囲網を構築していく
東京五輪の熱戦と並行して、菅義偉首相は来日した各国要人らとの「マラソン会談」をこなした。中でも、フランスのエマニュエル・マクロン大統領との会談では、新型コロナ禍での五輪開催の経験を、2024年のパリ五輪・パラリンピックと共有するだけでなく、軍事的覇権拡大を進める中国共産党政権を念頭に、「自由で開かれたイン . . . 本文を読む
2021.7.24サキ報道官(AP)
世界全体で414万人以上もの死者を出し、東京五輪の大半を「無観客」開催に追い込んだ新型コロナウイルスの「起源」解明をめぐり、日米と中国の応酬が展開された。世界保健機関(WHO)が中国での追加調査計画を打ち出したところ、日米は賛同し、中国が猛反発しているのだ。このままでは、来年2月開幕の北京冬季五輪にも影響が出かねない。
「起源解明につながることが重要だ。追 . . . 本文を読む
2021.7.27文大統領(共同)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、東京五輪の開会式に合わせて訪日することが検討されていたが、見送られた。
菅義偉首相は、もともと日韓首脳会談について積極的ではなかった。本コラムに再三書いてきた通り、菅首相は官房長官時代の2015年、慰安婦問題に関する日韓合意で安倍晋三政権内で実質的に汗をかいて合意までこぎ着けた当事者でもあり、それが反故(ほご)にされた . . . 本文を読む
既報のように、一日千名前後の香港の若者、カップルらが「永久におさらば」して香港國際空港から英国へ向かっている。
英国が新天地というわけでもないが、とりあえず自由社会に腰掛け、西側の何処かに落ち着こうと子連れの若いカップルが多いことは前にも書いた。
ロンドン市長のサディク・カーンは「BNO(英国籍パスポート)保持者の英国移住を歓迎し、市としても、120万ドルを予算化して支援する」とした。
習近 . . . 本文を読む
2021.7.26プラカードは「チャイニーズ・タイペイ」だったが…(共同)
23日に国立競技場で行われた東京五輪開会式で、台湾の入場順が話題となった。事前の発表では「チャイニーズ・タイペイ」の表記に合わせて「チェコ」の後とされていたが、実際には「大韓民国(韓国)」の後に入場、「台湾(たいわん)」の名称を尊重したことになる。
日本語の五十音順での入場となった今大会では、公式サイトの . . . 本文を読む
習近平が無事に北京に帰り着いてから、公表された。7月22日に習近平は初めてチベットを訪問したことが。よほど暗殺を懼れていたのだろう。
前日にも習近平は、四川省成都からチベットのニンチェに繋がった高速鉄道の駅や関連施設を訪問したとされ、またインドのアルナチャル・プラデシュ州との国境にあるダム工事現場を訪問したことが合わせて発表された。
劉鶴副首相らが同行し、ラサ市内ではポタラ宮殿前、繁華街などを . . . 本文を読む
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中国共産党百年の式典で、独裁皇帝は言いはなった。「つぎの百年」だと。日本をウイグルに、ジェノサイドが始まっている。あの文化人もコメンティターも洗脳。電波、新聞、そしてSNSの言論空間も中国のサイバー攻撃と操作で乗っ取られた!議論の前提を破壊する「認知戦争」とは中国オリジナルの「超限戦」のタクテック!中国軍は日夜、台湾 . . . 本文を読む
ノルドストリーム1は、ウクライナとポーランドを通過してドイツへ送られるガスの生命線だ。その二倍もの容量のガスをおくるノルドストリーム2は、バルト海の海底を通して、直接ドイツへ送られる。
ドイツがロシアに接近し過ぎることは欧州全体の安全保障に直截な影響力を持つとして、フランスなどEU諸国は反対の態度だったが、もっと経済的な悪影響が出るのは、従来パイプラインの通過料で潤ってきたウクライナとポーランド . . . 本文を読む
すでに多くが語られ尽くした観があるが、若い世代は、まったく知らないし、無知である。
戦争末期に侵攻してきたソ連兵が旧満州の日本人に何をしたか。シベリアへ抑留した日本兵にどんなに壮絶な労働を強要したか、日本人女性をなぶり者にした挙げ句に殺害したか。
エリツィンは日本の抗議に耳を傾けたが、「それは私たちとは異なる世代の人たちの行為だった」と反省の色なし。ましてプーチンは日本から盗んだ北方四島さえ、 . . . 本文を読む
「台湾代表処」がリトアニアの首都にデビューする。中国は猛烈に抗議したが、リトアニアの決断に揺るぎはなかった。
7月20日、リトアニア政府は台湾の事実上の大使館のビリニュス設置を認めた。直前にもリトアニア政府は、中国主導の「17 プラス 1」から脱退を声明した。ダムの決壊のように、中国主導のBRI(一帯一路)プロジェクトの一角が崩れた。
三月の「17プラス1」の首脳会議にリトアニアは欠席した。エ . . . 本文を読む