イースター前の武漢コロナ終息を希望し、教会でともにイースター(4月12日)を祝おうと目標を掲げていたが、不可能と悟ったのか、延長すると発言し、同時に「米国は空気清浄機の大量生産に踏み切る」とした。イースター前を豪語してきたのは支持基盤のエバンジュリカル対策だった選挙向け発言の要素も強い。トランプはGMに対しても人工呼吸器の早期製造を要請していた。分野違いのGMは、よほど暇なのか? それとも部品メー . . . 本文を読む
世界史、とりわけ戦後史はいまだ解明されないミステリーに包まれている。ヤルタ密約、ポツダム密約はルーズベルトの不覚、チャーチルの阻害、そしてスターリンの高笑いで済ませられるのか?誰がソ連帝国の膨張を許し、誰が中共を作ったのか?この本の第一テーマはマルクス主義歴史観による戦後史解釈を根底から糺すことにある。日本のみならず欧米でも主流だった歴史家たちの、戦後世界史を裁断した所謂「進歩史観」が間違いだった . . . 本文を読む
「鉄は国家なり」が合い言葉だった。明治維新の熱気が産業の振興に拍車をかけ、国家建設の主柱が鉄だった。建築の鉄筋も、鉄道のレールも橋梁も、そして自動車も鉄、鉄製品が基幹である。日本経済は鉄とともに躍進してきた。たぎるように日本人の熱血とともに技術も急発展し、産業の裾野を拡げてきた。 しかし粗鋼生産で世界一だった日本の凋落は、中国など新興諸国の製鉄起業とダンピング輸出によって弱体化した。 市 . . . 本文を読む
2020/03/23 会談前に握手する中国の習近平国家主席(右)とWHOのテドロス事務局長=2020年1月、北京の人民大会堂(共同)新型コロナウイルス騒動は、リーマンショックを超えかねない世界恐慌の様相となってきた。こうした事態になってしまったのも、中国の初動に問題があったことは言うまでもないが、今回の騒動で多くの人が何となく「戦犯」と感じるのは、やはり世界保健機関(WHO) . . . 本文を読む
「世界の工場」がいつしか中国基軸のサプライチェーンとなって、韓国、台湾は半導体を、日本は中枢部品やエンジンを供給し、中国で組み立てた品物が米国へ輸出され、ほくほく顔で儲けていた中国は、その利益の大半を軍事拡大に投じた。米国トランプ政権は、この構造に抜本的変化をもたらせようと、まずは高関税付与の貿易戦争を始めた。ついで知財を守るためにハイテク防衛のELリスト、ファーウェイを排除し、スパイを摘発し、た . . . 本文を読む
新大阪駅前に「コロナ・ホテル」がある。名前の所為か、予約が埋まらず、ロビィはガラガラ、そのうえ五輪延期となって、当て込んで強気の建設をはかってきたホテル業界は真っ暗闇に突き落とされた。トランプ大統領は自ら経営するトランプ・ホテル・リゾート七軒のうち、六軒を閉鎖した。ワシントンDC、フロリダ、ラスベガスなど年間の収益は1・7億ドルといわれる。大統領自ら模範を示したことになる。米国の感染拡大はチャイナ . . . 本文を読む
新型コロナウイルスで転落する中国、連鎖恐慌に陥る世界。そして次に何が起こるのか。日本の行方は。 これから始まる新たな大潮流を、気鋭のエコノミストが完全分析。中国発の新型コロナウイルスはついにパンデミックと認定され、世界中にパニックを巻き起こしている。ニューヨーク・ダウは史上最大の下げを繰り返し、日経平均も急落を続けている。はたしてこの状態はどこまで続き、その後、世界はどうなっていくのか。世界で反グ . . . 本文を読む
世界は激動する。その昔、十年かかった変化が、わずか一年で激変する。世界史の叙述は速記しておかなければ記録できないほどのスピートで変化している。4Gが5Gに変わるような技術の変貌を同時並行しているが。その昔、百年かけて変貌してきた政治、経済、文化の変遷が、前世紀からは十年単位で起こるようになった。昨年の議論は香港大乱、習近平の独裁。サプライチェーンの破綻が言われ、香港の若者たちは全体主義に果敢に挑戦 . . . 本文を読む
日本にも戦前は卓越したインテリジェンスが行われていた。ソ連はコミンテルンを軸に米国共産党を操って、当時のハリウッドやメディアから労組、教会などで反日世論を煽り、多くの知識人がそれに加わっていた。コミンテルンの謀略は、米国をして日本と戦争させることにあった。南京にいたアメリカ人が全員教会の宣教師で、反日プロパガンダのマシンだったことも最近の研究で明るみに出た。かれらは誰一人虐殺を目撃していない。だが . . . 本文を読む
2020/3/26東京都内で新たに40人以上の新型コロナウイルス感染が確認され、記者会見する小池都知事(25日、都庁)新型コロナウイルスの感染が東京都内で急拡大していることを受け、都は26日、隣接する神奈川、千葉、埼玉、山梨の4県でも住民に不要不急の外出の自粛を求めるよう協力を呼びかける。都の小池百合子知事は4県の知事と同日夜、テレビ会議を開き、各県から都内への移動自粛も要請する。4県は都と歩調を . . . 本文を読む
2020年03月25日オリンピックさえ影響を逃れられなかった。世界を席巻している新型コロナウイルスの大流行によって、2020年東京五輪の延期が決まった。東京2020は2021年に開かれることになった。国際オリンピック委員会(IOC)は当初、延期を検討するための期間として4週間を確保していた。しかし、決定ははるかに前倒しして出された。日本の安倍晋三首相が24日夜、明らかにした後、組織委と国際オリンピ . . . 本文を読む
邦貨換算で2兆6000億円。これがシンガポール政府系のファンド「テマサク」が武漢コロナ災禍以後の、保有株式時価総額のマイナス分である。2020年1月2日のテマサク債権時価総額は738億ドルだった。それが3月20日には、時価総額で503億ドルに減っていた。時価総額だから、実際の現金ではないけれども、天文学的ロスである。持ち株のなかでもアリババの失墜。そしてシンガポール空港の株価下落が原因である。後者 . . . 本文を読む
新型コロナウイルスの感染が国内で広がっている。各自治体などによると、国内での感染者は24日午後10時までに1日の感染確認として最多の69人の感染が新たに確認されて計1176人に上っている。東京都の感染者数は169人となり、北海道を抜いて最も多くなった。感染確認は計41都道府県。このほか海外から入国して空港検疫で確認されたのは18人(24日正午現在)。手洗いの徹底など一人ひとりの感染症対策が重要とな . . . 本文を読む
死亡診断書に「コロナと書くな」。武漢はウィルス感染を退治し、疫病に打ち勝ったと、十日間で建てた火神山医院を解体した。 湖北省の感染ゼロが五日間もつづき、「疫病を退治した習近平は英雄」と、幇間さえひっくり返るあべこべキャンペーンが開始された。火葬場から煙があがり続け、感染者は別の隔離場所に運ばれているとSNSでは情報が飛び交っている。 サウスチャイナモーニングポスト(3月23日)は「感染者4万300 . . . 本文を読む
2020年3月18日ジム・ロジャーズ氏(写真:的野弘路)未曽有のパニックが始まった――。世界保健機関(WHO)から「パンデミック(世界的な大流行)」と認定された新型コロナウイルスの感染拡大に、世界中で不安が広がっている。欧州ではイタリアを筆頭に感染者が急増し、各国で移動制限の措置が相次ぐ。同じく感染が急速に広がる米国のドナルド・トランプ大統領は、欧州からの入国を制限し、国家非常事態を宣言。米連邦準 . . . 本文を読む