カワラナデシコ(河原撫子)である。
ナデシコ科の多年草。
河原によく生育しているナデシコなのでこんな名が。
「ナデシコ」は子供を撫でさすって可愛がる意で、可愛らしい花を子供に例えている。
秋の七草の一つ。
名前の通り、日当たりのいい河原や草原に生育する。
でも、私は河原で見かけたことはないような気がする。
どちらかと言えば、山の草原や林道沿いなどかな。
別名「ヤマトナデシコ(大和撫子)」。
これは中国から「唐撫子」が入ってきた際に、区別するためにそう呼ばれていたとのこと。
生薬名は全草が「くばく(瞿麦)」種子が「くばくし(瞿麦子)」。
消炎、利尿、むくみや膀胱炎に効能があるそうだ。
花期は長く7〜10月。
今日は予報が外れてほぼ一日くもりであった。
気温は26度くらいで、風もそこそこあり、湿度も下がったので過ごしやすくはあった。
昨日の夜から頭痛が起きていた。
一晩寝ればどうにかなるかな?と、薬も飲まずに寝たのだが、甘い考えであったよ。
5時過ぎに目が覚めたのだが、頭痛は夜よりも酷くなっていた。
あ、これはダメだわと起き出し、トイレに寄ってから台所に行き鎮痛剤を飲んだ。
ついでに水もコップ一杯飲んで、また布団に横になった。
一度、起き出したせいで、クロがまた寝直した私に不満を並べていたようだ。
ニャーニャーやかましかったが、そのうち諦めたのか静かになった。
私もそのまま眠ってしまったようだ。
その後、尿意を感じてトイレに行った。
座って用をたしたはいいが、立とうとするとまた催す。
仕方なくまた座って用をたすわけだが、出し切ったはずなのに、立とうとするとまた...。
それを何度か繰り返しているうちに目が覚めた。
そう、それは夢の中での話だったのだが、目覚めたらやはり尿意が強く、慌ててトイレに駆け込んだ。
8時近くに目覚めたのだが、5時に一度トイレに行っているのに、結構な量が出て驚いた。
尿意があんな変な夢を見せてたのかーと笑った。
娘に話したら、布団で漏らさなくてよかったねと笑われた。
その娘は、起きたら首が痛むと渋い顔。
昨日、寝ぼけて転倒?した時に頭を打ったと思われたが、首の方にきたみたいだ。
頭はさすってもどこも痛くないそうで、音が派手だったのにたんこぶの一つもできてなかった。
むち打ちと同じような状態かと、ひとまず首に湿布を貼った。
これで様子見して、明日も痛みが引かないようなら、午後に整形外科だなあ。
曇っているし、気温もさほど上がってないしで、10時を過ぎてから山に行くことにした。
頭痛は朝一で飲んだ薬が効いたのか、すっかり治っていたし。
娘は首関係なしに行く気は全くなし。
「行ってらっしゃーい、気をつけてねー」と送り出された。
今日は国道を使ってまっすぐ山手の集落へ向かった。
いつもだと、国道を走りたくなくて、山道をぬっていくのだけど、時間が遅かったので。
交通量がたいしたことがなかったので、あまりストレスを感じずに進めてよかったが。
まずは芝山に。
前回、行けなかったので、目的地の筆頭に考えていた。
山頂まで車で行けるので、休みの日には来訪者もそこそこいる。
今日も車が数台、停まっていた。
長袖ワイシャツを羽織り、長靴を履いてカメラを持ち出発。
が、山頂の草原は既に草刈りされたあとであった。
ああ、見事に平坦になっとるじゃないかとがっかり。
このせいで、一時マツムシソウが見られなくなったのだが、今は紐で咲いている場所を囲み保護している。
マツムシソウは既に咲きだしており、たくさんの蜂や蝶が飛来していた。
そこから遊歩道に移動して、草むらをザクザク音を立てながら下る。
そろそろ秋の花に変わりつつあるが、夏の花も混在している。
斜面を下りきって道路に出たが、軽トラが何台も上ってきた。
これは草刈りだなあと、私も道をのろのろと上っていったが正解だった。
道沿いの斜面の草刈りを始めていて、正直やめてくれーと騒ぎたかったよ。
草刈りの必要性は分かるんだけど、そのせいでこれから咲くはずの野草がダメになってるんだがなあ...。
芝山をあとにして、次は神社の近くの農道へ。
いつもは神社に寄って農道なんだけど、時間が押していたので今日はパスした。
農道も一部、草刈りがされていたけれど、山の斜面側はそのまま。
既にトリカブトが咲きだしていたわ。
スズメバチに後をつけられたりもしたけど、敵意がないのが分かったのか放免してもらえた。
巣が近くにあったりすると危険なんで、油断せず周囲を確認してはいたけど。
警戒音を出されなければ、こちらが刺激するようなことをしない限り、攻撃はほぼされない。
もう1本、林道に入りたかったけど、時間的に無理になったので諦めた。
猫たちにまだ青いマタタビの実を2個、お土産に採って帰途についた。
やはり、ゆっくりと散策したければ、9時前には家を出ないとダメだな。
昨夜、外から猫が唸り合う声が響いてきた。
誰が戦ってると?と娘と腰を浮かせた直後、猫扉から猫が飛び込んできた音が。
1匹は麦だったが、もう1匹が以前、麦とやり合っていた茶虎だった。
逃げ込んだ麦を追ってきたが、勢い余って自分も入ってしまったようだ。
そこからが大変だった。
人間の姿にパニックを起こし、台所の奥の物置にえらい勢いで逃げ込んだ。
「猫って壁を走るって本当だったんだね」と、あとで娘が感心していたが、本当に壁を走って奥の棚の上に。
しかし、そこから先は逃げ場がなく、シャーシャーと威嚇しまくる。
キャリーケースを持ってくる?と娘が聞くが、いやいや、そんなので捕まえるのは不可能だよ。
勝手口を開けておいてと指示し、モップの先で茶虎を突いた。
驚いた茶虎がそこから飛び降り、冷蔵庫に飛び乗ってから床に着地し、今度はコンロに飛び乗った。
その勢いで五徳をはね飛ばし、壁にぶつかってまた床に。
最後にカリカリの入ったガラス容器をひっくり返して、ようやく外に飛び出していった。
数分程度のことだったが、嵐のように台所を荒らしていってくれたなあ(笑)
びびってしっこを撒き散らしながらにならなくてよかったよ。
クロは尻尾をパンパンに膨らませ、目はまん丸になっていた。
クロ、外にはああいった怖いおっちゃん猫がいるんだよーと背中を撫でる。
入ろうとして入ったわけではないだろうから、これからも侵入してくることはないとは思う。
でも、同じ状況になったらどうなるかなあ??
廊下に通じる扉を閉めてて本当に良かったわ。
そうじゃなかったら、出すまでにえらい時間がかかっただろう。
もう来るんじゃないよ〜と言ったところで、周囲が見えない状況では難しいかもしれないね。