ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

寒いからこそ…

2012-01-31 | 果実・種
今日も朝から「ぼにゃり」な頭。
どうしてこう、平日は眠いのでしょうねえ。
自然と起きるのではなく、だんなのいびきや娘に蹴飛ばされたりで起こされるせいもあろう。
起きだす頃は真っ暗でも、最近は日の出も早くなってきて、朝食を作っている間に外は明るくなる。

今朝も学校行きたくない病の息子を叩き起こしたが、学力テストなので休むわけにもいくまい。
今月は割と素直に登校していたのだが、ここにきてまた拒否気味になってまいっている。

娘を送っていった帰り、近くの林道に寄り道。
空気は相変わらず冷え冷えしているので、散策するにも重装備でないときつい。
手袋をせずに日陰の畦道を歩いていたら、すっかり指先がかじかんでしまった。
風もあるから、ナイロンなどの風を通さない素材の上着じゃないと、すぐに体も冷えてしまう。
まあ、そんだけ寒いからこそ見れる風景もあるというわけで…。

葉っぱについた霜はやっぱりきれいだ。

すっかり葉を落とした頭上の木の枝に揺れる、おそらくウスタビガの黄緑色の繭。

場所によってはまだ赤々とした実を付けているサルトリイバラも、茶色に変わってカサカサに。

そして、枝先にたくさんの実をつけているのはケンポナシだ。

○ケンポナシ(玄圃梨):日本や中国原産のクロウメモドキ科の落葉高木
本でこの木のことを知ってから、ずっと探していたものだが、これもこの林道沿いで見つかってにんまり。
花の頃には全く気がつかなかったが、枝がかなり高い位置にあるので仕方なかったかも。
落下した実が引っかかっていたので、近くから撮影。

丸い部分が実で、中に種が入っている。
これには果肉がほとんどないのだが、その代わりに果柄が太く折れ曲がって肉質に。
この部分が食べられるのだが、折るとキウイのような鮮やかな黄緑色をしている。
香りは梨に似ていて、味も梨のようだそうだ。
食べてみようかと落ちていた小枝を数本、持帰っている。
でも、娘にエライ剣幕で「ほうしゃのーであぶないからダメ!」と怒られて口にしていない。

放射能とは関係ないだろうが、毎年たわわに実を付けていた桑の木が伐採されておりショックだった。


田んぼには薄氷が張っている場所が何カ所かあった。
冒頭写真もその1枚だが、自然の造形ってなんて美しいのだろう。

この丸いポコポコはどうやってできたのだろう?

白い表面に浮かぶ緩やかなラインがまたいい。

空の上から眺めた、曲がりくねった川が走る氷土地帯はこんな感じだろうか?

ガラスみたいなぱりぱりした氷だが、持って帰って飾ってみたい衝動に駆られる。

体が冷えてトイレにも行きたくなり、1時間もうろつけずに退散することに。
でも、こんな冷風が吹く中、釣り竿を積んだ自転車が奥の溜池に向かって走っていくのを見た。
こういう元気さが今の私にはない…。


ディスプレイ酔いは今日はかなりマシになっている。
睡眠不足などを考えると、昨日とあまり変わりないように感じるんだけどな。
外で冷気にあたってきたのがよかったのかしら?

現在、居座っている寒気は、節分の頃に抜けるような話。
でも、これが抜けても新たな寒気がまたやってくるんじゃないかなあ。
山形にいた頃は雪が降るのが当たり前だったけれど、想像していたそれとは違って少なかった。
余所者は2階から出入りできるような積雪があるのだと期待していたのだった。
今年は市内の積雪量もかなりなものになっているそう。
雪が降らない地域の人間は雪が降ることを楽しみにしているが、雪国の人間にふざけるな!と怒られそうだ。
雨も雪も程々がいい。
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ぼにゃり

2012-01-30 | 果実・種
写真はムクゲの実(木槿)
中国原産のアオイ科の落葉低木。
茶色くなったムクゲの実、割れて種が顔を出しているのを今は良く見かける。
ライオンのたてがみみたいな毛を付けた勾玉状の種。
このたてがみは、風に乗るためのもので、少しずつ風に飛ばされていくようにできている。
一方、花がよく似たフヨウの方は、更に風に乗りやすい金色の毛をたくさん付けている。
以前、写真を撮ったはずなんだけど見つからず。
写真ももうちょっと整理をしないと、必要な時に見つけられないんじゃ駄目だわ。


今日からまた平日開始。
そして、相変わらず寝不足気味で、ぼんやりしている私。
余談だが、キーボードを叩くタイミングがいつもずれて、「ぼんやり」が「ぼにゃり」になっている。
そのせいで、最近の私の頭の中は「ぼにゃり」であったりする。
何となくこの言葉の方がしっくりくるように思えるのは、やはり脳が眠っているせいだろう。

眠っているだけでなく、体調も低下しているみたいで、ディスプレイを見ていると涙がこぼれてくる。
ちょっと気分も悪くなるあたり、ディスプレイ酔い復活か?
これも、始まる原因が定かではない。
とは言え、疲れている時に現れる事だけは分かっている。
疲れていても全く平気な事もあるので、正直、困ってるんだけど。
日常生活には不便がないが、サイト回りができないのがつまらない。
それと、デジカメ撮影してきても、画像のチェックができないのも大変かな。

そんなわけで、今日はこの辺でおしまい。
まあ、朝から冷風吹きまくりで、今日も家におこもり、
おこたに入り、パズルを解いたり文庫を読んだりしていたくらいだし。

寒気は節分で一山越えるそうだ。
山形の肘折で積雪量が3mを越えたという情報が入ったが、日本海側は似たり寄ったりなのかも。
あのまま新潟に留まっていたら、豪雪地帯と言われる新発田故、雪に目を回していたかもしれないな。


昔(97年)の那智の写真を2枚ほど。
猫は同じ格好で寝る(くつろぐ)ことが多いと思わせるもの。
お姉ちゃんのキャラとお休み中。

庭のこんもり茂ったクローバーの上でカルとくつろいでいる那智。

あ~、この頃はこうやって連れてきた猫の面倒をみてくれてたのになあ。
偏屈じいさんは、今日も一匹でソファの上で寝ておりましたよ。
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雪の影響が…

2012-01-29 | 白い花
写真はハナカンザシ(花簪)
オーストラリア原産のキク科の一年草。
これも寒くなってくると、園芸店の棚に並ぶ植物のひとつ(花期は3~6月だそう)。
一年草と知っていながら、ついつい毎年購入してしまうのは、花の感触が好きだから。
とは言え、花びらに見える部分は苞で、カサカサした感触をしている。
水分が少なくても枯れない(ように見える)のは、そのせいなのだと最近知った。
苞の色も一般的な白の他にピンクもあるんだそうで、実物を是非、見てみたい。
これとよく似た花にペーパーカスケードというものがあるらしい。
こちらは多年草だそうだが、耐寒性がない上に高温多湿に弱いため、日本だと一年草扱いになっているとか。


今日も朝からいい天気。
昨日は7時半でもぐっすり眠っていた娘だったが、今朝は7時前から目覚めた様子。
わざと眠ったふりをしていたら、ごそごそと起きだして、絵本を広げて見始めた。
私は夕べ、だんなのいびきで何度か起こされて寝不足気味。
それでも、絵本に飽きた娘に起こされてしまい、7時半過ぎには布団を出た。

天気はいいけれど、今日も外は冷え冷えとしており、風もたまに強く吹く。
風が強いとちぎったパンが飛ばされてしまうので、白鳥の所に行くのも中止。
カラスに横取りされる確率があがるせいもある。
こういう日に限って、近所の田んぼにはやってこない。
今冬はまだ川に行けずで、娘も行きたいなあとブツブツ言っている。

出かけるタイミングもはずし、何となく家で過ごすことに。
私は一週間分の新聞の切抜きをして、放射線値の入力を。
1月1日に飯館村で1.97あった放射線値が、最近になって1を割り込むように。
27日で0.69にまで下がり、急激な低下に何で?と首を傾げる。
同じ傾向は福島市や川俣町で起きている。
だんなにそれとなく尋ねてみたら、雪の影響だとの答え。
積雪のために地面が覆われてしまっているのが原因らしい。
なので、雪が融ければまた数値は元に戻ると推測している。

この先、地面に吸着しているセシウムなどが、雪解け水と共に川に流れ込むと推測されている。
そうなると、河川の放射線値が急上昇するだろう。
今でも河川の数値が高い場所が随所にあるが、それが更に上がる可能性もあるわけだ。
最終的に海に流れ込むわけだから、魚介類にも影響が出るのは必須。

しかし、福島に住む者として笑ってしまうことがひとつ。
原発事故以降、福島県では漁を自粛しているが、お隣の茨城は通常通り。
県境に位置するいわき市勿来の魚は危なくて、そこと隣接する北茨城市平潟のは大丈夫。
消費者心理って本当に面白い。
わずか数キロしか離れていないのに、茨城の魚は安全だと思うわけだから。
そこが平気なら、いわきの魚だって安全ってことになるはずなんだけどなあ。


自室の障子の前に布をぶら下げたりカーテンを設置したりした。
このところの寒さで、ストーブだけでは室温がなかなか上がらない。
おこたに入って本を読んでいると、障子の方から冷気を感じる。
ただでさえ歪んでいた家は、地震で更に歪み、ガラス戸もきちんと閉めているのに隙間ができている。
そこから風が吹き込んできているわけだ。
これじゃ、ストーブで室温が上がるわけがないとなったわけ。
カーテンを閉めていても、隙間風でその表面が膨らむ当たり、かなりの風が吹き込んでいると思われる。

ついでに、出入口になっている北側の障子の方には床まで届く布をぶら下げた。
東側の縁側に続く扉の方もどうにかする必要があろう。
西側にも出窓があって、こちらも障子がついているけれど、これも隙間が。
年数的にもリフォームの必要がありそうだけど、津波がまた来るかもと思うとねえ。
四方とも一面壁になっていない部屋だから、寒いのは分かっていたけれど、今年は寒さも一入。
ああ、早く寒気が抜けてくれないかしら。
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地震多発

2012-01-28 | 桃色の花
写真はサイネリア
カナリア諸島原産のキク科の一年草。
暑さにも寒さにも弱いということで、本来は多年草らしいが日本では一年草扱い。
この花は寒さを感じる頃になると、園芸店に姿を見せる。
色の種類が豊富で、棚一杯に色とりどりの花が並んでいるのを見るのも楽しい。
息子が保育所に通っていた頃、卒園時に記念品としてもらったのもこの鉢植え。
以降、何となく今の季節は値段も手頃とあって、毎年のように購入している。
今年はこの白とピンクのサイネリア。
おいおいもう一鉢、増えるかもしれない。


今日も朝からいい天気。
寒さは変わらずで、風が冷たい一日であった。

娘が右足の甲が歩く時に痛むというので、息子も伴って整骨院に。
ラジオを聞いていたら、御殿場界隈の交通情報やJR、高速道路の話などをしている。
あれ、もしかして向こうで地震かな?なんて思っていたら当たりだったようで。
最大震度5というから、向こうの人も驚いたことであろう。
その後も余震が続いたようだけど、火山活動との因果関係はないそうで。
昨日まで幼稚園の年長組が、また招待を受けて富士山麓の施設に行っていたので間一髪?

来年度にも、もしかしたら同様の招待話が来るかもしれないが、この先は行かせるのも博打になりそうだ。
向こうが大丈夫でも、東京界隈で大地震が起きれば、帰ることすら難しくなる。
しかも、移動途中でそういう目にあったら、避難だってままならないかも。
息子が修学旅行で東京へ出かけた際も、首都高で大地震に見舞われたら諦めてねと言っていたくらい。

山梨の後に、岩手県沖で9時半頃に揺れがあって、こちらは最大震度が4。
これに関しては、こちらで揺れは感じなかった。
午後には茨城沖震源の地震もあって、最大震度が4、この辺りは3だった。
下から突き上げるような揺れで、たまたま本屋のお話会に参加していたんだけど、泣き出した子もいたくらい。

日本列島、地震の活動期に入っているから、もうどこで大きな揺れが起きてもおかしくない。
火山活動も一部で活発化しているそうで、これも始まったらまた恐ろしい。
立て続けに自然災害が続けば、日本の財政は破綻してしまうだろう。
加えて、福島だけでなく他の県の原発が事故を起こしたら…。
もう、日本に住み続けること自体できなくなるのかもしれないなあ。


午後、だんなに誘われて広野町までドライブしてきた。
息子は友達と遊ぶと言って、今回も同行せず。
そういえば、北に向かうのは何ヶ月ぶりなんだろう。
津波の被害を受けた地区は、どこも壊れた家は撤去されており、更地があちこちにできていた。
この風景もしばらくは続くのだろう。

広野町は避難区域解除になって、住民はいつでも戻ることができる。
でも、町の機能が復帰していなし、スーパーもなくなり病院も休業。
となれば、戻れると言われても戻る気にはなれない人の方が多い。
特に子持ちの世帯は、いわきの仮設住宅の方が何かと好都合らしく、帰る気にはなれないらしい。
実際、国道沿いの家屋は、雨戸やカーテンが閉まりっぱなしの家が多く見受けられた。

寒くても天気がよければ子供達の声が響き渡っていた二つ沼公園も、人の姿が全くなくて怖いくらい。
広大なサイクリングロードも、たくさんの遊具も、遊ぶ人がいなければ寂しさを感じるだけだ。
原発が稼働しなくなり、町にある火力発電所はフル稼働状態らしい。
煙突から白い煙がモクモクと上がっているのはうちからも見えるのだが、近くだと迫力が違う。

娘はこれを見て「雲を作っているんだね」とニコニコ。

小さい子にしてみたらそんなものなんだろうな。
園に送っていく途中で遠くにこれを見つけても、同じことを言っているもの。
煙突は3本あって、1本だけ離れている。

1本は煙が出ていないので、止まっていたのかもしれない。

頭上を見上げればヘリが停止飛行中。

だんなの推測では、テレビ局の撮影ではないだろうかとのこと。
今日は晴れているから、あの高さだと原発が見えているはずだと言う。
地上だけでなく、空中も同じ立入禁止の制約がかかっているのだな。

Jヴィレッジの交差点、6号線の上り車線は崩壊したまんまだった。

ずっと警戒区域内で工事もできないでいたのだから仕方ない。
こういう場所がここから北に向かってたくさんあるのだろう。
原発関係車が往来する中、帰途についたけれど、まだまだ福島の復興は先のようだと感じた日であった。
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寒さ続く

2012-01-27 | 果実・種
写真はサルトリイバラの実(猿捕茨)
日本原産のユリ科の落葉蔓性低木。
何回かこれを掲載して、その都度、低木という記載をしているのに、未だに木だと思えない植物。
確かに木っぽいと思われる茎(幹か?)ではあるけれど、どうにも見た目は草だわ。
雌雄異株なので、実がついているのは雌。
赤い実が球状につくけれど、その実の量は木によってまちまち。
遠目でまん丸に見えるほど実っているのもあれば、写真のようにまばらなものも。
鳥に食われたせいかとも考えたけれど、どうやら個体差みたいだ。
別名に「サンキライ(山帰来)」とあって、生け花などにも用いられている。


今日も朝からいい天気。
気温は引続き低く、ヒーターを入れてもなかなか室温が上がらない。
冷風も吹き荒れ、飛ばされてきた雲で日が陰ることも度々。
まだまだこの寒さは続くみたいで、ちょっとうんざりだ。

今日も緊急地震速報が流れたようだけど、こちらは揺れはなし。
茨城や千葉で震度3を記録したようだが、速報を流すほどの揺れじゃなかったみたい。
昨日は5時台に2度ほど揺れた。
起きてからラジオを付けたら、1回目の地震については全く情報なし。
2回目の地震の話ばかり出るので、1回目は寝ぼけてたか?と思ってしまったほど。
揺れとしては1回目の方が強かったから、絶対にあったはず。
後で調べたら、やっぱりちゃんと揺れていた。
2回目の揺れの方が震源地に近い地域で震度が大きかったので、無視されたのかな?
何にしても、またこのところ地震が多発していて警戒中だ。

何やら疲労がたまっているようで、このところ週末になると体がしんどい。
息子じゃないが、早く土曜にならないかと思うほど。
睡眠がしっかりとれていないからか、とにかく眠いしかったるい。
今日も娘を送って帰ってから、自室で眠気と戦っていたが、昼前に沈没。
でも、30分程度で目が覚めた。
ちょっとすっきりしたものの、まだまだかったるさはとれない。
明日の朝はちょっとでも長く眠っていたいなあ。


久々に出かけた帰りに隣の地区を通ってきた。
途中にある信金に用があったからなんだけど、通行できるようになったとはいえ、積極的に通りたくはない。
息子の小学校に間借りしている小学校は4月から自校に戻る。
でも、通学路は更地になった場所を通るわけで、おそらく歩きでにはならないだろう。

四方八方、家が流されてしまったにも関わらず、こうやってぽつんと残っている家もある。

更地になった場所に、瓦礫置き場(おそらく)が作られていた(右にある建物は中学校)。

勿論、ここも住宅があった区画。
昨年、私が住む地区の空き地に、この地区の瓦礫置き場を作りたいとう申し出があったらしい。
すぐ側に住む住民の猛反発にあって中止になったのだが、それも仕方なかろう。
酷なようだが、更地になってしまったこの地区内に作るのが妥当だと誰もが思う。

途中、何やら妙な違和感に車を停めた。
2ヶ月前にはあったはずのアパートが、きれいさっぱり姿を消していた。
2ヶ月前
確かに側面には大穴が開いてはいたけれど、洗濯物が干してあったりで人が住んでいたはず。
市の方から危険と指摘でもされたのだろうか。
修復する予算がとれず、撤去になってしまったのかもしれない。
これで、山の斜面沿いにあった家屋は全てなくなってしまった。
その中には、郵便配達をしていた時代に、私の足に噛み付いてくれた犬がいたお宅もあった。
その犬は助かったんだろうか?

波打ち、亀裂の入った道路が、次々と修復工事に入っている。
地震からあと一月ちょいで1年。
もう、道路が破壊されるほどの地震はこないだろうという判断が下されたのかもしれない。
おかげで、あちこち片側交互通行になり迷惑しているんだけど、仕方ないことだわね。
ただ、この先も大地震がまたくることは否定できず。
避難物資を車に積んだままの生活が続く。
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児童版画展へ

2012-01-26 | Weblog
今日は朝からとてもいい天気。
昨日の雪は晩には上がったようで、庭も白くはなっていなかった。
それでも、道路端には雪が残っている場所も多く、それなりに降ったらしい。

寒気の入り込みは継続中で、今日も朝から冷風が吹き荒れて寒いのなんの。
占冠で氷点下30度と聞いて、暖かい室内にいるにも関わらずブルッと震えが。
雪も所々で2m近くに積もっていると言うし、現地の人は大変だろうなあ。

午前中、ほぼ一月ぶりにリンパマッサージに出かけ、思いっきり悲鳴をあげてきた。
入浴時に自分でも揉んではいるけれど、やはり手加減しちゃうもの。
施術している方にも6年生の息子さんがいるので、学校の情報をやりとりしたり。
インフルエンザだけでなく、マイコプラズマ肺炎や川崎病も流行っているらしい。
川崎病なんて名前しか聞いたことないけれど、原因は特定できていない病気のようだ。
そんなのが流行ったなんて話、息子が生まれて以来、聞いたことがない。
低線量被爆で、抵抗力や免疫力が落ちるとは聞いているけれど、それも流行る原因になっているのかな。

施術が終わった後、美術館に版画展を観に行ってきた。
毎年、市内の小中学校の版画作品を展示していて、行くのは今回が2度目。
学校数が多いので、前期と後期に分けられるが、息子の学校は後期日程だった。

美術館もほぼ1年ぶりとなったが、ホールに冒頭写真の作品?が展示されていて目を引いた。
近づいてみたら、押し花や木の実が入ったケース。

実と一緒に入っているものもあったが、その花の実ではなく、作者が色合いなど組合わせていたようだ。

面白いなあと一つ一つ眺めていて、このケースがカセットケースであることに気付く。
今はあまり使われなくなったカセットだけど、そのケースを使うことを思いつくなんて、芸術家ってすごい。

こんなのだったら、家にあってもいいなあと感じる。


さて、版画の方は今年も力作揃い。
1年生は国語の教科書に載っている「くじらぐも」という話をモチーフにしたものが多かった。
大体、似たような絵柄にはなっているけれど、それぞれに個性が出ていて面白い。



こちらは、特別支援学級のクラスの作品(最後は県立聾学校のもの)。
何かしらの障害を持つ子供達のクラスなわけだけど、私はこういう子達の作品を見るのを楽しみにしている。


先生の指導が入るものの、色合いが綺麗な作品が多い。
独創的な作品が多いのは、息子の学校に展示されている作品でもよく分かる。

他にもこんな作品があった。
これなんて、自分の記録と思い出にも残るいい作品だと思う。

絵柄は全く違うのに、学校や学年によって似たような色合いになるのは何故だろう?
この学校の5年生の作品は、みんなこういう感じの色だった。

こちらも、同じ人が作ったのよと言われたら、何となく納得してしまいそうな似た色合い。

これは先生の指導のせいなのか、色の付け方が画一的になっているのか?
画材はおそらく同じだろうけれど、ここまで似通うのも不思議。
いずれにしても、教科書とは関係ないということだけははっきりしている。
学年が同じでも、作品が全く違っているので。

義父は版画は色付きではなく白黒の方がいいと言うのだが、これを見ると確かにそう思う。
色で誤摩化すわけではないのだろうが、白黒の方が絵柄もはっきりするし、何を描いているのかもよく分かる。

最後は息子のクラスのもの。
右端が恥ずかしながら息子の作品。

左隣の子のも色はついているのだが、見た目は白黒に近い作品。
こちらの方が見栄えもよく、息子の作品が稚拙に見えちゃうなあ。
たくさんの作品を楽しませてもらえた1時間だった。
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寒々と

2012-01-25 | Weblog
今日も朝からいい天気。
青空が広がって気持ちがいい。
その代わり、放射冷却で気温はがくっと下がり、空気が冷えて寒いのなんの。
外の車は霜が降りて真っ白になってて、出かける時にぬるま湯をかけたくらいだ(冒頭写真)。

日中は日射しがあったものの、とにかく風が冷たい。
午後になって雲が広がってきたかと思ったら、15時を過ぎた頃から雪が舞い始めた。
予報を確認したら、ちゃんと午後から、夕方からになってるではないか。
珍しく予報が当たったってことだわね。

幼稚園に迎えに行ったら、園の前の道路に雪がうっすら積もっていた。

園バスのフロントガラスもこの通り。

このまま降り続けて、明日の朝は真っ白ならわくわくなのだが、予報では雪は夜には上がるようで。
明日はマークだから、あまり期待できないかな。
あまり積もると幼稚園がお休みになる可能性もあるので、程々でいいわ。

今日は息子、渋々と学校に出かけていった。
私は園に娘を送っていった帰りに小学校に寄り道。
来月、子供が行うバザーがあって、それ用の提供品を届けに行ったのだ。
息子に持たせてやりたかったんだけど、荷物が多くてちょっと無理だった。

校庭の天地替えは冬休み中に終了したものの、まだ土が安定していないために子供達は外で遊べないらしい。
表土の撤去作業は現在、校舎前の花壇などに移っていて、今日もミニショベルが表土を削っていた。
幼稚園と同じような線量計があると聞いていたので、それも確認。
ただ、工事関係者がうろついていたので、写真は撮れなかった。
形状は幼稚園のとほぼ同じだが、高さが私の背丈くらい(160cmあるかな?くらい)。
放射線値は外から確認はとれるが、円柱に埋め込まれた小さな窓に小さく提示。
これじゃ、近寄ってみないと数値の確認はできないわ。

天地替えで土が軟らかくなっているせいで、校庭は霜柱だらけになっていた。

いやあ、久々の大規模な霜柱群に、さくさくっと踏む感触を楽しませてもらってきた。
今はなかなかこういう場所に出くわさないものね。
にしても、霜柱も近くで見ると綺麗だわ。
 

 
帰宅して畑の方を覗いてみた。
こちらも一部、天地替えしたんだけど、霜柱はなくて残念。
これは畑の側に植えてあるウンシュウミカンの木。

いわきの北隣の広野町がウンシュウミカン栽培の北限らしく、市内でも植えているお宅が結構ある。
今年は放射線の関係で収穫すらしていないが、手入れが悪くてカイガラムシだらけだったりする。
(柚子はいわきでも基準値以上の値が出たので、ミカンも同じと思われる)。
勿体ないなあと実を見てみたら、あれれ…?

ヒヨドリだろうか、突かれて中身が食べられてるよ。
地面には中身がなくなった皮がたくさん落ちていた。

こんなご馳走があるんだから、庭にある赤い実が減らないわけだ。
鳥もちゃっかりしていて、いよいよ食べるものがなくなると、残っている赤い実を食べるみたい。
ちょっと前まであったピラカンサなど、年が明けても残ってたもんね。
ミカンがなくなったら柚子にでもいくのかしら?

隠居の東側に植えてあるピンクネコヤナギも、赤い花芽が大分膨らんできた。

来月あたりにモコモコのピンクが透けた絹毛を見ることができるかな?
凍える寒さが続いているけれど、植物たちは春の準備を始めている。
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肩こり息子

2012-01-24 | 果実・種
写真はヒイラギモチの実(柊黐)
中国原産のモチノキ科の常緑小高木。
別名チャイニーズホーリーとも呼ばれるこの木も、今の時期は赤い実をたくさんつけている。
葉っぱはヒイラギと名がついている通り刺があり、油断していると痛い目にあう。
クリスマスのリースにもよく使われている。
我が家のこれは、年々実の赤みがくすんできており、表面に黒いカビのようなものが付着するように。
これは明らかに病気なんだろうが、すぐ隣にあるミカンの葉っぱも同様の状態。
すす病とかいう病気なのかもしれない。
これは暖かくなってから薬を散布して様子を見てみよう。


今日は4日ぶりに朝から日射しが眩しい一日となった。
でも、晴れれば放射冷却で冷え込み、車のフロントガラスは霜で真っ白。
日中も、日が射し込む室内は火の気がなくとも過ごせたが、外は空気が冷えて寒かった。

息子は朝から頭痛がひどいと訴えお休みに。
熱はないので風邪ではなかろうと学校には連絡を。
インフルエンザの話が出始めているので、症状次第では病院に直行だ。
でも、息子の頭痛は考えてみると肩こりからきていると思われた。
教室に使わない資料集などの本を置くことができなくなって、授業の度に持っていくように。
ランドセルも半端なく重いが、それらを入れた袋もまた重い。
これを毎日しょって(持って)歩いてくんだから、肩にこないわけがない。

親も肩こり持ちだから、これが遺伝してもおかしくはなく、朝は一緒に整骨院に出かけた。
やはり、パンパンに肩も首も張って固くなっていたらしく、揉まれて多少は頭痛も和らいだようだ。
できれば、しばらく通った方がいいとのことで、時間をどうしようか悩んでいる。

折角のいい天気だったのに、こんなわけで今日も家におこもりに。
夕べも一揺れあっただけに、さすがに一人残して散策へとはいかない。
南関東直下地震が4年以内に70%の確率で生じる、なんて話も出始めた。
都知事はオリンピック誘致活動なんてものに金と労力をかけている場合じゃない。
4年だろうが10年だろうが、地震がくるのは間違いないのだから、それの対策に労力を割くべき。
大きな揺れが起きるとどうなるか、3月の東日本大震災でよく分かっているはずだ。
とか書いてたら、また揺れたよ。
福島県沖震源で震度3だそうだ。

幼稚園の園庭にこんなものが出現した。

高さ2mほどのソーラーパネル付きの円柱。
裏を見れば一目瞭然。

数値は地上50cmの高さの線量を10分毎に計測した平均値が表示されてるそう。

文科省が県内の学校・保育施設に線量計を設置し、放射線量を常時測定するということで設置。
昨年の段階で放射線量が高い地区で先行して設置されたが、正しい数値が測定できず問題にもなっていた。
だんなに見せたら、それとは違うものだそうだ。

これが稼働を始めて驚いたのは、数値がしっかり表示されていたこと。
文科省のやる事だから、この手の数値は表には出さず、データだけ送られるものだと思ってたので。
追々、インターネット回線を通して、家庭でも線量を確認できるようになるそうだ。
隠蔽ばっかりしようとして、批判が噴出してたから諦めたのか?
それとも、いわきは線量が距離的には高くないので、大丈夫だよと敢えて表示をしたのか?

お隣の小学校にも設置されたものの、距離が離れていて数値が見れない。
そちらは除染活動を特に行っていないので、差が出ているのかどうか気になるところだ。
にしても、こんなものが必要な状況である異常さ。
事故前の放射線値に戻る日はまだ遠いな。
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猫が訪れる庭

2012-01-23 | 果実・種
写真はシュウカイドウの種(秋海棠)
中国原産のシュウカイドウ科の多年草。
ポンポンの黄色いシベが可愛らしかったシュウカイドウも、今は実の季節。
雌雄同株で、花が開いているのが雄、三角形の閉鎖花にに見えるのが雌で、実は勿論雌花になる。
見た目は三角だけど翼は3枚。
零余子でも増えるそうだが、今回は確認できず。
にしても、これの仲間は球根で、この他に種と零余子までつけるとは。
ヤマノイモと同じで繁殖力旺盛?と、まじまじと見つめる。
でも、よく行く林道沿いのは、それほど増えてはいないような気がするな。


予報では雨もあがって天気回復だったのに、午前中わずかに日が射しただけで、また曇ってしまった。
気温も思ったほど上がらずで、散策気分も台無し。
夏井川に白鳥を見に行こうと思ってたのになあ。

また平日が始まって、子供達は学校と幼稚園。
今朝もやっぱり眠くて眠くて、布団から出るのが億劫だった。
園に行った後は、天気も悪いし午前中は集金や来客もあったので、家でおとなしく過ごすことにした。

で、帰宅後、またフィルムのデジタル化作業を。
平田村にいた時に、庭先によく来ていた猫を懐かしく見ていた。
このシャムは、近所のお宅の飼い猫。

一時的ではあったけれど、ちょくちょくやってきては庭でくつろいでいた。
他の猫との争いもなく、穏やかだったのを覚えている。

平田に越して早い時期からやってきていたのはこいつ。

家猫はちゃんと名前をつけるけど、外猫は色味で適当だった。
こいつには「グレ」と名をつけていたが、野良と思われるのに慣れるのは早かった。

体格と耳が切れた跡などから、おそらくこの辺りのボス猫と思われた。

那智がそばに来ても威嚇もせずにいるあたり、余裕だなあと感心してたっけ(写真の右下端にいる)。

でも、グレもそのうち姿を見せなくなっちゃって、事故にでもあっちゃったのかなあ?とがっかり。
そのうち、また八割れの白黒猫が庭に来るようになって、グレだと思って喜んでたら別の猫。
体格はでかくて似たような感じだったけれど、鼻の脇に黒いほくろみたいな模様があったのが決定打だった。

で、2匹目のグレだから「グレ2(グレツー)」と呼んでいた(かなり適当)。
この猫もグレほどではなかったけれど、割と慣れてくれて、餌をよく食べに来ていた。

一緒に写っている三毛は「ミケコ」。
これも、早い時期から庭に出入りしていた猫だった。

その後、だんなが段ボールでこしらえた家をゲット。

日中はそこで昼寝をしている事もあったけれど、触らせてくれるまでには至らなかった。
で、ちょっと姿を見かけないなと思っていたら、子猫を連れてやってきたり。

見事に白黒の子猫ばっかりで、グレ2の子供じゃないかと思われた。
このサイズになると、もう人が怖いことが分かっているので、手を出せば威嚇して逃げてしまう。

この子猫はお隣のシイタケのほだ木を組んだ場所に居着くようになり、そこでおしっこをするなどして一騒動。
捕まえて殺す、なんて話まで飛び出したので、餌でつって捕獲し、遠くに放してきた。
慣れていれば里親探しもできたろうが、とてもそんな余裕などなく。
当時は猫飼い初心者だったこともあって、今考えると褒められたことはしていない。
結局、捨てたのに変わりなく、無責任な行動だもの。

このミケコもそのうち姿を見せなくなった。
前後してうちのキャラとカルも姿を消してしまい、しばらく周辺の捜索が続いた。
だんなの叔母が、三味線用に捕獲されたんじゃない?との発言に、血の気が引いたのもこの時だ。
三味線には三毛猫の皮がいいという話があるらしい。
三毛ばっかり行方不明になっていた状況下で、否定できる材料もなく、落ち込んだのを覚えている。

もう、引越してから12年。
グレ2もさすがにもう生きてはいないだろう。
それでも、あの場所には、入れ替わり別の猫が来ているのかもしれない。
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お痩せな息子

2012-01-22 | 紫系(赤紫/青紫)の花
写真はゴクラクチョウカ(極楽鳥花)
南アフリカ原産のバショウ科の多年草。
植物園の温室でお馴染みの花。
オレンジ色の部分は萼で、青紫色の部分が花弁。
青紫色の部分が見えないことも多くて、ずっとオレンジ色の花びらの花だと思っていた。
この花の形と色合いが「極楽鳥」の嘴や冠を連想させての命名だろう。
そういえば、これが庭に植えてあって驚いたと、関東圏の方のブログで読んだことがある。
植物も人と同じで、適応力があれば根付いてしっかり生活できるものなのね。


今日も朝から雨模様。
三日連続の雨となり、外の植物たちには恵みの雨だろうけれど、人側は生憎の雨。
折角の週末だというのに、外出もままならないもの。
曇り空だったら、昨日よりは気温が上がっていたので、白鳥にパンをとも思っていたんだけど中止。
明日からは回復するようだけど、これはこれで息子は不満。
天気が悪ければ送りになるのに、また重い荷物を背負って行かねばならないものね。

そんな状態だったので、今日は昼前にちょっと所用で出かけただけで、あとは家で過ごしていた。
気温が上がったとは言っても、火の気がなければ身震いするような状況だったので、何をするでもなかったけど。
咳がひどい義父に風邪をうつされてしまったのか、何となくかったるくて頭が重い。
咳は出ていないから、別の場所からもらってきたか、この寒さのせいかもしれないけど。
インフルエンザも県内での発症者が出始めているので、こればかりは気をつけないと。

息子が「健康のきろく」という用紙を持帰ってきた。
B4の厚紙を半分に折ったもので、1年からの身長・体重などの記録や健康診断の結果が記されているものだ。
学期始めに身長などを測定し、それを持帰って判子を押して学校に戻すものだが、今回は最終学年でそれもなし。
発育記録を見直したら、1年の4月の身長が119.4cm、体重が24.2kg(肥満度:10%)。
6年の1月の身長が158.9cm、体重が45.8kg(肥満度:-7.7%)。
6年間で身長が40cm近くも伸びたことになるわけで、それはそれでびっくりだ。

身長はとうとう私を抜いてくれたのだが、体重は私の方がはるかに重い。
肥満度がマイナスなんて、痩せにもほどがあると憤慨しているのだが、6年間ずっとマイナスの子もいるのだそうで。
特に運動をしているわけでもないが、この年齢にしてみれば食べる量が少ないのも事実。
まあ、太れとは言わないけれど、もうちょっと筋肉を付けるべきかと思う。

にしても、私との体重差が大きくて、何だか納得いかない。
下っ腹の贅肉を一塊、お腹に付けてやりたい気分になる。
考えてみれば、私もこの頃はすごいお痩せで、おそらく肥満度もマイナスだったに違いない(当時は肥満度なんてなかった)。
食が細かったのも同じだが、息子も中学になれば、今以上に食べるようになってくれるのかな?
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