ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

植物園とチューリップ

2011-03-31 | 桃色の花
写真はチューリップ
中央アジア原産のユリ科の多年草。
6枚ある花びらのうち、外側の3枚は萼で、花びらは内側の3枚だそう。
春の花の代表的ともいえるチューリップ。
日本に渡来してから150年余りが経つという。
新潟はチューリップの大生産地の一つ。
現在、新潟市内では「春のにいがたチューリップリレー」と称して、チューリップにちなんだイベント開催中である。


朝から雨が降ったりやんだりの落着かない一日に。
起きた頃には晴れていたのに、朝食の頃は強い雨。
それも短時間でやみ、明るくなってきたので、新潟県立植物園に出かけてきた。

以前は新津市だったけど、現在は新潟市秋津区。
広い園内に温室という作りは、いわきのフラワーセンターと同じかな。
でも、温室の植物の種類は段違いに多い。
何回か来てはいるのだけど、いつも温室内を見学して、外を歩く事がなかった。
今日も雨が降ったりやんだりといった状況で、やはり歩けず。
まあ、まだちょっと屋外の花の季節には早いようだったけど。

「新潟チウリップ物語」と称して、上記のイベントに参加中の植物園。
明治以降、新潟にチューリップ栽培を根付かせた先人達の話や栽培の歴史を交えて、花の展示も行っていた。

冒頭の桃色のチューリップ、新潟大名誉教授・萩屋薫氏が育成したもので、名前は「モモ」。
淡い桃色が愛らしいチューリップだった。
他にもこんなチューリップが。

モモと同じく、萩屋薫氏が育成した「星占い」

09年に品種登録された「越爛漫」
こんな八重咲きでは、ぱっと見、チューリップなんて思えないな。

07年に品種登録された「桜小雪」
開花時は白色で、縁の桃色が段々広がって、最終的には花びらの大半が桃色になる品種。

上記3枚は、新潟で品種改良されて登録されたもの。

アンジェリカ

アイボリー・フローラデル

アプリコット・パーロット

フロア一面、チューリップの花、花、花で、別世界にいるような錯覚に陥った。
それと一緒に、早春の花木も展示されていて、ちょっと早い春を楽しめた。

開ききったチューリップの鉢は、来館者に無料で配布。
アプリコット・パーロットの鉢がたくさんあったので、それを2鉢もらって出た。
そしたら受付で、たくさんあるからもっと持っていきなさいと言われたので、もう2鉢追加。
追加の鉢は、黄色の蕾がまだ残っていたのを選んだ。
他にも赤や白の花があったけれど、いちばん人気はやっぱりアプリコットだった。

熱帯植物ドームでオニバスを見ていたら、解説のボランティアをしているらしい初老の男性に声をかけられた。
オニバスを始め、その先の植物に関しても色々と解説をしてもらい、初めて知る事柄になる程~と頷くばかりの私。
おじいちゃん大好き娘は、この方に抱きついたり手を握ったりしてニコニコ。
「おじいちゃんっ子なのですが、避難中でしばらく会っていないもので…」 
と話せば、優しげな瞳で「そうですか」と、娘の頭を撫でてくれた。

その後も、4歳児を相手に、丁寧な「ですます」調で植えてある植物の説明をしてくれていた。

おそらく1割も分かっていないであろう娘に、丁寧な説明をしてくれてありがとうございました。

帰り道も突然、真っ暗になって強い雨になったり、雷が鳴ったりと落着かない天候。
それでも、雪にはならなかったので、それなりに暖かくなっているのだろう。
今日で3月も終わり。
明日から新年度開始で、まだまだ悩み多しだけれども、前向きに頑張ろう。
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始業式決定の連絡

2011-03-30 | 橙色の花
写真はカエンカズラ(火炎葛)
ブラジル南部、アルゼンチン北部原産のノウゼンカズラ科の常緑蔓性低木。
高さが10mにもなる植物で、鮮やかなオレンジ色の筒状の花を咲かせる。
花盛りの頃は、株が花で覆われるそうで、見応えがありそうだ。
水戸の植物園では、温室の梁にこれを絡ませていた。
垂れ下がった花穂がきれいで、私以外の方も写真をたくさん撮っていた。



起きた頃、外はまだ薄暗く、いつもよりも早く目が覚めたかな?なんて時計を見れば7時を回ったところ。
夜間から朝にかけて雨が降っていたようだ。
10時を過ぎて出かける為に外に出た頃には上がっていたけれど、その後も曇り空。
予報は当たったというべきかな??

昨夜のだんなとの定時連絡で、市内の小中学校の始業式が6日になったとの情報が。
通学帽を被ってマスク着用の上、登校の事とか。
担任からも電話がきて、現状と始業式はどうするのかの確認をとられたらしい。
だんなは新発田市に避難しているのと原発の動向が読めないので、当面、学校は休ませると答えたそうだ。

新聞やテレビでは、毎日その日の放射線測定値に関する情報を報じている。
最近、その値は通常範囲内に収まっているようだ。
でも、だんなが懸念しているのは土壌の放射線量。
携帯型放射線測定器で測定してみると、周辺の田畑での計測値が2マイクロシーベルトをこえているそうだ。
こんな状態で、子供たちを登校させる事に疑問を持っているのである。
それを踏まえた上で、こちらの小学校への一時的な通学の話が現実味を帯びてきた。

ところで、小中学校は基本的に不登校等で通わなくても卒業する事ができる。
だから、こちらで通学せず、自宅学習という選択肢も勿論ある。
とは言え、それが一週間で済むのか、数ヶ月に渡るのかは全く分からない。
となれば、4月の新学期に合わせて行かせた方が、息子にとってもいいのだと考える。

今日、市役所に行って、住民票を移さなくても通学できるのかの確認をしてきた。
管轄が教育委員会だったので、そちらに電話をしてくれて、担当者と直接、話す事ができた。
担当者によると、一時的な通学受入れは可能との事。
ただ、通学する学校に関しては、現時点では決められないらしい。
と言うのも、避難所にも多くの小学生がいるので、そちらの子供達と同じ学校も選べるから。
現在の居住地の学区だと、ここより1キロちょい北の小学校になるが、避難所の子とは違う学校になるようだ。
いずれにしても手続きをする必要があるので、行く気になったら教育委員会の建物まで赴く必要がある。

こちらの始業式も6日。
こうなると、数日中には決めなければならない。
息子はやっぱり行きたくないの一点張り。
眼瞼下垂もあるから、それで嫌な思いをするのでは?という気持ちもあるみたいだ。
小学校に入学して以降、からかわれたり、変だと言われたりしていた時期もあったから尚更。
快活でおしゃべりな子だったら、こういうのもかわせるのかもしれないけど、生真面目で口下手だからなあ…。

私はこれに関しては、今後、何度もぶつかる壁であり、逃げる事はできないと思っている。
新しい世界での体験は、今後の糧になるとも思うので、本音は行かせたい。
でも、私も6年生という中途半端な時期に転校し、馴染むまで苦労した経験があるから、強くは言えないんだよね。
そんなわけで、土曜にだんなが来るから、3人で話合って決定したいと考えている。
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家でのんびりと

2011-03-29 | 白い花
写真はウィットフィールディア・エロンガタ 
熱帯西アフリカ原産のキツネノマゴ科の常緑低木。
だんなが固定パソからノートパソに、画面にあった画像データなどもコピーしてきてくれていた。
ようやく整理がついたので、植物写真も復活である。
これは水戸の植物園の温室で撮影したもの。
英語表記が「Whitefieldia」だったので、ウイットじゃなくてホワイトじゃないの?と、英語力のない私は首を傾げていた。
白い苞に包まれた白い花。
別名のホワイトキャンドルも、何となく雰囲気が合致しているかな。
花期は5~9月頃らしいが、温室だと通年に渡って花を咲かせるそうだ。



このところ、疲れているのに夜、寝付かれず、そのせいで朝の目覚めもゆっくりめ。
いくら春休みとは言っても、7時前には起き出したいのに、気がつけば7時半を回っていて慌てる。
目覚ましでもセットしておけばいいのだろうが、ついつい忘れてしまう。
少しずつ、眠りと目覚めの時間の調整をしていかないと、休み明けが厳しそうだ。

週間予報だと、今日は傘マークだったはずなんだけど、いつの間にやら晴れマークに。
今日が雨だと思っていたから昨日、瓢湖に向かったのになあと苦笑。
今週はこの先も晴れたり雨になったりと落着かないみたい。
まあ、週間予報だから、傘マークが消える可能性もあるわけだけど。

昨日の反動ではないけれど、朝から体調が今ひとつ。
息子はエアコンの乾燥のせいか、ちょっと喉をやられたみたいで、食事をとるのもしんどそう。
こうなると加湿器が欲しいなあ。
私も乾燥には弱いので、だんなに頼んで送ってもらおうかと考えていた。

だんなからは夜に定時連絡の電話が来る。
郵便物が届いているというので、転送してもらってよと頼んだら、今度の土曜にまた行くからその時に持っていくとのこと。
これは、水が復旧するまで毎週末、来る気でいるのかな?と、嬉しい反面、疲れないのかと心配にもなる。
高速は土日で千円で済むけれど、宿泊費はバカにならんだろう。

今回は灯油缶を積んでいくとの事だった。
相変わらずガソリンは不足気味で、灯油も手に入らないらしい。
私が向こうを出た時点で4缶ほど残っていたけど、そろそろなくなるとか。
義父はこういった非常時でも節約をしないらしくて、だんなとも衝突しているらしい。
気持ちは分からないでもないけど、状況を考えて水でも何でも使うべきと私も思うのだが、さてさて。

それはさておき、週末に来るなら加湿器も一緒に持ってきてもらおう。
他にも何かあるかなと、考え中である。
家事をしている時にはあれこれ浮かぶんだけど、いざリストを作ろうとすると出てこないのが悲しいのだが…。


下の写真は今年始めくらいの麦。

おすまし顔でいいアングル?なんて、すぐに掲載できるだけにして忘れていたもの。
おぼっちゃま猫の麦さん、家から閉め出されてますます野生に磨きがかかっているのかな?
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瓢湖に

2011-03-28 | Weblog
今日は朝から青空が広がるいい天気に。
洗濯機を回しながら朝食をとり、一段落ついたところで瓢湖まで出かけることにする。
hideさんが新潟駅まで乗せていってくれた時に、白鳥がいる話を聞いていた。
もう3月も下旬。
気が早いものは北帰航が始まる頃だ。

途中、ちょっと道を間違ったものの、無事に到着。
駐車場の車の数は少なかったけど、神戸ナンバーが停まっていた。
写真は駐車場脇に置いてあった白鳥のオブジェ?

隣にはお神輿らしきものもあって、何かのイベントに使われたものなのかもしれない。

現在、瓢湖には480羽強の白鳥がいるようだ。
でも、湖には数えるくらいの白鳥しかおらず、目に入るのは鴨、鴨、鴨。
よくよく見れば、羽の色などが異なっていて、管理室の壁には7種類の写真が並んでいた。

ハシビロガモ/ヒドリガモ

ホシハジロ/キンクロハジロ

オナガガモ/マガモの♀?

ここの白鳥は市で管理しているようで、餌の持込みは禁止。
朝、昼、夕方の3度、係りの人が餌をあげている。
ちょうど11時の給餌に間に合ったので様子を見ていたけど、係員がバケツを持って現れた途端、鴨たちが慌ただしく集まり始めた。

その反対に、白鳥たちは呑気なもの。
餌を撒き終わっても全く近寄ろうともせずに寝続けているのもいて、ちょっと驚いた。
今、食べなくても大丈夫という、野生生物にあるまじき思考になってしまっているのかなあ??
その点、鴨類は我先にと争って食べている。
白鳥にというよりも、鴨たちの給餌になっている感じだ。

青い籠にもパンを入れるようで、水面に浮かんだパンの争奪戦を尻目に、そこでのんびり食べている白鳥の姿も(2枚目は給餌前の様子)。


周辺の公園の日だまりには、早春の花が咲きそろい、まだ雪が残っている大地にも春の到来を感じられた。


遊具のある場所には、近くに住んでいる子供たちが集まって遊んでいた。
鬼ごっこが始まったので、仲間に入れてもらったら?と聞いても、首を横に振る息子。
現状だと4月はこちらの学校に通う確率が高くなっているけど、行きたくないの一点張りだ。


瓢湖を後にし、新潟のイオンタウンで昼食。
あまりの人の多さと店舗の大きさに、人酔いしてしまった。
その帰りに日帰り温泉に浸かってきた。
新発田市に避難してきている人たちの集団と入れ違いになった形。
新潟県内、たくさんの場所に福島の人たちが避難してきている。
先が見えない中、頑張っている人たちにエールを送りたい。

*冒頭写真は瓢湖から写した東に連なる山並み
いつもは山といえば西に見えるものなので、ちょっと違和感あり。
埼玉に住んでいた頃、360度見回しても山が視界に入らず、気分が落着かなかった事を思い出す。
生まれた時から近くに山がそびえている風景が当り前な私。
でも、これだけ真っ白な山並みが連なる風景は、山形以来かもしれない。
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だんなと義父帰る

2011-03-27 | Weblog
昨日は15時半頃にだんなと義父が到着。
洗濯物も積んできたというので、まずはそれらを預かって洗濯機を回す。
濡れたまんまで構わないと言われたけれど、お風呂には乾燥機がついているし、エアコンのせいで室内は乾燥している。
それで二人分の洗濯物を干しておいたのだが、朝までに全て乾いてくれた。

17時にアパートを出て、ホテルにチェックインした後、かっぱ寿司へ。
17時半でも既に満席。
100円寿司なれど、久々の生魚に義父は皿を積み重ねていた。
勿論、私たちも同じで、5人で54皿!
いつもは3~4皿の娘も7皿平らげて驚いた。

今朝も天気が悪く、薄暗い中で気がついたら7時半。
起き出して着替えていたら、だんなから電話。
8時にホテルを出てこちらに向かうとの事。
朝食を近くのガストでとる予定にしておいたからだ。

それぞれに朝定を頼んでゆっくりと食事。
結構、家族で訪れている人も多く、同じように避難してきた人かな?なんて眺めていた。

食事後、部屋に戻ってスーパーが開くのを待つ。
だんなはパソコンの調整(動かないソフトがあったので)、義父はテレビを眺めていた。
話題はやっぱり震災と原発。
だんながツテで携帯型の放射能測定器を借り、毎日、室内外を測定しているらしいが、楽観視できない数値が出ているそうだ。

猫たちがどうしているのか聞いてみた。
最初のうちは入る度に体や足の裏を拭いていたらしいが、すぐに外に出ていってしまうので、今は車庫にカリカリを置いて、室内に入れていないんだそう。
可哀相だと思ったものの、放射線レベルの高い砂や土を大量に持込むと聞けば、仕方ないのかなあと複雑。
家に入ったら、半日(一晩とか)くらい室内で落着いてれば別なんだろうけど…。
たまに、中に入れろ~と封鎖された猫扉をガリガリやっているらしいけど、諦めて車庫で寝泊まりしているようだ。

スーパーで買物を済ませた後、12時頃、二人は帰途に。
途中また日帰り温泉で入浴してから帰るとの事だったが、いい加減、到着したかな?

こちらに来てから、天気があまり良くない日が続いていたけど、今日は午後から青空が広がった。
それで、初めて17時を過ぎても明るいのに気がついた。
もう、これだけ日が長くなってるんだ。

今週はこちらでも10度をこす日が続くような予報だ。
買物以外、外出もせずに家にこもっているから、天気がよければ瓢湖に白鳥を見に行こうかと考えている。
向こうの白鳥たちはどうしているのだろう。
いつも集まっている河原には姿がなかったとだんなが言っていたけど、危険を察知して移動しているのだと信じたい。
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だんなと義父来る

2011-03-26 | Weblog
予報では一日、雪だるまマークだったはずなんだけど、起きた時点では雨。
何となく雪が混じっているような、そうでないような感じではあったけど、ちょっと拍子抜け。
子供たちも、雨なの?とちょっと不満げ?
雪で遊べると期待していたようなので、その気持ちは分かるけれどね。

今朝は天気が悪くて薄暗かったせいなのか、8時過ぎに母からきた電話の音で目が覚めた。
疲れてはいても、ずっと朝は6時台には目が覚めていたから、久々にぐっすり眠れた事になるんだろうな。

室内に折畳みのテーブルがあるのだけど、付属している椅子が2つだけ。
さすがに食事の時など不都合が生じてきたので、ニトリに折畳みの椅子を買いに行って来た。
その足で、新聞や食材も購入する。
何となく疲れが抜けないので、出かける時は用事をいっぺんに済ませるようにしている。

だんなからは10時半頃に磐梯山SAにいるとのメールが。
珍しく、かなりゆっくりペースで来ているらしくて、13時の時点で三川の日帰り温泉にいると連絡がきた。
ほぼ半月ぶりのお風呂のはずだから、二人とものんびりと浸かってくつろいでいるのかな。

夕べhideさんからまたまた情報をいただいて、宿泊は駅の近くのビジネスホテルに泊れる事に。
ネットの検索だと、めぼしいものしか出てこないから、本当に助かった。
hideさん、ありがとうございました。

息子は自宅を出て以降、生活の大半をゲームとテレビに費やしている。
そのせいか、ゲームが大嫌いのだんなが来るのを、びくびくしながら待っていたりする。
余計なことを言わないでと懇願しているけど、このところ約束を守らないから、多少はだんなに渇を入れてもらわないとね。
一方、娘は純粋に「父ちゃん、じいちゃん」が来るのを楽しみにしている。

今夜はどこかで食事を5人でとろうとの話に。
義父は回転寿司でも構わないから、寿司が食べたいそうだ。
7号線沿いに何件かあったなあと思いつつ、しばらくぶりの5人での夕食を楽しみにしている。
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ゴミの分別

2011-03-25 | Weblog
今日は天気が今ひとつのような予報だったけど、朝の時点ではいい天気。
ただ、晩のうちに雪が降ったようで、車は真っ白に染まっていた。
午後になってから雲が広がって、怪しい空模様に。
明日は一日、雪の予報。
3月も下旬というのに寒さ続きで、被災地の方々には辛い毎日かと感じる。

天気がよければ外遊びもできるのだろうけど、こんな調子で、近くの公園の遊具はしっとり。
地面はドロドロで、自宅でない現状では、泥んこになられるのは勘弁だ。

家でおとなしくしているつもりだったけれど、便座カバーを濡らされてしまったので、替えを買いに出かけることに。
息子はイオンタウンだったら一緒に行くというから、今日はそちらに。
玩具などを扱っている雑貨屋さんで、子供向けのビデオを放映していて、娘はそれを見て笑っていた。

雪道走行大好きなだんなは、明日こちらに来るのを楽しみにしているようだ。
ただ、近場のビジネスホテルは満室で、空いているのは周辺温泉の結構いい宿泊料の旅館ばかり。
だんなもあたってみると言ってはいたけど、布団を持ってくれば部屋に泊れると提案しておいた。

向こうから持ってきてもらう物をメールし、持帰ってもらう物を箱にまとめる。
食料は、二人が帰る途中にでも買っていってもらおう。


新しい土地に住む事になった場合、最初に悩むのがゴミの分別。
玄関口に分別表とゴミ袋が置いてあったが、いわきと明らかに違っている。
大きく違う点は、可燃と不燃ゴミは有料で、指定のゴミ袋を買う事。
そして、向こうではプラマークのついているゴミはプラゴミとして出していたけど、こちらは可燃ゴミ扱い。

一方、資源ゴミは無料。
スチールやアルミマークのあるものは、中が見れる袋に入れればOKだ。
発泡スチロールも同様にして出すみたい。

いちばん驚いたのが牛乳パックとペットボトル、白色トレイ、乾電池、天ぷら油の扱い。
これらは市役所やスーパー等に設置してある回収箱に、自分で持っていくようになっているのだ。
近くのスーパーに行った時、出入口に乾電池が山となっているのを見て、何だ?と思ってたのだが、これで合点がいった。
乾電池に関しては羨ましい。
と言うのも、いわきは年に2回しか回収しない上、収集日が土曜日なので、忘れて出しそびれているからだ。

部屋には可燃ゴミと不燃ゴミ用の36ℓのいちばん大きな袋が一枚ずつ置いてあった。
その袋もぼちぼちいっぱい(プラゴミでがさばっている)。
27ℓの中型サイズ(10枚/350円)を買ってきた。
問題はゴミの捨て場が分からない事。
いわきはアパートに関しては、自治会との関係でそれぞれに集積場所を設けているけど、ここはないみたい。
あとで、ご近所の方にでも聞いてみよう。
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部屋ではおとなしく

2011-03-24 | Weblog
朝のうちは晴れていたけれど、昼頃に一時、にわか雨。
気温が下がって、空気はひんやりだ。

朝食はパンで済ませ、洗濯や台所回りの片付けなどを済ます。
お風呂は追い炊きができないので、入る度にお湯を流してしまうのが心苦しい。
お風呂に入れずにいるだんなや義父を思うと、何もせずに捨ててしまう事に罪悪感を覚える。

昨日の晩、だんなから電話がきた際、磐越道が全線開通になったので、週末にこちらに来たらと提案した。
一泊にしろ、日帰りにしろ、日帰り温泉施設もたくさんあるから、2週間ぶりの垢を流すといいと。
高速を使えるなら、片道3時間ちょいくらいか。
こちらは給油も心配ないし、クーラーボックスを持ってくれば、食材も仕入れていけるもの。

だんなはこの提案にかなり乗り気だ。
今日の午前中、義父からも電話がきたので、この旨、話してみたら、やはり考えてみると前向き。
体を拭いたり、頭を洗ったりはしているみたいだけど、やっぱり湯槽に浸ってのんびりしたいよね。
というわけで、週末はだんなと会えるかもしれない。


今日も足りない物の買出しに出かけたが、どうにかこれで一段落かな。
あまり荷物を増やすわけにはいかないけれど、それでも必要なものって結構あるのだと感じている。
子供たちは避難しているという感覚が乏しいので、普段と同じように、あれ買ってこれ買って。
それを制しながら、それでも多少の娯楽は必要かと、ちょっとした物なら買ってあげてはいるけれど。

生活が整ってくると、やっぱり気が抜けてくるのか、ちょっと体調が下降気味。
24時間、2人の子供とべったりというのも疲労の原因になっているような気も。
天気がよければ、どこか気晴らしに出かけることもできるんだろうけど、娘もちょっと咳が出始めててそれも叶わず。
もう少し我慢、我慢。

子供たちも、部屋に戻れば暴れる事もできず、ちょっと欲求不満かも。
レオパレスは基本的に子供の入居を認めていない為、入居前に部屋の両隣、階下、階上の住人の許可が得られないと不可なんだそう。
今回、2階の部屋を斡旋されたわけだけど、階下の住人に迷惑をかけないようにと、しつこいくらい念を押された。
でも、こちらに来てみたら、1階にも空き部屋が幾つもあって、何で2階に?と首を傾げていた。
電気や水がすぐに使える部屋、という条件があったからかもしれないけど、それにしてもなあ…。

まあ、日中は仕事に出ていて不在のようだから、夜だけは飛び跳ねたり、どたどた歩かないように注意はしている。
その代わり、テレビべったりになっちゃっているのが問題ではあるな。
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買出し

2011-03-23 | Weblog
夕べは雪が降っていたようで、朝、窓を開けて外を見たら、お向かえのお宅の屋根が白くなっていた。
新発田は豪雪地帯だという話を聞いていたけど、所々で融け残った雪の山がある程度。
予報だと週末にかけて雪だるまマークが羅列しているけれど、どうなるのかな。
にしても、朝はまだ小雨が降っていたので、天気のいい昨日のうちに移動できたのは幸いだった。

朝食は近くのスーパーのパン屋さんで買ってきていたパンで簡単に。
その後、洗濯機を回し、hideさんが持ってきてくれた食器が入った箱のチェック。
手頃な大きさの両手鍋があったので、まずは試しにそれでお湯を沸かしてみた。
IHヒーター(しかも古いタイプ)を使うのは初めて。
スイッチを捻っても沈黙を保つそれに、大丈夫なのか?と思いつつ、放置して食器の整理に戻る。

お茶碗やお椀、お皿、マグカップなど、当面の食事には十分な量が入っていた。
それらをくるんでいたのはフェイスタオル。
きっと、食器を出した後にも使えるからとの配慮だったのだろう。
勿論、タオルは使う場所も多くて大歓迎。
たたんで洗濯機の上にあった棚に収めた。
hideさん、奥さま、ありがとうございました。

その間に鍋の水は沸騰しており、おお、ちゃんと沸かせるのだと感動。
持ってきていたポットに移し、午後、珈琲タイムに使った。

10時を過ぎてから、hideさんが持ってきてくれた地図に載っていたショッピングセンターへ。
だんながお米を布団と一緒に持たせてくれたのだけど、炊飯器がなかったので、まずはそれを購入。
鍋でも炊くことはできるけど、ガスでないと何だか加減が分からない。
息子が独立する時に持たせるからと(いつの話だ?)、彼に小さな3合炊きを選んでもらった。

他にも色々と必要なものがあったけど、まずは百円ショップにて購入。
今は本当に色んな物がこの値段で買えて、助かる反面、この価格の為に安価労働を強いられている人もいるわけで、心境は複雑。
なかった物はホームセンターにて購入。
フライパンを買ったら、息子がウインナー付きの目玉焼きが食べられるとニコニコ。

鍋をいただいたから、今夜はカレーにしようか?と子供たちに聞けば、食べる~!と元気な答え。
ルーを取りに行ったら、娘がいるから甘口だよと息子。
そういう心配りが嬉しいね。

だんなが布団と一緒にノートパソも持たせてくれた。
こちらの回線を使って、ようやくネットにも接続可能に(実はかなり手こずったんだけど)。
やっぱり携帯よりも文章の入力が楽だわ。
でも、メールが送受信できないので(原因不明)、それはそれで不便。
デジカメ画像の読込み器も入っていたので、落ちついてきたら、こちらでの画像も掲載したいと思っている。


原発は何やら怪しい状況のようで…。
シーベルトじゃなく、ベクレルなんて単位が出てきたよと、午後に電話をよこした義父が苦笑していた。
大学時代、お世話になっていた教授が、関東地方に住む人も西日本に避難を考える事になるかもしれない、なんて書込みをしていた。
今すぐではないにせよ、すぐに避難できるように、貴重品などのとりまとめをしておいた方がいいのかもしれない。
そういう事態に陥らなければいいと思いつつ、絶対にあり得ないとは言えない状況にやきもきしている。
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レオパレス入居

2011-03-22 | Weblog
今日は朝から曇り空。
今にも雨が落ちてきそうな空模様ではあったけれど、夕方まで降らず助かった。

避難所での食事も今朝が最後。
食後、出かける準備をし、積み込めない分は避難所で預かってもらって、まずは新潟駅へ。
hideさんには、自分が行った裏道ルートではなく、国道を利用していくようにメールをもらっていた。
でも、息子が道を覚えているというので、その言葉を信じて裏道を。
本当に感心するくらい、きっちり駅までの道のりを覚えていて、迷うことなく昨日と同じ駐車場に入ることができた。
私の方向音痴を遺伝していない息子に拍手であった。

営業所で鍵をもらって、まっすぐ新発田市へ。
新発田の記憶も10数年前で止まっており、やたらと大型店舗が増えているのに驚いたのなんの。
途中、ちょっと地図の読み違えはあったものの、無事に到着。
車に積んであった荷物を全て部屋に運び込んだ後、私だけまた阿賀野の避難所へ。
本当は娘を連れていくつもりだったけれど、室内のテレビでアニメ専門のチャンネルが写るので、それを見ていると断られたのだ。
確かに狭い車に閉じ込められて往復するよりは楽かなと、息子にお願いして出かけた。

避難所で布団や着がえの入った段ボール箱を積み込み、職員に挨拶して引き返す。
超方向音痴の私故、ひとりでアパートまで戻れるか不安はあったものの、どうにか到着。
荷物を降ろし、元気なうちに洗剤や石鹸といった生活用品で不足しているものの買出しに。
食材はアパートの近くにあるスーパーで。

先ほど、hideさんが食器や鍋などを、周辺の地図と一緒に持ってきてくれた。
本当に何から何まで助けてもらって、恐縮するばかりだ。

さすがの私も、一日、運転や片付けでぐったり。
何だか体がぐらぐらと揺れている感じがする。
やっぱり、大人ひとりだと気が張っていたのかもしれない。
今日はさっさとお風呂に入って早寝をしよう。
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