ピラカンサの実である。
ピラカンサというと、赤い実を連想するが、オレンジ色のもある。
図鑑などでは柿色なんて載っているけれど、確かにそんな感じ。
赤い実をつける方は「トキワサンザシ(常磐山樝子)」柿色は「タチバナモドキ(橘擬)」という和名がある。
厳密に言ってしまえば、同じトキワサンザシの仲間でも種類が違うということだろう。
我が家にも2mくらいに育ったトキワサンザシがあった。
が、義母が刺が危ないと、息子が産まれたら伐ってしまった。
過保護と感じたものの、切り倒されてから気がついたのでどうにもならなかったわ。
近所の木も、気がついたらなくなっていた。
今の季節、真っ赤な実をたわわにつけている風景が好きだったんだけどなあ…。
昨日の雪はどこへやら。
今日は朝から太陽が輝くいい天気に。
ただ、低気圧の影響か、冷たい風が一日、吹き荒れていた。
休みの土曜日。
朝、ゆっくりできる土曜日。
平日は早くに起きねばならない私にとって、休みの土曜は朝ゆっくりできる日だ。
今朝も布団の中でヌクヌクを楽しんでいたのに、息子が突然やってきた。
いつもは放っておくと昼まで寝ているくせに。
私が顔を上げたら、「助けて~」とぼそり。
何事かと思ったら、布団が濡れていて大変なことになっているとのこと。
何故に布団がと起き出した。
「俺かもしれない……でも……」
おねしょかね??
口ごもる息子であったが、事情を聞いてみると…。
股間の辺りが冷たくて目が覚めた。
何だと思って起き上がったら、ズボンが濡れていた。
慌てて布団をはがし、敷き布団を確認したけど、こちらは大丈夫だった。
おねしょしたのか?と思考が停止した、みたいだ。
で、風呂場に運ばれてきた掛け布団を確認したら、表の方もぐっしょり。
しかも、漂っている臭気は、違うことなく猫のおしっこ臭。
夕べも麦と一緒だったのかと聞いたら、白玉がいたとのこと。
これは白玉がトイレに行きたくても外に出られず、布団にしたのだと判明した。
息子は自分ではないと思いつつも、完全にそうも言い切れなかったようなので、ホッとしたようだった。
さあ、そこからが一騒動だった。
このまま干すわけにもいかないから、洗わねばならない。
でも、布団用のネットがない。
先に普段の衣類の洗濯を始め、その間に朝食作り。
布団カバーは既に穴だらけだったので、洗う以前に処分することに。
洗濯1回目が終了後、敷き布団カバーを洗う。
ホームセンターが開いた頃に出かけるつもりだったが、だんながそのまま洗濯できるのではと言い出した。
布団を縦に三つ折りにして、空気を抜きながら丸め、洗濯機に投入。
槽内みっちり状態だったので、どうにかなるかとスイッチオン。
ところが、水を含んで重くなるのか、エラーが出てしまってなかなか進まない。
悪戦苦闘の末、どうにか洗い上げ、縁側の物干しに広げられたのは昼を過ぎてからだった。
日射しはあったものの、さすがに午後から干したのでは、乾き具合も中途半端。
2、3日かけてじっくり乾かすしかなかろう。
それにしても、折角の休みの朝を起こされた挙げ句、午前中丸々潰されるとは。
息子には自室へは白玉立入禁止を言い渡した。
もう、こういう騒ぎは勘弁してもらいたいわ。