― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

これってどうなの話 & 嬉 しいお話  ― この街で ―

2011-04-30 | ちょっと考えさせられたお話
今度こそ!
地震前に途中まで書いていたものを完成させて投稿を しよう と思っていたのに、
またまた違う方向に曲がってしまいました!
いつになったら 通常に戻るのかな~!
   曲げたのは自分だから、人のせいに有らず!  次回 こそ きっと!


いまだに引きずる 地震災害!
原発に まったく収束の見通 しが立っていないことから
被害は広がっているとも云えます。
   風評被害によって 人の心まで被害に合うケースが増えているようです!

何かで力になりたいと考えている方達は たくさんいると思われます。
外国の、日本の、有名人たちが ポンと大金を寄付 してくださったり、
とにかく動こうと ボランティアに参加する人が増えたり、
品物を送ったり、被災地の物を買ったり …
それらに感動するのは 人に言われた訳でもなく、自主的に行っているからでしょう。
善意の思いを大きさの問題で比較することは出来ない!
きっと、それらのすべてが役立っているに違いない! そう思いたいですね。

被災者の方々も、いろいろな思いを胸に 動き出 しています。
少しでも早く 住んでいた街が復興し、みなさんが安心して暮らせる生活が戻りますように …!
私達もまた そのお役に立てるよう、長期にわたって 出来ることを していきたいものです。

若者から年配者まで、さまざまな職業や ただただ力になりたいとの思いから
被災地へ乗り込んだ支援者の方々の力強さに
一般ボランティアの かっこよさ を 見た気が して
日本人はやっぱり <人情に厚い国民>だったんだな~! と 温かな気分になりました。



 そんな中、 それって どうなの!? と思うような 嫌な話を耳にしてしまいました

先日のこと、
原宿で行われる展示即売会に 被災 した仲間の作品を持ってやってきた ドワーフ君!
   まだお会い したことはないけれど、人情のわかる 頑張り屋さん!  歌仲間が こよなく愛す息子です。
目立つ格好に目立つ車で
 <頑張ろう いわき!> を 目標 に 勇んでやってきたところが …
車を止めた場所の 前のアパートの住人の女性から
 「放射能がうつるから 今すぐ車を移動 して!」 などと きつい口調で言われ、心が折れたといいます。
息子を愛する<父>が 早速 私に どう思うかと聞いてきました!

ちらちらと入って来る報道の中で 多少オーバー表現になっている話もあるのかと思っていたんですが、
面と向かってこんなことを言う人って いるんですね~!
人と話を したり、ニュースを聞いたりしていれば
<放射能がうつる> なんて無知なことは言わないと思いますし、
ましてや 少なからず傷つき、それでも頑張ろうとしている人に
自分本位なことは言えないと思うんです。
それに、例え そう思ってしまったとしても、
2~3日 窓を開けないようにするとか、外に出ないようにするとか、逆に出かけてしまうとか …
自分の中で解決 しようとする優 しさはないのだろうかと 失望感を覚えます。
ただ自分に被害が及ばないようにとだけ考える人は どうやって生きてきたんだろう!?
人との付き合いは…、絆は…、しっかり出来ているのだろうか!?
情けないな と思うと同時に、ドワーフ息子より、その人のほうが大丈夫なのかと
そんな風に思えてきてしまいました。

前回のブログにも書いたように、
考えかたは人によって違いますから
被災地の物を買う人、避ける人、さまざまいると思います。
それを <良い><悪い> だけでは云えない事情も さまざまあるのだろうと思います。
でも こんなお話は ちょっと 酷い!
原発事故を修復 しようとして 今も直接働いてくださっている方々がいらっしゃいます。
その方達が 動いてくださらなかったら、  (東電の話は置いておきましょう!)
停電や節電 くらいでは済まないことになる!
私達は そんな恵まれた生活を しているわけです。
その方達は ドワーフ君なんか問題にもならないほど大変な状況にあると思われます。
そんな方達に対 してでも そういったことが 言えるので しょうか!?
   … って、 まぁ どんなことでも 言える人は言えるんでしょうけれどね!  哀 しいな~!
自分本位の要求だけ していて いいので しょうか!?
自分が逆の立場に立った時、傷つくことはないと思いますか!?

考え方は 人それぞれ! さまざまですからね~!
話 してみても そう思い込んでいる人を 短時間で理解させるのは 難 しい!
物凄いパワーも必要となることでしょう。
みんなが同 じ考えをもつということ自体が 不可能とも思えます。
それでも こんな場合、
害が無いことは多くの人がわかっていることと思います し、
応援 してくれている人のほうが 比較にならないほど多いはずですから、
ドワーフ君は、めげずに頑張ってください!
そして、
腹が立ったり 悲 しかったり …
その時点で思ったことを堂々と陳べてみるのも ひとつの勉強なのではないかと思います。
人の意見は さまざま!
それに対する返答がどんなものなのかを知った上で、また考えることが出来たら
きっと もっと成長できるんじゃないのでしょうか!?
若いんだから マイナスもプラスに変えて …、 頑張れ~!
   そのドワーフ君が書いているブログがあります。 よかったら覗いてみてあげてください! (こちら

大人でも 心ない中傷に傷つくというのに
被災者が転校 してきて いじめ に合う という話もあるようですね!
心に傷を受けた小さい子が さらに傷ついてしまうなんて あまりにも可哀想です。
子どもは親の話をそのまま理解 してしまうことがあります。
そういう時、子どものほうが残酷かも しれません。
親は 子どもを正しく導いてやらなければいけない!
2次被ばく なんて ありえないと云えるほどのことなんです!
根拠のない軽率な考えで 人を傷つけることのないよう、言動には気をつけなくてはいけません。

そんなお話、どこかで聞いたことがあるように思っていましたが …
間違った知識で 人を差別 し、傷つけてしまうのは 恐ろしいことです。
エイズ問題>にも 同じようなことがありました!
ひとつの単純な頭で考えるのではなく、もう少 し視野を広げて 多くの意見を聞いて、
優しい心をもって接するように していかないと 心が育たなくて寂 しいです。
これから先 まだまだ何が起きるか わからない日本、世界、地球!
同 じ日本人、同 じ人間、同 じ地球に生まれた生き物 として
力を合わせ、仲良く手を繋いでいきましょうよ!



 こんな問題に比べたら 小さなことですが、私もちょっとがっかりしたことがありました。

いい歳を した大の大人(男)が、
 「地震が怖くて 何も出来ない!」 を連発するって どうなの!?
いざという時、必死で守ってくれるような男性なら 頼り甲斐を感 じるけれど、
きっと自分だけで手一杯で、人のことを守るどころか 考える余裕もないんだろうな~!
こういう人は 一緒にいる時に絡まれたりしたら、自分だけ逃げてしまうんだろうな~!
勝手な想像ながら そんな風に思えてしまう!
20(歳)も30(歳)も離れた 70~80歳代の方々からも
 「いまだにそんなこと言っているの! ちょっと情けなくない!?」 の声!
ホントに 自分でも情けないとは思わないのかな~?
人との絆は 大丈夫?
そんなに軟弱だと 誰も本気で付き合おうとは思わなくなっちゃうんじゃない?
肉食系(肉好き) の 草食風(柔な)中年 って どうなの!?
人ごとながら、
せめて 年配者から笑われない程度 には 強くなろうよ!
そんな風に感 じてしまった出来事でした。



 ついでに というわけではありませんが、少 しは良いお話も書きたくなってきました。

息子の代になっている茨城の工場が被災された というメンバーも いら したため
しばらく延期となっていたS会 で したが、
今週 久々に復活 し、元気な顔の皆さんとお会いすることが出来ました。
   病気のある方や高齢者もいらっしゃるため、「元気でよかった~!」   お会い出来てホッとしました。
その際、その被災された息子さんをもつ方の奥様のほうから、
 「お返 しよ!」 と さりげなく渡されたのが ホワイトデーのプレゼント!
   そんなことまったく忘れていましたし、期待するなんてこともなかった!
   それより こんな大変な時に!? と、嬉 しいけれど 申 し訳ない思いでいっぱいになりました!

 「パパはこういうの自分から渡 したがらないから …!」
<家には塵ひとつない>と言われるほど きれい好きのご主人に対 して 大らかな奥様!
だけど こういった細やかな気遣いは すべて奥様がなさる!  本当に素晴ら しいと思います!
 「パパ ありがとうね!」 というと、
 「いや~ そういうのは全部 家内がやってくれるんだよ!」 って ちょっと照れ笑い!
そんなのわかってますって!
パパは ママがご自慢 で しょうがない! 本当に素敵なご夫婦です!
   言い易いので 最近では私も お呼びする時は すっかり 「パパ!」 になっちゃってるんです!
   知らない人が聞いたら なんか妖 しい雰囲気かしら!?  … な~んて誰も思わないか!
   奥様からは 「いつでも貸すわよ!」 と言われているし、危険度 0%は 嬉 しいのか 哀 しいのか!

また、 怖い系の幹部のような顔立ちの 本当は心優 しいメンバーから いただいた物は   
なんと 私のために買いに行った帰りに地震に直面 し、家に着くまで4時間もかかったという いわく付き!
 「あなたのために大変だったみたいよ~!」  奥様が大笑い しながら 先に ネタばらし!
 「今 言おうとしてたのに …!  だけどホントにそ~だったんだよ!  …(解説話は略)…」 と ご主人!
 「すみません! 噛み締めて、よ~く味わっていただきます!」 というと
 「じゃ~ 次回 その味の感想を聞くからね!」
奥様はコロコロとよく笑う方で、こちらはご主人のほうが気遣いをなさる!  ここも良いコンビです。

すべてを書くことは出来ませんが
他にも、他でも 思いがけないお気遣いで いただいてしまった品々がありました!
まとめてになってしまいますが、本当にありがとうございました。
大事に食べ、大事に使わせていただきます。

   今回は私が渡せなかった方も いらっしゃいました。
   その方たちには ごめんなさい!  また次回を、期待せずにお待ちください!



                      誰だって 悪い話より 良い話のほうが いいもんネ!
              少しでも早く、そんな話がたくさん聞けて いっぱい話せるように なると いいわね~!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

被災された方々の、大事な 自分達の街 の復興を願って … ということで
2008(平成20)年 2月13日発売、
    城之内早苗 with 布施明 の  『この街で』
         (作詞 = 新井 満 さん/作曲 = 新井 満 さん & 三宮麻由子 さん)

「この街で 生まれ この街で 育ち   この街で 出会いました あなたと この街で」
   「あなたの すぐそばに いつも わたし   わたしの すぐそばに いつも あなた」
「この街で いつか おばあちゃんに なりたい   おじいちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい」

   生まれたまち、 育ったまち、 あなたと出会ったまち、 今 住んでいるまち!
     好きな人と、いつまでも歩いてゆきたいまち!
     大事なものがたくさん詰まった まち は、 やっぱり住みたい まち!
                                       (※ 詞の内容から、その時感じたままを 書いています。)

この曲は、2005(平成17)年3月に松山市で開催された 新井満氏が常務理事を務める
「日本ペンクラブ」 主催による 「平和の日・松山の集い」 の舞台で 誕生しました。
2001(平成13)年度 「だから、ことば大募集」 で 松山市長賞を受賞 した桂綾子さんの作品
「恋 し、結婚 し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」。
これに感動 した新井氏が、それをコンセプトに作られたそうで、
当日は 三宮さんのピアノ伴奏で、新井氏が歌唱 し、
それを聴かれた方々が涙 し、口コミで広がり、再演を求める声が殺到!
その要望に答えて 新井氏がレコーディング し、同年8月、松山市に原盤の使用権を寄贈。
当初、松山市が 限定2000枚を発売 しましたが 完売!
それを受けて 翌年5月 ポニーキャニオンから 全国発売!
今では <末永く> という意味を込め、結婚式のお祝いソングとしても歌われるようになっています。

城之内さんがこの曲と出会ったのは
友人から勧められ絵本詩集 「この街で」 の 詩が持つ温かみ溢れる内容に感銘を受けたのがきっかけで、
その時知った同タイトルCDを聴いて、ぜひ歌ってみたいと思ったのだそうです。
その想いが実現する運びとなった際には 同所属事務所の大先輩である布施明さんがコーラスとして参加!
     新井氏より2年ほど後の発売となっています。

これを聴いた時には 本当にびっくりしました!
布施さんといえば 歌唱力の素晴らしさで知られる方 です。
それが さりげないほど バックに徹 していらっしゃる!
なぜ 布施さんだったのかが 不思議なほどです!
城之内さんは きっと、本当は強靭な力を持つ布施さんに、優 しくそ~っと守られているような
そんな安心感の中で 歌えているんでしょうね。 贅沢だな~!
   自分を強調 したがり 主張 しすぎるより、相手のことを考え 調和を考え、控えめであるほうが
   よっぽど素敵に映ることがある という 一例のようです!

やっぱり 頼れるというのは大きい です。
「そこにいてくれるだけでいい」 ってくらい さり気なくカバーしてくれる人がいたら いいでしょうね~!
   マーブルに匹敵するくらいの人 ってことだから、なかなかいないでしょうね~!
   マーブルが さり気ないカバーを してくれているのか!? と言われると … 怪 しいですけどネ!


                 軟弱で なく、強さは秘めて、 優 しく接することの出来る人と
                             ずっと一緒に いられたら … いいよね~!



被災地が 早く こんな まちに、村に、 戻りますように …!





イラスト素材の一部は、下記を利用させていただいています。
   「イラスト工房」 「イラスト市場」 「みさきのイラスト素材」 「(株)タカミコーポレーション」


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2 コメント

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こんにちは~ (mootan)
2011-04-30 17:45:16
 「放射能がうつるから 今すぐ車を移動 して!」 とは、なんとも愚かしい誤解ですね。
‘そこまで’露骨に自分本位のひとって本当にいるんですね!って感じです。

そんなひとには、いっそ反対に「独りだけ生き残ってみろ!」って云ってやりたいですね。
かくれんぼをして、かくれたまま、みんなに忘れられて先にお家に帰られたみたいな、そんなさみしさを味わわせてやりたいものです…!(笑)。


いつも、ていねいで細やかなブログを作ってらっしゃるmieさん。
読ませていただいて勉強になりますし、なによりも、お客様としてお家に招かれたような嬉しい気分になります。

また、おじゃまさせていただきますね(笑)。
それじゃ…!。
お久しぶりです。 (ワ・タ・シ)
2011-04-30 23:48:10
読んでいただいた上に コメントをいただけて嬉 しいです。

私も、このお話を聞いた時にはびっくりしました。
どこからこんな誤解や思い込みが生まれてしまうんだろう!?
不思議でなりません。

被災地のニュースや報道は毎日のように流れています。
だから 被災者の皆さんの傷ついた心を知らない人はいないと思います。
それなのに
思いやりのない安易な発言で さらに傷つけてしまうなんて …
なんて心無い人なのでしょう!

人に何かを言う時は
初めから 自分の意見を押 し付けるのではなく、
「○○ していただけないで しょうか」 などと 相手にも意見を求めるべきです。
そうでなければ 話し合いにもなりません!

この方の年齢はわかりませんが、
ある程度の年齢であれば、最低のマナーくらいは知っていないと恥ずかしい!
自分本位に怒鳴り散らしたことが 無知な思い込みだったなんて かっこ悪すぎますよね。

それでも
こういうことがあると、
自分も 人を傷つけることのないよう、一層 気をつけよう と思うものです。



いつも散らかりっぱなしの家ですが、
また覗きに来ていただければ 嬉 しいです。
ありがとうございました。

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