― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

四十九日

2018-04-25 | 孫・家族 に関するお話

   暖かく良く晴れたこの日、
   父の 四十九日法要 が行われました。

     白木の仮位牌から本位牌に魂を移す 開眼供養 のほか 読経 焼香などの 四十九日法要
     お墓に移動 し、住職立ち合いのもと 遺骨をお墓に収める 納骨式 のあと、お墓参り。
     家から遺骨は無くなったけれど、不自由さから解放された父はきっと 母を見守りながら
     身内を巡り、行きたい場所に行き、好きな時に好きなように飛び回ることでしょう。
     … というのが身内としての想いなのだけれどね!
     ちなみに、少なくとも四十九日の判決が出されるまでは、人の魂は 家の回りを浮遊 して
     いると言われているそうです。



お寺 にて 四十九日法要

見渡す限り お墓!  その数 にも驚くけれど、こんなにスペースが あったことに驚愕!

管理 し難いからか 今は植木も撤去されてしまって、非常に殺風景!


   場所を移 して 会食。


予約時間より早かったので 少し遊んで待ちました。



子供用も しっかりたっぷりあって、みんなが 美味しくいただきました。



   命日 や 回忌法要 など、故人を偲ぶ 法要、供養、法事 などの別称 といわれる 追善供養
   生きている人が行う善行が 故人の善行になり、それがまた自分に戻ってくるという考え方で、
   中でも最も大切なものとされる 四十九日法要 には いくつもの別名があるようです。
     忌明 け(きあけ)法要
         喪に服 し 慎んだ生活を送っていた遺族が 普段通りの生活に戻る。
     ◇ 七七日忌(なななぬかき ・ しちしちにちき)
         命日を起点に 七日ごとの日を 忌日(きにち・きじつ) と呼び、最初の忌日が 初七日。
         四十九日は七週目にあたる。
     ◇ 満中陰(まんちゅういん)法要
         四十九日の期間は 中陰(ちゅういん) と呼ばれ、四十九日目に この期間が満ちる。
     ◇ 大練忌(だいれんき)
         故人のいなくなった時間の過ごし方を大いに練習 して、未練が残らないよう心を
         込めて供養して迎える日。


   中陰中有 とも言い、四有の一つ とされる。
     生有(しょうう)
         それぞれの世界(6種あるとされる)に 生を受ける瞬間
     ◇ 本有(ほんぬ)
         生を受けてから死ぬまでの期間 (一生)
     ◇ 死有(しう)
         死ぬ瞬間
     ◇ 中有(ちゆうう)中陰四十九日
         死から次の生を得るまでの期間


   四十九日 までの 七週間 の間 、
   七人の裁判官 が 一週間ごとに 死者が次にどこに生まれるかを決める 裁判 をする。
     初七日(しょ なのか)  : 泰広王 (不動明王) が 生前の殺生について調べる。
     ◇ 二七日(ふたなのか)  : 初江王 (釈迦如来) が 生前の盗みについて調べる。
     ◇ 三七日(みなのか)   : 宋帝王 (文殊菩薩) が 生前の不貞について調べる。
     ◇ 四七日(よなのか)   : 五官王 (普賢菩薩) が 生前に嘘をついていないか調べる。
     ◇ 五七日(いつなのか)  : 閻魔王 (地蔵菩薩) が 水晶の鏡に生前の罪状が写し出す。
     ◇ 六七日(むなのか)   : 変生王 (弥勒菩薩) が 生まれ変わる条件を加える。
     ◇ 七七日(なななのか) : 泰山王 (薬師如来) が 六つの世界の中から故人の行く先を選ぶ。


   生きとし生けるもの は 6種の世界に 輪廻転生する という。
   三善趣 (三善道)
     ◇ 天道(てんどう) 天上道、天界道とも云う。
         天人が住む世界で、人間よりも優れ、寿命は非常に長く、人間道に比べて苦しみも
         ほとんどなく、空を飛ぶこともでき、思いのままに快楽を味わって生涯を過ごすが、
         煩悩から解き放たれておらず、仏教に出会うこともないため 解脱も出来ず、死を
         迎える時の苦悩は地獄で受ける苦悩の16倍以上と云われている。
         人間より遥かに楽欲を受ける天人でも最後はこの五衰の苦悩を免れない。
         迷う衆生を救うのは 如意輪観音。 
     ◇ 人間道(にんげんどう)
         人間が住む世界で、四苦八苦に悩まされる苦しみの大きい世界であるが、楽しみも
         あるとされ、唯一自力で仏教に出会える世界であり、解脱して仏になりうるという救い
         もあるという。
         迷う衆生を救うのは 准胝観音不空羂索観音
     ◇ 修羅道(しゅらどう) 阿修羅道とも云う。
         阿修羅の住まう世界で、修羅は終始戦い、争うとされ 苦しみや怒りが絶えないが
         地獄のような場所ではなく、苦しみは自らに帰結するところが大きい世界 とされる。
         迷う衆生を救うのは 十一面観音
    ■ 三悪趣 (三悪道)
     ◇ 畜生道(ちくしょうどう)
         畜生道は牛馬など 他から畜養(蓄養)される 畜生の世界で、ほとんど本能ばかり
         で生きており、使役されるがまま という点から 自力で仏の教えを得ることの出来
         ない状態で 救いの少ない世界 とされる。
         迷う衆生を救うのは 馬頭観音
     ◇ 餓鬼道(がきどう)
         餓鬼の世界で、餓鬼とは腹が膨れた姿の鬼。 食べ物を口に入れようとすると火と
         なってしまい 餓えと渇きに悩まされる。 他人を慮らなかったために餓鬼になった
         例があり、旧暦7月15日の施餓鬼はこの餓鬼を救うために行われる。
         迷う衆生を救うのは 千手観音
     ◇ 地獄道(じごくどう)
         罪を償わせるための世界。
         迷う衆生を救うのは 聖観音
   ただし 修羅道を悪趣に含めて 四悪趣 (四悪道、四趣) とする場合もあるし、
   六道から修羅道を除いて 五道 (五悪趣、五趣) とすることもあるらしい。



   無知な私の疑問
   仏教では、極楽浄土に旅立てるかどうかの最終決断が下される という 四十九日。
   三途の川を渡って 6つあるという死後の世界のどこに行くかが決まる日であるとされています。
   それが 次の世界に生まれる ということのようですが、
     〔 それなら 本位牌魂を入れる という儀式は どういうことなの? 〕
     〔 極楽浄土に行くのは体だけ ... なんてこと あるわけないわよねぇ!? 〕
   ふと疑問が湧いてしまいました。
   調べたら、位牌は 遺族の呼び掛けに応えて故人の魂が下りてくるためのアンテナの役割を
   する物のようで、空中を漂う先祖の魂を地上に呼び寄せ交感するために欠かせない物 と
   書かれていました。
     〔 四十九日を過ぎれば すでに次の何かに生まれ変わっているんじゃないの!? 〕
     〔 別のものに生まれ変わっていても 呼ばれれば魂は位牌を介していつでも戻って
       来ることは出来る っていうこと!? 〕
   なんだかよくわからない状態のままですが、もうずいぶん時間をとってしまったので、解明
   できたら載せることにしたいと思います。



一段落 したということで 妹が母を気晴らしに一泊旅行に連れて行ったら
風邪をひいてしまったらしく、病院で 肺炎の疑いもあると云われて
入院するという さらなるハプニングが発生!
いろんなことが次々起きて 落ち着かない日々はまだ続きそうです。



これを ひと区切りとして少し落ち着きましょう と思ったのに
病は予測を超えてやってくる!
ボケ進行が懸念される高齢者だから、母の今後がまた心配です。

                                     お読みいただきましてありがとうございます。
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