大問題となるほどではないけれど、
そんな風に思う出来事 は たくさんあります。
今回は バスの中 という狭い空間で 立て続けに感 じた、
3日分の出来事を載せてみました。
バスの運転手さんの、
遅れても ひと言の事情説明もない上の
お年寄りに対する 「危ないから早く座って!」 という
吐き捨てるような強い口調での急(せ)かす言葉。
こういう運転手さんには たまに出会います。
お年寄りはそんなに機敏には行動できない!
乗り込んで来た時の様子を見ればわかるはずなのに、横柄な態度が不快に映りました。
乗客 は みんな お客様。
「危ないですからお掴まりください。」、 「危険ですからおかけください。」
声をかけるなら穏やかな口調で云うのが道理 というものでしょう。
近年、お年寄りが怪我をされるケースが多かったから出来たと思われる マニュアル、
《乗客が席に着くまで発車 しない》 は、運転する側に注意を促すものです。
そしてそれは 事故を未然に防ぐ策 であると同時に 高齢者に対する優しさ でもある
はずのものです。 けれどもたまに それが面倒 だという様子が あからさまな人がいる!
動き出す時が危険なのはわかるけれど、
その優 しくない言葉使いは そのまま運転にも反映されているようで、
〔 まずは自分の運転の荒さを直したほうがいいんじゃないの! 〕 と思わされます。
イライラをぶつけたり 軽視 したような態度をとらず、誰に対しても 穏やかに、 そして
空いている時ならいいけれど、
二人掛けの席の通路側に掛けて、混んできても 知らんふり!
詰めようともせずに ひとりで占領 している乗客たち。
バスの後方は 二人掛け席になっていることが多い。
この日はなぜか ふたり席 に座った全員が 通路側に ひとり掛け していて、
混んで来ても動かない人達ばかりなのに驚かされました。 一番後方席も 3人で占領!
唯一詰めてくれたのが 女子高生。 スマホに熱中 しながらも さり気なく動いてくれて、
当然のことなのに ホッとさせられました。
それに引き換え かばんを置いたり、ドカッと座りで 動こうとも しない
40代後半くらいの背広の男性 と 50代~60代初めくらいまで?と思われる女性達。
常識くらいは身に付けていないと恥ずかしい年代なのに (ハリセンボン 近藤春奈さん)
まるで 自分専用のシート と勘違いしているようです。
こういう状況で 「すみません。 詰めていただけますか?」 と云える人は少ない!
それを知っていて、 〔 座りたきゃ 自分から言うことね! 〕 と云っているような、
いいえ それ以上、 〔 私には絶対 声をかけないでよ! 〕 という波動を発 しているような、
彼らからは そんなオーラが漂ってきているように感 じられました。
現に、年配女性に 「すみません、座らせてもらっていいですか? 」 と聞かれた
50代くらいの女性は、一度上を向き ため息をついて、自分は動かず、わざわざ奥に
座らせるという行動をとっていて、不本意さが読みとれる対応が不快に映りました。
しかし、これを見てさえ動きもしない他の人達! けっきょく、混んでいるのに
駅に着くまで ひとり掛けを通した人がほとんどだったのは 信じがたい現実!
〔 こんなに混んでいる中で平気でいられるって どういう神経を してるんだろう! 〕
そう思いながら、 自分に目を向ければ、〔 注意できなかったのは <見て見ぬふり> と
同じことになるのよね! 〕 と心苦しい気分にもなりました。
同時に、ここでも 乗客に掛ける言葉は 事務的、あるいは ちょっと腹を立ているような
口調の 「お詰めください!」 ばかりの運転手さんに目が向いて、
席を見渡せるミラーがあるのに、この状況を 気にもしていない怠慢さに腹が立ちました。
本来なら、「混んできましたので お繰り合わせの上 ひとりでも多くのお客様にお乗り
いただき お座りいただけるよう ご協力をお願いします。」 など、
乗客が乗り込む度に声をかけるのが筋であり 角の立たない策だとも思うのだけれど、
〔 <事故>と<怪我>にさえ注意 していればいいと思ってるのかしら!? 〕
気配りのなさにがっかり します。 こんな車内の様子じゃ 若者のお手本にもなりません。
運転手さんは 乗客が 快適 であるよう 気を配る のが お仕事
しなければおかしいと思うようなことが出来ないのは 大人としては恥ずかしい。
自分ひとりで生きているわけではないのだから、もう少し優 しさを持って接 してほしい。
そう思いながら、〔 私自身も せめてマナーには気をつけよう! 〕 と思わされました。
ある日の朝 遭遇 した
車いすの男性の態度に 疑問を感 じてしまいました。
私が乗ったバスに 車いすの男性 が乗ることになりました。
運転手さんが降りて行って 渡し台を出し バスとの間に張って 押して乗せました。
続いて 車いす優先シートに座っている方に移動をお願いし、
シートをたたんで、車いすをくくりつけるための器具をセットし始めました。
ベルトは何本かいるようで 運転手さんは 「このくらいで大丈夫ですか?」 と
何度も聞きながら締めていきました。
けれども この男性、はっきりと意思表示を しないのに、何だかイラついている様子。
〔 言葉が不自由な場合もあるんだから しかたないか 〕
そう思いながら見ていると、丁寧な対応の運転手さんに、<意に沿わない> という態度を
ぶつける姿が 横柄 にしか映らなくなってきて …、 不快に思えてきました。
時間がかかり過ぎる このやりとり! 「いったい何が気に入らないのかしら!?」
誰かがつぶやき、 見回すと みなさんの顔にも苛立ちが見えていました。
〔 シートベルトの締めかたで こんなに納得できないことって あるものなの!? 〕
私が感 じた疑問を みんなが感 じているように思えました。
数分後、あまりに動かないバスの様子を見に 後方のバスの運転手さんが来てくれて、
そのまま応援に加わり、ふたりでの対応となりました。
〔 助かったぁ! これですぐ終わりそうね。 〕
そう思ったのに、それでも まだ 気に入らなさ感 丸出しの この人!
喜んだ後の引き戻しはガッカリ度がアップ してしまい、
〔 ホントにどうなっちゃうんだろう! 〕 苛立ちよりも不安のほうが増してゆくようでした。
〔 だけど、動いちゃったら怖いと思って慎重になっているのかもしれない。 〕
〔 本人にしかわからないことだってあるんだろうから まぁ しかたがないのかな 〕
平常心とはいかないながらも そんな風に思うよう努めました。
しかし それでもまだ動かない このバス! 後方の人達までが立ち上がって覗き込み、
近くまで見に来る人が続出しはじめて、全員のイライラが爆発寸前まで達した頃、
「これでお願いします。」 運転手さんが そう言いました。
そして 応援に来てくれた運転手さんにも 「や~ 助かったよ。 ありがとう!」 と言い、
「すみません。 今 動きます。」 乗客に対してもそう言って 急いで運転席へ …。
この言葉に 誰もがホッとため息をつき、席に戻りました。
ところが …、 当の本人の この男性 は といえば、
感謝を示す態度 も、待たせて悪かった感 も 何もないまま
いきなり スマホ(?)を取出して音楽を聴こうとし始めました。
〔 どんな人だろうと 大人として さすがにこの態度はないんじゃないの! 〕
そう思っていたら 次のバス停では、張り出した左肘が 奥へ行こうとしている人達の
邪魔になっていることを、まったく気に止める様子もない!
〔 すでに座席の幅より出っ張った車いすで通路が狭くなっているのに、
何故 あんなに肘を突っ張ってるんだろう!? 何故 気にしないんだろう? 〕
疑問を不信感が包み込んでいくようでした。
それでも、 〔 もしかしたら他人にはわからないだけで、あの体制 じゃなきゃ辛いのかも
しれない! それだったら しかたないんだよね 〕
〔 何かの事情を抱えているのに 勝手に悪く解釈 したら 失礼だもんね! 〕
自分勝手な思い込みは危険なので そう思うよう努めていたら、
いつの間にか肘は下がっていて 普通の人と変わらぬ動きに唖然とさせられました。
この男性、30代~40代前半くらいと思われ、オシャレな身なりを していました。
〔 こんな風に気を遣う人なら 人への配慮も出来る人に違いない! 〕
勝手な思い込みは危険だと思う私の これこそ勝手な思い込みだったわけだけど、
〔 その気配りは自分にだけ!? 〕
良く思った後の落下は 今回2度目! 高度も上がって ガッカリ度アップ という感 じ!
〔 しかたないか 〕 と何度も思い直しただけに よけいに残念に思えました。
現代は障害を持った人でも出かけられるよう、さまざまなところで <計らい>が
なされていて、とてもいいことだと感 じています。
それでもまだ 不便なことは多々あるのだろう とも思います。
けれども、中には 〔 やってもらって当たり前 〕 と思わされるような人もいる!
それは 怖いことです。 謙虚さ を失くしてしまうと 優 しさが感 じられなくなり、
こちらの優 しさまで奪っていってしまうようにさえ感 じられます。
当たり前 という 慣れ は排除 、
謙虚さ と 感謝の気持ちを大切に
障害をお持ちの方に限らず、お年寄りでも 小さいお子さんをお連れのお母さんでも、
人に何かしてもらったら 感謝の気持ち! 忘れないでほしいと思います。
もちろん私達も同様です。
もし 当たり前 と思うなら、それをするほうが思うこと でなければ おかしい!
たとえ家族の間だって、ちゃんと感 じて ちゃんと表現することは大切だと思います。
ちなみに、この時 後方に、待ち合わせを していた 姪っ子夫婦がいたそうで、
「いやぁ~ 全然動かないから 事故かと思ってたんだよ!」
「原因は 車いすかぁ! 車いすって確かに時間はかかるよね。
だけど 普通はみんな しかたないと思うんだよね。
だけど あれはそんな程度の時間 じゃなかったからイライラ したよ!」 と言っていました。
1車線 しかない追い越 し禁止の道の 十字路の信号を超えたすぐの所にある このバス停。
車の往来も多いので 「タイミングを見て ちょっと追い越 しちゃえ!」 というわけにもいかない!
そんな場所で あんなに長い時間止まっていたら、渋滞はどこまで伸びていたのか!?
計り知れない気が します。
〔 人は 相身互い で生きているもの! もう少し優しくなくちゃいけないんじゃないの!? 〕
そんな風に思うたびに、自分を見返すことにもなります。
(バス関連のお話については 下記でご覧ください。)
バスに関するお話 、バス話 再び 、優先席、譲ってくれない? 譲らない?
みんながちょっと優しくなれば、そんなこともなくなるのにニャー!
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もう少し優しければいいのに … と思いながら
2007(平成19)年10月 3日発売 アルバム収録曲、
中島みゆき さん の 『サバイバル・ロード』
「その通りの曲がり角は ただの吹き溜りだから
カマイタチが実をひそめる 角ごとに罠を掛ける」
「おだて文句 誘い文句 舞い上がって踏み込めば
誰も守らん 誰も助けん 喰らいあって闇の中」
「Oh, この街はサバイバル・ロード Oh, 迂回路はどこにもない
Oh, 共にゆける者はないのか」
言葉や行動は 時に人を切る。 やったほうには重みのない言動でも、
投げかけられたほうには カマイタチの切れ味。 深い痛みが走ることがあります。
自分が良ければいい という考えかたも 他人には害を与えることがある。
迂回路のない道で長時間待たせることになったら、それも迷惑をかけていた ということ。
とりあえずは 「ご迷惑をおかけしてすみません!」 くらいの言葉は言える大人でなければ
恥ずかしい。 そして私も、そんな時に助けられるような大人でなければいけないなー!
(※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
2007(平成19)年の7月に発売された みゆきさんの40枚目のシングル 『一期一会』。
この曲がカップリング曲と共に収録されている 35作目のオリジナルアルバム
「I Love You, 答えてくれ」 の5曲目に収録されている曲です。
みゆき節炸裂 のこの歌は 表と裏の違い みたいなものを歌ったものだけど、
今回のお話の中で感 じたようなことが散りばめられているように思えたので載せてみました。
けれども、人はみな <羊の皮を被った狼> というわけでもないのだから、
<考える> ということを提供 してくれる歌 として聞くことはあっても 歌ったことはありません。
本当は優 しい面を持っているのに、つい苛立ってしまったり、人に冷たく接 したり!
そんなこともあるのでしょうけれど、出来ることなら 優 しくありたい!
自分で歌う時は もう少し優 しい気持ちになれる歌を選びたいところです。
(みゆきさん関連の記事や歌については 下記でごらんください。)
一期一会 、糸 、羊の言葉 、銀の龍の背にのって 、時代 、竹の歌
「人の振り見て我が振り直せ!」 という ことわざからも学んで、
<まずは自分が優しく> を心がけないといけないね!
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