― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

最愛の彼、天国へ  ― もしも私が空に住んでいたら ―

2013-03-31 | ラビ・マーブル、モグ・モモのお話


3月24日(日) 午前10時45分頃、
マーブルが ラビの所へ行(逝)ってしまいました。


         具合が悪いとはいいながら、
         病院で皮下点滴を2~3度すると また徐々に復活 してくれていたマーブル。
         病院では すぐにでも逝ってしまうようなことを云われながら、
         今まで一緒にいてくれたことに 言い尽くせないほど感謝 しています。


マーブルが我が家に来たのは 1994〈H. 6〉年 11月初め。
生れたのは たぶん その2か月ほど前であろう と推測 しているので、
彼の寿命は 18年 と 6~7ヶ月 であったものと考えます。


マーブルの病気が発覚 したのが 2011〈H.23〉年 3月。
お腹に 悪性の リンパ腫 が できていると言われました。
治療を しないと 1週間でさえ もたない可能性がある と言われたけれど、
<副作用> や <完治確率の悪さ>。
病院への <通院ストレス> に至っては ラビの時に充分過ぎるほど経験 しているので
<自分の都合> が強いと思われる <延命治療> は しない と決め、
それでも諦めることなく、自分が信 じることは続けつつ、
助からないなら 好きなことをさせてあげようとも決めて、
矛盾を感 じながらも、彼に快適でいてもらうための方法を追及 してきたつもりでした。

     歳や病気の割には <毛艶>がよくて ツヤツヤ!
     高齢になると 出っ放 しになる という<爪>も まだ仕舞えていましたし、<歯>も しっかりとあり、
     若々 しくて、私の中では 誰にも勝る イケメ ン!
        ラビや モグや ボビーや … と、一緒の時を過ごした子達は みんなイケメンでしたし、
        どの子も 心底 愛 してきましたが、ラブラブの関係が一番長かったイケメン君でした。


     痩せてしまったため、背骨(胸椎・腰椎)は 怪獣の背中のようにゴツゴツで、
     骨盤も突起 していて 触ると痛々しいほどに なってしまってはいましたが、
     ひょっと したら このままずっと生きていてくれるんじゃないか … なんて 思ったり して!
     病気さえなければ … きっと まだまだ生きていてくれたものと思いますし、
     もっともっと 一緒にいたかった、何があろうと 無条件で愛することの出来た彼で した。


最近では 娘(次女・チッチ)の彼氏(Y君)の膝の上がお気に入りになっていたことや
歳をとって ひとり静かに寝ていたいのに 私のところにはノラちゃん達がやって来るため、
娘の部屋に避難 してしまうことも増えてきていました。

そんな中、 「マーブル、熱があるみたい!」 と娘。
タオルで包んだアイス枕を置いてやると その上に乗っていましたが 動きも悪いようなので、
病院で皮下点滴を していただきました。
次の日には フラフラから うまく動けないようになってきたため、翌日 再度 皮下点滴!
けれども いつもとは様子が違っていました。
なにか食べたいという意識はあって すぐに起きるのだけれど、
流動食のような物を少 し口にすると、また 完全に横になってしまう!
お腹の辺りに違和感を感 じて落ち着かないのか 痛いのか、
時々 場所を移動するも、体ひとつふたつ分がやっと といった様子!
かなり大儀ら しく、おしっこも その場でするようになってきたので
私のそばに 半分に折った掛け布団を置き、ビニールシートを広げ、
トイレ用シートを敷き詰めて、出たら即交換 の繰り返 し作業になりま した。

下痢気味だった便が出なくなっているようなのも 気になっていました。
もう 癌がお腹いっぱいに広がって 腸を圧迫 しだしたせいなのかと思えてきました。
   怖くて強く押すことは出来ないため、そ~っとさすってやることしかできないのが歯痒いようでした。

それでも < したい!> と思うことはあるようで、そんな時はトイレに行こうと します。
   好きなようにさせてやりたいのだけれど、フラフラで うまく体も支えられないため トイレまで
   付き添います。 中で倒れて 顔に砂が付いてしまったことがあったので、目にでも入ったら
   危険と考えて、毎回 上半身を支えるよう に してやりました。



前日の夜、トイレで2度、黄色い色を した 形のある便が出ました。
亡くなるその日には レバーのような便を しました。
動きの悪さも 顔つきも、そして便も、もう長くはないのを示 しているかのようで した。
  〔 急に こんなになっちゃうんだ! 〕 〔 高齢だから 辛いよね! 〕
 楽に、 楽に …
近づく最後を看取れない などということのないよう、娘を呼びました。
胸のあたりの上下の動きも 弱々しくなってきている様子!
息が苦 しいのか、時々 鼻から汁が飛ぶほどの深い息を します。
口の渇きを癒 してやろうと、栄養価の高いといわれる 山羊ミルクを指で チョンチョンと付けた時、
痙攣が始まり、足を弱々しくバタバタさせたと思ったら、
急にハッと起き、首を曲げ、見たこともないような顔で歯をむき出 し、一瞬苦しそうになった後
本当に、本当に、良い顔を して … 逝ってしまいました。
あんなに元気に動いていた心臓も、嘘のように止まってしまった!

          無表情になっていた顔が、信 じられないほど 良い顔 になって …
          どう見ても 生きている と しか思えないような 優 しい顔 を して …
          しっかり と 見つめてくれているような 大きな可愛い目 を して …

こみ上げてくる思いが止められなくて、いっぱい泣きました。
だけど、なんとなく <予感> はあったので、本当に突然だった ラビの時とは少 し違っていました。

     頑張ってほしいけれど、「頑張れ!」 なんて言えない!
     なんとか生きていてほしい という気持ちでいっぱいだけれど、
     治らないのに、苦 しいのに、 「生きていてよ~!」 なんて 勝手なことは言えない!
     心の中では 〔 もう頑張らなくていいよ! 〕 とも思いました。
     あちらに行けば、また ラビの子分になれるんです。
      「兄貴~っ!」 って言いながら 後を付いて回れるんです。
     私もラビに 「絶対絶対、まだ連れて行かないで!」 なんて、 もう 頼みませんで した。
     きっと、優 しい親分が しっかりと、楽 しい世界に導いてくれるはずだから …!


だけど、
あまりにも可愛い顔なので、見ているうちに 生きているんじゃないかと思えてきて …
いつまでも見つめていてほしい という衝動に駆られる <つぶらな瞳> を閉 じさせてあげても、
まるで眠っているように しか見えなくて …
何度見直 しても、 いくら見ても、いくら見ても …
しつこいくらい見つめてみても、まるで いつものように 静かに眠っていると しか見えず、
なんだか もう 夢だったんじゃないかとしか思えなくなっていました。

     胸の辺りを凝視 して動きを、耳を置いて心臓の音を、鼻に鼻を くっ付けて息を、確認!
     がっかりするのはわかっていても、寝ているようにしか見えないから 何度も繰り返す。
     <そのくらい安らかだった> ということなのかな と思いつつも、
     生きているように見える というのも辛いものだな~!  そう感 じずにはいられませんで した。
     きっと、<認めたくない> という意識が働いて しまうからなので しょうね!



Y君が 会いたいと言って お花を買って来てくれました。
対面 した時、触りながら いっぱい泣いてもくれました。
その姿を見ていたら、また 堪えられなくなりました。


体が硬直 してきて 下側の面が ペチャンコにならないよう、
側面の向きを そ~っと変えてやりました。

     これは ラビの時に学んだことです。 敷物は敷いていても、硬めだと変形 してしまう!
     ラビは 病院の冷たく硬い治療台の上に長い間 乗せられていたから
     特にそうだったのかも しれません。
     だからマーブルは 生きていた時のまま、崩れない姿で、送ってやりたかった。
     敷いていたふとんに寝かせたままにして、2~3度 そっと抱いて向きを変えました。


シャンプータオルで 体の隅々まで、きれいに拭いてやりながら、
  〔 お風呂が好きだったな~! 〕 〔 入れてやりたかったな~! 〕
そう思ったら泣けてきました。
抱いてやりながら、 何度も体を撫でてあげながら、
冷たさも硬さも、ラビの時ほどではないのが不思議に思えました。

     やっぱり 寝ているだけに しか思えません。
       〔 ひょっと したら … 生き返る!? 〕
       〔 だけど、生き返ったところで 病気が リセットされるわけじゃないんだよね! 〕
     いろんな思いが浮かんできて、また泣けてきました。


けれど、明日になって 火葬 してしまったら、
確実に、 もう その姿を見ることも、触ることも出来なくなってしまいます。
そう思ったら、寝るのがもったいなく思えて、
何度も何度も触れ、隅から隅までを記憶に残 しておくよう見直し、
もうこれからは撮ることが出来ないのだから どんな状態でも残 しておきたい と 写真にも収めました。
マーブルの匂いも 忘れないよう、いっぱい嗅いでおきました。

     ワンちゃんと違って それほどの体臭はないマーブルですが、ちゃんと匂いはわかります。
     少し 死臭が混じり始めた頃には さすがに復活はないと思えましたが、
     顔を近づけても 顔をうずめても、いつものマーブルの匂いは残っていましたから、
     死臭は 少し離れているほうが 感 じてしまう臭いなのかも しれない と思えました。


マーブルの特徴である 大きな耳が ピーンと立っているのも 不思議な感 じで した。
その冷たい耳も いつものように親指でそっと擦(こす)ってやりました。
方向を変える時は、髭が変になっていないか、顔が変形 してしまっていないかもよく見て、
そっと撫でながら直 してやりました。
だんだんと 顔つきが変わってゆき、細くなっているのがわかりました。


ラビと同じところから天に昇って行けるよう、
同 じペット葬儀社に電話 して、翌日の朝の <立ち合い火葬> の予約を取りました。

      マー君ママ(長女)に電話 したら、一緒に行きたいと言い、
      モスクワ出張から帰宅するパパも、戻ってすぐに車を出 してくれるという話になって、
      次女と私の2人で行くつもりが Y君が増えて3人になり、
      最終的には 7人という大人数で送ってやれることになりました。


翌日も、マーブルは眠っているようで した。
10時過ぎに家を出て、10時50分頃 火葬場 到着。
私が しっかりと膝の上に乗せて行きました。
小雨が降リ出して、涙雨のように思えました。
係りの方が2名 待っていてくださいましたが、そのうちの1名は ラビの時にもいら した方でした。
そのまますぐに焼き場に行き、仏前に安置 して、順番にお線香をあげ、
お別れに みんなで撫でてやりました。

    小さかった頃 一緒に生活 したことのあるマー君は、マーブルのことを覚えていてくれました。
    あの頃は 何度トライ しても触ることの出来なかったマーブルで したが …
    この日は お別れなので、マー君にも 頭をナデナデ し、握手を してやってくれるよう頼みました。
    久しぶりの再会で したから、マーブルも負担には感 じず、懐か しく思ってくれたことと思います。


そして …                                
そのまま 台を高炉前に移動させ、一緒にお供えする物を置き、
本当に、最後のお別れになってしまいました。
   Y君が持って来てくれたお花、大好きだった またたび。
   娘が買って来て昨日備えた おはぎも、アンコ好きだから喜ぶかなと 置いてやりました。


頭、体 と触れた後、
マーブルが好きだった 鼻スリスリを しながら、「いってらっしゃい!」 と言いました。
高炉が閉まり、火が付けられた時の音は 忘れることが出来ません。
手を合わせながら 苦しくて 声が漏れるほど泣いてしまいました。
    信 じられない!  信 じられない!
    だけど、可哀想と思ってはいけない!
    マーブルは これから自由な世界に飛び立つんだから …!
体は無くなっても、 触れられなくても、
いっぱいの思い出をくれたという幸せは消えることはありません。

待っている時間 は、
マー君やター君がいてくれたお蔭で、気が紛(まぎ)れたように思います。

係りの方が呼びに来たのは 約40分後。
骨になってしまったマーブルを見るのはきついものでした。
   しっかりと爪が残っているなどと教えていただくと、
   改めて、問題は 病気の部分だけだったんだな と感 じさせられて、また辛くなりました。


お骨は みんなでそっと拾い集め、骨壺に入れました。
ラビの時と同じように、小さなもの、粉になったものまで、すべて集めて、
一番上に <頭蓋骨> と <喉仏> を収めました。
骨壺は 私が また しっかりと抱きかかえて帰りました。
小さく収められ、重さも 骨壺の分だけ になってしまった というのも 辛いことで した。
                                                    
だけど、ラビの時は 娘2人と私の3人だけで、タクシーと 電車と 迎えの車 という乗り継ぎで行き、
往復ともに、他人への気遣いが かなりあったので、
今回は 隠すこともなく連れて行けたことや 大人数で送ってやれたことなど
  〔 マーブルは幸せね! 〕 と思えました。


帰って来て ラビの隣りに並べたら、
マーブルの骨壺が一番大きいことに気づきました。(プレイリードッグのモンスケもいるので…)
お線香をあげて 「お疲れ様!」 と言いました。
 「おかえり!」 と云っていいのかどうかはわかりませんが、体の一部は <おかえりなさい> です。
魂は どこに飛んで行こうと 帰って来れる家はある。
これからは 自由きまま に …  だけど、たまには思い出 してほしいと思いながら …!
   お骨に関 しては さまざまな考えかたがあると思いますが、自分が愛 した子に対する思いも
   さまざまなのだから、自分が信 じることを してあげるのが一番ではないかと思っています。



3月18日は ラビの7回忌で した。
お線香をあげて冥福を祈る時、マーブルが楽であれるよう お願い しました。
だからきっと、ラビが 「もう可哀想だよ!」 って判断 したのかも しれません。
子分であるマーブルは、ラビと同じ3月に、ラビと同じ煙突から 煙となってラビの元に行きました。


 マーブル ・ ポッキー ・ ビター ・ ココア
             チョコとココアを思わせる 縞々模様が 可愛くて美味 しそう!
             我が家に連れて来た時 そう思って 私が付けた名前です。

        愛 称 …………… マーブル
        顔からお尻まで … 約 43 cm
        床から頭まで …… 約 28 cm
        シッポの長さ …… 約 29 cm
        耳の長さ ………… 約  5 cm
        首まわり ………… 約 18 cm



   ※ アイコンや イラストや 写真を 載せていたら、
     驚くことに、突然 召されたあとの写真だけが 全部消えてしまいました。
     きっと 家族だけで見てほしかったんだな と考えて、投稿するのはやめました。
     マーブルのいない生活 には まだ 全然 慣れない私 なので
     心配 して まだ 時々 様子を見にきてくれているので しょうか!?
     「心配させてごめんね!」 と思いながら、
     意思を伝えようと してくれたのかな と思えたことが 嬉 しく感 じられた 出来事 で した。



                 (病気発覚後のマーブル記事については こちらこちらこちら で。)
                 (それ以前の記事については こちらこちらこちらこちらこちら で。)
                                                    どちらも古い順です。


遠く離れてしまっても 心の中では いつも一緒だからね~!

いっぱい遊んでお いで!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ボーっと空を見上げていたら 呟いてた … ということで、
2013(平成25)年 1月 9日発売、
     岩佐美咲 さん の  『もしも私が空に住んでいたら』
                  (作詞 = 重永亮介 さん/作曲 = 秋元 康 さん)

「もしも私が空に住んでいたら 悲 しみを集めて 雨を降らせるわ
                   人は誰でも ずぶ濡れになって いつかの青空を 思い出すでしょう」
「もしも私が空に住んでいたら 不幸せな人にそおっと陽を射すわ
                   頬の涙は触れられないけど 自分のその指で拭う日が来る」
   「出逢った事 愛 した事 その全ては運命だと信 じているけど」

   もしも私が空に住んでいたら …  ただ単純に、毎日会えるのにな~ と思うだけ!
     今はまだ そんなこと しか考えられません。
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

美咲さんは 「AKB48」 と、選抜ユニットの 「渡り廊下走り隊7」 のメンバー。
ニックネームは < わさみん> だそうです。
昨年 2月に 『無人駅』 で 演歌歌手としてソロデビュー。
これは シングル2枚目 となる 新曲です。

「AKB48」 として活動 しながらのソロデビューは 板野友美さん、前田敦子さんに次いで 3人目。
演歌歌手としては 初 となるようです。
着物を着て歌っているようなので、見た目は演歌歌手 っぽそうだけど、
彼女の歌を聞いていると、<演歌> というジャンルが よくわからなくなってしまいます。
カップリングは、ヘビーローテーションの 演歌バージョン。
かなりスローでもあるので、年配者でも こちらならきっと 歌えることと思います。

「AKB48」 のメンバーだと云われても、数名 しかわからない私!
ですが、この曲を聞いていたら 歌唱力はあるな と感 じました。
もう これからは きっと彼女がわかると思います。

ちなみに、彼女は
昨年の <AKB48総選挙> で、圏外から 33位(9,297票) にランクイン したそうです。


マーブルが逝ってしまう 1週間前。
歌仲間の Si 氏が、「合うと思うから歌ってみて!」 と言って この歌を紹介 してくれました。
いただいたからには覚えなければ と聞いてみたら 良い曲で した。
聞きながら覚えているところだったので、
ボーっと空を見上げていたら、ボソッと 「もしも私が …」 って口ずさんでいました。
     もしも私が マーブルに出来ていたら … って思うこと、 いっぱいあるな~!

いつか 私も 空に住むから …

その時は また みんな一緒に 暮らそうね~!


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   「イラスト工房」 「イラストAC (FreebieAC)」 「にゃんだふるきゃっつ」

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