夏の湘南海岸の風物詩・・・(アオバト襲来)
アオバトの画像・・・(海水飲みに来ている)
オガワコマドリの画像・・・(おまけ)※エンジェルポーズ
海水飲みに来ている・・・(繁殖期の行動)
森林に生息しているが夏から秋(5月~11月上旬頃)にかけて海岸に現れることもあるが、その飛来理由は、植物性の餌に含まれない塩分やミネラル補給のためと考えられている。※繁殖期のアオバトが危険をおかしてまで海水を飲みに来る理由の一つは、主食である果実にはナトリウムが殆んど含まれないので、果実の栄養分を体内に取り込みやすくするためではないかと言われています。※奥多摩の山中ではカルシュウムが出ている水溜りに多くのアオバト達(繁殖期には塩分が必要だとも言われている)が群れで飛来している。
北海道の小樽市や石狩市厚田、丹沢山系(約2000~4000羽)・奥多摩山系(約2000~3000羽)から飛来する神奈川県大磯町の海岸などでは、アオバトが連日、群れ(約400~800群)で猛禽などに襲われないように山並みの上を飛んで、遠路遥々やって来て海水を飲む行動が頻繁に観察されている。※自然界(森林の中で生息している)に生息しているアオバトは弱肉強食に慎重な行動として、目立たないように山並みの上を群れで移動して、大磯海岸の照ケ崎海岸に飛んで来ていると言われている。※この行動を行う場所(城南海岸の大磯町照ヶ崎海岸)はほぼ固定されている。※大磯町の照ケ崎海岸の飛来地は神奈川県の天然記念物に指定されている。
波と猛禽からの命懸けの行動・・・(水鳥でもないアオバト達は波にさらわれたり、猛禽からの脅威も)
海岸では、尾羽から下半身にかけてを意図的に海水に漬ける「尾浸け」という行動を行うことが知られているが、何故そうするのかは明らかになっていない。※海水を飲む際には高波に呑まれたり、江の島に生息しているハヤブサ(餌場となっている)に襲われたりして命を落とす個体もいるという。※然しながらアオバトの羽根は簡単に抜けるため、餌獲り名人のハヤブサ(ハヤブサの幼鳥達の餌獲りの練習場所でもある)もなかなかフライキャッチできない個体もいる。※そんなハヤブサの狩りシーンを撮りに来ている野鳥CMも少なくないが、湘南の海の上でアオバトの羽根が空いっぱいに舞い散るシーンは迫力かあります。
アオバトの撮影・・・(ベストシーズン)
6月頃~8月の海水浴シーズンになると、照ケ崎海岸の岩礁に海水浴客が水遊びなどで大勢訪れるため、5月いっぱいと西陽が当たる夕刻の時間帯がグッドタイミング(海水浴客が少なくなったり戻っる)とタイムパフォーマンス(待ち時間が少なく)がいいかも知れません。※残念ながら海水浴客が、結構邪魔になるため、相模湾の大磯海岸の公共な場所(三脚などを立てる際に海水浴客や観光客に迷惑やトラブルに気を付ける)なので、野鳥CMが独り占めは絶対に無理のため、そんなストレスの回避を考えておかなければならない。※太陽光線を真上からよりも西陽をアオバトに当てて撮るのもハイアマチャポイ画像(プロの画像ぽく撮れる)が撮れるかも知れない。
漂鳥のアオバトの行動・・・(南北移動)
あまり知られていないが、丹沢山系や奥多摩山系に生息しているアオバト達は冬季間は温暖な瀬戸内海の島々などへ移動していく固体も多いと言われている。※冬場にアオバト(南北移動する生態がある)が観れなくなるのが、越冬地への移動によるものとされている。※餌(木の実や果実等)の少なくなる冬の時期になると、弱いアオバトは集団で大きな群れを成して、温かい場所へ移動し越冬をしている。