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森の音楽家・・・(クロツグミ)

2024-05-13 16:41:20 | 野鳥写真

森の音楽家・・・(クロツグミ)

夏鳥のクロツグミの画像・・・(蓼科高原他)

水浴びに来ていたクロツグミ幼鳥の画像・・・(市内の公園河川)

旅鳥のマミチャジナイの画像・・・(おまけ)

 夏季に中華人民共和国北東部やロシア東部で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する。日本では旅鳥として主に渡りの途中に飛来するが、少数が冬季に西日本や南西諸島では冬鳥として越冬する。

 夏に主に日本の本州中部以北や中国の長江中流域などで繁殖し、冬には中国南部まで渡って越冬する。※西日本では越冬する個体もいる。

 体長は22cmほどでツグミよりすこし小さいが、日本で記録されたツグミ属の中では、最も小さい種類の一つである。 オスは全身が黒く、腹側は白地に黒の斑点が目立つ。※クチバシとアイリング(目のまわり)は黄色ですが、 メスは全身が褐色で、胸から脇腹にかけてが白地に黒の斑点があり、腹は白。

 オスメスともヨーロッパに生息するクロウタドリに少し似るが、クロウタドリは全身の羽毛が一様に黒か褐色である点等で大いに異なる。※更にクロウタドリは日本では通常渡来しない迷鳥である。

 主に山地や丘陵地の森林に生息し繁殖するが、平野にある森林にも生息する。又、繁殖期はつがいで生活し、縄張りを持って生活する。※渡りの時期には小さな群れを作り、市街地の公園で観察されることもある。※食性は主に動物食で、林の地面をはね歩きながら、昆虫やミミズなどを捕食する。

 繁殖については、木の枝の上に、コケ類や枯れ枝、土を使って椀状の巣を作り、5-7月に3-4卵を産む。抱卵日数は12-13日、14日程で雛は巣立つ。雛の世話はオスとメスが共同で行う。

 オは繁殖期には大きい声で独特の囀りを行うが、さえずりは複雑で、さまざまな鳥の声を自分の歌に取り入れることもよくする。日本の夏鳥で最も魅力的なさえずりを聴かせる鳥の一つといえる。地鳴きは「キョキョキョ」など。※「森の音楽家」と言われる所以は甲高い声で森中に響き渡るように響き渡る綺麗な声で長い時間囀っていることがある。※長い間同じは所に留まり鳴き続けるため、比較的見つけ易い夏鳥と言えます。

 毎年同じ場所で繁殖しないと言われているが、その詳細は定かではないが、又、詳細は不明だが、ピンポイントのエリアに毎年飛来して、繁殖するしているように見えるが、個体が違うのか毎年渡来数も異なるため、繁殖は少ない可能性が高い。※同じ個体かどうかは分からないものの毎年渡来して来ているため、夏鳥の中でも探し易い野鳥の一つです。

蓼科高原の三井の森・・・(竜神池周辺の林)

 他の地域と違い複数羽のクロツグミ達が渡って来ているため、我々野鳥カメラマンにとって、探鳥に苦労せずに撮れる場所なのかも知れない。※近年、同公園に木道の工事が入り、数年前に工事のための騒音なのか、一時期クロツグミが見えなくなってしまったようですが、又、戻って来ているという。※ツグミ科の野鳥なので、地上にもよく下りると、特徴的な動きをしながら餌を探して食べていることがあります。


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