野鳥と野鳥写真(観察と展示)

野鳥観察や野鳥写真展等を写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

清流の王様・・・(ヤマセミ)

2024-05-17 21:37:54 | 野鳥写真

清流の王様・・・(ヤマセミ)

ヤマセミの画像・・・(箒川)

ツツドリ(赤色型)の画像・・・(おまけ)

 アフガニスタン北東部からヒマラヤ、インドシナ半島北部、中国中部以南、日本まで分布する。生息地では、基本的に留鳥である。日本では、留鳥として九州以北に分布、繁殖しているが、個体数は多くない。

 名のとおり山地の渓流や池の周囲に生息するが、冬は平地の河川や海岸にもやってくる。※繁殖期にはつがいでいることが多いが、繁殖期以外は単独また生活する。

 食性は動物食。採餌するときは水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や甲殻類、水生昆虫などを捕食する。ときには空中でホバリング(滞空飛行)しながら飛び込むこともある。※カワセミと同じように捕獲後は再び石や枝に戻ってえものを咥え直しく、魚の骨を砕いてから頭から呑みこむ。※大きな魚を捉えた時は足場に何度も叩きつけ、完全に殺してから呑みこむ。

 繁殖形態は卵生。人間やヘビ等が近づくことが出来ない川や湖の岸辺の垂直な土手に嘴を使って巣穴を掘り、巣穴の中に4-7卵を産む。※子育ては比較的上手であり、子育てに必要な餌が獲れる場所にに営巣し、産んだ卵の数だけ巣立ちさせているようだ。

渓流の王様・・・(知能も高いと思われる)

 渓流の王様と言われる所以は、カワセミ科の種の中では一番大きく、警戒心が強く元々山奥の渓流域に生息していましたが、2006~2007年に大繁殖があり、縄張りを持つヤマセミ達は多摩川(多摩川流域の聖跡桜ヶ丘や溝口界隈の多摩川でも見られたと言われている)の溝口近くまで、河川を下って生息したことが知られており、他のヤマセミ達が縄張りを持ってしまうと、上流へ行くか下流へ下るかの選択肢しかなく、普段見られない場所でヤマセミが観られたと言われた。※全長38cmと個体も大きく、それなりに脳みそも詰まっているためなのか、我々人間を極端に嫌い警戒心の塊のようなカワセミ科の野鳥です。※全国何処ででもヤマセミの撮影はブラ員との中から出ないと撮影できないと言われており、異常繁殖した時に何もせずに撮影(先人達の行為が裏目に出てしまいました)できたため、現在は山奥へ(山奥の渓流域)と逃げるようにいなくなてしまいました。※誰でもブラインド立ててて撮ることは面倒臭いため、撮れるものなら何もせずに大半の人達が撮影していた事実があり、現在のようになったと言っても過言ではありません。

渓流の王様の天敵・・・(オオタカやハヤブサなどの猛禽類)

 近年オオタカやハヤブサ達を保護する傾向となっており、多少増え過ぎているすぎていることがあるため、残念ながらカワセミ科のヤマセミやアカショウビン達が餌食になっている。※自然界の弱肉強食の世界で生きる者にとっては止むを得ないと思われるが、どちらかを立てればどちらかが被害を被ると言うことに我々人間が介在(保護していたことからオオタカが異常に増え過ぎている傾向は否めない)しているから悲しいことになっていることもある。※長野県の県庁の脇を流れる袖花川の岩棚に毎年ハヤブサが営巣し子育てをしていましたが、数年前にはアカショウビンが分かつているだけでも5羽が餌食になってしまい、もう1羽程度がハヤブサの子育ての餌食になったと聞くと、あのアカショウビンがかと、何かしら悲しいというか寂しいものがありました。

猛禽の餌食・・・(ヤマセミやアカショウビン等)

 オオタカやハヤブサに狙われると、ひとたまりもなくあの優雅な飛び方をするヤマセミが捕まってしまうのは仕方ないと思ってしまいます。※両者の飛び方を知っている人は分かるように山奥の渓流地で悠々自適に生活しているヤマセミ達はカワセミのように早く飛ぶことも出来ないため、捕まってしまいます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿