勝手に書評

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マスカレード・ホテル / 東野圭吾

2012-01-14 | 小説
タイトル : マスカレード・ホテル
著者 : 東野圭吾
出版社 : 集英社

---感想---
一つの場所・時間に、様々な人が集う模様を描く物語を“グランドホテルもの”と言うらしいのですが、物語のクライマックスに向けて、様々な出来事が発生し、雰囲気を盛り上げていくこの物語は、まさしく“グランドホテルもの”です。

ウィキペディアによれば、この物語の舞台となったホテルのモデルは、水天宮のロイヤルパークホテルだそうです。物語の中では“東京駅近く”と描かれていたので、帝国ホテル?ペニンシュラ東京?とか思っていたんですが、ロイヤルパークホテルとは・・・。確かに、地下鉄の駅が直結していると描写されてはいましたが、まさかね。

いやぁ、それにしてもホテルって、本当に色んな人がいるんですね(笑)。物語の中で描かれているのは、もちろんフィクションでしょうが、完全に作者の創作なんでしょうかね?しかも、無関係と思われたある出来事が、実は、この物語の核心に迫る出来事だったというのは、「おおぉ、そう来たか。」と思わされてしまいました。上手いですね。

非常に面白い物語です。ラストシーンも、結構好きです(笑)。


1 コメント

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Unknown (けん)
2012-01-15 10:54:04
TBさせていただきました。
またよろしくです♪