タイトル : 納棺夫日記(増補改訂版)
著者 : 青木新門
出版社 : 文藝文庫
出版年: 1996年
---感想---
第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」の原作的位置付けの本。映画主演の本木雅弘がこの本に強くインスパイアされ、映画化を企画はしたものの、著者の意向により、映画は本とは全く別の話として脚本化されたので、“原作的位置付け”と言う微妙な書き方をしました。とは言っても、元々この本から映画を企画したので、一応、この本と映画は完全に別個の話と言うことにはなっているものの、所々に、同じようなエピソードが見受けられるのは仕方ないんでしょうね。一つだけ決定的に違うのは、この本は、著者の宗教観が本の後段に開陳されているんですが、映画においては、宗教観は語られていないので、そう言う意味では、全く別のものと言う説明も矛盾はしていません。
私自身、『死』は、必ず全ての人に訪れるにも係らず、通常は殆ど意識することなく生活している訳ですが、日常的に『死』と向かい合う生活をしていると、著者のように色々考えるところも出てくるんだろうなぁとも思います。
著者 : 青木新門
出版社 : 文藝文庫
出版年: 1996年
---感想---
第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」の原作的位置付けの本。映画主演の本木雅弘がこの本に強くインスパイアされ、映画化を企画はしたものの、著者の意向により、映画は本とは全く別の話として脚本化されたので、“原作的位置付け”と言う微妙な書き方をしました。とは言っても、元々この本から映画を企画したので、一応、この本と映画は完全に別個の話と言うことにはなっているものの、所々に、同じようなエピソードが見受けられるのは仕方ないんでしょうね。一つだけ決定的に違うのは、この本は、著者の宗教観が本の後段に開陳されているんですが、映画においては、宗教観は語られていないので、そう言う意味では、全く別のものと言う説明も矛盾はしていません。
私自身、『死』は、必ず全ての人に訪れるにも係らず、通常は殆ど意識することなく生活している訳ですが、日常的に『死』と向かい合う生活をしていると、著者のように色々考えるところも出てくるんだろうなぁとも思います。