タイトル : 天空への回廊
著者 : 笹本 稜平
出版社 : 光文社文庫
出版年: 2005年
---感想---
2002年刊行の本の文庫化。とは言っても、文庫化されたのも2005年なので、結構前ですね。舞台は、エベレスト(チョモランマ)。確かに、“天空への回廊”です。このエベレストの山頂付近にアメリカの軍事衛星が落下し、それの回収作戦が物語りになっています。
いやぁ、中々読ませます。最後の方は、ちょっと冗長になってきた感じもしますが、途中のプロット、仲間なのか、あるいは敵なのかと言う騙しあい。本の帯に夢枕獏氏の言葉として書いてあったんですが、確かに映画化しても面白そうです。でも、エベレストのあの感じを再現するのは難しそうですね。
最初の刊行が2002年と言う事も内容のプロットを考えるのに考慮した方が良いかも。9.11が起きたのは2001年ですが、あれでアメリカの強大な軍事力にも穴が有ると言う事が実証されてしまい、また、世界的なテロも小説の中の話ではないということも明らかになりました。強大な部隊がいるアメリカが脇役になっていたり、人工衛星の奪取を企むのが謎のテロ組織だったりと、9.11の影響を感じました。
最初の刊行から時が経っていますが、まだまだ読ませます。面白いです。
著者 : 笹本 稜平
出版社 : 光文社文庫
出版年: 2005年
---感想---
2002年刊行の本の文庫化。とは言っても、文庫化されたのも2005年なので、結構前ですね。舞台は、エベレスト(チョモランマ)。確かに、“天空への回廊”です。このエベレストの山頂付近にアメリカの軍事衛星が落下し、それの回収作戦が物語りになっています。
いやぁ、中々読ませます。最後の方は、ちょっと冗長になってきた感じもしますが、途中のプロット、仲間なのか、あるいは敵なのかと言う騙しあい。本の帯に夢枕獏氏の言葉として書いてあったんですが、確かに映画化しても面白そうです。でも、エベレストのあの感じを再現するのは難しそうですね。
最初の刊行が2002年と言う事も内容のプロットを考えるのに考慮した方が良いかも。9.11が起きたのは2001年ですが、あれでアメリカの強大な軍事力にも穴が有ると言う事が実証されてしまい、また、世界的なテロも小説の中の話ではないということも明らかになりました。強大な部隊がいるアメリカが脇役になっていたり、人工衛星の奪取を企むのが謎のテロ組織だったりと、9.11の影響を感じました。
最初の刊行から時が経っていますが、まだまだ読ませます。面白いです。