勝手に書評

私が読んだ本の書評を勝手に行います。

私たち塾生に語った熱き想い 松下幸之助翁 82の教え/小田 全宏 著

2001-11-17 | ビジネス
タイトル : 私たち塾生に語った熱き想い 松下幸之助翁 82の教え
著者 : 小田 全宏
出版社 : 小学館(小学館文庫)
出版年 : 2001年

---感想---
経営の神様、松下幸之助が設立した松下政経塾の元塾生が記した、松下幸之助のエピソード。非常に勉強になりますね。個々の言葉の解説は避けますが、松下の言っている言葉は全く当たり前のことで、全く実行不可能なことを言っている訳ではないのですが、実際にはどうか・・・。当たり前のことを当たり前のように行うのが、難しいと言うことですね。でも、当たり前のことすら行えないと言うのは一体どういうことなんでしょうか? 考えてしまいます。

外資と生きる IBMとの半世紀 私の履歴書/椎名 武雄 著

2001-11-17 | ビジネス
タイトル : 外資と生きる IBMとの半世紀 私の履歴書
著者 : 椎名 武雄
出版社 : 日本経済新聞社(日経ビジネス人文庫)
出版年 : 2001年

---感想---
日本IBM元社長椎名武雄氏の半世紀。まぁ、言ってみれば自伝ですね。IT不況の時勢に有りながら、日本IBMはSEの大量採用を行うなど、非常に積極的な経営を行っている訳ですが、そこに至るまでの日本IBMの屋台骨・ポリシーがどこにあるかが、これによってわかったような気がします。それにしても驚かされたのが、外資企業の能力主義の徹底。氏も若くして取締役に抜擢されています。このところは日本でも珍しくはなくなってきていますが・・・。それから、IBMのグローバル経営のポリシーも非常に興味深いところです。日本企業も海外に多く進出していますが、多くの場合、現地企業の幹部は日本本社からの派遣と言う事が未だにほとんどですが、IBMの場合な経営は現地に任せるとして現地企業の経営幹部は現地人(日本の場合は日本人)と言うポリシーで運営されていると言うこと。どちらが優れているかわかりませんが、この違いは非常に興味深いものが有ります。