子曰く、郷原は徳の賊なり。
孔子が曰はれるには、その辺の誰からも謹厚な人だなどと言はれるやうな人は、八方美人で誰にでも迎合する手合であるから、却て徳をそこなふ者といふべきである。
(「平易に解いた論語講話」 杉田篤)
最新記事
- 文事・宣伝に通じたえらい人達がちゃちな話の種を大ごとに仕立てて商売などしていたら、結局とんだ笑い種になるだけだろうと分別ある大人は同情しつつ黙殺する(尾佐竹猛 大森洪太)
- 「國民字典」おくがき(日下部重太郎)
- 現実と隔てる磨りガラスの向こうに怪異の世界を見透す小説家にとっては、心理遺伝や精神感応は普通に起こること(メリメ)
- 小説を書くほどの者にとって、真の芸術家が悪人であるはずはなかった(カロリーヌ・コマンヴィル)
- 講談版「二刀流」、秘術燕返しとの決闘(榎本進一郎)
- スヴィドリガイロフは夢の中から現われ、実在の裏口から夢の中へ戻って行った最も忘れがたい人物(メレジコフスキー)
- 世界中の作家が『ドン・キホーテ』を愛するのは、小説の根本にあるべき徹底した善良の魂が決して挫けることなくそこに息づいているから(仁科春彦)
- 着飾った凡庸を自ら意識している人であれば、無知で醜悪な人物に共感を覚えずにはいられない(田中英光)
- 自分の好きなポオの作品(佐藤春夫)
- 類稀な小説家の夢想(モーパッサン)
最新コメント
- MASA/一身飄零、到処我家(麻績斐)