幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

オヤジは独りで飯を食う

2016-12-06 23:59:08 | グルメ
 オフィスが引っ越しをしてからランチを独りで食べることが増えました。いや、そうじゃないか。50歳を過ぎてから独りランチの回数がどんどん増えてきたような気がします。若い頃はデスク周りの同僚と誘い合っていつも数人でワイワイ食べていましたが、40歳を過ぎた頃から2人とか3人での少人数になり、50代は独りランチが多数派になりました。

 最近特に独りを意識するのは、オフィスを引っ越して知らない店に毎日突入しているからかも知れません。昔馴染みの店なら独りで入っても店の人と顔見知りだから孤独感が薄かったのでしょう。今はランチが毎日冒険の旅のようでかなり「非日常感」が強いです。

 なぜ年を取ると独りで飯を食うようになるのでしょうか?若い頃は「何を食べるかよりも誰と食べるかだ」と考えていました。ランチもコミュニケーションツールだったのです。と言うか、今でもランチを誰かと一緒に食べれば楽しいし、新しい情報も入ってくることが多いです。決して独りで食べるのが好きなわけではありません。

 しかし僕のみならず、店に入ると同じように独りでランチをしているオヤジが目につきます。若い男性の独りランチよりもオヤジの独りランチの方が割合が高いです。やはりみんな僕と同じように年を取るにつれて独りで食べることが多くなったのでしょうか?

 ひとつ考えられるのは、誰かと誘い合うのが面倒くさいということがあります。誘う相手も昔より少なくなったし、誘っても断わられることも多いし、それならいちいちその手間をかけるよりも、さっさと独りで出かける方を選んでしまう場合が多くなります。また年を取ると人に合わせるのが億劫ということもあります。若い頃はみんなとランチに行って毎回のように何を食べるかの議論が起きました。時にはあまり気の進まないものを付き合って食べることもありました。独りなら自分の食べたいものを食べに行けば良いので気楽です。

 それに近年はスマホが登場したお蔭で独りでランチをしていても手持ち無沙汰になることがありません。昔は新聞や雑誌が置いてある店に行かないと、料理が出てくるまでメニューでも眺めているしかやることがなかったから、誰か連れがいた方が良かったのですが、今はスマホをいじっていればいくらでも暇が潰れます。むしろ女子のように料理の写真を撮ってSNSにアップするなんてことをしていると忙しいくらいです。

 そんなこんなですっかり「オヤジ独り飯」に慣れてしまいました。知らない店に毎日独りで入っていると、すっかり「孤独のグルメ」気分です。
コメント
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