kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分たちで決めたメニュー

2017-08-31 | 陸上競技
火曜日。この日もあえて自分たちで。さらにメニュー自体も自分たちで考えさせました。事前に報告をしてもらいそのメニューの意味を説明させて実施。

加速段階と中間疾走、さらにはオーバースピードで重心移動。最後に120mの走練習。バー走もしたいと言っていたのでその辺りの判断は任せました。

本当に見ていないのでどのような雰囲気でどのような目標でやったのかはわかりません。報告だけは受けましたが。それでも実際にその場にいなかったのでわからない。任せたのであればそれはそれで仕方ないことだと思っています。「きちんとできなかった」のであればそれは受け入れるしかないと思っています。

やる意味があるのかどうか。トータルで3時間半くらいだったようです。その間、何を考え何をやったか。すごく大切なことだと思うのです。私にやらされている選手は絶対に面白くない。自分たちのためにやる感覚をもってもらいたい。そこがわかるかどうか。

「練習をやる」というのはできていると思います。が、それが「どの水準でやるのか」だと思いますね。グランドに来て「練習を頑張る」ということを頑張る。疲れるでしょう。疲労感と充実感はあるかもしれない。それ以外に何が残るか。そこはすごく大切なことだともっています。

こういう機会をどう生かすか。本当はtkg先生が「練習に行きます」という連絡をくれていました。が、あえて断る。本当の意味で自分たちでやることが必要だと思うからです。こういう機会で「強くなる」かどうかは決まってくる。前日の疲労が残っているのは間違いないと思います。それでもやる。どのような気持ちでやるのか。

がむしゃらに強くなることだけを求める。それは今のご時世に合わないのかもしれない。現代っ子はそこまでしてやらなくてもいいと思うのかもしれない。ここも難しいと思います。今の時代に私のように「何かに必死になることを求める」のは合わないのかも。が、実際は本気でやろうとしている子も数えきれないくらいいます。そのほうが人生の充実感を味わえるし、考え方自体も大きく変わると思います。

どれだけのことができたか。ここはわかりません。「やる気になった」といってIHを決めた選手の記事。こういう部分につながると思って事前に書きました。あえて書く。

このblogを読んでいる方がどれだけいるのかはわかりません。不特定多数だと思います。私が書いていることに「共感」してもらえる方もいれば「拒否」される方もいると思います。どちらが正解でどちらが間違っているというのはないと思います。価値観だったり感覚だったりするので。「共感」してもらえる方には私の書いている内容が「伝わる」のではないかと思います。逆に「拒否」される方には絶対に「伝わらない」と思います。指導に関しても教育に関しても同様のことがいえると思います。

伝わる。伝わらない。その部分の差は大きい。本当にそう思います。成長につなげていきたい。それだけを切に願います。
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自分たちで・・・

2017-08-31 | 陸上競技
前の記事の内容がわかりにくいですかね。まーいいんです。誰か個人を否定しているわけではないので。総じてという部分ですね。

少し前から男子キャプテンと話をしていました。試合続き。その中で「課題」も見つかったと思います。その状況の中で「自分たちでやる」という時間を作りたいなと。すべて私が付きっ切りでやる。簡単かもしれませんが「自分たちのためにやる」という感覚はなくなります。目標意識がはっきりとしている選手であれば「どのような状況でやっても効果がある」と思います。逆に「頑張ることを頑張る」という選手には「よくわからないままやる」というだけで終わってしまう。ここの差は大きい。

月曜日はメニューだけ事前に作りました。どのようなことをやりたいかという部分を聞いて。女子キャプテンが「練習ができていない」という話をしていました。バトン練習を含めて。さらにはトレーニング不足。試合が連続するとどうしてもできなくなる。その部分を補うメニューにしました。

アップメニューからDM投げ。そこからドリル。往復走は省略。シャフトトレーニング。10バトン、25並走、バトン合わせ。さらにシャフト補強とスパー体幹補強を入れて修正走。

実際にその場にいないようにしました。「見ているからやる」というのでは困るので。実際報告を受けると微妙なところもありました。バトン合わせに関しては「渡らなければ渡るまで」という指示にしていました。3本やっても渡らないところがあったと。渡らないので話を聞くと「前の1本と何も変えていない」という返答だったと。実際に市民選手権でバトンが渡りませんでした。その部分を踏まえての練習にしたつもりですがまったく意図は伝わっていません。本当にやろうと思えば「何故うまくいかなかったのか」を考えます。そして次にどうするかも。

あえてこの日には「リレーについて」の資料も配布しています。読むかどうかは本人たち次第ですが。決められた区間の中でバトンを渡す。早ければどうするのかまで細かく指示しています。が、渡らない。ここが「強くなるために決定的に足りないモノ」だと思っています。「明確な差」が生まれてきていると感じています。

否定的なことを書く。事実であってもそれが正しいかどうかは受け取る側によって違います。難しい部分です。が、本当に競技をやろうと思えばやはり行動を変えなければいけません。転勤してきて試合の時の話をしました。レースがあるのにトランプをしたり漫画を読んでいるチームもあります。その場に何をしに来ているんかを理解できていない。それだけは許せないと思っています。うちは「陸上競技部」です。競技をするために試合会場に行っています。5月の県選手権の時にも待ち時間にひたすらスマホのゲームをしている者がいました。注意したのですが今でもその状況があるとのこと。先に進んだ気はしません。どんどん上下の差が広がる感じです。

あえてこの手の練習形態を選びました。チーム内でどのような状況なのかを感じ取るためにも必要不可欠かなと。進むためには何が必要か。そこをしっかりと考えさせたいなと思っています。温度差が広がる可能性はありますが。本当の意味での「陸上競技」をしたいなと。まーなかなか分かりにくい感覚なのかもしれませんが。

とりあえず記しておきます。
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あえて

2017-08-31 | 陸上競技
月曜日。中国選手権、支部大会、市民選手権と3つの連続した試合が終わってからの練習。ここ1か月間で明らかに態度や行動が変わってきている者がいます。同時に「頑張って練習をしている」ことが最大に目標になっている者もいる。私の最大の任務は「その気にさせる」ことなのかもしれません。

ここ最近どこかで話したのですが初めてIHに出場した選手、中学時代は女子の400mで67秒くらいだったと思います。県の大会では一度も決勝に残ったことがない。それが1年生に入学して最初の県総体でいきなり決勝に残る。2年生の県総体は優勝。3年生も優勝して中国大会で6位となり沖縄IHへ。最終的には57秒5までいきました。その選手が引退するときに「な何故こんなに強くなったと思うのか?」と聞きました。すると「やる気になった」との返事。単純です。

中学時代はそれほどでもなかった。練習を休んで帰っていたこともあったと(笑)。そんな中で「私と一緒にやる」ことになり「どうせやるなら本気でやろう」と思ったと。きっかけは単純です。それでも「やる気」になっただけで明らかに結果は変わりました。こんなことを言うと「調子に乗るな」と批判されるのかもしれませんが一緒に競技をしていなかったら100%彼女がIHに行くことはなかったと思います。中学時代にどれだけ実績があってもIHにいけない選手のほうが多い。その中でIHを勝ち取ったのには間違いなく理由があります。

当時は本当に激怒することが多かった。怒られていることの意味が理解できていたのだと思います。ここ数年は特にその部分のギャップを感じます。怒られても響かない。「怒られた」という事実だけが残りその背景に何があるのかを理解しようとする子供たちが増えた気がします。前任校の保護者からすれば「kanekoは甘くなった」と言われるかもしれません。まさに。求めるものは変わりません。が、求め方を変えないと絶対に響かないと思っています。

別に私が「本気になる」必要性はないのかもしれません。力のある選手が集まってくれば自然に強くなる。これほど手間のかからないことはありません。が、私のスタンスは違う。ここに難しさがあるのだと思っています。チーム内にいる全員が同じ熱量で同じ方向を向いて「強くなりたい」と願う。それができれば確実に強くなります。

上述の選手がいたとき、本当に練習が楽しかった。毎日毎日良い練習ができました。本当に強くなりたいと願うメンバーが大半。同学年のメンバーに恵まれていたのはありますが本当に良い雰囲気で練習をしていました。取り組みの意欲としては私が見てきた中であの2年間は最高でした。当時、どれだけ話してもその内容を理解できない者もいました。表面的にはうまくやっていましたが裏では本当に酷かった。結局、そこから一気に崩れ始め最高のチームに最高の結果を出させてあげることができなかった。情けない話です。どれだけ意欲がある者がいたとしてもそれと同様に「そうでもない者」が存在すると一気に変わってしまいます。

ここ1か月で変わりつつある者はやはりそれなりに刺激を受けていますし、「強くなりたい」という姿勢が前面に出ます。いろいろな形で援助してもらい女子キャプテンをIHに連れて行きました。1年生の春にいきなり25秒90を出しましたがそれからは思うように走れない。今シーズンも故障あり結果というものを残せていない。その中でリレーでのIHを逃す。IHに行き「自分もこの場で走りたい」と願うようになる。これにより誰もが「変わった」と認めるくらいの行動になりました。

それがチャレンジスプリントでの中学校1年生以来の100mのベスト更新につながりました。さらには市民選手権でまた12秒8を出す。そのレースの後に「もっと速く走れる」と口にしていました。これは大きな変化だと思います。目の前に自分よりも速い女子が2人いる。最初はかなり嫌がっていました。「負けず嫌い」ですから。それが今では必死に勝とうとします。その変化。男子キャプテンが「彼女の取り組みを周りは見習ってほしい」ということを言っていました。評価です。

根性論ではなく本当に大切なのは「やる気になるかどうか」だと思います。その「やる気」というのがどのレベルなのかというのも大きいとは思いますが。練習をやればそれでいい。そう思っている間は絶対に強くなりません。

中学時代に強かったのだから走れて当たり前。世の中の評価はそうなります。が、実際は中学時代に強くても高校で結果を残せない選手も多い。私はそうならないように最大限のサポートをしたいと思っています。だからかなり話をする。それが響くかどうかは別問題ですが。Nが今年インターハイに行きました。確かに中学時代強かった。しかし、全中標準を突破していません。その中でIHを勝ち取ることの意味。中国地区で6人しか進めないIHへ。まだ甘い部分はたくさんありますが確実に成長していると思っています。

あえてこのような内容を書いています。意味はあります。「人は変われる」のです。そのきっかけはたくさん転がっている。強い選手にだけ声をかけて結果を出す。そういうスタイルは取りたくない。もちろん、取り組みの姿勢に見合ったかかわりになると思うのですが。

うまくまとまらない。無念。
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