kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

それぞれの生きる道

2009-02-19 | 陸上競技
今日は私的な用事で休みをもらい全く職場にはいきませんでした。働き始めて初めてといって良いくらい完全に離れましたね。今まで休みをもらっても職場には居ましたからね(笑)。

今日は妻の用事で休みました。うちの妻は学生時代、特別支援教育(当時とは呼び方が変わっているので今に合わせます)を先攻していて大学院まで出ています。学部時代も修士時代も休みになれば障害児関係のキャンプや勉強会に参加していました。学生の時から個別指導の教室で働き、かなりの力を持っていました。まだまだ考えの甘かった私は大きな影響を受けました。1人の1時間授業の準備に3時間くらいかけていましたからね。

結婚して子供が生まれ、自分が志してきた道を断念して8年近く子育てに専念してきました。私はやりたいことをやらせてもらっていますが、妻は他の事を優先するために自分の「やりたいこと」に携わらずにいました。性格的に1つの事を始めるとそこに力を注ぐタイプですから(ここは良く似てます(笑))。

そんな妻が色々な関わりで、少しだけ特別支援教育に触れるきっかけがありました。それにより今日は防府の特別支援センターに行ってくるというので私も協力をして育児をするために休みました。こういう姿をみているとやはり人は「輝ける場所」があると強く感じますね。この2週間くらいは今日のためにひたすら個別指導のための資料を作っていました。こういう情熱は見習うべき部分ですね。

これから少しずつ子供達から手が離れていけばこういう機会が増えていくのではないかと思います。肢体不自由、ADHD、アスペルガー、自閉症等様々な障害がありますが、またまだ理解されていない部分があります。私も理解できていない部分のが多い。偏見等も多い部分です。教育現場でもまだまだ知識が不足していると思いますね。少しの関わりかもしれませんが、何かが変わればと思います。

それぞれが輝ける場所がある。私は私の輝ける場所を、妻は妻の輝ける場所があります。選手には選手の場所が。1番輝ける場所を見つけていくべきだと思います。自分だけの「道」を歩んでいけるようにしたいですね。
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練習の中で感じたこと

2009-02-19 | 陸上競技
昨日の練習、非常に重要視していました。疲れていても走るというのもありますが、意識面での重要度が高かったと思います。

前の記事にも書きましたが、全員で「4人」に入るという意識を持たせたいというのもありました。短短の選手に初めて短長のメニューに参加させるというのはメンバー全員にとってプレッシャーだと思います。akaneには朝の時点で1セットだけは短長に参加させる事を予告していました。前日の日誌に春までには短長と同じメニューをやれるようになると自分で書いていましたからそれなりに「自覚」が芽生えているのだと思います。まだまだですが。

もう1人短短男子のkazukiが自分から「短長と一緒に走らせてほしい」と言って来ました。中学時代何回か400mを走った事があります。4継と100m中心に1年間練習してきましたが、マイルを走るためにも少し負荷をかけたいと思っているようです。今まで怪我や甘さから自分の力に合った練習負荷がかけられませんでしたが、少し成長してきた感じがありますね。もちろんまだまだ走り自体にムラがあるので、10の力を使い切れていない部分があります。スタートの反応や前半の動きはかなり良いものを持っていますから、短長に一部参加する事で持っているモノを引き出せる可能性があります。しっかりと取り組ませたいですね。

この2人が短長に参加したことで今まで安定しかけていた力関係が崩れ始めました。狙い通りです。misatoが追っても詰めるのが精一杯の相手ですから、全体のスピードレベルが上がります。misatoの前から出るので前にいる4人はかなりの緊張感だと思いますね。だから1本目からスピードを上げて走ることが出来ました。その分乳酸が蓄積しますが(笑)。安定からは何も生まれません。バランスを崩す事でそれぞれが持っている力を最大限に引き出せると考えています。

今回の刺激により、走りが崩れていたshimaが本数を重ねる中で少しずつ感覚を取り戻しつつあるようです。走れなくなって自分を見失う部分があったので、これがきっかけになればと思いますね。筋力はかなり上がっているのでそれを生かすように感覚作りができると面白いと思います。
やはりやり過ぎる部分があるので強制的に2日間の「練習禁止令」を出しました(笑)。練習をやり過ぎるので無理矢理にでも抑えないと身体がもちません。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。何度か失敗していますから…。負荷をかけるときはかける、休むときは休むです。守れるかどうかが今後を左右すると思いますね。監視役までつけていますからきちんと守らなければいけません。

バランスを崩した事で「競争」が生まれ、それが各自に刺激を与えている。目指す所は一つだけですから、それに向けて全力で取り組んでいかせたいですね。随分成長をしていると思います。これからにつなげて欲しいですね。
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チーム内で争う事の意味

2009-02-19 | 陸上競技
昨年は練習中、いつの間にか自分のポジションが決まってしまっていました。ここはかなり前から指摘しています。自分がチームで4番目だと思っている間はそれ以上の成長はありません。秋に女子のマイルの4番手だったmikiにはこのことをかなり言い続けてきました。

以前女子マイルのアンカーの話を全体にした時にも「misatoを走らせる」と伝えた時に女子は納得していました。「力」では勝てないかもしれませんが、負けを認めたらそこで終わりです。「自分がアンカーを走りたい」と思う気持ちが無いのでは「私は弱い」と認めてしまっているのと同じです。だから「misatoに勝って自分が1番になる」という意識を持たせて来ました。女子は日誌にここを意識した内容を書くようになりました。ある程度の意識レベルまで上がってきました。mikiはrinaと競り合いながら確実に力を付けています。2番手争いは激しい。

shimaは今全く、自分の走りができません。責任感が強く「やらなければ」と思う部分が大きすぎるのも原因の一つだと思っています。ここも本人には繰り返し話していますが、相変わらずやり過ぎます…。抑える事を覚えなければ追い付く所が置いていかれてしまいます。私が伝えている部分と本人の感覚がズレ過ぎていますからここを修正していかなければいけません。チーム内で戦えなければ先はありませんからね。

昨年秋から短長に移ったyukaは少し走れるようになった矢先に腰を痛め、無理をしながらやっていたため回復が遅くなりました。やっと走れるようになった年始に合宿でまた無理をしてしまい「腰椎分離症」と診断され我慢の日々を過ごしました。今は走れるようになってきたので楽しいようです。きちんと争わなければいけませんね。これからです。

昨日からはそこに今まで4継しか走った事のないakaneも加えて6人でメンバー争いをするようにしました。これまでakaneは「自分には400mは走れない」と勝手に決めつけていました。だから途中で集中力が切れる。ここに関してはかなり話をしてきてやっと準備が出来てきたので短長の練習に参加させました。

スプリント練習に入る前に全体に投げ掛けをしました。男子にも同様に。男子は4継中心ですがやるべき事は同じ。
うちはリレーを中心にチーム作りをしています。それが私の学生時代からの考え方です。個人種目の陸上競技だからこそ同じモノを共有する必要がある。一人でも「自分はリレーメンバーとは関係ない」と思う者がいればチーム内で競争は生まれません。どれだけ頑張ったとしてもリレーを走れるのは「4人」です。昨日はmisatoにも「絶対にメンバーで走れる保証はない」と話しました。これだけやっているのだから中途半端な決め事は作れません。

強い者から「4人」が走るべきです。「4人」が決まってしまったらそこでレベルアップはありません。他のメンバーが「4人」を本気で狙ってやらなければ戦えないと思っています。「昨年走ったから今年も走れる」「最後の学年だから走るのが当たり前」ではありません。「4人」を賭けて勝負していくのが怖いならチームのレベルアップはない。そう考えています。

女子はakaneを参加させた事により更に競争が激しくなります。基本は短短でやらせますが、1本勝負ならスピードとパワーがあるから強いと思います。実際昨日はmisatoの次位の力を見せていましたからね。他の5人も強くなると思います。目指す場所に向けて進みます。

私は特別熱くなってはいません。他県のチームでは当たり前の競争だと思います。人数が少ないから自然とメンバーが決まるというのでは困りますからね。「自分が走るのが当たり前」だと思っている者がいたら女子は100%崩れますから…。痛い目にあってきましたから。チーム内で「4人」に入る。厳しい争いになりますが、「覚悟」が必要です。

長くなりました…。これからが本当の勝負になります。安定させず上を目指していきたいですね。
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