相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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鳥渡ややこしい改元の話

2017-01-02 21:27:25 | 日記
 私見・愚考では、「一世一元」制の是非に
関する論議が全然みられないのを不審に
感ずる。「天皇」と「元号」とが連動していな
かった時代は頻繁に改元が行われた。殊に、
幕末20年ほどで7回も元号が変った。

 その幕末、安政から萬延へ移行する際、
大相撲史的にもすくなからず影響が…。

 我国最高の相撲文献とされる『日本相撲史』で
は、見出しに「安政七年二月」とあり、星取表に
は「萬延元年…」とある。
 HPだって、まちまちなのである。即ち、『…
評論家之頁』では「万延元年2月」とあり、『大
相撲星取表』では「安政7年春…」となっている。

 安政七(1860)年旧暦三月十八日、萬延と改元。

 話をややこしくしてるのは、当年春場所が当初の
二月上旬から三月…に延引されていることだ。

 勝手に推察すれば、場所中に安政から萬延に…。

 結論。番附の表示は安政七年、星取表は萬延元年
とするのが穏当ではなかろうか。
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