はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

沖縄の旅(中城城跡を訪ねて)

2020-01-31 19:39:39 | 南の島
毎年この時期にはスキーに行くのですが、今年は暖冬で雪も少ないので、180度方向を変えて沖縄に行ってきました。
沖縄は南国のイメージがありますが、この時期は冬で、やはり寒かったです。
天気も「雨男」の私が行ったからかも知れませんが、ちょっと残念な天気でした。
今日から何回かに分けて沖縄の旅を綴っていきます。

まず最初は、中城城跡(なかぐすくじょうあと)からです。

なかなか立派なお城です。どこかインカの遺跡を感じさせます。(インカには、行ったことはありませんが。)



本土にある城にも負けていない石垣です。



日本の歴史は好きでけっこう詳しい方だと思っていますが、沖縄の歴史はほとんど知りませんでした。



こんなお城がるということは、戦いがあったということでしょう。実際、三つの国が争っていたそうで、三山時代というそうです。



さすがは沖縄、桜が早いです。



中城城跡は、古琉球時代(14世紀〜17世紀初めまでの沖縄の歴史区分名)を今に伝える史跡として、2002年「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録されました。



沖縄には9つの世界遺産があることも初めて知りました。



また、中城城跡は「日本100名城」にも選ばれています。



沖縄を代表するお城といえば首里城が有名ですが、火事で焼けてしまって残念なことになりました。



本土でいうところの山城です。見晴らしの良いところに造られていました。



沖縄の歴史に戻りますが、三山時代のあと統一されて琉球王国が誕生しました。しかし、今度は薩摩の島津藩の侵入を受けてしまいます。島津の支配下にあったとはいえ、独立国だった琉球ですが、明治に琉球処分によって沖縄県となってしまいました。



悲しい歴史の続いた沖縄ですが、太平洋戦争では沖縄戦によって沢山の犠牲者を出したことは忘れてはならないことです。



かなり高い石垣です。



築城技術の高さが分かるお城でした。



桜は、翌日に行った今帰仁城でも楽しみました。



やはり沖縄にはハイビスカスが似合います。



※訪問日 2020.1.28