神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

早朝の思考

2024年05月16日 19時32分27秒 | ライフスタイル
 電灯は文明の利器ではあるが機械的に人の思考を奪ってしまう
今朝はカーテンの外に薄明かりを認めて僕は目を覚ました
夕べは22時に寝たので、そうなったのだろう
起きて、トイレに向かったが(4時45分だな)そう思って階段を下りて時計を見たら4時15分だった。
(そうか今日は5月16日)、もう一か月ほどで夏至がやってくる、一番昼が長い日だ、それから一日ごとに嫌いな冬に向かっていくのだ。

目が覚めると毎回(今は何時だろう)ゲームを始める
階段を下りながら今の時間を当てるのだ、朝方だと外の光で見当をつける
真っ暗だと自分の今の覚醒状態で時間を計る
あるいは外の音に耳を傾ける

薄明るいものの4時15分は何の音も聞こえなかった
ところが4時30分になったら小鳥のさえずりが少しだけ聞こえて来た
それから電車の音が遠くに聞こえるが、まだ通勤電車の時間ではない
「ガタゴトガタゴト」と同じ音を長々と繰り返しているのは貨物列車でコンテナ列車だろう
雨音がパラパラと数十秒だけ聞こえて、鳥の声は雨音と共に消えた

僕は枕元のスウィッチを押して電灯をつけた
静寂の中で楽しんでいた思考は明かりがつくと同時にすべて吹き飛んで、また活動的な一日がこれから始まるのだ。




 Bring It On Home To Me

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた(101) 長尾家 14

2024年05月16日 08時27分11秒 | 甲越軍記
 府内の城外の西北八・九町ばかり樹木が茂る、昼でも薄暗い
一方は上り下りの細道、一方は渓水流れ、婦女子はここを恐れて近づくことができない
されども、この道は近道で、ほかの道は八、九町の遠回りとなるので、しばしば通る者が在る
ここに四人のあぶれ者が巣くって、鬼の面をかぶって通行人を襲っては金品衣服を奪い取っていた

今はこれを恐れて通行する者も少なくなったが府内の士、小島弥太郎は急の用でこの道を通った
すでに半ばに差しかかった頃、案の定髪を振り乱し、鬼の面の四人が現れた
強剛の士、小島弥太郎ゆえものともせず、前からくるのを袈裟に切り、左右を薙ぎ切り、よくよくみれば面を被った盗賊であった
されば大江山の鬼などというのもこれら盗賊の類であったかと、彼らの首を切り取って矢立の筆を取り出し仔細を認めて通った。

為景はある雨の夜に子息らを招いて宴を開いたが、そのとき酒興に乗じて、盗賊のことを思い出し「だれぞ、かの道へ行って盗賊の首を持ってまいれ、それを肴に今一献飲もうではないか」と言ったが、みな尻込みして、だれも答える者がいない

虎千代、この時七歳、誰もが嫌がる顔を見て進み出て「我がその地に出向いて首を取りえてまいります」と席を立った
為景は「これを持って行くべし」と脇差を与えると虎千代は押し頂き、それを腰に帯びて闇夜の中を、竹の子傘で雨を凌いで城を出てただ一人で森の道へ向かった。

為景は虎千代がいかに大胆であっても、道は遠く雨が降りしきる暗闇である、おそらく首がある深い森までは行けまいと思い、手回りの勇士を招き
「虎千代が怖気づいて首も持たずに帰ってくるようであれば、そなたは森の辺りで虎千代を待ち、これを着て脅かして戻ってくるがよい、虎千代の胆力の強弱を試す」と言って大熊の毛皮を持たせた。



理想の生き方

2024年05月16日 05時28分48秒 | ライフスタイル
 学生の頃には、将来の事や、ベターハーフ、あるいは恋愛だの恋だの友だとか、いろいろ思っていた。
社会に出て、組織の歯車となってからは現実しか見ないようになって、夢や憧れは並の人間より遥かに小さなものになっていった。

穏やかで睦まじいい家庭環境も望んだけれど、一年365日ひっきりなしに仕事をしている自営業になって、どこが休みで、どこが仕事かもわからない状況
旅行していても観光業でもあったから、それは勉強であり遊びでもあった
また商工会などの宴席に出ても、営業であり接待でもありリップサービスに終始して疲れるばかり。

そんな日々も楽しくもあり、辛くもあったが、今この時となってすべては幻のように消え去った。
あまりの180度転換に2年ほど戸惑っていたが、今はあるがままを受け容れて、自分の意志でやりたいことをやりたい時間に、やりたいだけできる幸せ
もう過去は何も思うことは無く、今日これからの生き方に集中すればよい

形はだんだんできつつあって、仲間とのボランティア(これだって「社会奉仕」などと重いのでな無く、やりたいことをみんなでやるのが楽しいだけ)
畑の楽しさも日々増していき、同じ趣味の仲間も増えて来た
昨日はつーくんが、へた無しのエンドウとサツマイモの苗を持ってきてくれた
今朝は隣の奥さんがスナップエンドウとグリーンレタスを持ってきてくれた
季節の野菜をしかも自家製とれたての新鮮野菜をいただけるのもありがたい

旅先からは、私に会いたいという便りが来るようになり、スケジュールの調整をして夏前には行きたいと思う
漁師からも最後の切り札としての誘いが月に1~2回来るのもありがたい
もう賃金の為の仕事をする気は無いので、こういう隙間埋めのような仕事が嬉しい、しかも賄いの新鮮鮮魚も手に入るので一石二鳥
天気の良い日はカメラ片手に散歩するのも健康と心の洗浄の一石二鳥
テーマも花、鳥、風景に絞られてきたし、知らない場所を求めて行動範囲は広がるばかりだ

この頃は、夜寝るのも嬉しく、朝早く目が覚めるのも嬉しい
今朝も自分一人の朝食を作って食べた、ヤナギカレイの干物を焼いて、納豆
みそ汁は、ホウレンソウ、エノキ、シメジ、ジャガイモ、これは我が家の一日分を兼ねて作る。 これだけの朝食だが、それでよい。

リラックスチェアーに足を延ばして庭を見る、仏様のお下がり米を食べにやってくる、ちゅん太たちの愛らしい姿を15分ほど見ている
頭が空っぽになって、ただただ脳が空気を吸っていることを感じる
こんな平安を73年間思ったことも無かった、生き方は確実に理想形に向かっている。





Bus Stop [日本語訳・英詞付き] ホリーズ