ロンドン世界陸上マラソン代表選考方法

　来年は、ロンドン世界陸上があります。

　この冬は、女子のマラソン代表に関して、ひょっとして大揉めか…という妖しさがありました。

　幸か不幸か、揉めることはなかったけれど、小原怜選手が1秒差で代表を逃したという劇的な結果になりました。

　ロンドンに向けては、派遣設定記録を突破した選手が、指定の大会で日本人1位になれば即内定。
　この冬の例でいえば、福士加代子選手には内定が出るというパターン。

　そして、その派遣設定記録突破は、今年の1月から来年の名古屋ウィメンズまでが対象期間なので、福士選手はすでに突破していることに。
　さいたま、大阪、名古屋のどれかで日本人1位になれば内定なのでしょう。

　男子も例えば海外マラソンで2時間7分00秒の派遣設定記録を突破しておけば、福岡、東京、びわ湖のどれかで日本人1位なら内定。
　選考レースで設定記録を突破して日本人1位という選手が、各大会で出てくれば、大成功かもしれないけれど、他の大会で派遣設定を突破し、選考大会は平凡な記録で日本人1位。だけど、内定となると微妙かも。

　ただ、世界陸上に向けて、そこまで記録をめざしたり、出場にこだわる選手がいるのかなぁという根本的な問題も感じます。