イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

秘策用意も想定外

2019-10-01 09:11:09 | 将棋
 一昨日のNHK杯テレビ将棋トーナメント。
 斎藤慎太郎王座と橋本崇載八段の対戦でした。
 
 対局前のインタビューで、橋本八段がらしさを発揮。
 斎藤王座を褒めて「私がまさっているのはルックスくらい」と。そして「強敵が相手ということで秘策を用意」という、作戦面も。

 解説は稲葉陽八段。司会の中村桃子女流共々「秘策とは何でしょう?」

 対局がある程度進んで、大盤解説になった時、秘策と思われる動きを解説。
 三間飛車はやることあるんだけれど、6四銀と上がって、穴熊にしたのが秘策かと。これなら先手後手がわからない状態でも作戦が立てられる、と。

 ということで、秘策がうまくいくのかと思ったら、全く反対だったようで、徐々に追い詰められる形勢。77手で投了ということになりました。

 感想戦は初手からで、秘策はやはり6四銀。そこで6六銀とくると思っていたのに、6六歩。これには参りましたと。想定外で、そこから秘策不発というか、考慮時間は悔やむ時間みたいなものだったと。

 そうはいっても、あきらめたような指し方ではなかったし、さらに何か秘策が出てくるかも…というのも期待しました。

 そんなことを全く意に介さず、がっちり穴熊で固めて、着実な指しまわしの斎藤王座。
 橋本八段が「テレビ対局でなかったら、もっと早くに投了してたかも…」というくらいに、厳しい攻めだったようです。