京都北山細野の神主

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

転ばぬ先の杖・年寄りは恥ずかしがらずに杖を持とう

2021年10月05日 | 健康

杖3種

右は黄門様の杖(商品名)128センチ・ 真ん中はステッキ(90センチ)・左は杖道の杖(120センチ)

材料はすべて木刀用の樫の木で作られているので丈夫です。

もう今から10数年前、古希を迎えた年に単身赴任で福祉施設に手伝いに行きました。

それまで長く好き放題に草野球や山歩き、渓流釣りにと野外を歩き回っていたのがいきなり事務所に座りっぱなし、

各施設をまわるのも車オンリー、3ヶ月も経つと首は回らなくなるは足腰は痛くなるは、整形外科へ行ったら

筋肉が衰えて骨が当たって痛いのだ、加齢の性だと診断、首を伸ばす機械に引っ張られ、湿布薬をくれるだけ。

では筋肉をもう一度つけようとまずウオーキングから、毎日、各施設をまわるのから歩きにして実践しました。

はじめは登山用のスティックを支えにして歩きましたが、しっくりしない。母が使っていた杖も使いましたが。

ちょうどその頃健康法として杖道健康法を習い始めていたので120センチほどの杖を使うと長さがシックリ。

重さも樫の木なのでドッシリとした感じでイザという時の護身用にも手頃なのでネットで調べ京都の武道具店

「東山堂」というのが妻の実家の近所にあるので早速2種類(両方共90センチ)購入してウオーキングを日課にしました。

間もなく首痛や腰痛はなくなりましたがその頃から弟や同年齢の者たちが駅でころんだとか道で転んだという奴がふえ、

その者達に杖の効用をすすめるのですが「格好が悪い」とか「まだそんな歳ではない」と素直に聞いてくれません。

「転ばぬ先の杖」と言うことわざがあります。1本の杖を持つことでつまずくことも、つまずいても転ぶことはありません。

これまでは標準的な杖の長さ?90センチを使っていました。ところが最近杖をついている人を見ると前かがみになって

背骨が曲がっている人を見るようになりました。歳を取れば猫背になるのは免れないとは思っていましたが。

もう少し長い杖を肩のあたりで握って付けば姿勢がよく保たれるのではないか?

以前古希の祝いに子供達が私の希望で同じ武道具店で「黄門様の杖」と言う128センチの樫の木の杖を買ってくれました。

これは12000円ぐらいだったか?高かったのですが最近これを使ったら背筋が伸びて気持ちが良いので使っています。

これらの杖は先にゴムキャップが付いていて突いても音がしたり、減ったりしないので良いと思います。

私は山歩きや散歩には今は杖道の杖の両端にキャップを被せて使っています。120センチぐらいでちょうど良く、

クマやイノシシや野犬に遭遇しても山歩き用のアルミポールのストックよりは役に立つとは思っています。

恥ずかしいと思わずに歳を取ったら杖を持ってください。「転んでからでは遅いですから」

それから、杖をついてバスや電車に乗ると席を譲ってくれる人が多いのです。やはり、日本人は優しいですね。

「いや、大丈夫です」とは一応言いますが恥をかかすようで悪いので今は有難く座らせていただいています。

 


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