この故郷つくりの計画は二百坪以上の土地を手に入れ300万円で夫婦と小さな子供が2人が生活出来る家を建てる事です。
家が300万円だからといって自分で建てるのではありません。基礎も作ってもらい、電気も水道も敷いてもらい、家の中には風呂もトイレも台所もある事が前提です。
そして、夏は涼しく、冬は暖かい構造が必要です。私自身の試案があり設計事務所や工務店などの知り合いにこの予算で出来る家の設計図を要請し始めました。
大きさは床面積は10坪です。これにロフトを付けて寝室又は物置に確保します。有効な面積は15坪ほどになります。小さなマンションくらいの空間は確保出来ます。
必ず住める家がこの価格で完成させる事が出来ると確信していますが実際にこの計画で住もうと言う若い夫婦が実行してくれるかにかかっています。
突拍子も無い計画ですから疑心暗鬼でなかなか踏み切れないと思いますのでサンプルを作って家族で一晩体験宿泊をしてもらう事が大切だと思っています。
しかし、まだ活動を始めていない(活動は4月からの予定)「NPO法人 ごっこ屋本舗」ですから資金も無く、私自身も商売をやっていた20年近く前なら何でもなかった500万円ですが今や少ない年金と息子からの仕送りで暮らしている後期高齢者ですから、これから一年かけて来春には着工出来るように資金調達を考えます。
それまでにはいろいろ案を出し、発表して皆さんのアドバイスやご批判、援助を頂いて実行したいと思っています。
まず土地の二百坪ですが一坪1万円以内の土地を求めます。候補地は通勤には不便な過疎地になります。その上宅地ではありません。完全な畑地でもありません。後ろに(北側に)山林が広がり南が開けた明るい場所なら充分です。土石流の恐れの無い所を探します。丁度、我が家の立地のようなところ、日本全国過疎地だらけですからいくらでもあります。
家が出来れば家族が移住して、まず小さくても家庭菜園を作ります。畑地でなくても野菜は作れます。家のまわりは190坪あるのですから、開墾から始めるのです。
昨年私は4坪ほどを害獣に荒らされないように囲ってキュウリ、トマト、ナスビ、サラダ菜何種類かを植えました。夫婦では食い切れんぐらいなりました。地面は石ころ混じりで石を除けたら地面が低くなるのでホームセンターで一番安い土を買って来て使いました。今年はその上に敷地内の枯れ葉を積んでおいた腐葉土を入れてみます。
三年もすれば雪の降らない時期の野菜の自給自足が出来ます。周囲には未開墾の土地があるので家族で力を合わせて野菜つくりに励めば売りに出せるぐらいの野菜の収穫は出来ます。
何も無い所に小さな家を建てるのにも将来の一族の故郷の家を造るのですから計画的に作らなければなりません。
地震には、平屋(リフトはあるが)ですから屋根を軽く出来ます。地震で屋根に押しつぶされる心配がありません。
台風には、南側に防風林を植えます。気があるだけで強風も思い切り和らぎます。この種類は落葉樹にします。夏は風と日差しを遮ってくれます。冬には日差しを室内まで入れてくれます。
大雨には、川の流れから離して建てて後ろの山が崩れないような地形を選びます。
竜巻は、山間部なら竜巻は発生しません。 津波は、海からはなれた高台なら安心です。
地震や火事は、運が悪かったと諦めて建て直しても300万円なら2重ローンで苦しい目に遭う事も少ない。(元の500万円を300万円に訂正しました)
子供が大きくなれば土地はあるので増築はやり放題、物置も造り放題、ローンも500万円を10年で返済計画を立てれば三~四千万円を一生かけて返す事を考えれば楽勝です。
購入資金の借り入れを何処からするか? 私は地元の農協がやってくれれば安心だと思っています。
借り入れの金利はどうするか? 私はこれこそ故郷再生資金として国が農協に払ってくれれば良いと考えています。
収入はどうするか? これこそ男の出番です。単身赴任で大都会で働けば良いのです。
そのために企業は単身赴任者のために仕事場の近くにワンルームの社宅を作れば人材の確保が出来るし営業期間は従業員は脇目も振らず働いてくれます。
そして、金曜日の夕方には家族との田園生活が待っている我が家に帰って2日間子供や妻との充実した時間を過ごす事が出来ます。
ここまで書くと妻の立場は田舎で子育てだけか?とジェンダフリーとか言うウルサイ奴らが女の主権を振りかざしますが、昔から日本の家族は女が中心でした。
その中心の主婦が我が家の将来を担う子供たちを教育する事が大切なのです。大切に育てた子供は親が年老いたら大切に見守ってくれるのです。
女性を労働力と言い換えて低賃金で使おうとする今の日本の産業界は考え直すべきと思います。
人を安くこき使うために外国に工場を移したり、また日本に戻したり、犯罪の予備軍になる外国人労働者の移民を考えたりする事は金のために国を売り渡す売国奴と変わりがありません。日本人ならよく考えて,苦しいときも労使がお互いに日本の国の永遠の繁栄を考えて欲しい。(と思うのですが)