小学校が夏休みに入った21日夜に娘と孫二人(小学校2年生と一年生)が横浜を発って京都に向かい.22日の朝6時頃に我が家に着きました。
夜通し運転して来た娘はそのまま昼過ぎまで爆睡(もともと昔はトレーラートラックの運転もしていた娘ですから一晩ぐらいの運転ではへこたれていないと思いますが)
今月末までの山の中での生活を楽しみます。今日で六日目、後五日、この日のためにここ数年我が家を整えて来ました。
三月末にギックリ腰さえ無かったら完璧に整備できたのですが思わぬ事故(私にとっては)で最後の仕上げが出来ずに中途半端なままです。(敷地内にテントサイトと石釜を作ること。奈良から引っ越しして来た荷物がまだガレージ内で整理がついてないことなどはありますが、)
大体一日のスケジュールは
朝6時に私が起床、朝風呂に入り、邸内社と神棚、祖霊舎に日供をお供えしてお参り、夢想庵にお祀りしている小さなお地蔵さんと福禄寿にお水をお供えして子供達(世界の日本の我が家の)のお守りを願い、一日愉快に過ごせるように祈願し
起きて来た孫達と裏山に犬の散歩に出かけます。帰って来て皆で朝食をとります。
朝食の後は夢想庵で娘も含めて「かみさまとのおやくそく」(教育勅語の子供版)を順番に読み上げます。
その後、夢想庵で3人に野あそびを教えます。関西を中心に活動して来た野あそび(日本野あそび協会)を娘を通じて横浜にも広めさせるためにも孫達も含めて伝えて行こうと考えています。
お昼は素麺をゆがいて1)2)のどちらかにして毎日食べます。これだけが昼食です。1)ツユに付けて食べる(庭に野生で生えている青しそとワラビとショウガをすって入れて。2)冷麺風の素麺(キュウリやトマト、ハムなどに黒ごまをすってかける、その上にドレッシングと好みによってはマヨネーズ)
昼からは皆でドクダミを摘んで水洗いして干物用のネットに入れる作業や桃の葉を摘んで洗ってクール便で横浜の親戚の子供(幼児のアセモの治療用)に送ってやる作業などして自然のモノで薬効のある植物などを教えています。
夕食は庭にテーブルと椅子を出してバーベキュウです。冷凍しておいた猪肉や牛肉(鹿肉はまだですが)野菜が主ですが
ご飯は毎回「かまどDE御飯」(三合炊きの釜とカマドがセットになっている製品、マキというより木っ端を燃やして炊けます。)で焚いて炊きたて御飯を頂いています。幸い、孫達が来てから夕立は夕食時までで終わっていますので毎晩アウトドアクッキングを楽しめています。
食事の後はキャンプファイヤーを一時間ほど楽しみます。ドラム缶半割れのモノにスノコを入れて風が入るようにしたモノの中で木っ端や木切れを燃やしながら話しをしてやります。自然の中で焚き火の火を見ながら聞く大人の話しが心に残るような想い出になるように。
その後は日によっては花火を心行くまで楽しみます。我が家は最後の家から150メートルほど奥にあり音を出しても隣家に迷惑を及ぼすことは無く、かえって鹿やイノシシを追う効果もあり農家には結構なことと思われています。
これが終わるともう皆はヘトヘトで朝までぐっすり寝てくれます。マトモに付き合えば大人が先にグロキーになりますが。
むかし、私が子供の頃(敗戦時)は京都市内の周辺部でもこんな生活が出来たのですが、今はこんな山中の集落の子供達でさえアウトドアを楽しむ習慣は無く、中には街の子供よりも文化生活(何が文化?かは別にして)を送っています。
私の孫も夏休み10日ほどでまた横浜のマンション生活に戻ってしまいますが子供時代のここでの生活はいい体験になり、想い出になると確信しています。