本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

風の音にぞ驚かされぬる

2020-09-08 19:47:45 | 住職の活動日記

外での仕事をしていると

とても心地よい風が吹いてくる

久しぶりに、

思い立って背割提へ

 

 

まだまだ日差しはきついものの

風は明らかに秋の風模様

主役も交代しているようで

セミたちの声も

ツクツクボウシの声になっている

 

 

桜の葉も

もう働きを終えてているようで

虫たちにとって格好の食料に

 

 

台風19号で倒された桜には

蘖(ひこばえ)たちが

元気よく顔を出している

そして気持ちよさそうに風を受け

次の世代を担っているようです

 

 

倒れた木からはいたるところで

蘖が伸びている

 

この時期、

花たちの姿は見えない

緑も終わりかけ

何かしら秋の気配のような

感じを受けます

 

 

足元にバッタが

カメラを向けても動こうともせず

ずいぶんお腹が大きいように

見えますが

たぶん、卵を抱えている

のかもしれません

 

ハナミズキの木の先には

 

 

赤い実らしきものが見えます

 

 

山法師も実がなるようで

同じ種のハナミズキも

実が出来ているようです

 

ふと、目を凝らしてみると

 

 

小さな花が見つかりました

何の花でしょう?

 

 

白いような紫がかった花です

足元で踏みつぶされそうな

それを思ってか

石畳に添ってブロックの際に

咲いているのです

花自体も数ミリほどの大きさ

図鑑でも見当たりませんが

きっと立派な名前を持っている

のでしょう

 

桜の木々も老齢に達しています

足元の根の所には

 

 

根の割れ目から吹き出すように

赤い毒々しい色が出てきています

何だろうと思っていると

他の木の根っ子に

 

 

多分これが少し成長した姿

なのかもしれません

キノコになってきています

あの赤いものは菌の胞子の

ようですね。

 

たまに外に出て見ると

暑い暑いと家の中で巣篭っている

と、着実に秋の気配がそこまで

来ているようです。

 

青い空を見ながら

思いっきり

美味しい空気を吸いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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