折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

京都の桜と鴨川を見に(5)

2022年04月04日 | 京都


出町柳近くの賀茂川




真如堂前から市バスを乗り継いでい出町柳へ。
法然院で知り合った方にここから上流の鴨川がきれいだと教えていただいたので早速となりました。
出町柳は高野川と鴨川(賀茂川)がここで出会い一つの鴨川になる場所。その二つの川に挟まれて下賀茂神社があることに、行って見て初めて気が付きました。地図でざっと見た時には上賀茂神社はもちろん下賀茂神社もかなり遠い所だと思っていましたから。


高野川

テクテク歩いて高野川の橋を渡り賀茂川の河原でスケッチ。
ここは川幅が少し狭くなっていて、遠くの山も近づいた感じで、堤の桜もきれいです。
1枚は何とか描けたので、そろそろ帰ろうかと片付けていると「ここまで来たのだから、時間もあるのだし、下賀茂神社もお参りして帰ろう」と行きたがりの心がささやきます。一方では「もうすでに1万歩を超えて歩いているのだから止めた方がいい」という声も聞こえて高野川の河原に座ってしばらく迷いながらネット検索。すぐ近くの南の入り口から本殿まで約1キロとあり、往復2キロ。多分行ってこられるはずと・・・行くことに決めました。

下賀茂神社というと私は「葵祭」と周囲の「糺の森」が難しい文字だという程度しか知らなくて、他にはブロ友さんの記事で見どころが沢山あったような記憶だけでした。
パンフレットには「糺の森(ただすのもり)は樹齢200年から600年の樹木が多数生い茂り、平安以前の原生林の植生を伝える森として本殿などと共に世界文化遺産に指定されました」とありました。森の中には清らかな水が音たてて流れてすべてが清められる気がしました。



糺の森


下賀茂神社 朱い楼門


君が代に歌われた「さざれ石」



長い参道途中で度々休憩してやっと鳥居をくぐり、ご本殿で参拝してから干支のお社も回って子供や孫や私の分までお参りしました。
参拝してゆっくり見回すと「水みくじ」の看板。ここの変わったおみくじのことを思い出して御手洗(みたらい)授与所でおみくじをいただきました。台に並べた中から自分で1枚を選んで持って行き300円お支払い。自分で選ぶのはコロナ時代のせいらしい。
「水みくじ」はおみくじを御手洗池の水に浮かべると文字が浮かんできます。




御手洗川(みたらいかわ)


水みくじ



私は熱田神宮の初詣以外におみくじを引くことはほとんどないのですが、せっかく来ることが出来た下賀茂神社の珍しい水みくじを引いてみたくなったのです。石段を下りて池の水にそっと浸したら浮かび上がった文字は「大吉」!今年は初詣の時も「大吉」だったので、この後も良い年になると思えました。
大吉を引いた所でやっと気分良く帰ることにしました。

出町柳からバスで京都駅へ。バスに乗るまでには少々のトラブルもあって大汗をかいて、ともかく京都駅に着きました。
ここで新幹線の特急券とお土産を買ってさっさと帰ればよかったのですが、京都駅の威容に見とれてしまいちょっと見学となってしまいました。




コンコースから大階段を見上げる


1番上から見下ろせばコンコースはずーっと下の方



コンコースから見上げる大階段はイルミネーションが切り替わってはキラッキラ、ここはいったい何?あんな階段を人が登り降りしている!予備知識ゼロの私です。あとで調べると199段だとか。脇にあったエスカレーターで9階か10階だったか…へ。吹き抜けの一番上から見下ろすとエスカレーターでも手すりにつかまった手に力が入ります。屋上庭園から四方をながめるのも時間を忘れそうでした。他にもドーム型の天井近くを走る「空中経路」の存在を知っていたら新幹線の列車を遅らせても歩きたかったのですが、知ったのは帰ってからのことでした。次には是非!古都の駅がこんな新しいことになっていたなんて、私は知りませんでしたし、帰り着いた名古屋駅が暗くて「大きな田舎」に見えてしまいました。

家に帰り着いたのは7時過ぎ、テクテク歩いた1泊2日の京都旅行でした。
2日目は歩いてばかりであまりスケッチするゆとり無のないのは行程の詰め込み過ぎと反省です。

2日目 歩行距離12・7キロ 歩数20,107歩

少し用があって、しばらくしてから番外編…?
ここまでお付き合いいただき有難うございました。

にほんブログ村ブログパーツ

アクセスランキングにほんブログ村