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小さな「よかった」を探そう

2017年04月24日 | 本っていいな!

トッシーです。いつもありがとうございます。

今日は、「笑顔でいるための心と行動12ヶ条」その4です。

 

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小さな「よかった」を探そう

 

 疲れていると周囲ばかりが幸福に見え、自分だけが不幸を背負っているように感じることはないでしょうか。今、人々は物の豊かさと引き換えに、心の寂しさを味わっています。何が悲しいことなのか、あるいは何が本気で怒るべきことなのか、生き生きとした自然な感情が少なくなってしまいました。幸せがいっぱいありすぎて、見えないのです。派手な色もたくさんありすぎると目立たなくなるのと同じことです。

 書店に行けば、幸せづくりのマニュアル本が溢れています。しかし、それを読んだ人は幸せになれたでしょうか。

 そもそも幸福とは、「いくら以上の財産を持っていればあなたは幸福です」といったような絶対的な価値観ではありません。個人的な意識の流れによって左右される、きわめて相対的な価値観であると私は考えています。だからこそ、幸福かどうかを感じるためには、小さな出来事に着目する必要があるのではないでしょうか。

 私の体験のひとつを紹介しましょう。

 ある年の11月、北海道の千歳でその年の初雪を体験しました。何となくうれしくて、ホテルから講演会場まで歩くことにしたのですが、すぐに後悔することになってしまいました。雪道に革靴は、滑りやすくて歩きにくく、挙げ句に転んでしまったのです。それ自体はちょっぴり不幸な体験ではありました。

 地元の人は歩く速さが全然違います。急ぐとまた転んでしまいそうなので、私はゆっくり歩くことにしました。

 その時、ふと街路樹に目が止まったのです。枝にかかった白い雪の中に真っ赤な実が輝き、思わず「きれいだなあ」と小さな感動が湧いてきました。ゆっくり歩いていたから、それに気が付くことができたのです。

 後にそれは「ななかまどの木」だと分かりました。余りにも個人的で小さな感動でしたが、それを人に話し。日記にもメモしました。小さな「よかった」ことほど忘れてしまうからです。

 次の年の6月に、同じ場所で同じ「ななかまどの木」に再会すると、その木は少し大人になっていたようにも感じられました。葉をたくさん付け、真っ白い花が咲いていました。ふと心がなごみました。会えて「よかった」と思ったものです。

 だからどうなのだと言ってしまえばそれまでですが、どんなに小さくても「よかった」と感じることができれば、それは立派な幸福ではないでしょうか。「ななかまどの木」に再会した時、私は幸福を感じたのです。

 自分が幸せでないと思っている人は、もしかすると無意識のうちに、大きな「よかった」ばかりを探しているのかもしれません。小さな「よかった」は周囲にたくさんあるものです。小さいことを大きく喜ぶことで、幸福はどんどん身近になってきます。

「おいしかった」「うれしいな」「ありがとう」など、「よかった」につながる小さな事柄を数多く見つけることが、幸福でいるためのポイントといえるでしょう。そして、小さなことも、積もり積もれば大きくなるのです。

 

                   門川 義彦著「笑顔のチカラ」より

 

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以前、笑いヨガで高齢者施設へ行っていた頃、「最近、良かったこと、幸せに思ったことは何ですか?」と訊くことがあるのですが、そんな時、「何もない」と答える人が結構多いことに驚きました。でも、例えば・・・といって、「朝、目が覚めて幸せ。息が出来て幸せ、ご飯が食べれて幸せ・・・」などと話すと、多くの人が、「あ~、確かにそうだね」と仰るんです。そして、笑顔に・・・。

私たちの中には、良かったことや幸せなことと言えるのは、何か特別なもの、もっと大きなものじゃないと・・・と思っている人が多いかもしれません。小さなことでは「幸せ」とか「よかった」とは言えないんじゃないかと思い違いされてるんですね。その間違いに気が付いて、当たり前だと思っていることが、実は幸せなこと感謝すべきことなんだと思えれば、毎日がもっともっとハッピーになれて、もっともっと笑顔になれるんじゃないでしょうか? 

 

1日に1回の幸せで、1日に1回の笑顔。

1日に100回の幸せなら、1日に100回の笑顔。

いつでも幸せなら、いつでも笑顔。

                小林正観さん大好きのトッシー (笑)

ついてる。ありがとうございます。感謝しています。トッシーで~す。

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