矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

同期の活躍に多いに刺激されました。

2015-05-07 22:26:09 | 日記
インターン時代などを共にした同期が、多いに活躍しており、最近、全米トップの大学でprofessorになったことを知りました。もともととてもストイックな人で、submissionしたpaperがいっぱいコメント付きで戻ってきても、
1日1個、replyを考えれば、1週間で7個はクリアできる、などと励ましてくれた人でした。

自分もけちょんけちょんにreviewerから書かれたpaperを抱えて、くじけそうになりながらも、1日1個回答を考えるという感じで、1つ1つクリアして、結局すべてのコメントに回答してre-submissionしていたそうです。

最後に会ってから10年以上経っていますが、活躍は人づてに聞いていました。

まっすぐな闘志、ぶれない軸で、他に類を見ないストイックさを持っている人でした。米国ではそれぞれの施設でメンターが絶賛する超優秀なレジデント、フェローだったようです。

そうした旧知の活躍は、本当に賞賛する気持ちと、自分はダメだなあと落ち込む気持ちが交錯しています。
家族にも、”半年前と同じこと言ってて、君は進歩ないねー”、と痛烈なフィードバックをもらいました。

本田健さんの本に、超一流、一流、二流、三流のどのステージを自分は望んで人生を送るのか決めないといけない、と書かれていました。別の機会にも別の複数の方からこれは言われていたことでした。

プライベートな生活、通常の社会生活を犠牲にしながら1つのことを極める人生もあり、ある程度のバランスを維持した生活、平凡かもしれないけれど”一般的な幸せ”はあるかもしれない生活。

他人と比較しても無意味と頭ではわかっていても、上昇志向が強いと往々にして無意識に比較して落ち込む、ということになりがち、とも書いてありました。いまの自分の最大の克服課題です。