矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

再会、Chair, Gathering

2014-09-01 23:39:13 | 医学教育
AMEE も半ばになりました。

本日はポスター発表、Chairと忙しかったですが、なんとか終了しました。

旧友に再会して、とてもうれしかったです。Johns Hopkinsのときのクラスメートなので、10年以上のつきあいです。彼女は変わらずとても優しく気が利く人で、タイの人ですが、両親にもあっていたので、両親が元気か会う度に聞いてくれます。

PBLの白熱したシンポジウム(PBLはもうなくなる?というようなタイトルのセンセーショナルな題材でしたが)では、エビデンスを冷静にプレゼンしていて、とても有益でした。

最後は、AMEEならではの、Fringeというセッションで、いつもとても楽しいので必ず出るようにしています。

夕方は、Maastricht大学のOfficial Alumni Gatheringで、80名近くが集まって、公園のなかのさわやかなBarで
わきあいあいと再会して同窓会でした。

学会に参加する一番の意味は、やはりface-to-faceの交流です。

明日は、リサーチのメンターのひとりが、ランチタイムに会ってくれることになりました。
異動したため、リサーチを立て直すのがいま大変なときで、現実的にどうしたらよいのか相談にのってくれます。
せっかく入学したので、卒業したいです。いまの時点では心の底からは言えてませんが、「Ph.Dを取得して卒業します。」

AMEE Inspiring opening!

2014-09-01 00:23:22 | AMEE 欧州医学教育学会

本日からofficial AMEE conferenceスタートしました。この2日かは、pre-conferenceがあり、有料のworkshopなどがたくさんあります。私は今回はリサーチの会合に参加していました。

今日の夕方に、非常にパワフルで、Inspiring なOpening plenary sessionがありました。

到着翌日早朝から、Rogano meetingという世界のPh.D student (in Medical Education)の会があり、刺激的な反面、自分の英語力の限界(用語が文系的なものが多く、ついていけない場面も多数ありました)で、結構、落ち込んでしまったりしました。また、医学教育もほかの分野と同様に、欧米先進国にリードされているので、欧米先進国のロジックで世界のリサーチが進化し、先に進んでいくことに違和感を感じつつ参加していました。特に医学教育は文化社会的な側面も大きく、欧米以外の国でのリサーチが、欧米の追試験になったり、別の文化でどうか、というような分野になったりするのが納得いきませんでした。

自身の立ち位置についても、Ph.Dのプロジェクトを集中して進めたい気持ちと現実的な業務のとのギャップを明確に認識したので、やはり自分がいま本当に集中したいことをするように調整したいと思いました。年月をかけても、集中しないとできないことは多いので、キャリアの方向性を考える強烈なきっかけになりました。

またこのように少しfeeling blueのときに、きっと気持ちをわかってくれると思う同志といろいろな話が出来たことでずいぶん、元気が戻りました。

今日はMaastricht大学のAlumni workshopで、質の高い有益なディスカッションができてとても学術的に満たされた気持ちになりました。”大御所”的なファカルティの方が多く参加してくださり、とてもありがたかったです。

明日は、ポスター発表とチェアーで主な役割は終了です。

ランチタイムは、世界の医学教育のprofessorの集まりがあり、参加してネットワークをつくりたいと思っています。