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ぽかぽか春庭「食べる」

2017-01-08 00:00:01 | エッセイ、コラム

20170108
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記1月(5)食べる

・福鍋を底までつついて福はなし(春庭)

・読みぞめは西江雅之『食べる』なり(春庭)

 正月二日。夫が「この本、まだ読んでいなかったら、あげる」と、西江雅之の『食べる』を持ってきたので、もらいました。
 おかえしに宮本常一『アジアアフリカを歩く』をあげました。ブックオフ百円本で見つけたとき「この本、読んだ気がする。家にあるだろうな」と思いながら買ったら、やっぱり家にありました。西江雅之とか辺見庸、石牟礼道子須賀敦子など、一番のお気に入り作家だと、同じタイトルの本、単行本と文庫本2冊、なんて持っていることもあるのだけれど、宮本常一、好きだけど、2冊持っていなくてもいいかな、と思って夫におすそわけ。

 西江先生。2015年になくなりました。1979年に私とタカ氏がケニアで過ごしたときはすれ違いで会えませんでしたが、私が奨学金目当てで入学した大学で、学部1年間、修士課程で謦咳に接することができました。学部で西江さんの授業を受けている間に、夫もいっしょに講義を聞いたことがあります。二人が共通して好きな著者のうちのひとりです。

 『食べる』に書かれているエッセイ、私と夫が聞いた講義で語られていた「文化と食物」や「昆虫を食べる」という話もあったし、授業では聞いたことのない「ナッツ」「匂いと食べ物」などもありました。

 夫は、20年ほど続けてきたタイ語の学習を、昨年からビルマ語に変えて語学講座に通っています。やたらにビルマ文字の話をしたがるので、娘息子には「ミャンマーでは、ミンガラバーとチェズーバーだけ言えれば生きていける」と、煙たがられています。

 西江先生の本『食べる』
 世界のことばで「たべる」 と書かれています。一番上の右側がビルマ文字です。



<つづく>
コメント (6)
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