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ぽかぽか春庭「2022年9月目次」

2022-09-29 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220929
ぽかぽか春庭2022年9月目次

0901 ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏箱根(1)岡田美術館
0903 2022アート散歩夏箱根(2)モネからリヒターへ in ポーラ美術館
0904 2022アート散歩夏箱根(3)星の王子様ミュージアム
0906 2022アート散歩夏箱根(4)彫刻の森美術館&箱根美術館

0908 ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記秋(1)並み寿
0910 2022ふたふた日記秋(2)哺乳類の健康チェック
0911 2022ふたふた日記秋(3)夏の終わりランチ
0913 2022ふたふた日記秋(4)青い鳥リハビリ&ミサイルママダンス

0915 ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校夏から秋へ(1)夏祭り
0917 日本語学校夏から秋へ(2)講師研修会
0918 日本語学校夏から秋へ(3)講師懇親会ランチ
0920 日本語学校夏から秋へ(4)中秋の名月の月餅

0922ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記夏秋(1)大相撲秋場所観戦
0924・2022ふたふた日記夏秋(2)黒獅子舞

0925ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏秋(1)めぐり合うものたちin松岡美術館
0927ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏秋(2)プティパレ美術館展in.Sonpo美術館

0925ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏秋(2)
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ぽかぽか春庭「プティパレ美術館展 in そんぽ美術館」

2022-09-27 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220927
ぽかぽか春庭アート散歩>2022年アート散歩夏から秋へ(プティパレ美術館展 in そんぽ美術館)

 損保美術館へ出かけるのも久しぶり。ぐるっとパスでは入れないし、どうしようか迷っていましたが、娘が出かけるというので、私もと新宿へ。
 スイスのプティパレ美術館は、近代絵画の名品を収集してきましたが、現在は休館しています。そのため、損保美術館での展覧会が開催されました。

 SONPO美術館の口上
 スイスのジュネーヴにあるプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半のフランス近代絵画を中心とする豊富な美術作品を収蔵しています。プチ・パレ美術館は1998年から現在まで休館していますが、今回、日本では約30年ぶりとなるコレクション展を開催いたします。世紀転換期のパリでは、多くの画家たちが実験的な表現方法を探究し、さまざまな美術運動が展開されました。プチ・パレ美術館の特徴は、ルノワールやユトリロなどの著名な画家たちに加え、才能がありながらも、あまり世に知られていなかった画家たちの作品も数多く収蔵していることです。本展では、この多彩なコレクションから38名の画家による油彩画65点を展示し、印象派からエコール・ド・パリに至るフランス近代絵画の流れをご紹介します。

 常設収蔵品の3作品は撮影可能。
 フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》

 ピエール=オーギュスト・ルノワール《浴女》


 ピエール=オーギュスト・ルノワール《帽子の娘》も撮影可能品。

 プティパレの展示は撮影不可でしたが、よい絵を楽しむことができました。



 娘と近くの「ねぎし」で牛タン定食を食べて帰宅。
 
<つづく>

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ぽかぽか春庭「松岡美術館」

2022-09-25 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220924
ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏秋(1)松岡美術館

 改修閉館していた松岡美術館、8月6日土曜日に観覧。
 中の部屋割り、1階1室が古代エジプトやオリエントの遺物など、2室が近代彫刻、2階3室洋画、4室日本画、5室陶器など、という展示の方針はほとんど同じでした。

 リニューアルオープン第2弾の今回は、「めぐりあうものたち」という東西文化の交流をメインに展示していました。

 会期:2022.08.02〜2022.10.23
 


 松岡美術館の口上。
 創設者松岡清次郎は自らオークションや公募展に出向き、琴線にふれる作品とのめぐりあいを積み重ね、約2400点のコレクションを蒐集しました。また、清次郎が愛した芸術も様々な人やモノ同士のめぐりあいの上に成り立っています。
 Vol.2となる本展では。館蔵の中国陶磁、中国絵画、日本画、西洋画、能面などのコレクションを再構成し、「出会い」をテーマにした企画展を開催します。「霊獣の文様(しるし)」「西洋絵画展 -東洋のかおり」「中国青銅器 文様」を開催。龍や鳳凰などのモティーフが用いられた陶磁器・銅鏡・翡翠作品、中国や日本からの影響をはらむ西洋画、文様に着目した中国青銅器をご紹介します。作品との出会い、また作品に内包された様々な出会いをお楽しみください。

 清時代「青花黄彩雲龍文盤」景徳鎮窯

 明時代「五彩霊獣文瓶」景徳鎮窯
 
 中国陶器の霊獣の模様などの興味深い展示が続きましたが、私はやはり、近代洋画の展示がいちばん親しみやすかったです。松岡美術館は、著作権が切れている作品は撮影OKなのがうれしい。今回は女性像に見ごたえがありました。

 キース・ヴァン・ドンゲン「シャム猫を抱く婦人」1924

 藤田嗣治「ふたりのこどもと鳥かご」1924

 モジリアニ「若い女の胸像・マーサ嬢」1916~1916

 マリー・ローランサン「帽子をかぶった少女」1924


 パブロ・ピカソ「ドラ・マールの肖像」1941

 風景画もよいものがありました。
 マルケ「アルジェの港」1942

 クロード・モネ「サン・タドレスの断崖」1867

 マクシミリアン・リュス「レンガ工場」1895-1897

 アンリ・モレ「ブルターニュの海岸」

 たっぷりと中国陶器の名品や近代洋画を見て、久しぶりの松岡美術館を楽しむことができました。
 次の展示になったころ、また来たいです。

  <つづく>


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ぽかぽか春庭「獅子舞とかき氷」

2022-09-24 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220924
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記夏秋(2)獅子舞とかき氷

 2年8か月の改修期間を経て再開館した松岡美術館へ行くために、久しぶりに白金プラチナ通りを歩きました。シロカネ―ゼ気分で歩いていくと、前には見かけなかった店舗が。
 山形県アンテナショップ「おいしい山形」。
 夫の両親が山形米沢出身なので、舅姑の元には山形の果物や鯉煮物など「おいしい山形」のお届け物がありました。山形にいるころに世話してあげた親戚が、義理堅く送ってくれたのです。しかし、東京生まれの夫は山形の遠い親戚とのつきあいをしなくなったので、おいしい物に遠ざかっていました。 

 たまには「おいしい山形」しなくちゃ、と入店。店内のポスターに「黒川獅子舞来店」とありましたので、生ジュースを飲みながら待つことに。

 山形のサイトに出ている黒獅子の説明によると。
 長井の黒獅子の起源は約千年前。伝承によると、源頼義が前九年の役(1051年から1062年)の戦勝祝いと併せ、現在の總宮(そうみや)神社の社殿を再建した際に、兵士たちに獅子舞をさせたのが始まりです。この獅子舞には、このような伝説があります。平安時代に東北地方を治めていた安倍氏の息女に卯の花姫という大変美しい姫がおりました。敵の武将に恋をし、その武将に味方の軍法を教えてしまいます。これが原因で自身の父を戦死に追い込むことになり、姫は自分を責めます。そして敵に追われた姫は、現在の長井市内を流れる野川上流の三淵(みふち)に身を投げ自害してしまうのでした。すると身を投げた辺りから、大きな龍が現れ、上流に泳いでいくのが見えたのだとか。この龍神が總宮神社の例大祭に招かれ、野川の流れを下る姿を舞っているのが、長井の黒獅子だと言われています。

 龍神がどうして獅子に?という疑問もありますが、通常の獅子が頭役ひとりに足役がひとりかふたり、というのが通常の獅子舞であるのにくらべ、長井の獅子足役は8人もいるそうで、「ムカデ獅子舞」と呼ばれることも。どうせならムカデではなくて「龍獅子」にしたほうが勇ましい気がしますが、ともあれ、獅子舞です。

 獅子入場

 勇ましい獅子に噛んでもらうと悪疫退散というので、私も噛んでもらいました。これでコロナも一安心、かな?獅子の頭も信心から。

 

 山形のおいしいもの、「スイカかき氷」がメニューにあったので、注文すると「スイカかき氷の注文は13時から」という。
 食べてみたいので、松岡美術館を見学して、帰りにまた山形アンテナショップに寄りました。

 西瓜シャーベットの上にかき氷。そのうえにスイカジュースがかかり、生スイカがついている。オレンジ色のかき氷は、新開発のオレンジスイカなのですって。初めて食べました。おいしかったです。

 獅子のヒト噛みで疫病退散できたし、夏から秋も楽しく美術館歩きや旅行楽しむことにしました。

<おわり> 
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ぽかぽか春庭「大相撲9月場所」

2022-09-22 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220922
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記行楽夏秋(1)大相撲9月場所

 コロナでいろいろなことに制限が加わり、不自由な思いをした方々も多いと思います。しかしながら、我が娘にとっては、こういう時代ならではの得難いチャンスがありました。
 ここ2年の間に、大相撲桝席の観覧が続けてできたことです。通常は桝席は4人掛け。娘と私の「たっぷりふくよかな」体形を押し込めるには、4人で座ったら窮屈このうえない。それが、2人分のチケットで桝席を占めることができるようになったのは、「コロナのソーシャルディスタンスを守ろう」のおかげ。

 今回2022年9月場所は、桝B席12列目で観覧できました。桝A席は4人掛けです。後ろから見るときっちきちに見えます。女性は正座男性はあぐらで見てる。足を延ばしたら4人は座れない。
 
 三段目あたりだと、客はまだスカスカですが、幕内のころには1階席はぎっしりでした。


 私と娘は、ドーナツ状座布団やら背もたれやら持参で足を延ばしてゆったり観覧。それでも娘は「ちょっと背中が痛くなってきた」と、言います。そりゃそうです。8時半から開場するようになった国技館に12時半には繰り込み、6時の打ち出しまで座って観覧ですから、ときどきごそごそ座り位置を変えないとじっと正座なんぞできません。

 大相撲ファンが「たまり席の妖精」と呼んでいるお嬢様がいます。白い色系のワンピースで、いつも背筋を伸ばして正座しています。バッグは毎日違うブランドバッグ。育ちのよさそうなお嬢様。父上が相撲のたにまちだそうです。
 

 私は幕下から見ました。幕下力士のなかでは、現在は元大関朝乃山の上位復帰が見どころ。朝乃山、勝ちました。やはり幕下クラスではぶっちぎりです。三段目優勝に続いて幕下優勝すると思います。



 十両力士の私と娘のごひいきは、熱海富士と炎鵬。私は小兵力士が好きなのです。幕内でも、翠富士、照強や今場所球場の石浦など、小さい力士ががんばっていると応援したくなります。
 炎鵬の土俵入り。両隣の力士から見て、頭一つ小さい。


  幕内では、宇良。以前の小兵力士でワザ多彩、と言う印象から体は一回り大きくなり、寄り切りなどの正当ワザも決めるようになって、小兵の枠から飛び出しました。
 娘は宇良が学生時代から応援を続けています。
 今回も、相撲グッズのおみやげは宇良の手形とサイン。

 ほかに、力士のイラスト入り番付表

 
 次の観覧を楽しみに待っていますが、来年の1月場所だと、もう4人桝席に2人で座れることないかもしれない。

 

  まだまだ千秋楽まで熱戦がつづく大相撲9月場所。どの力士も怪我無く、自分の持てる力を発揮してほしいです。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「中秋の名月月餅」

2022-09-20 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220920
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校夏から秋へ(4)中秋の名月月餅

 9月10日は「中秋の名月」でした。
 旧暦の8月15日の夜(十五夜)に見える月を「中秋の名月」と呼び、2022年は9月10日 。私も夜空を見上げましたが、近年まれに見るくらいぽっかりと明るい満月が空にでていました。

 中国では旧暦の8月15日を「中秋節」と呼び、春節(旧暦1月1日)に次いで中国第二番目の伝統的な祝日です。(国慶節=独立記念日等の新しい祝日もありますが)

中秋節の丸い月は団欒を象徴し、この祭りは「団欒節」とも呼ばれています。毎年、春節と中秋節には、人々は各地から家に帰り、家族と一緒に団欒の食卓を囲みます。

 春節に北部ではみなで餃子を食べることがならわしですが、中秋節で全国的に食べられてるのが「月餅」 です。
 餃子の中身も各地方各家ごとにさまざまな具材がありますが、月餅も、各家ごとに中身がいろいろです。

 中国文化の影響が残るベトナムでも、中秋の名月をめでる習慣がのこされています。旧暦8月15日(中秋節)のことをベトナム語でテット・チュン・トゥー(Tết Trung thu)」と呼び、もともとは月をめでる日とされていましたが、現在は月をながめるより、子供のための祭りと見なされにぎやかにお祝いしています。

 日本語学校では、コロナ禍のために春節にも夏休みも中秋節にも 帰国して家族と団欒することが出来ないでいた学生のために、春節では「行事食の配布」として餃子を学生にふるまい、中秋節では月餅を配りました。

 左側は職員のひとりが手作りした月餅。右側は中華街で購入した月餅です。

 
 学生はひとりひとつ好きな味を選んで、家族とは会えないけれど、家族との「団欒節」を思い出しながら食べていました。
 肉入りあんやクルミ入りなどいろいろな月餅がある中、私はオーソドックスなこしあん入りをいただきました。

 わいわいと好きな味を選んでいる学生たち


 10月からまた新たな新入生を迎え、新学期がはじまります。
 
 今はまだ学生と家族との団欒はできないけれど、講師も留学生も、月餅食べてエネルギー補給。

<おわり>
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ぽかぽか春庭「講師懇親会ランチ」

2022-09-18 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220924
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校夏から秋へ(3)講師懇親会ランチ

 8月4日の講師研修会を終えて、お昼からは懇親会ランチ。
 いくつかのレストランを食べ歩き、店の雰囲気や食事内容をつきあわせて、市内のイタリアンに決めました。

 ジュースで乾杯!


 サラダ、パスタ3種、ピザ2種のランチ。デザートも一皿に2種盛りでした。





 おいしくいただきながら、ワイワイと授業の話、これまでの日本語教育についての話、1時半まで食べながらのおしゃべりに花が咲きました。

 次回の研修会も楽しくおいしく行いたいです。

<おわり>
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ぽかぽか春庭「講師研修会」

2022-09-17 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220922
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校夏から秋へ(1)講師研修会

 学生の夏休みは7月29日から8月21日まででしたけれど、教職員は学生のいない学校であっても、あれこれ多忙です。その中のひとつ「講師研修会」は8月4日に開催しました。

 日本語教師の資格を得るには、大学大学院で日本語教育学&言語学などの科目を40単位取得する方法、40単位と同等の440時間の研修を資格授与できる専門学校で受講する、そして日本語教育能力試験に合格する、などの方法があります。日本語教育能力試験、1年目はお試し、1年勉強を続けて2年目は「あと一歩及ばず」、3年目にようやく合格するという難しい試験です。
 HALは1988年に第1回目の日本語教育能力試験に合格して日本語教師の仕事をはじめました。

 日本語教師になって教壇にたつようになると毎日の授業に追われていっぱいいっぱい。なかなか自分自身の勉強時間がとれません。毎日の授業の中から学ぶ方法はたくさんありますが、夏休み、授業がないのをチャンスにして、懇親会を兼ねた講師研修会を企画。

 9時半から、研修開始。他校と兼務の先生もいるので、当学院のカリキュラムや教材の説明を1時間。授業の進め方と工夫点などを1時間。12時からランチ会をピザパスタ店で。

 授業の進め方のうち、特に大切な初級。夏休み前の最後の授業を例にして、春庭はこんなふうに進めた、という紹介をしました。45分授業4コマの授業ですが、その一部を皆で検討しました。

 1コマ目。はじめの5分~10分程度。前日までに学習した文型をつかった確認Q&A(クエスチョン&アンサー)前日の17課では「ナイ形(否定形)」を学習したので、動詞マス形からナイ形に変えて答えるQ&Aから。「~ください」で答えるるように指示
教師:教室でたばこをすいます。学生:タバコをすわないでください。
教師:学生に宿題をたくさんだします。学生:宿題をださないでください。教師「ダメです。たくさん宿題をだします」
教師:電車の中に傘を忘れます。学生:忘れないでください。
など。
次に「~なければなりません」で答えるように指示。
教師:図書館で本を借りました。返しますか、返しませんか。学生:返さなければなりません。
教師:私は病気です。病院で薬をもらいました。飲みますか。学生:飲まなければなりません。
教師」病院にいきます。保険証を持っていきますか。学生:持っていかなければなりません。
次。「~なくてもいい」で答えるように指示。
教師:急ぎますか。時間がありますか。学生:急がなくてもいいです。
教師:書類にはんこを押しますか。学生「押さなくてもいいです。サインしてください」
などのやりとりで前日の復習を行う。

 次の10~15分で、新文型の導入。18課は、辞書形(基本形・学校文法でいう「終止形」)を導入します。
 日本語の動詞は、使い方により形が変わること、活用の型により3分類されることは、テ形(学校文法の連用形テ)を導入した時に学習済み。

 ナイ形を導入するとき、1グループ動詞(学校文法の五段動詞)は、五十音図のア段に発音が変わることを説明してある。書くkak-i-masuの辞書形はマスをとって、iをaに変えてナイをつける。yom-i-masu→yom-a-nai
 復習をしてあるので、ナイ形変換はOK。
 辞書形は、マスをとって語尾は「ウ」になる。kak-i-masu→kak-u 
 形の練習(A練習)として、マス形から辞書形の変形練習を行う。

2コマ目
 A練習をつづけ、動詞辞書形に「こと」をつけて動詞を名詞化する練習。読む→読むこと、書く→書くこと、など。
 「動詞+こと」をつかう練習。教師「新幹線の切符をかうことができますか」「日本語で電話をかけることができますか」などの質問に答えさせます。
 次に「私の趣味は本を読むことです」という文で、「私の趣味は旅行です」などの名詞文を復習したあと「私の趣味は馬に乗ることです」などの文。クラスに「中国ジュニア馬術競技会で好成績をとり、将来の五輪選手候補」と呼ばれたという学生がいるので、馬の話題で盛り上がる。

 形つくりが定着してきたら変形文つくり(B練習)口頭練習と漢字かな交じり文書取り。
 教師「どんな外国語を話すことができますか」学生「英語を話すことができます」など。教師→学生で例文を練習した後、学生ペアにQ&Aを作らせる。学生A「日本の歌をうたいます。何を歌いますか」学生B「北国の春を歌うことができます。など。

3コマ目
 新文型「~まえに」の導入。Sentence1まえにSentennce2 「動詞文1 まえに 動詞文2」
 「寝る前に 本を読みます」 「日本へくるまえに ビザをもらいました」などを絵カードで説明し、時系列でSentence2が先、Sentence1は2が完結してから行う動作行為であることをわからせる。

4コマ目
 単語テスト、文型テスト、ディクテーションなど。該当課または前の課で出てきた文型をつかった教室活動。
 日替わりで聴解練習(リスニング)読解(初級Ⅰで読める読解25)作文、漢字練習

 課によっても授業進行は異なりますが、おおむね一日4コマ×2、二日でひとつの課が進行します。課ごとの問題や聴解などを実施し、2日半から3日でひとつの課を完了します。

 HAL先生が18課で導入とQ&Aに使用した絵カードの紹介(PPTに取り入れて使った絵カード)
PPTはアニメーション機能により質問やヒントが先に表示され答は学生が口頭で答てから表示します。
1)
1グループ 歩きます⇒あるく  
      読みます⇒よむ 
2グループ 見ます⇒ みる
      食べます⇒食べる
3グループ します ⇒する
      来ます ⇒くる
2)

3)
ペア活動で互いの趣味を質問しあう。ペアで互いのできることを質問しあう。
学生A 趣味は何ですか 学生B 写真をとることです。
ペアの学生の趣味が何であったか発表する。

次にペアでできることの確認。の成績悪い人
学生B 100メートル泳ぐことができますか。 学生A はい、できます。プールや海で、1000泳ぐことができます。学生B すごいですね。私は50メートル泳ぐことができません。
などのペアで自由発想によるQ&A

4)~まえに 
 第1動作のまえに第2動作を行うことを確認させる。
 

5) A練習


5)「~まえに」の文を作る練習

6)∻年前に、∻日前にの文をいう練習。
教師「先生は40年前に結婚しました」など。


6)B練習 絵を見て文を作る






 以上のような絵カードは、導入内容によっては使わないこともあるけれど、「~まえに」の導入では、動作がふたつ描かれている絵カードで効率よく学生に理解させることができました。

教師によってこの絵カード作りの工夫はさまざまで、作るのが楽しいと言う先生もいます。私は苦手。

 そのほか、各講師から「私の授業工夫点」という発表をしてもらい、それぞれが他の先生方の授業方法からヒントを得ることができました。

 12時に研修会を終え、懇親会へ移動。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「日本語学校夏祭り」

2022-09-15 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220915
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校夏から秋へ(1)日本語学校夏祭り

 昨年初実施して留学生には大好評だった学校行事「日本語学校夏祭り」。
 2022年夏は、事務職員ひとりベトナム帰国中、ひとりは産休中で、「準備がたいへんだから今年は中止」という案も出ていたのですが、いちばん若い事務の先生が大活躍で学生を指揮して準備をすすめ、開催することができました。

 8月21日までの夏休み。22日に夏休み明けとなると、安心安全のためにPCR検査抗体検査もやらねばならず、結核予防のレントゲン検査もあってたいへんでしたが、学生は4コマの授業のうち1コマを夏祭り準備にあててがんばりました。
 A,B,Cクラスの学生が縦割り班をつくり、それぞれのグループが熱心に準備をすすめました。

 班割。ボーリング班、紙相撲班、ダーツ班、輪投げ班、釣り堀班。つかみどりボックス班、雀荘班。去年と異なるのは、デザート班ができたこと。中国の「氷片」というゼリーの上に小豆やデーツ、くるみなどをトッピングした夏のおやつと、かき氷のお店です。

 準備中


 HAL先生は釣り堀班の担当でしたが、去年の釣り堀道具がそっくり残っていたので、学生に丸投げ。学生は、「釣り堀の中に爆弾魚が潜んでいて、それを釣り上げた人は100円の罰金を払う」という新ルールを考えて、より楽しめる様工夫していました。

HAL先生は、もっぱら新しくはじめた雀荘班の学生に「日本式ドラ麻雀のルールを教える係」と称して、準備時間に麻雀して遊んでいました。いえいえ、遊んでいたのではなく、これも「日本文化の教育」です。
 マージャン用語はポンもチーもロンも、パイの名前も三万はサンマンだし五餅はウーピンだし、中国語発音そのままなので、要はドラが一翻になる、という役の数え方をおしえただけ。私はスマホの中の麻雀しかやったことがないので、点数計算はスマホまかせで、自分では計算できません。でも学生も「日本の点数の数え方はわからない」というまま、本番を迎えました。

 学生たちには、100円~300円がプラスされて夏祭り開始。1000~1500円のおこずかいを何に使うかは自由です。だいたいの学生が「全部の店を回った」と言っていました。

 夏祭りのはじまり。

 学生は、A組(前半は店番、後半は遊ぶ係)B組(前半遊び後半店番)に分かれて楽しみました。

 雀荘班              釣り堀班


 ダーツやって、ぜんぜん当たらなかった

紙相撲勝負中


 デザート班のかき氷と「氷片」おいしくて大好評でした。


 いちばん売り上げがよかった班のほか、店員のサービスが感じよかった班と遊んで楽しかった班を投票してきめました。
 

 売上賞N.1は、紙相撲班。遊んで楽しかったで賞は輪投げ班。店員サービス良かったで賞はデザート班。学校からささやかなご褒美もでました。
 紙相撲班は売上いちばん。


 賞をもらえなかった班も、自分たちの準備がうまくできたこと、遊んで面白かったことなど、それぞれが楽しい思い出を作ることができました。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「青い鳥リハビリ&ミサイルママダンス」

2022-09-13 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220913
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記秋(4)青い鳥リハビリ&ミサイルママダンス

 青い鳥さんからラインでリハビリ中の写真と動画が送信されてきました。
 青い鳥さんは2008年の脳性麻痺改善手術後の医療事故により首から下がまったく動かないという状態になりました。そこから14年間、リハビリに励み、「足の指が少し動いたので、足の指をつかってパソコン操作した」「支えられれば少しの間立っていられた」など、驚異的ながんばりによって少しずつ回復し、「いつか自分の足で歩き、孫をだっこしたい」という希望に向かって毎日を過ごしています。

 青い鳥さんが送ってくれたリハビリ中の動画、器具につかまり体をうごかしています。周囲にいる理学療法士さんらの励ましの声も聞こえます。
 青い鳥さんのがんばる姿に、こちらも励まされます。いつか、歩ける日がきっとくるよ。

 青い鳥さんがぶどうを送ってくれました。
 旧居のほうに「ぶどうが届いた。冷蔵庫にいれてある」と、息子からメール。
 2019年夏に今の住まいに移ってきて、青い鳥さんに毎月10枚送付していた絵ハガキの差出人住所も、現在の住所にしていたのですが、おそらく依頼を受けた業者が、以前に送付したことのある古い住所のほうに送ったものとみえます。
 9月11日、ぶどうを受けとりに、前の住まいへ。娘から「うちの中ぐちゃぐちゃに見えても、絶対に手を触れないこと。母が片づけるとものがどこにあるのかわからなくなるから。賞味期限切れの食品見つけても触らないこと」と、くぎを刺されていたので、自分の冬物の衣類とぶどうだけを、持ち帰りました。

 こんなおおぶりの房をはじめてみたというくらい大きいシャインマスカットと、クイーンニーナ、そして「ぶどう」という3種類が二房ずつ入っていました。青い鳥さんごちそうさま。


 リハビリの器具の前にいる青い鳥さん。自分のできる力を込めてがんばるようす、すばらしいです。

 9月11日に旧居に寄ったのは、区の文化センターで開催された「文化センター祭」を見るついでです。
 文化センター祭に旧友ミサイルママが出演してジャズダンスを踊る、という連絡を受けていたのですが、今の住まいから遠いし、「行けたらいくね」というあいまいな返事のみ返していました。しかし、ぶどうがあるとなると話は別。14時半からのジャズダンス発表を見て、それからぶどう受け取りにに行きました。

 私が2005年12月から金曜夜に文化センターに集まって練習を続けていたジャズダンスサークルは、2021年末をもって解散しました。会員の高齢化、ケガなどで会員減少のためです。私は他区に住まいを移したため、夜の練習には出られなくなりました。

 現在私が体を動かすのは毎朝出勤前のテレビ体操のみになってしまいました。(テレビ体操、最近イケメンが3人が画面に映るようになってうれしい)
 しかし、いっしょに練習してきたミサイルママは、仕事をリタイアして昼も時間がとれるようになったので、古巣の水曜日午前中に練習を続けてきたAダンスに復帰し、ジャズダンス練習を続けています。

 9月11日日曜日は、昨年一昨年とコロナ禍で中止になってきた文化センター祭が開催され、Aダンスもジャズダンスの発表を行いました。
 Aダンスもメンバーが減ったうえ、今年は家族の介護や孫の誕生、体調不良などの都合でセンター祭発表会に参加できない人が多く、5人でのフル出場となりました。5人フル出場で、20分間の持ち時間を踊りきりました。

 発表曲目のうち、セビジャーナス、ソング・フォー・ユー、アメリカは、私もAダンスやSダンスで発表したことのある曲。プレスリーのフィーバーと、もう1曲スーパーソニックは私の踊ったことのない曲。見ていると体を動かしたくなってきます。
 なかでも「アメリカ」は。最近リメイクのウエストサイドストーリーを映画館で見て、1961年のオリジナルの録画ビデオも見て、「いいなあ、この曲。ほんと、踊りだしたくなる」と思っていたところでしたから、見るほうも気合が入りました。

 Aダンスのメンバー5人。一番若いマリちゃんが45歳のほか、4人は私と同世代、70代です。むろん、若いころに比べれば足は上がらなくなっているし、ダンスのキレが衰えているのはしかたなし。
 それにしても、ミサイルママ70歳、リーダー格のマサ子さん74歳。がんばっていました。

 ウエストサイドストーリーを見た方、思い浮かべてください。あのリタ・モレノやリメイクのアニタ役アリアナ・デボーズがはつらつと踊っていた曲。それを振り付けは異なるけれど、70代のメンバーが踊り切ったのです。私は拍手拍手でした。
 ミサイルママはフィーバーは踊りませんでしたが、マサコさんは5曲全部に出演。最後はへとへとになっていました。

 Aダンスのメンバーは、コロナ禍に配慮して終演後の打ち上げは今年はなし、ということなので、もとメンバー5人でお茶。現役メンバーがオーナーであるカフェに行きました。
 シャンソン歌手のユミさんの隣に座り、お話拝聴。ユミさんは、専業主婦から一転40歳から歌手活動をはじめ、現在は東京のほか名古屋や奈良にシャンソン教室を持ち、大勢のお弟子さんにシャンソンを教えている歌手。NHKのパリ祭にも毎夏出演している方です。

 私はユミさんの話を聞くのが好き。日本全国でのコンサートを続け、東京のシャンソンカフェなどにも出演している人のお話、おもしろいです。
 ご主人に先立たれてだいぶたちますが、歌唱やシャンソンの訳詞というやりがいのある仕事を続けているので、75歳過ぎても若々しい。芸能人だから一般の女性とは違うのは当然とはおもうけれど、キラキラ輝いています。

 今回は、「いくつになってもトキメキを感じていなきゃだめよ」というユミさんの自説を披露。現在トキメキを感じるのは、竹内涼真だそうです。
 新しいウエストサイドストーリーのトニー役アンセル・エルゴートが1961年のトニーより気に入った、という意見が私と一致。

 ゆみさんはご自身が芸能活動を続けているので、芸事には厳しい。
今回5人がフル出場したダンス発表について、「1曲おきくらいの出演にしないと、最後疲れが客に見え見えで、見ているほうがつらかった。70代での体力はコントロールしていかないと」と、苦言を呈する。
 発表会参加人数が5名になってしまったので仕方がない面もあったけれど、曲目を減らして1曲踊ったら次の曲は休んで体を回復させる、というふうにしないともう続けるのは無理、というと、このユミさんの意見でした。

 たしかに、最後の曲アメリカを踊り切ったあとは、疲れていたのはわかりました。一番ダンス経験の浅いひとりは、回転のふりつけのあと、目が回ったらしくふらふらしていました。(目を回さないように回転するのがダンス技術ですけれど)
 でも、70代でよう踊った、と思っていましたし素人のダンサーがよくやった、と、そちらのほうに、私は感嘆しきりでしたが、やはりユミさんは、現役の芸能人ですから、芸ごとに厳しくなるのはわかります。

 ユミさんは「若い時と同じ振り付けで踊るのは、もう無理。振り付けをもっと簡単にして、簡単な動きでもそろえばきれいに見えるから」という意見。これも私と考え方は一致。
 指導してくださるミワ先生は、ご自分の振り付けにプライドを持っていらっしゃるので、ふりつけを簡単に踊れるよう改変することは絶対に許さない。ミサイルママもマサコさんもきちんと振り付けを覚えて踊れてしまうので、先生も「振り付けをかんたんに動けるように改変する」という気にならないのでしょう。

 でも、他のメンバーのことも考えて、そろそろ「簡単なふりつけでそろえて踊る」というのもいいのではないかしら。私は数年前のダンス発表で、ミサイルママが振り付けたかんたんな動きの「恋のメキシカンロック」など楽しく踊れました。

 もとのサークルのメンバー、ひとりは「スクウェアダンス」というイギリスのフォークダンスサークルに入り、踊りをつづけているし、Cozさんは競技ダンスを復活させる予定。
 私も、ラジオ体操だけでなく、踊れる何かを探したい。

 青い鳥さんのリハビリ、ミサイルママのダンス。がんばる友人の姿に、私も元気をもらえています。

<おわり>
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ぽかぽか春庭「夏の終わりランチ」

2022-09-11 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220911
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記秋(3)夏の終わりランチ

 夏のあいだ、ランチをお休みしていた「クレアホームガーデン」がようやくランチ再開。
 少し涼しさも感じさせるようになった9月9日、ランチしてきました。
 日がさすとまだ暑い昼間も、くもり空のおかげでお庭散歩もできました。名残の蚊にさされたけれど。

 テーブル席から眺めるお庭


 ビーフ煮込みランチと魚のキッシュを半分こにシェアして食べました。

 お庭散策。
広い庭で野菜やハーブを育てて料理に生かすほか、パンを焼くのも自家製。「パンがおいしい」と褒めたらオーナーシェフが焼きたてを「今焼きあがりました」とおかわりサービス。クルミやデーツがたっぷり入っています。

 クレアホームガーデンは、メドウ(牧草地)ガーデンという形式のお庭だそうです。自然の牧草地や農場を生かした庭、ということらしい。テーブルの上に置いてあった雑誌の1ページにこの店が紹介されていて書いてあったのです。


 夏の講師連絡会でのランチは、「クレアホームガーデンはランチ休止中」ということで予約できなかったのですが、秋か冬の講師会ランチはぜひここで、と思いました。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「哺乳類の健康チェック」

2022-09-10 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220910
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記秋(2)哺乳類の健康チェック

 コロナワクチン接種4回終了。
 8月末にPCR検査を2度、抗体検査を1度受けました。学校全体の検査です。結果、検査を受けた教職員学生陰性で、ほっとして授業開始。レントゲン検査も全員異常なしでした。
 市内の多くの小中学校日本語学校はコロナ感染者増加によりオンライン授業になったり対応に追われていますが、とりあえず我が日本語学校は安全安心。むろん、この先も窓開け換気やマスク。手洗い消毒には気をつけていきます。コロナ終息まで無事に授業を続けられるといいのですが。

 この夏、かかりつけの病院で久しぶりにCT検査をしました。異常なし、よかった。
 介護が必要になるほどではなくても、同年代の方々、あっちが痛いだのこっちが具合悪いだの、みな体調不具合をかかえているのに、歯は3か月に1度の定期健診で32本自前の歯で食べていられるし、何を食べても消化できる胃。娘は絶対に食べない賞味期限切れの食品も、私は消費期限切れでなければ大丈夫と信じて食べています。

 子供のころから病弱で今も不調を抱えている妹や、ずっと元気だったのに、医者の誤診で54歳で早死にしてしまった姉に比べると、同じ親から生まれたのに、私だけ頑健で申し訳ないと思っています。
 丈夫な体に感謝しつつ、少しは社会に御奉公しなければ。長生きしてご恩返しをいたしますゆえ、もちっと長生きしたい。

 9月3日に東博、科博、港区郷土歴史館、3つの博物館をはしごで歩いてクタビレたけれど、4日の日曜日はぐうたらして回復。5日に無事「並み寿」を迎えました。並みの年寄りとしてよろよろ歩いていきたい。 
 傘寿卒寿白寿までもちこたえていけますように。

 東博本館常設展を見たあと、科学博物館によったのは、科博の中の精養軒でひとりランチしようと思ったから。あまり好みのランチがなかったので、サラダだけ頼む。
 ついでに常設展の中の企画展「哺乳類展」を見ました。夏休み終了後の土曜日なのに、かなり混んでいました。

 映像で見たことしかなかったカモノハシのはく製展示。卵で産んで乳で育てる生きもの。

 哺乳類としてふたりの子に乳飲ませて育てたHAL。乳は枯れたが、このまま哺乳類として生き、哺乳類として生をまっとうしたいとぞんじます。
 上野駅から帰ろうとして、やっぱりサラダだけじゃ物足りないから、駅構内の洋食屋でハムカツとボルシチとサラダを食べて帰る。2度目のランチ。哺乳類霊長目ヒト科大食漢。(漢は男の意味だが、そこは現代ですから、ジェンダーレスってことで)

<つづく>
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ぽかぽか春庭「並み寿」

2022-09-08 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220908
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記秋(1)並み寿

 人間、古希をすぎたらもう毎年が「めでたい!めでたい!」とお祝いすべきです。
・還暦=十干十二支が一回りする60年
・福禄寿=66歳(春庭創作)
・古希=昔はごく稀だった70歳
・喜寿=「喜」の草書体「㐂」が七七七だから。これは古来の中国文化にはなく、日本で文字にかこつけてできた長寿祝い。しかしの「㐂」 だったら777歳じゃないかな。ま、とにかくめでたい。
・傘寿=傘の異体字「仐」を八十と読んだこじつけ。
・米寿=米は八+八と分解して八十八の祝い
・卒寿=卒の異体字「卆」を九十と読んだ。
・白寿=百から上の一をとると「九十九」これも日本独自のこじつけ
・百寿=もも壽。古来桃は生命力の象徴でした。

 で、古希と喜寿の間があいているので付け足しこじつけ祝いを考える。
 73歳。これでようやく「人なみの年寄り」になれる「並み寿」めでたい。
 74歳。人の世のごたごた人間関係から解放されるべき年齢。結婚式だの葬式だの、人付き合いは免除の「梨寿」めでたい。
・76歳。あなたに帰依します、と言う意味の「南無」。もうだれにたよっても頼られても、めでたしめでたしの南無寿。

 春庭、人並に並み寿を祝って、娘からお菓子や写真・本のプレゼント。人並みにうれしい。

 5月から毎日水をやった4本のトマト苗、娘の懸賞生活の当選品です。
 ひと夏手をかけて、10個の小粒トマトがなりました。南高梅くらいの大きさ。
 アロエ以外の植物は全部枯らした実績を持つ春庭ですから、10粒でも大収穫というべきか。
 


 直径は3-4センチ。皮が硬くて、頑丈なトマトでした。食べましたとも。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「彫刻の森美術館&箱根美術館」

2022-09-06 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220906
ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏箱根(4)彫刻の森美術館&箱根美術館

 彫刻の森美術館。12時前に着いたのですが、13時のランチ予約の時間に間に合うように、1時間ちょっとの駆け足観覧。娘は2度目ですが、私は初めてだったので、もうちょっと時間が欲しかったところ。これは星の王子様ミュージアムと逆の時間配分になりました。なにせ1日で2か所3か所の美術館欲張り観覧の計画をたてたので、どうしても駆け足になる。
 箱根は新宿から2時間足らずで来れるので、日帰りでまた来てもよいのだから、一日1か所にしておけばいいのに、できるだけたくさん回ろうとする「元とろう精神」が悪かった。クーポン券購入で適用できる全部の美術館を回ろうとした貧乏性母なので。

 広大な彫刻美術館




 


 駆け足で回っただけの印象ですが。子どもを連れて大人は温泉楽しんだ後、こどもを遊ばせるにはいい観光地と思います。
 年寄りが彫刻を鑑賞するためには、高齢者にはゴルフ場にあるようなカートかセグウェイの貸し出しが必要。

 園内の最奥に位置するピカソ館。お盆休み中ですからけっこう混んでいました。
 
 ピカソ晩年に力を入れていた作陶が並んでいます。
 ピカソのお皿と壺がずらり。




 回っているうち、どうして今まで彫刻の森美術館を見たいと思っていなかったのか、思い出しました。いつもの春庭の貧乏人ひがみ根性から。典型的なお金持ち坊ちゃんやりたい放題の鹿内春雄が嫌いだったから。春雄さん、早死にしたから嫌い気分も薄れていたのに、なぜかフジサンケイ系列彫刻の森に来たことなかった。
 TBSのガラスの森も、フジサンケイの彫刻の森も、どうも相性が悪いみたい。これらの美術館を設立した人々、お金がじゃらじゃらあって作品買い集めたけれど、作品への愛があったのやらと、ひがんでしまうからでしょう。

 コレクターとして尊敬できるのは、ハーブとドロシー夫妻。元郵便局員の夫と元図書館司書の妻が約30年にわたって現代アートを集め、そのコレクション4000点ををアメリカ国立美術館に寄贈します。アートへの愛がこもったふたりのコレクション。いいなあと思います。

 彫刻の森美術館のアート作品だって、きっとある作品を愛してやまない学芸員がいるとは思いますが、全体として観光第一の展示のように思ってしまうのは、私の心が貧しいから。
 駆け足の観覧で勝手なこと言ってすまぬ。

 楽しかったですよ。もう一度くるなら、セグウェイで。
 

<おわり>
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ぽかぽか春庭「星の王子様ミュージアム」

2022-09-04 00:00:01 | エッセイ、コラム


20220904
ぽかぽか春庭アート散歩>2022アート散歩夏箱根(3)星の王子様ミュージアム

 箱根美術館めぐり。1日目の最後は「星の王子様ミュージアム」観覧。
 5時に入館、閉館まで1時間足らずの駆け足観覧になってしまったので、娘に「やっぱり明日の日程にしてもっとゆっくり見たかった」と言われました。

 外観、いかにも観光地っぽい建物なので、「サンテグジュペリの写真とか、自筆原稿とか、星の王子さまのフィギュアとかが並べられているんだろうなあ」と思ってそれほど時間をかけて見なくてもいいんじゃないか、って私の思いだけで判断したのが悪かった。


 星の王子様の物語もサンテグジュペリの伝記も何度も読んで頭に入っていた私にとっては、「これが自筆の手紙か、ふむふむ」という感じですが、娘は『星の王子さま』の本を子供のころ読んだきり、物語の内容もほぼ忘れていたので、物語の一文一文をもっと時間をかけてみて回りたかったのです。
 
 ミュージアムの口上
 星の王子さまミュージアムは、来園された皆様に「自分自身を見つめ直す時間や空間を提供し、それによって日頃忘れてしまっている大切なことを思い出していただくこと」を運営の目的としています。そして、「大切なこと」をひとりでも多くの方に思い出してほしいという気持ちを込めて、2022年度のテーマを「SMILE 《スマイル》」としました。
 星の王子さまミュージアムは、サン=テグジュペリ生誕100年を祝した世界的記念事業の一環として作られた、『星の王子さま』をテーマにした世界で唯一のミュージアムです。
 サン=テグジュペリの生涯をたどりながら、箱根の自然豊かな環境の中で、フランスの街並みと、ヨーロピアン・ガーデンをお楽しみいただけます。 

 展示は思った通り、サンテグジュペリの写真と自筆原稿、星野王子様のフィギュアなど。運営はTBS系列の会社。

 展示の目玉商品は、これと思う自筆手紙。星の王子様の原型のイラストが出ています。


 サンテグジュペリの仕事場復元


 妻とは離婚寸前の状態だったそうですが、離婚しないうちに飛行機が撃ち落されて死去。あらま、遺産はどうなったの?「星の王子様」印税だけでもひと財産という下世話な興味がわいてしまうのは、「ほんとうにたいせつなことは眼にみえないいんだよ」とか、お話の中で語られる「気持ち清らかになる美しい心のオーラ」にほど遠い婆さんなので仕方なし。

 せめて王子様の隣にたって、清らかな気分だけでも。
  


<つづく>
コメント (4)
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