春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

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ぽかぽか春庭「2020年3月目次」

2020-03-31 00:00:01 | エッセイ、コラム

by PJ.TaKo

20200330
ぽかぽか春庭2020年3月目次

0301 ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(1)青梅散歩
0303 2020二十重日記春よ来い(2)ミサイルママの春新居新婚ホーム訪問
0305 2020二十重日記春よ来い(3)ディズニーブロードウェイヒッツ

0307 ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>新語流行語2020(1)コロナウイルスとハンチバック
0308 新語流行語2020(2)今年の新語・濃厚接触ミングる

0310 2020二十重日記春よ来い(4)美女と野獣シネマコンサート
0312 2020二十重日記春よ来い(5)横浜プリンス宿泊
0314 2020二十重日記春よ来い(6)ハマスホイとデンマーク絵画展 in 東京都美術館
0315 2020二十重日記春よ来い(7)新宿御苑散歩黙とう
0317 2020二十重日記春よ来い(8)聖火リレーのトーチ
0319 2020二十重日記春よ来い(9)クラシックハウスでカフェタイム
0321 2020二十重日記春よ来い(10)ビーガンラーメンとπ
0322 2020二十重日記春よ来い(11)ビブグルマン 

0324 2020二十重日記桜咲かそう(1)目黒川沿いの桜咲き始め
0326 2020二十重日記桜咲かそう(2)お彼岸お参りと枝垂桜 in 後楽園
0328 2020二十重日記桜咲かそう(3)芝離宮でお花見
0329 2020二十重日記桜咲かそう(4)こんなときですが東京湾クルーズ
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ぽかぽか春庭「こんな時ですけど東京湾クルーズ」

2020-03-29 00:00:01 | エッセイ、コラム

 レストラン船ヴァンテアン

20200329
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記桜咲かそう(4)こんな時ですけど東京湾クルーズ

 ヨーロッパやアメリカの感染者数死者数が急速に拡大し、感染が収まりません。
 感染が収束してきたと伝えられた中国も、「症状が出ていない人は感染者数に含まない」という統計だそうで、政府の「感染は抑えられている」という発表にも半信半疑。

 日本の感染者は少しずつですが増えており、東京の一日の感染者数が41人に増えた25日夜、「週末外出自粛要請」が出ました。25日41人、26日47人の新感染者数は。このうち半数は感染経路がわかっていない感染者で、2週間前くらいに感染していて、潜伏期間を経て発症しているということです。

 2週間前と言うと、春庭は教材を買うために都心に出て、ラーメンなど食べています。隣のテーブルは空けて座ったし、店員さんはマスクしていたし、電車はすいている時間帯での移動だったし、感染リスクの低い行動だったと思います。29日現在、だるさも熱も咳もないので、健康状態はいいと思うのですが、28日29日は、外出自粛を守っています。

 諸外国に比べて、日本は検査数が少ないので、ほんとうに感染者が少ないのか疑っている人も多く、人々は、電車の中で隣に立っている人がもしかしたら潜在的感染者かも、と疑心暗鬼になっています。3週間家のなかですごさざるを得なかった子供も親も限界になっており、いらいらの爆発が各地で起きるかも、という時期に週末外出自粛要請。

 「クラスター感染集団」「オーバーシュート感染爆発」などの新語が一気に広まりました。言葉よりも、心の不安感はどの国よりも大きくなっているのかも。

 人々の関心は、オーバーシュートもさることながら、冷え込んだ経済の回復にも向かってきて、やれ現金10万円の配布だ消費税の引き下げだと、百家争鳴。アンケート結果では、10万円もらったら、半分は貯金するとなったそうです。
 
 経済回していこうよ活動。経活。
 2月下旬に「イベント等活動自粛」要請が出て以来、みな「こんな時だから我慢するしかない」と、素直に高校野球中止も相撲の無観客場所も遊園地動物園の閉鎖も受け入れてきました。

 我が家もお出かけの場所は、区立美術館(入館料550円。おみやげは絵葉書2枚250円)、墓参り(お供え用ぼた餅2個200円。霊園の決まりで、お供えは引き取ることになっており、公園でおやつにする)、公園散歩(入園料一般300円高齢者150円)、、、、って、いつものような消費行動ですから、あまり景気向上には役に立っていませんね。

 一番お金を使っている場所は、レストランですが、あちこちでレストランを利用してみても、客は私と娘だけという店も多く、世間の経済どよ~んとしている感じがします。売れているのはトイレットペーパーばかり。
 こんな時でも、金儲けできる人はじゃんじゃんお金儲けているのかも。マスク高額転売もあり、保健所からきました~的な詐欺犯も出現。

 ちょっとは経済回して世間の冷え冷え景気を向上させよう、というわけで、娘が予約していた東京湾クルーズレストラン船ヴァンテアンに乗船しました。
 娘が春の楽しみのひとつとして予約したとき、こんなご時世じゃなかったから、週末は席の確保はむずかしく、平日の午後便(トワイライトタイム16:30-18:30)がようやく予約できました。娘は「週末じゃないけれど、ま、しかたない」と言っていました。
 ところが、東京湾クルーズは、平日と日曜日の催行中止、土曜日のみの運行となったのです。

 クルーズというと、ダイヤモンドプリンセスクルーズで感染者発生がありましたから、キャンセル続出らしい。平日と日曜日は催行中止。平日に予約した娘が問い合わせると、キャンセル料なしに返金するといわれたのですが、平日から土曜日に振替もできるという回答です。
 3月21日土曜日に、レストラン船ヴァンテアン号に乗船することに決定。
 こんな時ですけれど、東京湾をめぐるクルーズ、経済ちょっとは回せるか。

 竹芝から出港のヴァンテアン号ですから、浜松駅から竹芝に向かう途中にある旧芝離宮公園で山桜の花見をしてから、15:00に竹芝桟橋着。
 週末ともなると島旅を楽しむ人や、島との往復をして生活している人で大賑わいになっている竹芝ふ頭なのに、閑散としています。

 「ヴァンテアン」とは、フランス語で「21」。21世紀のレストランということだそうです。
 竹芝桟橋のデッキからレインボーブリッジ、お台場や佃島などの光景を楽しんだのち、15:50に乗船開始。食事開始の16:30まで、ヴァンテアン号のデッキに出て港の景色を楽しみました。トワイライトタイム(15:50-18:00)の乗船です。昼の光景、夕暮れの光景、夜景の三景を楽しめるお得な時間帯だそうです。





 3階のリヴァージュは最大客数130席の一番大きなレストランですが、埋まっている席は30人もいない程度でした。家族の祝いなどの小パーティに使える個室オパールに案内された客は10人以下。船全体でも、全部で50人ほどの客数です。最大客数540人の船。一週間の乗客数は通常なら3000人になるお花見シーズンだったはずが、一週間で100人以下かも。これでは採算とれないだろうなあ、と思いました。

 お食事はとてもおいしかったです。娘が予約したのは、スペシャルコース。


・飲み物はアメリカのクラフトビール、ブルームーン

・アミューズ ・前菜 サーモンマリネ サワークリームのポテトサラダ 


・軽井沢Asanoyaのパン ・安納芋のポタージュ


・南仏風豚肉と豆のトマト煮込みグラタン仕立て

・デザート バニラアイスとブラウニー


 食後のコーヒーを飲みながら、トワイライトの東京湾を眺めました。
大井ふ頭のキリンたち




 たそがれのレインボーブリッジ


 レストランは「おみやげ」を売るところが多いですが、いつもなら買うことはありません。 が、今回売り場に「乗船キャンセルが多く出たために、おみやげが売れ残ってしまいました。ご協力お願いします」というポップがでていて、3月中に賞味期限となるクッキーやフルーツケーキ、サブレなどが売られていました。半額セールです。

 経済回さなくちゃと、3箱買いました。いつもならひと箱2000円するクッキーの箱など買いませんから、ちょっとは経済活動「経活」に貢献した気分。半額という値段にひかれたからですけれど。
 船の形のボックス入りクッキー、ヴァンテアンの絵が付いたクッキーの箱、サブレとフルーツケーキのセットを買いました。

 タカ氏は、都知事が要請した「週末は不要不急の外出自粛。夜間外出自粛」という要請を先取りして守っているし、春庭は3月はじめから自宅勤務を続けています。
 週末、家のなかで暗~くどんよりしている時間になりそうでしたが、クッキー食べて、楽しくおいしかったクルーズを思い出しています。

 いつまで自粛要請が続くのかわかりませんが、皆が適切な行動をとり、感染を抑えることができますように。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「芝離宮deお花見」

2020-03-28 00:00:01 | エッセイ、コラム

 旧芝離宮恩賜公園山桜

20200328
ぽかぽか春庭日常茶飯事典2020二十重日記桜咲かそう(3)芝離宮でお花見

 3月21日土曜日。大阪・兵庫では「三連休の移動自粛」要請が出ました。大阪知事と兵庫の知事が、互いに相手が自分の地域にコロナウイルスを運び込んだら困る、と言い合っているように見えました。
 3月最後の週末、28・29日は、東京でも外出自粛要請。

 東京内では、25日に41人26日に47人という感染拡大。そのうち半数が感染経路不明というので、感染爆発の危機感をもってほしい、という25日夜の都知事会見になりました。
 感染者増加は、ヨーロッパやアジア地域からの帰国者や、病院内の感染が多かったみたいですが、感染経路がわからない感染者も増えているから、外出自粛。でないと都市封鎖(ロックダウン)をしなければならなくなるぞ、とニュースで小池都知事が発していました。

 一方「客がこないので、収入ゼロ」「勤め先が休業せざるをえなくなり、職を失った」などの経済活動萎縮も深刻らしい。客がこないゲームセンターが倒産したというニュースも。

 密閉空間密接接触密集群衆、という三密はダメ、という。
 外気の中で、他の人と1m以上離れて歩くことはよい、ということだったので、3連休、21日のお花見は、公園散歩を選択。
 手を伸ばす範囲にいるのは娘だけ。娘と歩く旧芝離宮を歩きました。

 浜松町から「芝開発工事」の標識が見える道を歩いて、旧芝離宮恩賜公園へ。
 園内のソメイヨシノはまだ5分咲きくらい。18日に目黒川沿いの桜並木の下を歩いた時は、まだまだ花見には早い感じでしたが、数日のうちに気温が高い日が続き、開花も進んできました。
 園内の山桜はソメイヨシノよりは早めの開花。枝によっては満開に近くなっており、あたたかな園内を休み休みしながら歩いて行くと、汗ばむくらいでした。



 江戸初期に海を埋め立て、大久保忠朝邸が建てられたときに、池泉回遊式の庭園を整備。
 幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となりました。明治期には有栖川宮家所有を経て宮内庁が皇室庭園芝離宮としたあと、1923年、関東大震災で迎賓館(洋館)などとともに、庭園は消失。
 1924年東京都に下賜され、旧芝離宮庭園となりました。


 入り口から、海水取り入れ口跡、八つ橋、四阿などをめぐり、鴨、白い小鷺、亀、鯉などを池の中に見て楽しみました。池に映るビルの姿がいかにも都会の中の庭園らしい。




 山桜の脇で


 車いすのおじいちゃんとベビーバギーの赤ちゃんを連れた一家。幼稚園くらいの女の子は、「ブランコがいい。ブランコ!」と叫び、桜はもう飽きた様子でした。芝離宮児童公園のブランコのほうが魅力的なんでしょうね。老夫婦や赤ちゃんを交えて、家族そろって出かけてくる場所があってよかった、と思います。このような一家の平和なだんらんを守れないなら、国ではありません。

 自粛政策のために仕事を失った人、客がまったくこなくて困っている小さなお店の経営者。たいへんです。みなが桜を楽しめる国であってほしい。
 ソメイヨシノはまだ満開にはなっていませんでしたが、娘も私も、土曜日の午後の日差しの中で、山桜や雪柳の花を楽しむことができました。

 21日土曜日に旧芝離宮へ出かけたのは、娘が3ヶ月も前に予約した「レストラン船東京湾クルーズ」の平日の部が催行中止となり、土曜日に振り替えられたためです。昨今の自粛ひきこもり推奨で、どのレストランもホテルもキャンセル続き。娘が申し込んだクルーズレストランも、平日と日曜日の実施ができなくなり、土曜日のみ催行。平日の申込者も、土曜日でのクルーズに振替になりました

 豪華客船ダイヤモンドプリンセスのクルーズでコロナウイルス感染者が多数出たため、クルーズというとイメージが悪くなり、キャンセルしたくなる気持ちもわかります。
 でも、何もかもキャンセルしたら、経済回らず、収入なくなる人も出る。

 おいしいものを食べるのが大好きという娘、いくつかのコンサートやイベントが中止になってしまい、がっかりしていたところでした。クルーズレストランでの食事は、キャンセル料なしの返金か、土曜日振替にするか問われて、土曜日振替を選びました。次回、レストランクルーズ船ヴァンテアン乗船の巻。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「お彼岸しだれ桜散歩in小石川後楽園」

2020-03-26 00:00:01 | エッセイ、コラム

 春分の日の小石川後楽園枝垂れ桜

20200326
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記桜咲かそう(2)お彼岸しだれ桜散歩 in 小石川後楽園

 東京五輪、1年延期決定しました。選手も準備に当たっている人も大変でしょうが、まずはコロナウイルス対策ですね。
 小池都知事から今週末の土日、28日29日は外出自粛要請が出されました。
 外出禁止令やら首都閉鎖やらとなると、経済も大打撃です。
 桜見て歩くだけでも顰蹙買いそうな昨今の情勢ですが、そうなる前に、歩いて来ました。

 桜散歩。自粛要請が出るまえの駆け込み散歩になり、満開一歩手前の桜でしたが、さっさと見てきて良かったかも。

 シートを広げ人が集まって飲み食いする宴会は自粛せよとの御触れなれども、我が家のお花見はもとより歩いて桜の下を通り過ぎるお花見散歩。
 2020お花見散歩は、どうしようか、娘と相談。
 例年は混み混みで歩くことさえままならぬ千鳥ヶ淵へ久しぶりに行ってみるか、上野公園も今年はすいているらしい。ニュースで見た上野公園は、例年に比べてすきすきの路。 

 3連休初日春分の日。娘とお彼岸のお参りに出て、ついでに桜の下を散歩することにしました。
 夫にいつが都合よいかたずねたら、不要不急の外出控えよという政府要請を守っているから、お墓参りは不参加という。娘は「お墓参りは父にとって不要なことなんだ」と、大笑い。要するに、何か言い訳があれば墓参りなんぞしたくはない、ってことですね。まあ、彼岸お参りをしなくたって春は来る。
 仕事で外に出る他は事務所に引きこもっているという、政府要請をきちんと守る夫をほっておいて、夫の両親私には舅姑の墓参りへ、娘とふたりで出かけました。

 姑が好きだった熱い緑茶と舅が好きだったぼた餅を墓前に供えて、この春の試練を切り抜けられるよう、祈りました。

 娘と小石川後楽園へ。
 門のところに「しだれ桜満開」とお知らせが出ていました。
 娘は姑を案内してきて以来なので、後楽園に来るのは10年ぶりくらい。季節ごとに散歩に来ている私も、2019年みどりの日に新緑散歩をして以来ですから、1年近く来ていませんでした。

 入り口に入って池の手前にしだれ桜がちょうど満開になっていて、たくさんの人が写真を撮っています。東京ドーム、ドームホテル、文京シビックビルなどが後楽園庭園を取り囲み、午後の光の中に枝垂れ桜が輝いています。


 オープンエアへの外出は大丈夫、との報道を信じて、けっこう大勢の人が花見散歩に来ていました。園内ガラガラかも、と思ってやってきた娘と私は「これじゃ休憩するにもベンチがあいていないなかも」と案じましたが、空いたベンチを探しながら休み休み2時間くらいかけて園内一周しました。

 私も後楽園のしだれと桜を見るのは久しぶり。娘は後楽園のしだれ桜を初めて見たといい「きれい、きれい」と大喜びです。
 
 東京ドームと枝垂れ桜を撮影中


 後楽園の園内、池には亀や鯉が泳いでいるし、岩には鷺や鴨がいて、日向ぼっこしている。

 日中20度以上に気温が上がり、上着を脱ぎました。


 帰りは、日中会館の中の茶芸の店で遅い昼食。娘は牛肉チャーハンセット。私は雲南ビーフン。午後4時半入店という「昼ご飯には遅く、晩御飯には早い」という中途半端な時間帯だったということもありますが、客は私と娘だけ。雲南ということばにひかれて注文したビーフンは、赤い唐辛子部分を取り除いて食べたのですが、それでもかなり辛かった。おいしかったけど。

 娘と歩く桜の下。ぽかぽか陽気にきれいな桜、うらうらと笑顔になりました。


 今週末は不要不急の外出を控えよ、という都知事の要請を先取りして守っているタカ氏。今月はじめから平日の自宅勤務を続けてきた春庭。
 できるだけの対策はとり、外出時のマスク、外出後の手洗いも忘れずにすごし、川べりや公園を歩いて花見散歩をしてきたけれど、今週末は引きこもりを守ろうと思います。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「目黒川の桜咲き始め」

2020-03-24 00:00:01 | エッセイ、コラム

 ほころび始めた目黒川沿いの桜

20200324
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記桜咲かそう(1)目黒川の桜咲き始め

 ついに出てしまった「東京オリンピック、延期の判断も行わざるを得ない」というIOCや首相の発言。どうやら、秋に延期するのを阻んでいたアメリカのテレビ局が、秋開催に強硬反対することが難しくなってきた、ということらしい。アメリカテレビ局の目玉中継であるバスケットボールやアメリカンフットボールなどの秋催行が予定通りいかなくなってきているので、オリンピック秋開催に反対することが、できなくなったらしいです。
 ニューヨークに外出禁止令が出されました。東京都は首都封鎖も視野にいれると。

 博物館や美術館など、空調がよく換気が十分であり、人と人が密着して話をするというわけではない場所も2月29日以後、一律休館になりました。
 春庭は、美術館映画館のほか行く場所がないので、おとなしく在宅勤務の毎日。登校停止になっているので、通勤はしませんが、近所への買い物や歯医者治療には出かけています。
 教材を買いに出たついでに「建物見物」なんぞをしてくるのは、持病持ちの70代婆さんにしてはアクティブかも。

 コロナ感染拡大以後「アクティブシニア」は、大声の悪口になっています。
 ニュースで大きく報道された「行田の60代感染女性。池袋のライブハウスに来場、スポーツクラブでダンス、三味線教室に参加、赤十字病院を訪れる」
 症状がありながらライブハウス訪問。その週も2回ジムでダンス。公民館での三味線教室参加、ジムでダンス後、90歳の母を見舞いに病院へ」すごいアクティブ!
 感染していることに気づかなかったというけれど、日ごろ元気な人は、症状が軽ければ動けてしまうものなのかも。

 クラスター感染となった大阪ライブハウスに集まった中には、栃木や高知から集まった高齢者もいます。お金も暇も余っている人たちが多いんだなあと感心。春庭、旅費もなければ、時間もない。毎日の自宅勤務の内容をメール報告しなければならないので、一応自宅でも仕事は続けています。

 池袋暴走事故の加害者飯塚幸三(88歳元・旧通産省工業技術院院長)は「上級国民アクティブジジイ」と呼ばれています。「妻と一緒にフレンチを食べに行くために車を運転し、死亡事故を起こした」なども、「アクティブジジイ」ゆえの事故と。
 こうしたアクティブシニアの一方、高齢者の自動車運転による事故も相次いだ昨今、車以外に交通の便がなく、車でなければ出かけられない地域に住む高齢者は、家の中に閉じこもっています。

 下級国民で働き続けるしかない春庭ではあるけれど、できる限り「アクティブ」であろうとしてきた今、どうも生きづらくなっています。ネット上では、アクティブシニア女性を悪意をこめて「アクティブババア」と呼ぶそうです。

 3月18日は、海外への渡航自粛令が出ました。88か国が日本からの入国を禁止している中、日本からの出国もできない。人の往来が厳しく制限されてきました。
 出勤禁止になっている春庭なので、平日は家で在宅勤務をしていますが、少しは背筋伸ばして外の空気を吸いたくなる。籠りきりでは気持ちが落ち込みます。

 調べてみると、国立や都立の美術館博物館は3月末まで休館措置を延期していますが、区立美術館の中には開館しているところがありました。
 国からの補助金をあてにして運営している独立行政法人(国立)は、国の要請を守らないと、あとで補助金減額とかの措置が待っているかもしれず、休館を守る。

 3月18日、娘と目黒川沿線を歩くことにして、途中目黒美術館に寄る、という散歩コースに出かけました。

 目黒川沿いを中目黒駅に向かって歩きました。まだまだ一つの木に数輪が開花しているという程度で、一分咲きにもなっていませんでした。


 中目黒タワマン下の中華屋さんで飲茶ティータイム。美人なんとか茶という台湾のお茶とシュウマイなどを食べて一休み。
 桜には早かったものの、娘と歩く目黒川沿い桜並木。私が目黒川沿いを歩いたのは初めてのことなので、有意義な散歩になりました。

 3月23日に発表されたのは、大規模イベントの休止要請はまだしばらくは延期。ただし、4月からの小中高校の臨時休校要請は解除し、感染者が在籍している学校以外では、各地域の判断で休校を停止。
 感染者急速拡大のアメリカからの帰国者来日者も、2週間の待機要請が出るとか。まだまだ世界の感染拡大に予測がつかない不安の中ですけれど、春を待ちたいです。



 3月23日のニュースでは22.23,24の3連休中に上野公園に「花見散歩」に出かけた人のようすを流していました。シートを敷いての宴会ではなく、他の人との間隔をあけての「外気の中の歩行」ですから、「換気の悪い、手を伸ばすと届く範囲の人と会話、大声を出すような環境」のどれにも当てはまらない場所での散歩花見、いいんじゃないでしょうか。
 上野公園に出かけた人へ「まだ、安心できない状態なのに、油断するな」「外に出て浮かれている人も、潜在的感染者かもしれない」などと、悪口を言うツィートもあるらしいけれど、家の中で鬱々としてすごしているより、外気の中の散歩、いいんじゃないでしょうか。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「ビブグルマン」

2020-03-22 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200322
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020十重二十重日記春よ来い(11)ビブグルマン

 外気の中を歩くことが一番安全な健康維持法というのですが、もともと歩くことが好きではない娘は、「一週間、ほとんど歩いていない」と。
 娘を歩かせるには、食べ物でつるしかない。3月15日の散歩は娘といっしょにランチ探しで歩くことに。

 「奥沢駅周辺を案内して」と娘に頼んで、駅のまわりを歩きました。
 奥沢駅周辺は、姑のデイケアセンターがあった地域です。自由が丘と奥沢は、姑が買い物したいとき、介護のお手伝いをしていた娘が姑の足元を気遣いながら歩いたところ。
 
 娘が記憶をたどり、「確か、奥沢駅のそばにバーミヤンがあったから、そこで昼ご飯を食べよう」というので行ってみたのですが、バーミヤン奥沢店はつぶれていました。2015年12月に姑が亡くなってから4年が過ぎ、街並みも変わってくるのはしかたない。
 奥沢駅のまわりを歩いたあと、イタリア国旗が出ている店を見つけて、「パスタ食べよう」ということになりました。

 奥沢のイルバンビーノという「ビブグルマンレストラン」でランチ。
 店の説明を見ていると「ビブグルマン認定制度が始まった2014年から連続で認定を受けている」と書かれていました。
 イルバンビーノ本店は、階段上がった2階だったので、階段嫌いな私は、1軒おいたイルバンビーノ奥沢店に入店。ランチオーダーが終了するぎりぎりでBランチを注文できました。

 娘とふたりして「ビフグルマンって何?」と思いつつ、料理がくるまでの間に検索してみると、説明が出ていました。
ビブグルマンとは。
 レストラン格付けのミシュランが、従来の星(三つ星、二つ星、一つ星)の評価からは外れるものの、安くてオススメできる店舗に与える印です。 ビブグルマン(Bib Gourmand)の「Gourmand」はフランス語で欲張り・食いしん坊といった意味、Bibはミシュランのマスコットキャラクターであるビバンダム(Bibendum)の愛称に由来します。

 ビバンダム=ビブ


 「ミシェランの星はとれないけど、リーズナブルでおいしい店」ということなのね。
 2000円のBコース。
 前菜。鎌倉野菜のサラダ、野菜カポナータ、2種のサラミ、ブリのエスカベッシュ、キッシュ、ハム。


 フォッカッチャ。メインは、フリッジ。仔牛とほうれん草のクリームラグーソース。(ラグーとは、煮込み料理のひとつ。仔牛とほうれん草を煮込んでソースにしたもの。フリッジはばねみたいなねじねじのショートパスタ)


デザート。キャラメルアイスクリーム。アップル煮、クルミケーキ、パンナコッタ。


 おいしい顔。いっぱい歩いたから、スイーツもOK。


<おわり>
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ぽかぽか春庭「ビーガンラーメンとπ」

2020-03-21 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200321
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(10)ビーガンラーメンとπ

 春庭勤務の学校は、3月2日からオンライン授業を続け、12日に授業を終了し学生は春休みまで自習ということになりました。
 学校経営者は「先生は通勤時間長いから、ウイルス罹患の危険が大だから登校禁止。あと1週間は自宅で4月からの授業で使う教材作成をするように」と。
 春庭は、「でも、初級の教材は自宅にありますが、中級の教科書は持ってきていないから、学校に教材を取りに行きます」と言うと「本を注文していいから、学校に来ないで」と言われました。よっぽどウイルス運搬危険人物が怖いらしい。

 アマゾンで注文しろと言われたけど、日本語教材専門書店へ買いに行くことにしました。家に引きこもりの毎日ですから、仕事の用事を大義名分に外に出たい。
 2年ほど前平河町にある日本語教材専門店に行ったときは、永田町から歩いて往復しました。クラシックハウスの近所の店です。
 yokoちゃんとクラシックハウス見た帰りは、麹町駅に出ました。この書店からは、麹町のほうが距離が近い。しかし、この時はyokoちゃんのあとをついて行ったから早く駅に着いたのであって、ひとりでは歩けない自分であることを認識しておくべきでした。

 今回、麹町で降りました。しかし、麹町駅をでたあと、スマホ地図をぐるぐる回しても、自分のいる位置がわからず、駅の周りを1時間まよいに迷いました。空間認識能力欠如の脳なんです。書店に電話して、ようやく辿りつきました。これなら、少し歩く距離が長くても、永田町から歩いたほうが早かった。なれないことはすべきじゃなかった。中級教材を買って、すっかりくたびれました。

 書店のビルの一軒置いたとなりのラーメン屋で、おそい昼ご飯。「そらのいろ」という名前の店に「ビーガンラーメン」という看板が出ていたので、ビーガンラ―メンって、どんなのかと思って入店。でも、私が食べたのは「普通のラーメン」。
 ビーガンラーメンは、肉魚チーズはちみつなど、動物由来の食材を使わず、だしも人参などの野菜でとり具材ももちろん野菜、とメニュー解説に書いてありました。

 私が食べたラーメン(画像借り物)


 オリンピックに向けて、ムスリム(イスラム教徒)用の「酒を使わず豚肉なしのハラル食」や、命ある動物に由来する食材は食べないというビーガンのための食も、さらに充実していくのはよいことと思います。

 「動物の命を奪うことをしないために、動物由来の食材をすべて拒否する」という主義のビーガンに、個人的には違和感を感じています。
 「草木虫魚悉皆成仏。一寸の虫にも五分の魂。虫にも植物にも命がある」と考える仏教徒からみると、「動物の命を奪うのはよくなくて、植物の命を奪うのはよいのか。植物の命を軽視している」と思うのです。草にも木にも命があります。その命を感謝していただき、少しの無駄もないようにして互いの命の交換をするのが、生きとし生きるものの定めであり、許し合いなのだと、仏教徒は考えます。(両親と姉の菩提寺が禅宗の寺というだけの仏教徒ですが)
 シマウマは草の命を食べ、ライオンはシマウマの命を食べる。私は何でも食べる。サソリから揚げも食べたことあるし、蚕もイナゴも羊の脳も食べた。

 が、主義主張はだれにも自由ですから、ビーガンが動物性食材を食べないというのなら、ビーガン用の食事を提供する店が増えるのはいいことです。
 ビーガンラーメン(画像借り物)


 ラーメン食べ終わり、永田町駅に向かう。永田町駅前のクラシックハウスでのカフェタイムは、前回書きました。

 3月14日は歯医者へ治療に行ったかえりにスーパーへ。100円パンコーナーにアップルパイがありました。家にりんごがあったのを思い出して、100円パイではなく、冷凍パイシート(4枚400円)を買って帰る。
 りんごに砂糖をまぶして煮ましたが、例のごとくというか、煮ているのを忘れて焦げた臭いでハッとする。うん、全部は焦げてない。これなら「リンゴキャラメレーゼ」と主張できるのではないか。味覚に厳しい娘にひとくち食べてもらったら「私、これいらない。母全部食べてね」
 冷凍パイシートに、ちょい焦げりんごキャラメーゼのせ、上側に細切りパイ生地を網目にして卵黄でコーティング。オーブンないので、オーブントースターで焼いてリンゴパイ完成。

 yokoちゃんのブログを読み、3月14日は、円周率3.14にちなみ「円周率=πパイ」の日だと知りました。そうか、πの日だったから、なぜか唐突にパイが私を呼んだのか。パイの日とは知らずに作ったので、ちょい焦げになったんですね。
 味音痴の私には「食べられなくもない味」だったので、3.14の半分くらい1.57くらいの味になったかとは思います。(計算弱い私、ひっ算しました)

 味は1.57ですが、見た目があまりにもぶかっこう、0.11くらいに出来上がったので、写真なし。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「クラシックハウスでカフェタイム」

2020-03-19 00:00:01 | エッセイ、コラム

 旧赤坂プリンスホテル旧館

20200326
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(9)クラシックハウスでカフェタイム

 政府は国民に「3月末まで大規模イベントなど中止」というし、WHOはパンデミック宣言。国中の縮こまり具合はさらに小っちゃくなって固まってます。

 春庭は、縮こまった背中を伸ばすべく、教材購入に出た先の近く、クラシックハウスでカフェタイムをとりました。

 2017年11月に、yokoちゃんと訪れたクラシックハウス。正式名称は、東京ガーデンテラス紀尾井町旧赤坂プリンスクラシックハウス。
 旧大韓帝国皇太子李垠(1894-1970りぎん/イウン)と方子妃の住まいでした。
 1930年竣工。旧宮内省内匠寮の工務課長北村耕造(きたむらこうぞう)と、技師の権藤要吉(ごんどうようきち、旧朝香宮邸現庭園美術館も設計)が建設に当たりました。

 2017年行われた見学は東京都の文化財公開のスケジュールの中での公開で、レストランや結婚式場営業中での見学でしたから制約はありましたが、近代建築見学大好きの春庭は、楽しく見て回りました。
 2017の見学記録はこちら
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/1bc4e06219ee820672050544433ca69d
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/9fa99d54e5215b0d8aa651ab7a7b2da0

 2020年。3月13日金曜日に2度目のクラシックハウス見学。日本語教材専門書店へ中級教材を買いに出たついでに行き、クラシックハウスでコーヒー休憩をしました。


 入り口のメニューを見ると、コーヒー500円という値段、マックやコンビニの100円コーヒーに比べれば高いけれど、見学料と思うことにして、入店。
 結婚式の前撮り撮影が一組あったようでしたが、レストランは「不要不急の外出を避けてください」という外出自粛の要請によって、客数は少なくて、予約していないフリの客に席を用意してくれました。
 隣の客のアフタヌーンティのスイーツなどながめながら、大急ぎでコーヒー飲み、トイレに立ったついでに、撮っていいですよと言われた階段や中庭を撮影。2階も見学。

 階段の彫刻は、前回と同じく、とてもすてきでした。


 ステンドグラス


 中庭横のアルコーブ(夏の間は水が流れるのだと思う)


 古びた感じのドア飾り


 1階室内(バーの開店は午後5時すぎですから、バーエリアはだれもいなかった。)


 中庭で


 100年前後時間がすぎて、近代日本を象徴した洋館も取り壊しや建て替えが進んでいます。旧李垠皇太子邸も、かなり傷んでいたところを修復され、ホテルのブランディング建築として生き残りました。建築の保存にはさまざまな意見もあるとは思いますが、都内の景観を彩る建物ができるだけ残されていってほしいと思います。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「聖火リレーのトーチ」

2020-03-17 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200317
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よこい(8)聖火リレーのトーチ

 ニュースはCovid肺炎コロナウイルス一辺倒で、3月12日には、パンデミック相当という発表。今ごろ!?
 WHO世界保健機構は、イタリア北部などでウイルス感染が広がる前に、対策をとるべきだったのではないかと思います。
 医学政策の場でも、世界政治の力関係が作用しているようで、中国の感染が下火になるまでは、パンデミックと規定することはできなかったみたい。今や16万人感染者のうち、ヨーロッパが半数以上になっています。ヨーロッパに広がる前に、中国国内の感染を抑えられなかったのかと素人は思ってしまいます。
 国会中継も、コロナや拉致問題。春は遠いなあ。

 「私は花粉症です」と書かれたバッジをつける人もいるとか。花粉症でくしゃみして、近くにいる人に嫌な顔されないためのトラブル予防なんだとか。
 これほど互いにピリピリしてしまう国民性なので、イタリアで2万人スペインで6000人と急激な感染拡大、というほどには、日本国内では急な感染拡大にならなかったんじゃないかしら。政府が外出自粛要請をだすと、みなしっかり家の中にこもる国民性。トイレットペーパー争奪戦や在庫マスクを高額出品する県会議員、などはありましたけれど。

 13日夜、団地の玄関エレベーターホールでボールの壁打ちをしていた子供たちを、高齢女性がこっぴどく叱っていました。外に出られない子供も、お年寄りもイライラつのっていたんでしょうね。ボールの音は団地の薄い壁にかなり響くのは確かですが、休校中の子どもたちもかわいそうです。
 学校休校は、あまりウイルス抑止効果はないように思うのですが。塾や学童保育はいつもより長く子供たちを狭い部屋にとどめているということです。
 要は感染拡大が学校を舞台にしていない、というための措置かも。

 14日土曜日は、雪降る中での桜開花宣言。靖国神社の標本木に4~5輪の花が咲いたと。これまでの統計で、開花宣言の日に雪が降ったのは初めてなんですと。雪中開花、なんだか今年の春を象徴しているようです。

 さまざまなイベントが中止になっています。
 娘が「カナダでの中継録画をいっしょに見よう」と楽しみにしていたフィギュアスケート世界選手権も中止決定。高校球児にとっては、選抜高校野球こそが残念極まる中止でしょうが、我が家にとっては、スケート中止が一番悲しい。
 羽生結弦出演のアイスショー(4月、横浜アリーナで)が中止にならないこと、羽生選手が予定通り出演してくれることを祈っていますが、難しいかも。国中で準備してきたオリンピックさえ、「延期されるかも」なんていう五輪委員も出てきたのだから。

 ちょっとは明るい気分になれるように、テレビでアテネの聖火採火儀式を見てました。古代風衣装の女性が凹面鏡で太陽光から火を取るところ、野口みずきさんが第2走者としてトーチを運んだのを見ていました。

 聖火リレートーチを持ってみたのも、よい記念になりました。
 2019年9月14日。埼玉アリーナにディズニーオンアイスを見に行き、ショウ開始前、トーチを持って写真撮影するイベントに参加しました。
 トーチはかなり重かったです。娘と聖火リレーして火を受け渡すマネをしてみました。


 聖火リレーもまもなく日本上陸する予定とか。皆の希望の火となりますように。
 開催が東京に決まったときはあまり期待もしていなかったのですが、娘が頑張ってチケットを当てたので、中止になんかならないことを願っています。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「新宿御苑散歩と黙とう」

2020-03-15 00:00:01 | エッセイ、コラム

 新宿御苑ハクモクレン

20200315
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(7)新宿御苑散歩黙とう

 3月1日からの引きこもり生活。3月上旬、授業は自宅からオンラインで。
外に出たのは、7日土曜日に徒歩圏内にある歯科医に行ったのみ。歯科の予約は2週間前にしたのですが、受付で話を聞くと、「バスに乗っていくのが怖いから」と、予約キャンセルした高齢の方もいたよし。歯科医院内は消毒も徹底されているし、心配はないと思うけれど、高齢の持病持ちは重症化の危険が大きいと聞くと、出かけるのもおそるおそるになってしまいます。
 7日、歯医者さんの帰りにスーパーで買い物をして、数日は食いつなぐ。
 11日水曜日、じゃがいもとニンジンをチンして、冷凍の肉を加え、缶詰のビスクソースで煮てブランチにする。乾物のひじきも食べてしまい、残りはカップ麺ひとつ鮭缶詰ふたつ。工夫すれば、なんとか食べることはできるけれど、野菜不足になってきたので、買い物にでることにしました。

 どうせ買い物に出るなら、ちょっと足を延ばそうと決意。文科省は「休校中も公園などですごすのはよい」と発表し、テレビで解説している専門家も「換気が悪い閉鎖的空間に、人が密集している場所はダメ」と言っていたので、オープンエアの公園なら出かけてもよし、と判断。朝夕のラッシュでなければ、電車もすいている。

 早春の花を求めて新宿御苑に行きました。新宿御苑、久しぶりです。2003年に散歩した記録は残っているけれど、そのあとはいつ入園したのだったか。
 今回は電車で新宿御苑へ。

 昼近くの電車は座席も余裕で、脇をあけて座れました。駅ごとにドアが開くので、換気も悪くない。乗客、マスクをしている割合は8割。2日から通勤しておらず、家の中ではマスクをしていなかったので、使う予定だったマスクはまだ残っています。
 電車の中でマスクなしに咳をした人が他の乗客からとがめられ、けんかになったという話も伝わっているので、マスクはウイルス予防のためではなく、トラブル防止のためにしているのです。

 千駄ヶ谷門から入園しました。新宿門から入ったことがあるのみで、千駄ヶ谷門から入ったことなかったかも。

 新宿御苑千駄ヶ谷門


 千駄ヶ谷門近くの桜。この木は他に比べ早咲きだったようです。木についていた樹種のプレートは「ヤマザクラ」。ソメイヨシノより早く咲くのもあるんですね。私のこれまでの印象では、山桜はソメイヨシノより遅れて咲くように思っていました。


 寒緋桜は、満開もあり散ってしまったのもあり。
 数種類の桜があったのですが、どれがどの品種やらわからなくなりました。

 高遠小桜


 枝垂桜を撮影する人々


 若いカップルが写真を撮り合っていました。「ふたりの世界」に浸っていて、桜より満開のふたり。


 見事な咲きっぷりだったのはハクモクレン。毎年真っ先に白く明るく咲くハクモクレンですが、こんな大木にぎっしり花がついているのをはじめてみました。

 光の当たり具合がとてもよかった。


 ボケの花も満開


 新宿御苑の中には歴史的建造物が残されています。旧洋館御休所と旧御涼亭です。
 これまで新宿御苑に入園しても、たいていは桜やハンカチの木など季節の花を追いかけるのが忙しくて、温室や建物をゆっくり見る時間がありませんでした。
 
旧洋館前のミツマタの花(和紙の材料の三椏です)


 旧洋館御休所は、コロナ感染防止のために入室はできませんでしたが、ゆっくり外観を眺めることができました。



 今回、旧御涼亭から池を眺めました。
 旧御涼亭は、昭和天皇のご成婚記念として1927(昭和2)年に建てられました。1945年まで日本領下であった台湾の在住邦人有志によって寄贈され、建築材料にも台湾杉や台湾桧などが使われています。屋根の形や瓦の色、内部の装飾など、中国南方地方の建築様式「閩南びんなん様式」の建物。本格的中国風建築物であり、皇室庭園であった新宿御苑を伝える歴史建造物です。2004(平成16)年に東京都選定歴史的建造物に指定。

 御涼亭から池を眺める



 大温室にも入りました。熱帯地方の植物や、沖縄や小笠原の絶滅危惧種の植物。温室カカオの実が幹にくっついてのを見ました。



 小笠原島固有種のムニンタツナミソウ「よい匂いがします」と書かれていたので、鼻を近づけてみると甘い匂いがしました。


 私が小学生のころだったころの思い出。母が加わっていた婦人会では、毎年温泉一泊旅行に行っていたのですが、ある年、バスを仕立てての「新宿御苑行き」になったことがありました。母はすごく楽しみにして出かけたのですが、帰ってきて感想を聞くと。「大きな木があって、きれいなところだったけどねぇ。東京の人には大事な場所だろうけれど、群馬じゃねぇ、木はいつもいっぱいあるから」というものでした。(当時は旧洋館も御涼亭も非公開でした)
 昨年やっちゃんと庭園が解放されている美術館へ行ったとき、やっちゃんも同じことを言っていました。「庭園、きれいだけど、群馬のほうが木がいっぱいある。だけど、木と木の間にビルが見えるのは群馬にないから写真撮っておこう」。



 休憩所のソフトクリームを買って、しばしの休憩。
 となりの二人連れ、老夫婦でお散歩らしい。西側に見える高層ビルを指して「あれさ、こないだのクイズの、なんたっけな、ドバイののブルジなんとかって、あれのほうが高いんだろ?」「世界一っていってたもんね、ドバイの、ブルジえっと、なんとか」「あれ、ちゃんと答えていたよな、ほら、カズなんとかって人が」「ちがうよ、お父さん、カズじゃなくて、東大のクイズ得意な、なんとかって人、あの人が答えてた」「ああいう人は、ちゃんと全部覚えているんだろうなあ」

 そうそう、ブルジなんとかを答えた、カズなんとかじゃなくて、東大のなんとかって人ですよね。私もそう思います。でも、ご夫婦なら、全部「あれ」「なんたっけな」で会話が続く、いいですねぇ。聞いていて、ほっこりしました。ちゃんと全部覚えてクイズ全正解にならなくても、ほんわかと生きていける。
 (検索すればすぐわかることなんか、覚えていなくたって生活になんら支障はない。ブルジェハリファを答えたのは、カズレーザーではなくて、東大王とかの伊沢拓司なのかな)

 園内には、水彩画を描いている人、写真を撮る人、芝生に寝転ぶ人、家族でお弁当を食べている人、それぞれに楽しいひとときをすごしているようすで、4月の陽気という天気のお陰で、とても穏やかで、のんびりした光景でした。コロナウイルスで縮こまっていた気分が晴れ晴れしました。
 
 午後になると、雲が出てきました。
 2時45分から1分間、東日本大震災犠牲者のための黙とうの案内がありました。ちょうどベンチでコーヒー休憩をしていたので、アナウンスにしたがって黙とう。
 家ですごしていたら、地震発生の時間どおりの黙とうにはならなかったのかもしれないので、これは、公園ですごした功徳。

 御涼亭で
 

 3時過ぎ雨がぱらつき、傘を持ってきていなかったので、あわてて帰宅。行きも帰りもすいている電車でよかった。
 電車を降りたら雨は降ってなくて、慌てて帰って損した気分。でも、ずっと家にいて、12000歩歩いたのは久しぶりでしたから、なまった体には健康長寿効果がありました。

 本日の行楽費。シルバー入園料250円(一般500円)、ソフトクリーム400円。合計650円。以上。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「ハマスホイとデンマーク絵画展 in 東京都美術館」

2020-03-14 00:00:01 | エッセイ、コラム

 東京都美術館

20200314
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(8)ハマスホイとデンマーク絵画展 in 東京都美術館

 デンマークの絵画について、ちょうど3年前の2017年2月に「スケーエンの芸術家村」という展覧会を見た折に、ハマスホイも見たと思うくらいで、とんとデンマークのアートにはうとい。デンマークの芸術・アートと言われて思い出すのは、アンデルセンが最初で、あとは北欧家具とかロイヤルコペンハーゲンを知っているくらいです。

 2月19日午後、東京都美術館で「ハマスホイとデンマーク絵画展」を観覧。
 水曜日は65歳以上は観覧無料になるほか、2020年1月から第3水曜日は夜8時まで開館することになっていました。ありがたいサービスです。

 会期:2020年1月21日(火)~3月26日(木)ですが、
 2月29日(土)~3月16日(月)まで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、臨時休室

 あまり知られていないデンマーク美術の紹介。第1章から第4章まで、年代と画家、描く対象によって内容を分けて紹介されていました。無料で入館したので、有料の音声ガイドを借りました。宮沢りえの解説音声です。

 出品作はデンマーク国立美術館などが所蔵する油彩画86点が第1章から4章まで展示され、うち第4章を中心に37点がハマスホイの作品です。
 西洋美術館での展覧会ではSkagenをスケーエンと表記していましたが、東京都美術館ではスケーインになっていました。


  第1章。19世紀前半にデンマーク美術は「市民のための芸術」が花開き、王侯貴族のためではない、市民が日常で芸術作品を楽しめるようになりました。
 親しみやすい肖像画やデンマークの美しい風景が描かれました。
 デンマークの市民生活で大事にされていることのひとつは「ヒュゲ」ということ。デンマーク語で「心地よい、快適な」という意味なのだそうです。家庭において社会において「ヒュゲ」であることが大切にされ、デンマーク家具も壁に飾る絵も、ヒュゲの精神が根付いているということです。

 第1章のデンマーク絵画。デンマークの芸術が花開いた黄金期の作品が並んでいます。

クレステン・クプゲ《海岸通りと入り江の風景、静かな夏の午後》1837年(画像借り物)


 第2章。スケ―インの発見
 デンマークの北の端の静かな漁村に芸術家たちが集まり、厳しくも美しい自然環境や、漁師たちの姿などを描きました。芸術家村スケーインの評判は広まり、この村に集まる画家たちは「スケ―イン派」と呼ばれました。

 コペンハーゲンなどからやってくるスケーイン派の画家たちの中にあって、アナ・アンガは、スケーイン出身の女性画家です。村の唯一の宿屋の娘であったアナは、自身も絵を描きたいと熱望し、ミケール・アンガの指導を受けます。
 やがてアナとミケールは結婚。スケーインを拠点として傑作を描きました。

 ピーザ・スィヴェリーン・クロイア《スケーイン南海岸の夏の夕べ、アナ・アンガとマリーイ・クロイア》1893年。クロイアが妻マリーとアナ・アンガが散歩する様子を描きました。(画像借り物)


 第3章は、19世紀末のデンマーク絵画を中心に。ここにも「ヒュゲ」の静かで暖かな心地よさが集まっていました。

 ヴィゴ・ヨハンスン「春の草花を描く子供たち」
 温かくここちよい空間です。(画像借り物 1000円で売られているポスター画像です)


 第4章。いよいよハマスホイの作品群。ハマスホイの作品は、西洋美術館の常設展に所蔵されており、見たい時いつでも見ることができるのです。
 西洋美術館所蔵ハマスホイ「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」


 ハマスホイが室内にいる人の姿を描くとき、ほとんどが後ろ姿です。人がいない室内の描写もあります。古くても落ち着いた室内の様子は「静謐な美しさ」に満ちており、かつ後ろ向きになって室内にいる人物は顔の表情などは見えないですが、「ヒュゲ」の雰囲気を背中で表していると感じます。
 
 展示出口のパネル(こちらのみ撮影可能)


 スケーインなのかスケーエンなのか、私にはわかりませんが、あまりなじみのなかったデンマークの絵画に、3年前は西洋美術館で、2020年には東京都美術館で見ることができ、静かで心地よい「ヒュゲ」の国に旅してみたくなりました。

 室内を描いたパネルの前で


 2月29日から3月15日まで2週間、ほとんどの美術館博物館はコロナウイルス対策のために旧館となりました。
 休館中に終了してしまう展覧会もあり、見たいと思っていたのに、見ることができなかった、という企画も多数。私も東京国立博物館の「出雲と大和」展を見に行こうとぐずぐずしているうちに、3月6日で終了する展示を見ないうちに展示終了となってしまいました。

 お花見中止要請が出されて、お花見を楽しみにしていた人には残念でしょうが、桜は来年も咲きます。でも、特別展は同じような企画は今後いつあるかわからない。このような理由で展覧会を中断するなら、会期を3月15日以後に、1週間でもいいから延期してほしかったです。」

<つづく>
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ぽかぽか春庭「横浜プリンス宿泊」

2020-03-12 00:00:01 | エッセイ、コラム
202012
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(5)横浜プリンス宿泊

 横浜アリーナでの「美女と野獣コンサート」のあと、2月23日土曜日の夜は、横浜プリンスホテルに泊まりました。横浜から東京のうちまで、帰れない距離ではないけれど、娘の体力を考えて一泊することになったのです。
 

 昨年、バレーボール世界選手権を見にきたときも試合観戦後にプリンスホテルに泊まりました。プリンスに宿泊している日本チーム選手たちを見かけ、出待ちするファンの中に加わって荒木選手たちに声援をおくることができました。

 このとき、中国vs日本のバレーボール試合を見てホテルに戻ると、もう41階のレストランはオーダーストップになっており、晩御飯はホテル内の商店街ペペでパスタを食べたのでした。娘は「プリンスから横浜夜景を眺めて晩御飯を食べる」というミッションがこなせていないことを残念がり、「美女と野獣シネマコンサート」終わりには、ぜったいに「夜景+晩御飯」と、意気込みました。

 コンサート前にチェックインして、少しやすみました。
 36階の部屋。窓から海、ベイブリッジ、ランドマークタワーなどがよく見えます。
 

  コンサート終わってごはん食べに行ったのは、40階のトップオブ横浜。

パスタ&サラダ、ステーキ丼


 夜景を見ながら食事。


 部屋は、ごく普通のツインルーム。ディズニーリゾートの豪華部屋に比べれば狭かったですが、いつものように、目をつむればソッコー熟睡。
 翌日、12時にチェックアウトしたあと、ホテル内にある岩盤浴へ。数年前埼玉で健康ランドの岩盤浴をやって以来です。
 毎日体を温めれば、きっと体に効くのだろうな。でも数年に1度じゃあまり効果がない。

 日曜日の夕方、帰りは、横浜スタジアムで試合終了した観客と電車がいっしょになり、かなり混みました。6万人入るスタジアムの観客がいちどに電車で帰ろうとすると、大変です。

 この週末の外出を最後に、2月最終週からは「不要不急のイベント自粛」の世の中となりました。コロナウイルス感染予防ということですが、野田秀樹が「観客がいないと演劇は成立しない。無観客でも試合を行えるスポーツとは異なる」という発言をして、賛否両論湧き起ったり、2月29日に「観覧を希望しない観客にはチケット代金払い戻しをするので、感染予防に気をつけつつ、公演実施」とした椎名林檎のコンサート実施に非難があつまったり。世の中、自粛していないと袋叩きみたいになって、たいへんだなあ、と、口あんぐりです。みな楽しみにしていたコンサートやスポーツ観戦の中止に、残念な気持ちをSNSなどに吐露していました。
 五輪開催か中止かを決める前までには、収束することを願っています。

 3月10日の東京大空襲の慰霊も3月11日の東日本大震災慰霊も、今年は中止や縮小となりました。私は、ご先祖様御霊も、よそんちのみたまも、今生きている人々の幸福を願ってくれていると信じています。どうぞ、病気の人は早い回復を、元気な人は健康を保って、亡くなった方ご冥福を。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「美女と野獣コンサート in 横浜アリーナ」

2020-03-10 00:00:01 | エッセイ、コラム
2020310
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記春よ来い(6)美女と野獣シネマコンサート

 娘と行くディズニーコンサート。
 2月は、16日日曜日に「シエナ吹奏楽」によるディズニーコンサート。22日土曜日に「美女と野獣コンサート」に行きました。

 2月16日のシエナ吹奏楽のディズニーミュージックは、昨年9月に見たのとほとんど同じ曲目同じ構成でした。2度目ゆえに、最前列だったのに眠くなり、少々目をつぶってしまい、娘にこっぴどく叱られました。「出演者はいっしょうけんめい演奏しているのに、演奏者への敬意が足りない。そういう人は聞きにこなくてもいい」と。

 すみません。暗い所で目をつぶると、椅子に座ったまますぐに眠れる特技が悪いのですね。
 楽しんではいたのですが、最前列で船をこぐおばあさんの姿は感じ悪かったでしょうね。娘に言わせると、「母はだいたいどのコンサートでも、3分の1は寝てる。ものすごく恥ずかしい」

 

 前回と同じく、最後のアンコールでは楽器を持っている人は舞台に上がってシエナブラバンの人といっしょに演奏できます。前回「100均で売っているカスタネットでもいいから、持って舞台にあがってみたい」と、娘は言っていたのですが、今回も「客席で手拍子」の参加となりました。写真撮影OKコーナーなので、カスタネットなどを持って舞台に上がった人々を撮影。


 クラリネットやサックスを楽器預り所に預けておき、参加呼びかけのあと、持って上がった人もいました。学校の吹奏楽部に入っているのかもしれません。プロといっしょに演奏したら楽しいでしょうね。ディズニーのゲーム音楽「ツムツム」を演奏しました。

 2月22日土曜日、「美女と野獣シネマコンサート」は、夜7時開演。
 プロジェクターのアニメ映像に合わせて、フルバージョンオーケストラの演奏、ミュージカル俳優の歌。豪華な音が楽しめました。
(画像借り物)


オーケストラ:オーケストラジャパン
指揮:リチャード・カーシー
歌唱出演:ベル-上白石萌音 野獣(王子)-山崎育三郎 ガストン-山本耕史 ポット夫人-クリスタケイ ルミエール-横山だいすけ ガストンの子分ルフー-チャンカワイ
スペシャルゲスト:アラン・メンケン ペイジ・オハラ(アニメ映画オリジナルキャスト)

 はじめに、「美女と野獣」「アラジン」「リトルマーメイド」などの作曲者アラン・メンケンと、アニメオリジナルキャストのベル役ペイジ・オハラのトークショーがありました。
 ペイジが初めてアランに会ったのは、ベル役のオーディションで。「あのときを再現してみよう」とちょっとだけペイジが歌いましたが、今回は、本業の歌での公演参加じゃありません。 ペイジは絵を趣味にしているらしく、美女と野獣の絵をロビーに飾って売っていました。

 じょうずでしたが、私が買うならディズニーアニメオリジナルの絵がいいな。セル画の時代の絵を売りだしたらいいのに。


 次にアランメンケンが自作の曲をピアノを弾きながら歌いました。私より2ヶ月ほど先に生まれたメンケンですから、古稀おじさんのはずですが、声量も豊かでとてもすてきな歌声でした。
<メンケンメドレー>
・アリ王子のお通り(アラジン)
・アンダー・ザ・シー(リトルマーメイド)
・ひとりぼっちの晩餐会(美女と野獣)
・ミーン・グリーン・モンスター・アウタースペース(リトルマーメイド)
・リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1986ミュージカル)
・ひそかな夢(実写版美女と野獣)
・カラー・オブ・ザウインド(ポカホンタス)
・キング・オブ・ニューヨーク(1992ニュージーズ)
・哀れな人々(リトルマーメイド)
・ゼロ・トゥ・ヒーロー(ヘラクレス)
・自由への扉(塔の上のラプンツェル)
・強いぞガストン(美女と野獣)
・僕の願い(ノートルダムの鐘)
・想いを伝えて(魔法にかけられて)
・輝く未来(塔の上のラプンツェル)
・コンパス・オブ・ユア・ハート(ディズニーシーアトラクション:シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ)
・スピーチレス(実写版アラジン)
・歌ってお仕事(魔法にかけられて)
・ゴー・ザ・ディスタンス(ヘラクレス)
・フレンド・ライク・ミー(アラジン)
・キス・ザ・ガール(リトル・マーメイド)
・パート・オブ・ユア・ワールド(リトルマーメイド)
・ホール・ニュー・ワールド(アラジン)

 メンケンは、アカデミー作曲賞、アカデミー歌曲賞各4回、グラミー賞11回のほか、トニー賞など、数々の賞を受賞。アメリカを代表する作曲家です。作曲者が弾き語りをするというので、2~3曲なのかなと思っていたのに、こんなにたくさん歌ってくれました。
 
 シネマコンサートは、アニメ映画に合わせてオーケストラが演奏し歌手が歌いました。山本耕史のガストン(ベルに横恋慕する敵役)、よかったです。
 VIP席にすわったので、歌手の顔がよく見えましたし、タオルやオリジナルクリアファイル・プログラムのおみやげつき。タオルにはガストンがプリントされていて、ガストンが歌うとき、タオルをふりながら、ガストンを応援する村人の役を観客参加で楽しみました。

 VIP席のおみやげ。ガストンタオル。オリジナルクリアファイル。プログラム。


 野獣役の山崎育三郎は、アニメ版では出番が少なかったので、最後に実写版美女と野獣で野獣が歌う曲「ひそかな夢」を歌いました。



 美女と野獣は、アニメも見たし実写版も見て、なんてったって、2020年2月には「美女と野獣ルーム」のお泊りがあったのですから、キャラクターもよくわかるし、楽しめました。

 3月7日土曜日に出かける予定だった劇団四季のミュージカル「ライオンキング」は、自粛要請によって中止となりました。昨年夏にライオンキングシネマライブコンサートを見て、劇団四季ミュージカルを大いに楽しみにしていた娘はがっかり。
 娘のがっかりが、ウイルス収束に役にたつといいのですが。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「今年の新語濃厚接触ミングる」

2020-03-08 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200308
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>新語流行語2020(2)今年の新語・濃厚接触ミングる

 毎年の「新語流行語」は年末に出されますが、2020年が始まってすぐ、たぶん、今年の新語流行語にノミネートされるであろう語が巷を駆け巡っています。

 コロナウイルス、COVID19 (coronavirus disease2019 )という新しい病名。
 そして何より印象的だったのは、「濃厚接触」「濃厚接触者」という語です。
 私の感じ方がきっと「なんでもエロに寄せる」というようになっているのかもしれませんが、最初に「濃厚接触」と聞いたときは、ディープキスをするような相手のイメージでした。「ハッハッ!私には濃厚接触するような人がいないから、コロナウイルスも移らぬ」という感想。

 じゃ、ありませんでした。「閉鎖的な空間で、手を伸ばせば届く範囲の人と会話を一定時間継続する」ような相手が「濃厚接触者」となるということなので、家族がいれば、家族が濃厚接触者にならないことはない。私にも「濃厚接触者」がいたんだなあ、と理解できました。

 今まで日常生活では使ったことなかった「濃厚接触」という語、ここ1ヶ月ほどで日本中に蔓延しました。中には、私のようにエロ側引き寄せの誤解者もいたかも、、、、。いないか。

 ほら、こんな誤解者も、、、、って、冗談とは受け取らず「不真面目だ」と怒り出す人もいるでしょうね。国中がコロナ感染でピリピリし、不安の中にいるとき、笑ってもいいと思うのだけれど。
 

 「クラスター」という言葉も、巷にあふれました。ライブハウスの観客がクラスターとなった、というので、人が集まるところは閉鎖要請。
 春庭勤務の学校は、3月2日から自宅でのオンライン授業になりました。90分の授業中はオンラインに集中ですが、昼休み後はテレビをつけっぱなしにして、教務文書作成や教材作成を行いました。
 3月3日は、音声が途切れるようになり、授業は中断。なんどもログインをやり直してもダメで、たいへんストレスが大きくなりました。

 3月2日午後、立憲民主党の蓮舫議員が参議院予算委員会の質問に立っていました。政府の学校休校措置、さかのぼって、大型客船の乗客の下船処置について、政府判断の根拠や、政府決定に至る文書類の保存について問いただしていました。立憲民主党支持者でも蓮舫ファンでもないけれど、2日午後の質問に関しては、大臣や官房長官の回答があまりにお粗末ゆえ、蓮舫の質問攻撃のほうが役者が上だと感じました。
 あまりに後手後手のやっつけ仕事の積み重ねに、蓮舫でなくても「この政府に危機管理能力はあるのか」と思いました。

 3月5日、パソコンテレビ会議の音声が途切れるのがなおらず、スマホグループ電話でやりとりをするために、グループを立ち上げられたのだけれど、うまくいきませんでした。ストレスマックス。オンライン授業がうまくいかず、自分が無能力者になった気分。

 3月6日金曜日夜のジャズダンス練習もお休みにしました。練習場所の文化センターに行くまで、地下鉄やバスに乗りますから、電車内の「濃厚接触」を避けるため。
 マスクをして手洗いをして予防に努めれば、つり革や手すりを触ってもウイルスが即うつるということはない、とニュースで専門家が解説していましたが、「ウイルス運搬人」と思われないための自主規制です。トイレットペーパー買い占めの列には加わることないですが、この電車に乗らない自主規制は、「あとで非難を受けないための自主規制」であり、ちょっと嫌な気分です。

 さらに「クラスター(感染集団)」の広がりを抑えるために、小中学校、高等学校の一斉臨時休校をした措置について、私は、学校に行かなくても、「学童保育」や「塾」に行く機会はむしろ長時間になり、保育園も休園にはしないのですから、休校の効果はないのでは、と思います。
 小学校児童の親は、仕事にも差し支えます。子供が学校へ行けないからといって、仕事を休めない親も多く、パートアルバイトの人は、仕事休めば収入なし。

 カタカナことばでも新語が街に出ました。ミングる(mingle=各要素が区別できる程度に、混ぜる,混ざる、一緒にする)
 コロナウイルスクラスターを作る要因となっていることのひとつが、感染者が人ごみの中にでかけて、他の人と交じり合うこと。この交じり合うことを英語ではmingleという。そこで、ミングるミングらないミングれば、という新カタカナ動詞が成立し、使われるようになりました。

 「ウイルス運び屋」「保菌危険者」扱いされても、春庭は、まだマシなのでしょう。家族からうつったと思われる未成年者の保菌者、全快して登校したあと、新学期の学校などで仲間外れなどにされないように願っています。
 東京都はお花見を自粛するようにという要請を出しました。昨年10月に来日し、お花見を楽しみにしていた留学生、散歩しながらの桜見物はできるでしょうが、みなで集まって楽しい時間をすごす、という「日本のお花見」を楽しむのは、また来年、ということになりました。
 
 日本の春、まだまだ来ないみたい。
 東京の桜開花予想、3月14日と報道されました。桜は咲いても花見の宴会は中止要請。ちょっとさびしい春になりそう。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「コロナウイルスとハンチバック」

2020-03-07 00:00:01 | エッセイ、コラム
20200307
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>新語流行語2020(1)コロナウイルスとハンチバック

 コロナウイルス騒動、文科省からも一斉休校要請が出されました。春庭勤務校も教室閉鎖がきまりました。3月2日から学生は寮に待機。教職員のうち、電車利用出勤する者は出勤停止自宅勤務。
 自宅でパソコンのテレビ会議ソフト利用によるオンライン授業を行うということが申し渡されました。

 オンライン授業は、中国にいる学生との間で実施した経験はありますが、1対1でした。今回は複数の学生相手となるので、不安もいっぱいでした。
 オンライン授業を命じられたとき、不安以上に感じたのは不快です。
 「先生は通勤授業が長いから、コロナウイルスがうつる不安があります。学校にこなくてもいいです」「でも、学生が自宅にいるなら、学校内からオンライン授業をしてもいいのでは。私はパソコン操作が苦手ですから、操作がうまくできないとき、手伝ってもらわないと困ってしまいます」「だめです。学校にこないでください。先生は通勤時間長いですから」

 私が学校にウイルスを持ち込む張本人、病原菌運び屋である、という扱いになりました。開校したばかりの学校を守るためには、何でもする、ということであることはわかっているのですが、バイ菌運び屋のような扱いにいたく不愉快になりました。
 自宅待機中、オンライン授業のほかに、どんな仕事をしたのか、毎日報告メールをいれるように、と申し渡されました。

 買い物に出ると、ドラッグストアの前には長蛇の列。トイレットペーパーを手に提げて列に並んでいる人もいます。どうやら、おひとり様ひとつ限りという売り出しで、1個買った後もう一度列に並んでいるらしい。
 中国でコロナウイルス新型肺炎騒動が武漢から始まった時は対岸の火事だったのが、武漢からのチャーター機帰国者の罹患、大型客船ダイヤモンドプリンセス号乗客や職員の大量発症。各地での保菌発症者が続々と発表されて、今や日本中がパニック状態。みな不安の中で暮らしています。

 こんな中で、先月見たディズニー音楽コンサートで、歌のタイトルについて気づいたことをメモしておきます。

 こどものころ読んだB・ユーゴ―原作の「ノートルダムのせむし男」は、子供向けに編集されていたものでした。ユーゴ―の原作タイトルでは「パリのノートルダム」です。ディズニーアニメ化されたとき、日本公開タイトルは「ノートルダムの鐘」です。



 ディズニーがアニメ映画化に際して「ノートルダムの鐘」というタイトルにしたのだと思い込んでいました。しかし、ディズニーアニメは「 The Hunchback of Notre Dameノートルダムのせむし」というタイトルです。
 「ノートルダムの鐘」は、日本だけの変更です。「せむし」が放送禁止用語とされているゆえ。

 「めくら」や「白痴」など、障害を表す言葉の多くは、それが「差別用語」に当たるとされているけれど、自主規制らしいです。差別用語になるのは、その障害にたいして、差別的侮蔑的ニュアンスを持たせてしまった社会であることを、マスコミ側が敏感に取り入れてしまった結果だからです。

 かって「老人ボケ」「痴呆症」と言われた症状を、「ボケ」や「痴呆」は差別的侮辱的だとして「認知症」への言いかえが進みました。前より認知疾患への理解はすすんだと思いますが、「認知症」を差別的に使う人もいるのです。
 美輪明宏の「よいとまけの歌」も、歌詞に出てくる「ドカタ土方」という職業名が侮蔑的だとされ、長い間テレビで歌を披露することができませんでした。

 障害や病気を表す言葉に差別のニュアンスをもたせるのは、日本社会の「同調圧力」「仲間外れ」「いじめ」などに通じる 「異質なもの排除」しようとする社会の表れなのかなあと、The Hunchback of Notre Dameノートルダムのせむしを見て、思いました。

 カジモドが「ふつうの暮らしがしてみたい」「他の人と話してみたい」と願う歌に涙する人が、社会に戻ると自分と異なる人の存在を「異質」として排除しているんじゃないかなと思います。
 ハンセン氏病を忌避する世間の風潮を描いた「あん」もそうでしたが、コロナウイルス騒ぎで、「中国からの帰国者、客船下船者との接触、したくない」と言う人がいることも事実。客船からの下船者は、自宅に戻っても「ご近所の目が厳しいので、外出もできず、日常生活の買い物も通販でするしかない」という状態の方もいるそうです。

 感染が広がりだしたアメリカ本土でも、ネット言説では「悪はすべて中国からやって来る」「アジア人を町から追放せよ」「アジア人は本国に強制送還せよ」など、ヘイトクライム的書き込みがふえてきたそうです。トランプは株価下落=大統領選への悪影響を気にして、有効な手立てをおこなわないまま。次の一手は日本への渡航禁止、日本人のアメリカ入国禁止になるのだとか。デマかもしれないけれど。

 このままでは五輪開催も危ぶまれそうですけれど、どうなるのでしょう。
 4月いっぱいを目途に収束宣言が出せないと、5月には開催中止かどうかの判断がなされるということです。収束宣言というのは、最後の感染者発表から1ヶ月間、新たな感染者がでないこと、ということです。ということは、3月に最後の感染者が発表されてから1か月間新たな感染者がでないということ。でも、現実には、まだまだ感染者は広がっているみたいです。

 感染症などに自分が巻き込まれたくない気持ちは十分わかるし、私も病気にはなりたくない。でも、だからといって、長時間通勤者=ウイルス罹患危険者、みたいなことになって、わが身が「危険人物」扱いとなってみると、社会から身を隠して生きるカジモドの悲しみや、やっと「どら焼きづくり」で社会参加したのに、忌避された徳江さんのつらさが身にしみます。
 私自身は病気や障害を持つ人に寄り添いたいと思って生きてきたのに、自分が差別される側に回った時、その屈辱や悲しみをやはりわが身のこととしては感じていなかったのだろうなあと感じました。

 はやくおさまってほしい、コロナウイルスCOVID肺炎。

<つづく>
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