北海道美術ネット別館

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07年3月5-9日(つづき)

2007年03月12日 09時27分12秒 | つれづれ日録
(承前)

 5-9日に行ったギャラリーの話のつづき。

 micro.の「PARTY!」展の最終日に行く。
 映像、写真など、いろんな作品があつまったグループ展だが、人が多くて、あまりじっくり鑑賞できない。
 micro.の主宰者samくん
「やっとインフルエンザ治りました。医者から入院しろって言われて…。死んでましたよ」。
 やっぱり風邪とインフルエンザははやっているようなのだ。
 ビジュアルアーツ出身で写真を出品しているSさんや、苫小牧の若手書家Iさんと話をする。
 micro.に行くと、いろんな若者がいて、じぶんが中年であることを思い知らされるが、みなさん気持ちの良い人ばかりです。

 画廊喫茶チャオの林教司作品展。
 いちばん目を引いたのが「作品」と題されたモノクロのドローイング。黒の線のまわりに灰色のにじみができていて、最初見たとき、竹下青蘭さんの前衛書かと思った。林さんが竹下さんの模倣をしたとは考えにくいので、興味深い一致だ。
 まばゆい赤をバックに墨で山容をダイナミックに描いた二双一曲の屏風形作品「羊蹄」も、はじめて見たような気がする。
 楕円形がモティーフの抽象画「種子」、びっしりと引かれた縦線が滝を連想させ、見る人を森厳な気持ちに誘う「幻重」など、ふだん「たぴお」で見るのとは、またちがった感じがする。

 富士フォトサロンのパラリンピック写真展。
 写真はいいけど、キャプションの日本語があちこちで変なのが気になる。



 さて、話は変わって…。

 伝記ものを得意とするフランスの小説家アンリ・トロワイヤが亡くなった。
 むかし「チェーホフ伝」(中公文庫)を読んでおもしろかったという記憶がある。
 そういえば、「バルザック伝」(白水社)が書棚にあって、まだ読んでないなと思い、取り出してみた。

 492ページ、2段組。orz

 …ちょっと…。読んでるヒマないな。

 亡くなったといえば、現代フランスを代表する社会学者・思想家のボードリヤールも鬼籍に入った。
 書棚に「消費社会の神話と構造」があるけど、やっぱり読んでないのであった。



 先週見た展覧会の紹介エントリを4つも書き残したまま、つぎの週末に突入してしまった。

 その週末も終わってしまった。

 やるべきことは多く、時間も集中力もない日々…。


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