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■さっぽろ雪像彫刻展 (2014年1月24~26日)

2014年02月03日 23時14分00秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 2010年から彫刻美術館の前庭で始まった雪像彫刻展。
 今年は、1月18~23日に公開制作を行い、24~26日の3日間だけ展示が行われました。

 同館のサイトには特にねらいなどは書いてありませんが、キャラクターなどが多いさっぽろ雪まつりの市民雪像などとは異なり、あくまで「彫刻」として鑑賞できる作品をという意気込みがあるのではないかと、筆者は推測しています。

 それでは、最終日にふぶきの中で撮った写真を、順不同で紹介していきます。



 北海道芸術デザイン専門学校「未知なる変化」




 桂充子with 美専クラフト「掌握」

 背後に見えるのが、ひとつ前で紹介した「未知なる変化」です。角度によって、見え方がかなり異なることがわかります。




 板本伸雄「Mustang」
 今回、唯一の写実的な作品。迫力たっぷりの3頭だて馬車の馬です。
 



 渡部陽平「融解」
 ねじ模様が美しい。
 奥に、本郷新の彫像も見えます。




 ダムダンライ「ファーストキス」
 これは、24日の会期始めには、左右が離れていたそうですが、会期中に少しとけて、左右の像が傾き、くっついたというもの。
 おずおずと最初のくちづけをするというしゃれた趣向で、作者のダムダンライさんは、してやったりの表情でした。




 佐藤一明with 札幌平岸高「ネジネジ」
 題の棒をつきさしてある雪の柱も、ねじのようになっているのがおもしろい。
 筆者が見たのは最終日で、角度を変えて見ると、やや傾いていました。このあたりが、雪像の扱いにくいところなのかもしれません。




 清水宏晃「雪の樹海」
 これも、見る角度によってまったく形状が異なって見える作品。
 「融解」の背後、中央に見えているのは、真横から見たかたちです。




 札幌平岸高等学校「crayfish」




 札幌平岸高等学校「そらまめ」

 やっぱり高校生は若くて体力があるなあ。 
 


2014年1月24日(金)~26日(日)午前10時~午後5時
本郷新記念札幌彫刻美術館(中央区宮の森4の12)

関連記事へのリンク
札幌雪像彫刻 (2010)

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