北海道美術ネット別館

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■新茶を愉しむ 旅する茶器 (5月29日まで)

2009年05月28日 20時37分56秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 「旅する茶器」
って、変わったタイトルだなあと思っていたら、お店の舟見さんいわく、だれかが職場に茶器を持ってきておいしいお茶や抹茶をいれてくれたらすてきだと思いませんか?
 実際に、舟見さんが昔、或る会社に勤めていたときには、ときどき実行していたのだそうです。
 たしかにそういう人が職場にいると、なごむかもしれませんねー。
 とってもユニークな提案です。

 冒頭の画像は、札幌の染織家樺澤京子さんによる柿渋染めの茶籠。
 これにお茶道具を入れてほしいということです。
 でも、小さなバッグとしていろんな用途に使えそうですね。
 底部は、ラフィアという素材で編まれています。これは、マダガスカル産のやしで作られており、手芸店にはよく置いてあるそうです。

 樺澤さんは、もともと着物の染色などを手がけている方です。

 左下と、その奥にならんでいるのは、石川久美子(函館)さんのうつわ。
 一般的な織部とはちがった、個性的な緑色が映えています。


           

 江別の森トシヒトさんの湯呑み。
 こちらは、粉引ですが、焼成の後に表面を研磨しているので、すべすべです。
 見た目はザラザラの景色なので、そのギャップがおもしろいです。

 周囲に、札幌の若手、船山奈月さんの木のお皿が見えています。


           

 こちらも若手、上ノ大作さんのうつわ。
 「花は投げ入れているだけなんですけど、引き立ちますよねー。花を盛るのが楽しくなるのは、いい器だからだと思います」 
と舟見さん。


2009年5月19日(火)-29日(金)10:00-19:00(日曜、最終日-17:00)、月曜休み
クラフトAger(北区北7西6 地図A)


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